オーガニックを始めるマーケット・イベント
2009年1月23-24日 11:00〜16:00
会場:国連大学本部 前庭
いま、日本の「食」が多くの危機的問題を抱えています。
農薬の残留、化学物質の混入などの安全問題。大規模農場やヴァーチャルウォーターなどの環境問題。そして、遺伝子組み換えや種子ビジネスの寡占化よる生物多様性の問題。これらすべてが、地球と私達にとっての大問題です。
しかし、日本に於ける安全なオーガニック食材の普及率はきわめて低いのが現状です。この状況を早急に変え、近い地域で生産される安全な野菜を適切な値段で買えるような仕組みを実現しなければなりません。このためのひとつのチャレンジを青山・国連大学から始めます。
Please see here for English information.
2日間ともに盛況でした。ありがとうございます!レポートはこちらをご覧ください。
日時: |
2009年1月23日(金)〜24日(土) 両日共11:00〜16:00 |
会場: |
国連大学本部 前庭 (東京都渋谷区神宮前5-53-70)
地下鉄表参道駅B1出口、徒歩3分 |
主催: |
BeGood Cafe |
特別協力: |
国連大学 |
協力: |
全国有機農業推進協議会、IFOAMジャパン、小田原市、東京朝市 アースデイマーケット、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン、株式会社アライテント、エコプロダクツ2009、他 |
出店者 |
NPO法人ポラン広場東京、東京朝市 アースデイマーケット、茶工房 二の楽、メイド・イン・アース、オーガニック・ファーム 『百姓農園』、NPOアルコイリス、むすび農園、株式会社ヤッホー・ブルーイング、無農薬茶の杉本園、スローウォーターカフェ、オレンジ化粧水Kuno、JAやさと有機栽培部会 |
オーガニック
情報発信 |
IFOAMジャパン、小田原市、ハローアース、日本UNHCR協会、オレンジプロジェクト |
カフェ |
ピースデリ |
ライブ
&トーク |
1月23日(金)
11:00-11:30 ライブ 天鼓
11:45-12:15 トーク 小田原市 有機農業家 石綿 敏久
12:30-13:00 ライブ Comugi
13:15-13:45 ライブ 天鼓
14:00-14:30 トーク メイド・イン・アース 代表 前田 剛
14:45-15:15 ライブ Comugi
1月24日(土)
11:00-11:30 ライブ じぶこん
11:45-12:15 トーク NPO法人ポラン広場東京 副代表理事 佐藤 昌紀
12:30-13:00 ライブ 天鼓
13:15-13:45 ライブ じぶこん
14:00-14:30 トーク ソイルデザイン 四井 真治
14:45-15:15 ライブ 天鼓 |
オレンジプロジェクト2008 開催レポート
Vol.1 (2008.4.13) Vol.2 (2008.5.18) Vol.3 (2008.6.15) Vol.4 (2008.7.13)
Vol.4 (2008.7.13) 開催レポート
前半最後のオレンジプロジェクト。第4回目も、初参加の方からすでにベテラン(?)という方まで31名が集まりました!
まずは、毎回恒例の草刈り。雑草を刈る前に講師の四井さんが初めての方にも分かりやすく農園の仕組みを紹介します(詳しくは第2回レポートをご覧ください)。
太陽が照りつける中、汗を流しながら生い茂った草を刈っていきます。休憩時間には採れたてのバレンシアオレンジをぱくり。甘酸っぱさが疲れた身体に染み渡ります。大人数のため、1時間もかからずに広い農地がさっぱりとした空間に。春に植えた苗木も嬉しそうです。
草刈りが落ち着いたところで、次はミカンの摘果です。
摘果と言っても、とるのはまだ青いピンポン玉程度のミカン。木がつくる栄養を果実同士が取り合わないように数を調整することが目的です。調整の目安は栄養をつくっている葉の数。葉15〜20枚に対して1個の実を残してあとは穫ってしまいます。(今回は葉の平均枚数を考えて、1枝に2〜3個の実を残すようにしました)
「熟す前の実を穫ってしまうなんてもったいない!」という声が聞こえてきそうですが、これも12月においしいミカンを収穫するための大切な作業。摘果した実はみんなで持ち帰ります。まだ若い実は苦さが目立つため、入浴剤など香りを楽しむことに活用するのがいいそうです。
午前中最後の作業は小麦の脱穀です。テラス横に干していた束を各チームごとに分けて、手で穂をとって揉んでいきます。穂が入ったざるを揺すったり、ざるの下から仰いだりすると、殻がふわっと飛んで小麦の実が出てきました!参加者の方からも歓声が起こります。これで午後の準備もバッチリです。
ランチをはさんで、四井さんによるパーマカルチャー講座が始まります。今回は暑さを乗り切るための「気化熱」がテーマです。
例えば、注射前の消毒で腕がヒヤッとした経験はありませんか?これはエタノールが蒸発するときにまわりの熱を奪っているために起こる現象です。この液体が気体に変わるときに起こる熱の作用「気化熱」はさまざまなところで利用・活用されています。
○打ち水 ○水筒(布袋で包んで濡らすと水筒の中身が冷える) ○発熱時に濡れタオルをおでこにつける ○緑のカーテン(植物の葉から蒸発する水を利用) ○エアコンや冷蔵庫
気化熱を活用する際は、程よい風通しを確保すること。湿度をあげないこと(湿度が高いと効果が半減します)。水を無駄遣いしないこと(用途によって雨水や中水を使用)などに注意が必要です。
テラスでは実際に素焼きの鉢に水を入れるとまわりの空気がひんやりすることを体感しました。
みなさんもこの自然の仕組みをうまく応用して暑い夏をすずしく過ごしてみませんか?
