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素敵なデモ ~朝日新聞の記事から

2014年9月22日付 朝日新聞夕刊

「ディカプリオさんがニューヨークで地球温暖化対策を訴える大規模デモに参加」という記事だが、この写真を見ると「アボリジニーと約束された権利 を尊重せよ!」、「(1%の限られた人でなく)みんなのための社会」、「石油を掘り出すな!」といったプラカードが掲げられている。これはどう見 ても単に「温暖化対策」を訴えているデモでないことは明白だ。これは「People’sClimate March」というアクションで世界中で行なわれた。こういった「より良き社会」へのデモ、素敵だなァ。

デカプリオ

社会福祉法人の内部留保2兆円

老人ホームなどで働く介護職の方々は、低賃金で過酷な労働環境にいると聞いている。
が、しかし、運営する全国の社会福祉法人は約2兆円の利益を抱えてるそうだ。
ぜひこの新聞記事を読んでください。
2011年度の日本の社会保障給付費の総額は107兆円。その中で介護は8兆円なのだ。だから、内部留保2兆円という数字がいかに悪魔のような高額な隠し金かご理解いただけるだろう。社会福祉法人は約2兆円を吐き出して、介護職の方々の労働環境を改善すべきだ。

(朝日新聞 2014年5月31日付け朝刊より)

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僕らの民主主義 ~少数派からの「ありがとう」

作家 高橋源一郎 (朝日新聞 2014年5月29日付け朝刊より)

先日もここで國分功一郎著『来るべき民主主義』をご紹介し、民主主義について考えてみた。で、この高橋源一郎氏の記事である。
うれしい。とても納得出来る記事である。ぜひ読んでください。
高橋氏は、台湾の立法院を選挙した大学生達の規律と統制の取れた動き、そしてフィンランドの原発廃棄物処理施設を描いた映画『100,000年後の安全』から民主主義のあるべき姿をとらえている。

民主主義は「情報公開」と「参加できること」が本質だ。いまの日本を見てみよう。まず「特定秘密保護法」が出来た。公開の壁はさらに厚くなっている。また、住民投票などで私達の声が届く仕組みが未だない。
我々の民主主義は、未だ遥かかなたと言えるの。しかし、待っていてもそれは来ない。創りだすしかないのだ。
(朝日新聞様、こんなに大きく無断転載していること、お許しください。私は大の朝日新聞ファンなので多くの人に読んで欲しいのです。他意はありません。みなさん、朝日新聞を読みましょう!)

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「凍土壁 来月にも着工」福島第一 原子力規制委が容認

2014年5月27日付け朝日新聞朝刊より

いよいよ東京電力福島第一原発で、凍土遮水壁が建設される。しかし、原発の建屋が傾かないか、逆に汚染水が外へ流れ出さないかといった安全面の疑問が指摘されているそうだ。添付の記事をご覧ください。

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凍土遮水壁とは>>地中に打ち込んだ凍結管に特殊な冷却材を循環させ地中の水分を凍らせる工法で、四つの原子炉建屋周辺を延長約1500m、深さ約30m、厚さ1~2mの凍土壁でぐるりと取り囲み、建屋内への地下水の流入を抑制する。

しかしこれは、冷却するための超莫大な電気が必要になる。発電できなくなった原発が莫大な電気を消費してしまうということだ。

私の不安は、
①この事業自体が前例がないほど巨大な実験であり、うまくいくか全く分からないということ。実証実験にすぎないらしい。
②そして、いったいいつまでこれを続けなければならないのかということが分からずにスタートしていること。建設費319億円は国の予算で、維持費は東京電力が負担するとある。工事は鹿島とグループ企業のケミカルグラウトが担う。

果たしてうまくいくのか。

『(株)貧困大国アメリカ』堤未果著 (岩波新書 1430)

凄まじいものだ。アメリカの株主資本主義はうむを言わさず、弱者から、いや99%の国民から金を搾り取っている。牛肉も豚肉も鶏肉は安全もへったくれもなく、抗生物質を使いまくり、人体の影響を大いに懸念させる。いまや遺伝子組み換え作物が普通に市場にあふれ、「モンサント保護法」でモンサント社はやりたい放題。なんと、ITの王者の「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」はモンサント社の株を51万株買い、大株主となっている。
アメリカの狙うTTPの本質が見えて来た。
ぜひ、ご一読を。

iwanami1430

憲法九条にノーベル平和賞を!

