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なぜ、選挙に行っても世の中が良くならないのか?
『来るべき民主主義』國分功一郎著(幻冬舎新書)

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なぜ、選挙に行っても世の中が良くならないのか?もう40年近く社会変革を狙って来たが、思うように世の中は良くならない。何故なのかと常々思っていたが、この本でやっと分かった。私達は議会制民主主義が「主権在民」を具現化する道と思っていた…思い込まされていたのだ。それはウソなのだ!それがやっと分かった!!みんな黒魔術にかかっていたんだよ。目を覚ましてみよう。防潮堤のことも、無駄なハコモノ行政のことも、 私達の回りの納得がいかないコトは、みんな「行政府」が決めていること。国民が投票を通じて関与出来るのは「立法府」だけだから、私達国民は国政 の主役なんかじゃないんだ、まったく。

著者、國分功一郎氏は小平市の市民運動でそれを見極めた。そして、本当の民主主義に近づくには、住民投票などを通じて民意が反映されるシステムを作ることが重要であると説いている。本当にそうだ。私達のことは、私達で決めたい。巨大な無駄遣いを止めたいから。被災地の復興を本当に願うから。

来るべき民主主義國分功一郎