講義の後は、いよいよ小麦粉クッキング。先程脱穀した小麦を挽いていきます。四井さんが持参した粉挽き器は手動式。どれも素敵なデザインです。縦にハンドルを回すと、上皿に載せられた小麦の粒が落ちて臼部へ。小さい溝にぎゅっと押し出されて、立派な(?)小麦粉がでてきます。臼部にはネジがついていて、挽き加減を調節できる仕組みです。
実際に分解してみて、自分たちの扱う道具の仕組みをしっかり理解したところで作業スタート。摩擦で熱を持たないように注意しながら順番にハンドルを回していきます。今年撒く分の種も残しつつ、たくさんの小麦粉ができました!みんなで挽きたての小麦粉の匂いを嗅いでみると、やさしい麦の香りが。でも講師の四井さんによると少し収穫が早かった時の香りなんだそうです。来年はぜひぴったりの時期に収穫した香りを体験したいですね。(みなさん、覚えておいてくださいね!)
さて、今回のメニューは「農園クッキー」。てんさい糖や菜種油を混ぜたものに挽いた小麦粉を加え、アーモンドとレーズンをトッピングしていきます。クッキーを焼くのは、農園生まれの炭をつかった七輪で。調理に使用するエネルギーにも自然の循環を考えます。
焼いている間に、残りの参加者で菜園のミントを切って、ミカンのまわりに定植しました。このミントが雑草や害虫からミカンを守ってくれるはず。樹木と作物が混在する「アグロフォレストリー」の1歩がいよいよ踏み出されたのを感じました。
最後は摘んだミントと参加者持参のローズマリーを使ったハーブティー、個性豊かな「農園クッキー」を楽しみながら、本日のふりかえり。みなさんからもいろいろなアイディアがでてきました。昨年撒いた麦が、今年収穫され、こうやってみんなで調理する。収穫した後の畑には大豆がまかれ、豆を収穫したあとにまた今年の麦が撒かれます。綿々と続く営みが確実に生まれてきています。今回で今年のプロジェクトのほぼ半分が終了。参加者の皆さん、ありがとうございました!
次回は、一息ついて9月14日(日)開催予定。今年新たに撒いた大豆(枝豆)を収穫します。パーマカルチャー講座のテーマは、自然のしくみの土づくり。みなさんとつくった土は菜園エリアの改修に使う予定です!初心者の方も大歓迎、ぜひご参加ください!
Vol.3 (2008.6.15) 開催レポート
梅雨の時期にも関わらず、今回も気持ちのいい天気に恵まれた第3回目オレンジプロジェクト。東京から名古屋まで、各地から名が集まりました。
今回もまずは草刈りからスタート。
草刈り機の力を借りつつ、チームに分かれて雑草を刈っていきます。回を重ねるごとにみなさんの動きも手慣れた様子に。昨年から参加している方は声を掛け合って剪定にも取りかかります。
デッキ下のエリアでは、ハーブと野菜が大分育ってきていたので、今回もランチ用に収穫。二十日大根とカブがたくさん取れました!
草刈りが落ち着いたところで、いよいよ麦の収穫です。
昨年植えた大麦と小麦はすっかり黄金色に実っています。大麦、小麦というからには、見た目が小さい方が小麦?と思っていたら、実は穂や粒など見た目の大小は名称と関係ないそうです。こんな風にそれぞれの麦をじっくり眺めることもなかなかない体験。
(麦が伝来した当時の漢字圏では、比較的容易に殻・フスマ層を除去し、粒のまま飯・粥として食べることができたオオムギを上質と考えて、「大麦=本物・品質の良いもの・用途の範囲の広いもの」「小麦=代用品・品格の劣るもの」となったそうです)
麦を刈った後の農地はスコップで地面を掘り起こして(天地返し)、大豆を植えます。
大豆は前回のコンパニオンプランツでも登場した、根に根粒菌をもつマメ科の植物。チッソ・リン酸・カリウムという植物の生育に必要な3大栄養素の内、空気中にあってなかなか摂取しづらいチッソを固定する働きをもっているのが根粒菌です。
麦が土を耕し、大豆が土を肥やす。自然の力で豊かな農地がつくられていきます。
みんなで刈った大麦は手で揉んで殻を落としてから、七輪で煎って麦茶に。小麦は奥の竹林から切ってきた竹に並べて干していきます。デッキの横にステキな黄金色のカーテンができました!最後に、前回立ち上げたキウイ棚(パーゴラ)の棚をしっかり針金で固定して、盛りだくさんだった午前中の作業が終了。
少し遅くなったランチをはさんで、午後のパーマカルチャー講座が始まります。今回のテーマは「簡単!ミミズコンポストづくり」。
微生物やミミズが有機物を食べ、攪拌する力を借りて生ゴミを処理(堆肥化)するミミズコンポストは、においが少ない、処理スピードが早い、などの利点があり、電力などのエネルギーを使わずに、豊かな土をつくるための堆肥を得ることができます。
全世界で7,000種、日本国内では125種類程が生息しているミミズのなかで、生ゴミ処理に適しているのはシマミミズ。その生態を活かすため、コンポストの箱には通気性、遮光性、25~40cmの深さの他、ハエよけの蓋、保温性(寒冷地)、液肥(底にたまることがある)を取り出す機能が必要です。
詰め物は、腐葉土・動物糞(馬糞)・ココピートがあれば理想的ですが、扱いに注意すれば、おが屑(土とまぜ水を加えたら発酵熱が無くなるまで落ち着かせる)・シュレッドした新聞紙(カラー印刷のものは重金属を含む)も使えます。これらに1%の土を加えてコンポストの基礎が完成です。
量にもよりますが、生ゴミを入れ初めてから1ヶ月半~2ヶ月程度で、黒くて湿ったきめ細かい泥のようなミミズのフンが増えてきて、5ヶ月ほどするとかなりの分量を占めてきます。6ヶ月後くらいから堆肥を取り出すことができます。よい状態は、黒くて土のにおいがし、握るとかたまりになり、触るとほろほろと崩れる状態です。
