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オレンジプロジェクトとは

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耕作放棄ミカン農園の再生を中心に、様々なプログラムを展開

2005年に始まった小田原市の耕作放棄ミカン農園の維持再生を目指す活動。コミュニティガーデンやパーマカルチャーなどをキイワードにした参加型のワークショップ形式や企業の社会貢献ツアー、都市でのオーガニックマーケット開催など、多様な層が楽しく循環型の食や農を体験できる場を提案しました。
2014年からは、第3農園 甘夏農園でのオーナー制度を中心に活動を展開しています。

・個人/団体対象のオーナー制度「甘夏オーナーズ倶楽部」

名 称 オレンジプロジェクト
開始時期 2005年~
開催場所 神奈川県小田原市根府川 ほか
主催 NPO法人ビーグッドカフェ ほか

■主旨と背景

小田原市一帯は、過去にはたくさんのミカンの出荷量を誇った地域でしたが、現在は、後継者不足などの問題をかかえています。放置されたミカン園は、ミカンの木に雑草が生い茂り、陽が当たらなくなり枯れてしまいます。一度枯れてしまうと、苗木からミカン農園を再開するには大変な時間や労力がかかります。オレンジプロジェクトでは、定期的に手入れをすることで、放置されたミカン農園の維持・再生に貢献しています。

■各農園の紹介

2つの温州ミカン農園と1つの甘夏農園で活動を展開しました。

第1農園 ミカン農園 – 小田原市江の浦地区(根府川駅)

2006年から始まった約3反の農園。放置年数が長く、つる草に覆われていた農園を参加型のワークショップで再生してきました。まだミカンの木は少ないですが、自然のしくみを活かすパーマカルチャーや空間を有効利用するアグロフォレストリーの考えを取り入れ、野菜や果樹の栽培・農園整備など、参加者の方と一緒に多面的な展開を行ないました。

2013年ワークショップレポート

第2農園 ミカン農園 – 小田原市久野地区(小田原駅北)

温州みかんの木の立ち並ぶ約3反の農園を、年間コミットするグループ「里山みかんプロジェクト」が管理、2008年からは摘花したミカンの花から化粧水を製造・販売するプロジェクトも行なっていました。

・里山みかんプロジェクトはこちら(別サイトが開きます)

第3農園 甘夏農園 – 小田原市江の浦地区(根府川駅)

元気な甘夏(夏みかん)の木が広がる景色のいい1.5反の農園。毎年春には5t相当の甘夏が収穫できます。現在はオーナー制度を中心に、多くの個人・企業・学生と連携して維持管理を進めています。
・個人/団体対象のオーナー制度「甘夏オーナーズ倶楽部」
・学生有志による造園プロジェクト「ほっこり園」
・甘夏フェスタ~MERRY FARMING in Odawara~(5月)
*企業向けCSRツアーや和菓子メーカーとのコラボレーションなども実施しました

■オレンジプロジェクトをきっかけに生まれたプロジェクト

展示会を通じての情報発信やオンラインでの有機柑橘類の販売などを行ないました。

期間限定オンラインショップ 「Orange Store」

季節毎に小田原の旬の有機柑橘類などをネット販売しました。(2009年〜、不定期)

週末農業をテーマにしたセレクトショップ「BeGood Cafe AGRI STYLE」

オレンジプロジェクト参加者目線でセレクトした、農的でおしゃれな週末ライフスタイルを提案する期間限定ショップを開催。(2009年)
会場:小田急百貨店 新宿店
主催:BeGood Cafe、小田急百貨店サンドリーズ・アレー

ファーマーズマーケット「オレンジデイ」@国連大学

「オーガニック」をテーマに、オレンジプロジェクトのミカンや有機野菜の販売マーケットを開催。(2009年)
主催:BeGood Cafe  特別協力:国連大学

企業とのコラボレーションプロジェクト