先週、「憲法九条にノーベル平和賞を! 」で話題の鷹巣さんと打ち合わせをして来ました。
写真右はパンクバンドのThe Jumpのボーカルで弁護士の島先生。この3人で、アースデイ東京のメインステージで憲法トークします!
4月19日(土)13:30からです。ぜひ来てください!
で、実際にノーベル平和賞には憲法九条がノミネートされたのです、ご存知でした?
ノーベル賞は人と団体に与えられます。憲法には与えられません。だから、受賞すると、なんと日本国民全員が受賞するということになるのです。
凄いと思いませんか? あなたがノーベル平和賞をもらうのですよ!
これは、ほんとに叶うかも。みんなでノーベル賞もらいましょうよ!!!
だから本気で、平和憲法守りましょうよ!

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なぜ、選挙に行っても世の中が良くならないのか?
『来るべき民主主義』國分功一郎著(幻冬舎新書)

なぜ、選挙に行っても世の中が良くならないのか?もう40年近く社会変革を狙って来たが、思うように世の中は良くならない。何故なのかと常々思っていたが、この本でやっと分かった。私達は議会制民主主義が「主権在民」を具現化する道と思っていた…思い込まされていたのだ。それはウソなのだ!それがやっと分かった!!みんな黒魔術にかかっていたんだよ。目を覚ましてみよう。防潮堤のことも、無駄なハコモノ行政のことも、 私達の回りの納得がいかないコトは、みんな「行政府」が決めていること。国民が投票を通じて関与出来るのは「立法府」だけだから、私達国民は国政 の主役なんかじゃないんだ、まったく。

著者、國分功一郎氏は小平市の市民運動でそれを見極めた。そして、本当の民主主義に近づくには、住民投票などを通じて民意が反映されるシステムを作ることが重要であると説いている。本当にそうだ。私達のことは、私達で決めたい。巨大な無駄遣いを止めたいから。被災地の復興を本当に願うから。

来るべき民主主義國分功一郎

映画『サウンド・オブ・ノイズ』がクリエイティブだ!(4楽章のテロ予告~街と6人のドラマーのための音楽)

最近、DVDを借りても最後まで観ないことは多い。なぜなら、途中で飽きるから。でもこの作品は素晴らしかった。
ほんとにクリエイティブ。びっくりだ。 “音楽”による“テロ”を描いたスウェーデン映画。ぜひお薦めしたい。

あらすじ>>
突如街に現れた謎の6人組。彼らはあらゆるものを楽器に見立て、とんでもない場所で音楽を作り上げる音楽テロリストだった!彼らを追うのは、有名音楽一家に生まれながらも、音痴で音楽嫌いの警官アマデウス。街中に貼り出された4つのテロ予告。アマデウスは、ある事件の現場に取り残された メトロノームを手掛かりに捜査を開始するが・・・。果たして、彼らの目的とは?そして、アマデウスはテロを阻止できるのか?

原題:Sound of Noise スウェーデン・フランス/2010年/102min
http://www.son-movie.com/

SOUNDOFNOIZE-1

SOUNDOFNOIZE-2

うれしい電気ニュース、2つ!
朝日新聞2014年3月1日付朝刊

1)電力会社 選択可能に

 ついに各自が好きな電力会社を選べるようになる! 2016年からだそうだ。すごく、嬉しい。

2)再エネ、2030年に35% ~自民会議試算

 これも「やったね!」と言いたい朗報。これって欧州再エネ先進国に並ぶことになるってこと。ただし、「…党内には「各電源の構成割合は議論 すべきでない」という意見もあり…」。まったく守旧派がウラでうごめくことになるのか。

asahi0301

『温暖化対策 勝負の1年』だそうです!

朝日新聞2月14日の記事から。
世界各国は、京都議定書に続く温暖化対策の次期枠組みに2015年末に合意することを目指しているそうです。
でも京都議定書以降どうなるんだろう~??って、私もよく分からなかったので、この記事は助かりました。
覚えておくべきことは、「…日本は昨年11月、「90年比25%削減」を撤回し、90年比では3.1%増となる「05年比3.8%削減」を公表して厳しい批判を浴びた。目標引き上げを求められるのは必死だ…。」とある。
そうなんです、鳩山公約はとっくに撤回されているんです。

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