できあがった堆肥は、鉢土(10%まで使用可)、鉢植えなどの追肥(45~60日ごとに茎から葉先の届く範囲内に6㎜程度の厚さにまく)の他、種まきの苗床、苗の移植時などにも使えます。ミミズの繁殖能力や処理能力の高さなど驚く豆知識がたくさんあって、ミミズの奥深さにすっかり引き込まれてしまいました。
講義の後は、午前中完成させたパーゴラの元へ。今回は午後の時間を使ってベンチをつくります。まずは、使える材料やパーゴラの周辺を観察。どの位置にどんな形のベンチを置いたらいいのか、みんなで意見を出し合います。
大まかな流れが決まったところで、2チームに分かれて実際に作業を開始。初めて使う工具に苦戦しつつ、それぞれの個性のあふれるベンチが完成しました!
最後は煎りたての麦茶と生豆から煎ったコーヒーをいただきながら、みんなで本日のふりかえりをしました。3月から始まったオレンジプロジェクトも早くも1/3が終了。作業中やランチ中のコミュニケーションも自然と増え、みんなで作り上げていく作業の積み重ねに充実感を感じられる1日でした。コミュニティガーデンの「コミュニティ」が育ってきていることを実感。参加者の皆さん、ありがとうございました!
次回は、7月13日(日)。オレンジプロジェクト恒例の草刈りの他、今回干してきた小麦を粉にします。パーマカルチャー講座は、暑い夏を快適に過ごすための「気化熱」をテーマにお届けする予定です。初心者の方も大歓迎、ぜひご参加ください!
Vol.2 (2008.5.18) 開催レポート
第2回目オレンジプロジェクト。
前回とはうってかわって気持ちのいい青空のもと、17名が集まりました!
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今回の午前中の作業は草刈りがメイン。草刈り機の入りづらい場所や苗木を植えたところを中心に、チームに分かれて雑草を刈っていきます。
順調に育っている苗木ですが、その背丈より高い草が辺り一面にビッシリ。刈った草は捨てずに苗木の周りに敷き詰めて、また雑草が生えてくるのをふせぐ「マルチ」として活用します。
また、昨年撒いたイネ科の「イタリアンライグラス」は家畜やペットの飼料、緑肥などに利用される麦の一種で、春先の成長期には他の雑草が生えるのを防ぎ、夏になると自然に枯れて木の成長に大切な栄養源となる植物。ちょうど今が開花の時期になるので、間違えて刈らないように注意して作業を進めます。 |
テントウムシや毛虫、見慣れないリュウノヒゲの実など、作業中にも講師の四井さんによる解説が入ります。自然のしくみを活かす「パーマカルチャー」を体感しながら、移動中には野いちごやお茶の葉をつまみぐい。慣れない鎌を操って汗ばんだところに野いちごの甘酸っぱさが染み渡ります。
そして、みなさんが気になっていたハーブと野菜の種撒きをしたエリアへ。
種類によりばらつきがありましたが、ルッコラ、はつか大根、かぶ、ナスタチウム、ペパーミントなどが育っているのを確認。雑草を抜きつつ、間引きもかねて早速プチ収穫。本日のサラダのゲストにお迎えすることにしました。
待ちに待ったランチの時間。今回はオーガニックカレーとルッコラ・水菜のサラダに加えて、自ら収穫した野菜や参加者が持参してくださった甘夏酵母のパン、マーマレードなどが並びます。ミカン農園の野菜たちは優しい色ながらしっかりした味でドレッシングいらず!おなかも大満足でした。
午後は講師の四井さんによるパーマカルチャー講座からスタート。今回は「野菜づくりの大きな味方、コンパニオンプランツを学ぼう」です。
森や草原など自然の中での植物たちの集まり(植物群落)は、それぞれの性質や特徴を生かしあい共存共栄することで成り立っています。また、自ら移動することのできない植物は、害虫や病気などから身を守るため様々な工夫を行っています。この植物同士の関係や性質を応用して昔から経験的に取り入れられてきた植え付けの組み合わせ例がコンパニオンプランツです。
吸収しにくい栄養分を固定する、病気を防ぐ、害虫を寄せ付けない、花粉を運ぶ虫を呼ぶなど、組み合わせの効果も様々。トマトとバジル、タマネギとカモミールなど、いい組み合わせの例や、相性の悪い例を学びました。
講義の後はいよいよキウイ棚(パーゴラ)づくりです。
1.車の上に積んだ材木を農園の中腹に移動→ 2.穴掘り機で50cmほどの穴を掘る→ 3.材木の余分な部分を切断。組み合わせるための切り込みをいれる。→ 4.地中に埋める部分やカットした部分に防腐剤を塗る→ 5.穴に木材を入れてしっかり固定→ 6.切り込みにそって横棒を渡して固定していく→ 7.骨組みが完成!屋根になる部材を置いていく
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参加者も少なく、ほぼ女性しかいない中、次々と作業が進んで行き、2回にわたって予定していたパーゴラづくりが、見事(ほぼ)完成!というところまでたどり着きました。改めて上から眺めると、緑の農園のなかでパーゴラがいい存在感を放っています。これで夏の暑い作業も乗り切れそうです。
最後には農園の大塚さんのご好意で白椿の苗づくり。収穫中の甘夏もいただき、また盛りだくさんな一日となりました。 |
前回植えた野菜を収穫して実際に食べたり、自宅で緑のカーテンを始めた方や収穫した甘夏でマーマレードやパンをつくった方がいたり、それぞれの体験が有機的にむすびついていくのを実感します。参加者の皆さん、ありがとうございました!
次回は、6月15日(日)。いよいよキウイ棚が完成。昨年撒いた小麦や大麦を収穫します。今年参加された方はもちろん、初参加の方や最近ご参加されてない方も、ぜひご参加ください!
Vol.1 (2008.4.13) 開催レポート
雨模様の中始まった第1回オレンジプロジェクト。
初回からスタッフ含めて総勢32名という始まって以来の大人数で開催されました!
まずはオリエンテーションを実施。急斜面を下りながらミカン農園の昨年までの成果と現状を観察します。この頃には雨もあがり一安心です。
午前中はデッキ近くの草むしりと野菜・ハーブの種まきを行いました。
ルッコラ、空芯菜、小松菜、はつか大根、かぶ、春菊、落花生、忘れな草、ナスタチウム、カモミール、レモンバーム、コリアンダー、西洋アサツキ、ローズマリー、タイム、ペパーミント、イタリアンパセリ。
おいしいサラダやハーブ料理を目指して、多種多様な18種を植えます。
種の大きさの2〜3倍の深さに2、3粒づつ。講師の四井さんにコツを伺いながら、作業開始です。
いつもは大変な草むしりや種まきも人数が多いとあっという間でした。
まだまだ肌寒い中、昼食の時間に。オーガニックカレーとかぶのサラダ、温かい麦茶で体を暖めます。
今回初挑戦したカマド炊きごはんは、おこげつきながら好評で、おかわりを希望される方が続出しました。
お腹いっぱいになった後は、講師の四井さんによるパーマカルチャー講座。
第1回は「『食べられる庭』への第1歩。自宅でできる緑のカーテンづくり」です。
自然のしくみやをデザインをベースに、そこにある資源(自然や人、エネルギー)をつなげていくパーマカルチャー。
ベランダなどでつる性の植物を育てて室温を調節する「緑のカーテン」にも、蒸散という植物が体温調節するしくみが活かされています。
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今回のポイントはこの緑のカーテンを食べられるようにしようということ。
キュウリにゴーヤ、つるありいんげん、ヘチマ、ハニーサックル、アマチャヅル(花粉症対策にもいいそうです)の他、あけび、ぶどう、パッションフルーツなどの果樹を植えれば、収穫した食物も生かせる、よりつながりを感じられる緑のカーテンづくりができます。
講義の後は実際にデッキ横のスペースで麻縄を使ってカーテンの基礎をつくり、いんげん(穂高菜豆)の種を植えました。
植える品種や種まきのタイミングなど、参加者の方からもたくさんの質問があがります。次回、みなさんの報告を聞くのが楽しみです! |
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午後は、いよいよ施肥と苗の植え付け作業です。
農園所有者の大塚さんより苗木の植え方を教わって、3〜4名のチームに分かれて植え付けていきます。
苗木の根を傷つけないように注意しながら、甘夏(夏ミカン)5本、レモン10本、キウイ3本の苗を植えました。
以前植えたミカンにも施肥をしましたが、残念ながら虫害によって枯れてしまったミカンを発見。
大塚さんや四井さんのお話からミカン農園の厳しい現状も学びます。 |
あっという間に15時が近づいてきました。初参加の方もすっかり打ち解けた中、最後に甘夏の収穫をしました。
有機栽培された甘夏は皮までおいしく食べられます。皮はマーマレードにしたい、という声も出てきました。
放置農園の再生を目指して始まったオレンジプロジェクト、今年もみなさんのアイディアがつまったステキな場になっていきそうです。
参加者の皆さん、寒い中お疲れさまでした!
次回は、5月18日(日)。新緑も気持ちいい季節です。ぜひ、ご参加ください!
〜放置農園を一緒に再生しましょう!〜
2005年にスタートしたBeGood Cafeのオレンジプロジェクト。
まるでジャングルのような農園の草刈りから始まりましたが、徐々に農園の機能も充実。現在は自然のしくみを応用して生態系を形づくる「パーマカルチャー」の考えをもとに、より持続的で楽しい畑づくりを目指しています。
土にふれる、草を刈る、収穫する。農作業や参加者との交流、ワークショップや講座を通して、さまざまな気づき、体験が生まれています。ぜひご参加ください!
○ みかん畑での活動は3月〜12月の収穫まで全9回(各回定員25名)。
年1回から参加可能ですが、年間を通してご参加されることをおすすめします。
○ 作業内容は草刈、施肥、剪定、収穫などの他、自宅の畑やベランダでも応用できるミニ講座「アーバンパーマカルチャーを始めよう!」(全9回)を予定しています。
○ 収穫されたミカンは12月に開催される環境イベント「エコプロダクツ2010」他で販売予定です。(みかんの売上は社会貢献や当プロジェクトの運営経費に還元します)
→ 2010年スケジュールと参加申し込みはこちら
→ 2008年のレポートはこちら
→ 2007年のレポートはこちら
主催:NPO法人ビーグッドカフェ
協力:アースデイマネー、小田原市
講師:四井真治(土壌コンサルタント)
オレンジプロジェクトは、LUSHチャリティバンク助成プログラムの助成を受けております。
(2009年度活動及び運営費)
■オレンジプロジェクト コンセプト
荒れ果てていくみかん畑を再生
小田原市では、後継者不足などの要因により手入れが行き届かず放置されているみかん畑が増えています。手入れが行き届かなくなった畑は、ツル性の雑草や生育の早い樹木などで覆われたジャングルのようになり、日が当たらなくなったミカンの木も枯れてしまいます。昔から続いてきた農業資産 (果樹、土、石垣、モノレールなどのインフラ)を後世に残すためにもこの放置されたみかん畑をみんなの力で蘇らせていきませんか?
■ミカン畑を蘇らせる楽しい秘策
○アグロフォレストリーを展開
アグロフォレストリーとは、畑で作物を育てつつ樹木を植え森にしていく手法で、砂漠や熱帯雨林伐採後の荒れ地などの再生に利用されています。ミカンの苗木も植樹してから果実が収穫できるように育つまで約8年必要といわれています。農園では苗木を育てていく間にも空間を有効活用し、豊かな生態系をつくりあげていきます。
○コミュニティーガーデンの機能を追加
オレンジプロジェクトでは、参加者の方のアイディアを集めて、見晴らしのよいデッキ、作業中に休憩できるパーゴラとベンチ。キッチンやハーブガーデンなど、コミュニケーションや憩いの場となるための機能を加えました。参加者に自主的に、楽しく土地と関わってもらいながら農園再生を行っています。
○パーマカルチャーに基づいたデザイン
自然のしくみ・デザインをベースに、その土地にある資源(水・エネルギー・土壌・空間・人材など)を有機的につなげ、より環境負荷の低い、持続可能な暮らしをつくりだすためのデザイン体系であるパーマカルチャー。雨水タンクや緑肥、竹の有効利用などの他、石垣を守るように植えられていたお茶の木を手入れして活用するなど、農園全体のデザインにも自然とのつながりを感じられる工夫やヒントがたくさんあります。
オレンジプロジェクト講師件アドバイザー
四井真治プロフィール
パーマカルチャーデザイナー、土壌管理コンサルタント。
福岡県出身。1971年生まれ。
信州大学大学院 農学研究科修士課程修了後(専門:緑化)、緑化会社に入社し営業と研究職を勤める。退社後、有機農業のコンサルタントを目指し、南米パラグアイに不耕起栽培を見学に行き、長野県で農業をはじめる。有機肥料会社に就職した後、2001年に土壌管理コンサルタント、パーマカルチャーデザインを業務内容としたソイルデザインとして独立。その傍ら、 土壌改良資材会社の技術顧問、土壌分析請負、NPO法人ビーグッドカフェ講師、理事、NPO法人パーマカルチャーセンタージャパン講師などを務める。2001年より長野県高遠町の自宅で自然エネルギー、自然浄化などによる一般家庭における自立インフラの研究を進め、2008年に山梨県の八ヶ岳南嶺にある北杜市に移住。雑木林と畑をもつ一軒家でパーマカルチャーデザインを構築中。
パーマカルチャーデザイン実績:
2005年の愛知万博、地球市民村内、ナチュラルフードカフェ・オーガニックガーデンにてオーガニックガーデンの設計、技術指導、維持管理を勤める。2007年、PICA山中湖ヴィレッジのパーマカルチャーデザイン、ガーデン設計、技術指導を勤める。2008年越谷イオンレイクタウン、オーガニックガーデン設計施工。現在、長崎県五島での限界集落のパーマカルチャーによる再生プロジェクトなどを進行中。
オレンジプロジェクト2007 開催レポート
Vol.8 (2007.12.09) | 特別編 (2007.11.18) | Vol.7 (2007.10.14)
Vol.6 (2007.9.09) | Vol.5 (2007.7.29) | Vol.4 (2007.6.24)
Vol.3 (2007.5.13) | Vol.2 (2007.4.28) | Vol.1 (2007.3.25)
Vol.8 (2007.12.09) “みかんの収穫&ダッチオーブンパーテイー!!” 開催レポート
12月の小田原は至るところでミカンがたわわに実っていて、冬の青空とミカンのオレンジのコントラストがとってもきれいです。
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待ちに待った収穫のこの日、総勢27人が畑に集合しました。
オリエンテーションの後,早速収穫作業スタートです。
一人一人剪定ばさみを手に無農薬で育ったみかんを丁寧に根元からチョキンと切る作業を1時間程続け、あっという間にミカン箱13箱分を午前中で収穫し終えてしまいました。つくづくマンパワーの凄さに驚かされます。
その後は、この日2番目のお楽しみ”ダッチオーブンパーティー”です!
半日つけ込んだタンドリーチキンとジャガイモを炭火にかけ待つこと20分。ダッチオーブンって本当にあっという間においしい料理ができる魔法の鍋です。とってもジューシーに出来上がってなかなかおいしかったですよー!!
タンドリーチキンレシピ:
材料: ( 2〜3人分 )
鶏モモ肉 2枚(400〜500グラム)
プレーンヨーグルト カップ1
塩 小さじ1/2
こしょう 小さじ1/2
しょうが 1かけら
にんにく 1片
カレー粉 大さじ1
ガラムマサラ 小さじ1
チリペッパー 小さじ1
コリアンダー 小さじ1/2
クミン 小さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/4
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ヨーグルトに全ての材料をよく混ぜ、鶏肉を半日以上つけ込みます。後はオーブンかフライパンで焼くだけです。
おいしい食事を楽しみながら、参加者それぞれのこのプロジェクトへ参加した思いや、今年1年のコミュニティーガーデンづくりの歩みを振り返りながら、来年に向けての展望を話し合いました。
以下に、参加者の皆さんの声ご紹介します。
・花やたくさんの種類の野菜等を植えて一年中楽しめるようにしたい。
・ときどきフラリと農作業にこれるようにしたい。
・土に触れる時間を大切にしたい。
・このコミュニティーガーデンを通して様々な人に出会えることがとても楽しい。
・アイデアを出し合いそれが形となって残ることはとても嬉しい。
・循環型の未来社会をリアルに感じられる瞬間がある。
・エコな生活に興味はあるけど実際どんな風にしていいのか分からなかったが、このように楽しみながら情報を得れる機会があることが分かって良かった。もっと他のイベントにも参加してみたい。
・仕事柄、WEBの中の世界で完結してしまう日常に違和感を感じこういったプロジェクトに参加してみたくなった。
午後は、キッチンの塗装の仕上げや、ハーブ畑の整備をし、最後は自分たちの収穫したミカンを袋いっぱいに詰めて来年の再会を約束し解散となりました。
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3月にみかんの苗木を植えて、これからこの場所をコミュニティーガーデンとして機能させて行こう!と目標を掲げて9ヶ月。
人や自然との繋がりを求める人々がこの畑に大勢やってきて、テラス、雨水タンク、野菜畑、麦畑、キッチンと、次々にアイデアを実現してきました。
人が集まり、想いが集まり、助け合いながら、、そして何より楽しみながらこのガーデンは来年も進化していきそうです。
現代社会はあまりにたくさんの問題を抱えていて、何をどうしたらいいのか途方に暮れそうなときもあるけれど、畑に行って皆さんと作業をしていると、自然が溢れる世の中を再創造し、ワクワクしたビジョンを持って人と人が繋がれば、きっと未来はまた楽しくなるんだ、、と実感します。
まだまだつづく小田原放置ミカン農園再生プロジェクト。来年の予定は年明けにWEB等でお知らせします。
皆様の参加をお待ちしてまーす! |
(2007.11.18) “特別編” レポート
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開催 :2007年11月18日(日) 09:30〜16:00
場所 :小田原市根府川付近 大塚農園
男ばかり計8名で強風の中、ヘビーな土木作業をやり遂げました。
1)キッチンが出来ました! 写真参照。
上がビフォー。下がアフター。
まるでスナックのように、カウンターが出来ています。
これで、次回からはテラスがずっと広く使えます。
2)景観を遮っていた雑木を切り倒しました。
テラスから下の景色が随分と良く見えるようになりました。
ご参加のみなさま、ありがとうございました。
次回は、いよいよ収穫です。
12月9日、ぜひご参加くださいませ。 |
Vol.7 (2007.10.14) “草刈り、麦を蒔く、緑肥” 開催レポート
☆緑肥とは☆
牧草などを生やしすき込むことで肥料として、また地表を覆うことでマルチとして利用すること。
土壌を改良する効果もあり、リビングマルチとして利用することで除草効果やコンパニオンプランツとしての効果が期待できる。イタリアンライグラスの他に、ハコベ、クローバー、レンゲソウ等が用いられる。
健康な土づくりに緑肥はとても有効です。そして見た目にも美しいですから、自宅のお庭やテラスでミニ菜園をしている方にも役に立つ情報ですね。
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そして午後は、来年に向けて麦を蒔きました。このエリアは作業途中の休憩スポットになる予定です。
ベンチを置いて、麦畑の向こうに海が見えるような景観をつくります。
まずは麦畑づくり。根こそぎ草を抜きましたが、なかなか草が手強く大変な作業でした。
作物を育てるのは本当に人手と手間がかかるんですね。
3月からはじまった2007オレンジプロジェクト。
今年は放置みかん園の再生とともに、アグロフォレストリーとコミュニティーガーデンというコンセプトに基づいて皆が集える居心地のよい場づくりを進めてきましたが、ハーブ畑、野菜畑、麦畑ができてどんどん充実してきました。
今後は収穫したものを料理するキッチンバーをつくったり、1年中楽しめるようにたくさんの花を育てる予定です。
美しく変化していくこの小田原のコミュニティーガーデンと参加者の皆様のチャレンジ、そしてこの楽しさをもっともっと世の中に伝えて、同じような場所が増えていったらいいですね。 |
いよいよ次回12月9日は収穫です!
今年はたくさん穫れそうですよ〜。
人気のある会なので、お早めにお申し込み下さい。
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Vol.6 (2007.9.09) “草刈り、ハーブの苗木定植、ガーデンエリア整備” 開催レポート
海が本当に穏やかで美しい1日でした。
まだまだ暑さは厳しかったけど、それでも実りの秋が近づきつつあるのを感じながら元気にオレンジプロジェクト開催です!
今回は小学生5年生の男の子もお父さんと一緒に参加してくれましたよ!!
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春からデザインしてきたコミュニティーガーデン。
これまでぼんやりしていたビジョンを明確にするために、21のエリアにわけました。エリア分けされた地図を片手にまずは畑ツアーに出発です。午後のガーデンプランニングのために、エリアの広さやすでに植えられた植物の位置等を確認しました。
肝心のみかんは、、、、
こんなに順調に育っています。うれしいですね!!
その後は、皆さん大好き?!な草刈りです。「腕がうずくぅ〜」といいながら張り切って刈りました!
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午後は、お楽しみのガーデンプランニング。エリア分けが効果的だったようで、いつもにも増して活発にアイデアがだされました。
『テラスにキッチンバーをつくろう』
『段々畑の中間地点にキウイでパーゴラをつくり休憩スペースをつくろう』
『小麦&大麦畑をつくろう』
『季節毎に楽しめ、実用性もある花を植えよう(ひまわり、桜、コスモス,エモヒラ、除虫菊等)』
そして、このコミュニティーガーデンの活動をもっとみんなに知ってもらうために「ガーデンに名前をつけたい」「看板をつくろう」という意見もでました。
講師の四井さんからはこんな言葉も、、、
「現代社会はなんでもインスタントに出来てしまうけど、”場”はインスタントではできない。こうやって皆で少しずつ積み上げていくことにこそ意味がありそのプロセスは豊かです」
このチャレンジがどんどん社会に認知され同じような動きがたくさん起こっていくといいですね!
最後は、ミントやセージなどのハーブを定植しました。
小さな小さな芽はとっても愛おしくて、皆で成長を祈りながら丁寧に植えました。
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都会で生活していると、小さな生き物との距離が本当に遠くて人間のことばかり考えてしまいますが、この畑にくると人間は自然によって生かされてることを思い出します。
そして奇跡の営みを私達はこれ以上壊してはいけないな。。と心から感じます。
日々の生活の中でもいつもそのことが意識の中心にくるように、都会の生活も智恵を出し合って変えていきたいですね!
次回は10月14日(日)開催です。麦を蒔きますよぉ〜。ご参加お待ちしております。 |
Vol.5 (2007.7.29) “草刈り・摘果・ガーデンデザイン” 開催レポート
いよいよ夏本番!海に行きたい誘惑にも負けず、今回もたくさんの方がみかん畑に集合してくれました。
今回のテーマは『雨水タンクの設置&草刈り&種蒔き』です。
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午前中は、梅雨とその後の暑さでまたもや勢い良く伸びてしまった雑草をひたすら刈りました。数分動いただけでも汗だくになってしまうほどの暑さでしたが、作業の合間に実っていたバレンシアオレンジを皆で頬張り水分補給しながら何とか完了。
『1人じゃ絶対嫌になるけど、皆一緒だとがんばれるもんだね。。』と皆さん口々におっしゃっていました。それにしてもお疲れ様でした!
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昼食の後は、コミュ二ティーガーデンプランニングのため、畑の観察をしアイデアを出し合いました。
『急斜面の段々畑毎に名前をつけよう』
『大麦を育てて、来年はその麦で麦茶をつくりたい』
『昼食のサラダに使える作物を育てたい。ナスタチウム、ルッコラ、水菜、大根、カブならこれからでも間に合う』
『傾斜がきついのでの、大根などの重い野菜はテラスの近くにデザインしよう』
『害虫よけにミントを育てたい』
等々、それぞれの智恵や情報を出し合い、かなり具体的なプランが出来てきました。
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その後は、そのプランに沿って『雨水タンク』『葡萄棚』『畑の囲い』を3班に分かれ設置しました。
黙々と作業すること1時間。見事完成です!これまで雑草の陰に埋もれがちだった”ブラックベリー”や”ラズベリー”等も、大切に囲われてなんだか嬉しそう。私達自身も、ガーデンを管理し手入れしているという実感が沸きとても達成感がありました。以下、皆さんの声です。
『今年のライフワークとなりました!年末の収穫までがんばって来ます。』
『自分でもやっている畑の参考になりました。家でも実践します。』
『人が集まって1つの目的に向かって作業するのは楽しいです。』
『土地を耕すと哲学している気がします。』
『ガーデン完成に近づき、イメージが膨らみました』
『自分で作るという事は楽しい』
『心身ともにリフレッシュしました』
いい感じですね〜。
今回の作業でかなり”ガーデン”と呼ぶに相応しい空間に近づいた気がします。
参加者のアイデアで素敵な廃材ベンチができたり、それぞれが得意な分野を活かし助け合いながら作業を進める様子はとってもいいものです。土に触れながら自然に皆さんがつながり、互いに関連を持ち機能し、そしてそれが続いていく。。。
まさにパーマカルチャーだな..と思います。本当に自然の力って偉大です!
次回は9月9日。まだ参加なさってない皆様もぜひぜひお越し下さいね。お待ちしております。 |
Vol.4 (2007.6.24) “草刈り・摘果・テラス仕上げ” 開催レポート
10:00AM、今にも降り出しそうな曇り空の中、オレンジプロジェクトvol.4開催です!
午前中は、旺盛に伸びた雑草を黙々と刈った後、春先に植えたみかんの苗木の摘果をしました。
ちゃんと育てて冬に収穫したいところですが、来年以降にむけて木をしっかりと成長させるためには仕方がないんですね。。。
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畑作業の後は豆カレーとタブレ(クスクスのサラダ)のオーガニックランチでエネルギー補給。
きれいになったテラスでの昼食は格別です。
とってもゆったりくつろげました。
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午後のレクチャーでは、コンパニオンプランツについて学びながらガーデンプランニングをしました。
どこに何を育てどんなガーデンにしたいのか、意見を出し合いました。
『花も葉も実も食べられ、アブラムシを遠ざけるナスタチウムがお勧め。』
『家で食べた果物の種を持ってきて育ててみたい。』etc.
皆さんのアイデアが結集してとっても素敵なガーデンになりそう!
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その後は、再び畑に降りて5月に撒いた種の成長をチェックし名札を立てました。
紫蘇、ズッキーニ、ルッコラ等々、ひと月で立派に育っていてびっくり。
ルッコラの葉を一口ちぎって食べてみたら、市販のものとは比べ物にならないぐらいゴマの様な強い香りが口中に広がりとってもおいしかったです!!
ここに、午前中に刈った草をしっかり『草マルチ(*)』しました。これで雑草対策もばっちり。栄養たっぷりの野菜が収穫できそう。来月が待ち遠しいです。
*刈った草で作物の周りをドーナツ状に覆います。
そうするとその下は光が当たらないので雑草が伸びません。
自然に除草剤の役割を果たすそうです。すごい! |
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最後はテラスの床塗りです。大勢で作業したのであっという間に塗り終わりました。
見て下さい!堂々完成です!
雑然とした砂の物置場が、こんなに素敵になりました。
4月からずっとテラスづくりに参加してくれた皆さん本当にお疲れ様でした!!!
ここが持続可能な社会をみつめる人達の活動の拠点となるんだという手応えを感じ、スタッフも参加者もわくわくした気持ちで喜びを分ちありました。
以下、皆さんの声です。
『参加者同士の交流がもっと図れそう』
『キッチンスペースが欲しい』
『共有スペースを持てたようでとてもワクワク』
『素敵な秘密基地のよう』
『音楽や踊りの時間をもつことも楽しそう』
『長期的にここに関わっていくことができそうでうれしい』
『ここを情報発信基地として、このような動きがどんどん広がっていって欲しい』
どんなコミュニティーガーデンができていくのか本当に楽しみです。 |
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次回は7月29日。
『草刈り・摘果・雨水タンクの設置』を予定しています。
海が一望の素敵なテラスにぜひ皆さんお出かけ下さい!
スタッフ一同お待ちしております。 |
Vol.3 (2007.5.13) 開催レポート
午前中は、だいぶ伸びてきた雑草刈りから始まり、次にハーブや野菜の種を蒔きました。
Vol.2 (2007.4.28) 開催レポート
4月28日(土)、今年第2回目のオレンジプロジェクトが開催されました。
強風ながら、天気は最高。19人の参加者が和気あいあいと作業を進め楽しいひとときでした。
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今回は、雑然とした倉庫スペースをカフェテラスに変身させる作業の第2弾。
柱のペンキ塗り、そして床板張りの下地作りをしました。
ペンキ作業も床張りも思ったより大変で、すべて完成とまではいきませんでした。
次回には完成させ、オシャレなカフェテラスに変身させます。
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お昼はオーガニックカレーとインゲン豆のカッテージチーズサラダ。
お天気がとても良く、真っ青な海を眺めながらのランチは最高でした!!
その後は四井さんによる「パーマカルチャー・アグロフォレストリー・コミュニティーガーデン」についてのレクチャーです。
大地と繋がって生きている《パーマカルチャリスト》四井真治さんのお話は、持続可能な社会の豊かさと楽しさを感じることができとってもワクワクしてきます。 憧れのライフスタイルです!! |
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午後は、農園の観察です。前回植えたミカンの苗木はどうなってるかしらとドキドキしましたが、うれしいことにしっかり根付いていました。がしかし、何本かは虫の害にあっています。
難しいですね。しっかり剪定し、虫のついたところを取り除きました。何とか元気に回復しますように。。。 |
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参加者のみなさま、お疲れさまでした。
次回は、5月13日(日)です。
これからますます気持ちの良い季節。
美しい海を見ながら心地よい風に吹かれて作業するのはとっても気分爽快!
皆様のご参加お待ちしております!!! |
Vol.1 (2007.3.25) 開催レポート
台風のような風雨もかかわらず、10名の方々が参加されました。