コミュニティカフェイベントでサステナブルな智恵と情報を共有
BeGood Cafeの活動の原点でもあるトークイベント。持続可能な社会と平和をテーマに、毎回著名なゲストスピーカーや社会貢献団体(NPOなど)を迎え、若い参加者がこれからのライフスタイルを選択できるような智恵と情報を発信してきました。メインとなるトークの他、ワークショップ、オープンマイク、ライブ、オーガニックフードエリアなど多彩なコンテンツがあり、多い回では250名を超える方にご参加いただきました。
名 称
BeGood Cafe Tokyo
開始時期
1999年1月〜2007年9月
開催頻度
期間中ほぼ毎月1回開催(vol.1〜99)
開催場所
原宿、青山、代官山ほか
主催
NPO法人ビーグッドカフェ
■日本各地に広まったBeGood Cafe
BeGood Cafe Tokyoのもう1つの特徴は、その開催メソッドを各地に共有したこと。各地で同様のニーズを抱える有志が任意団体を立ち上げ、国内18カ所でBeGood Cafeイベントが開かれる大きなムーブメントとなりました。
BeGood Cafe Tokyo (東京、1999〜2007、vol.1〜99、休止中)
BeGood Cafe Hokkaido (北海道、2005)
BeGood Cafe Yamagata (山形、2004〜2006)
BeGood Cafe Azumino (安曇野、2001〜2007、vol.1〜23)
BeGood Cafe Yokohama (横浜、2006)
BeGood Cafe Shizuoka (静岡、2002〜、2005)
BeGood Cafe Toyama (富山、2004〜2005)
BeGood Cafe Nagoya (名古屋、2003〜2006)
BeGood Cafe Kyoto (京都、2004、2006)
BeGood Cafe Osaka (大阪、2004〜2006、vol.1〜18)
BeGood Cafe Shimanto (四万十、2005)
BeGood Cafe Oita (大分、2008、vol.1〜2)
BeGood Cafe Fukuoka (福岡、2004〜2009、vol.1〜10)
BeGood Cafe Nagasaki (長崎、2004、2005)
BeGood Cafe Kumamoto (熊本、2005〜2007)
BeGood Cafe Miyazaki (宮崎、2004〜2006、vol.1〜10)
BeGood Cafe Kagoshima (鹿児島、2007、vol.1)
BeGood Cafe Okinawa (沖縄、2005)
■コミュニティカフェスタイルのイベント
BeGood Cafe Tokyoでは、もっと素敵にわくわく生きていくための「情報」と「知恵」を共有する、イベントやワークショップを数多く開催しました。「カフェ」という名称を使っているのは、人と人が交差する自由な空間であって欲しいからです。
20世紀初頭。パリのカフェは芸術家と革命家がよなよな集い新しい世界の青写真を描いていました。BeGood Cafeもたくさんの人が情報と想いを携え集い、そして新しいチャレンジをしていくための場でありたいと思っています。次の新しい世界のために。ご一緒に素敵ないいことを始めてみませんか?
■BeGood Cafeの理念
いま時代が大きく変化を遂げています。この社会に新しい秩序や価値観が求められているのです。そういった時代の中で、ビーグッドカフェは古い秩序や価値観にNOと言って反対するのではなく、より素敵な新しい考えを指し示し、持続可能で平和な社会への変化を促したいと考えています。
OUR STATEMENT
いま世界中で新しいライフスタイルが始まっています。
いまの経済システムでは「持続可能ではない」ことが
分かったからです。
気候温暖化と環境破壊の解決、
そして戦争や貧困のない世界に向かって、
私達から生き方を変えていく時期の到来です。
大量消費社会から、持続可能な社会へ。
しかし、危機的問題を引き起こしている
現在の仕組みに対して、
NOを唱えて反対運動を続けるばかりでなく、
BeGood Cafeは、環境負荷が低く、
らくちんな生活術を始めてしまおうと思います。
私達自身がYESの生活を始めるのです。
NOより、YES
この考え方に基づいて、
BeGood Cafe はチャレンジを続けます。
BeGood CafeがYESの人達をつなげる
メディアとなるのです。
キイワードは、サステナビリティ、コミュニティ、
自然食、パーマカルチャー、エコビレッジ
CSR、平和、社会貢献。
新しいライフスタイルの知恵を共有する場です。
みんなで一緒に創りましょう。
笑顔でYES
いつもスマイル!
7月4日(土)、1年半ぶりに福岡でBeGood Cafeが開催されました。テーマは、エコビレッジ国際会議TOKYOでも注目を集めた「トラン
ジション・タウン」。
石油亡き後も豊かに暮らしていくために、いまからご近所と一緒に仲良くつながりを作って変革を作っていこうというムーブメントです。ゲストは、祝島や地域通貨のお話をしてくださった冨田貴史さん。そして、いまトランジションを広めるために全国と飛び回る榎本英剛さんと吉田俊郎さんでした。たくさんの来場者のみなさんも、これからのゆっくりライフに関心が高く、最後のオープンスペーステクノロジーというワークショプでは、活発な意見やアイデアが飛び交いました。プロデュースをされた常冨さん、そしてスタッフのみなさま、お疲れさまでした!
■BeGood Cafe Fukuoka vol.10
日 時: 2009年7月4日(土) 13:30~18:30
場 所: 福岡市健康づくりセンター(あいれふ)10F講堂
ゲスト: 榎本英剛(トランジション・ジャパン、TT藤野)
吉田俊郎(トランジション・ジャパン、TT葉山)
冨田貴史(核、お金、暦のファシリテーター)
司 会: シキタ純、倉地マキ子
プロデュース: シキタ純、常冨泰弘
ディレクター: 倉地マキ子、高木敏郎
主 催: BeGood Cafe Fukuoka
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テーマ 『トランジション・タウン』
トランジション・タウンということばをご存じですか?
この運動は、パーマカルチャー講師だったロブ・ホプキンスがピークオイル問題を知って衝撃を受け、自分にも何かできないだろうかと試行錯誤する中から生まれたものです。イギリス南部の町トットネスで始まった一青年のアイディアが、3年後の今なぜ世界中に広まっているのか。ぜひそのわけを聞きに来てください。そして一緒に始めましょう。
約1年半ぶりのビーグッドです。今回は飲食ができない会場ですので、ドリンク、フードの提供はありません。お昼はすませていらしてください。
■スケジュール:2009年 7月4日(土)13:30〜18:30
13:00
開場
13:30〜13:40
オープニング
13:00〜14:00
オープンマイク
14:00〜14:30
エコビレッジ国際会議報告
14:40〜15:20
ビーグッドトーク/地域通貨
15:30〜16:30
ビーグッドトーク/トランジションタウン
16:30〜17:20
パネルディスカッション
17:30〜18:30
ワークショップ
18:30〜19:00
サロンタイム
会 場:
福岡市健康づくりセンター(あいれふ)10F講堂
福岡市中央区舞鶴2−5−1
地下鉄「赤坂駅」下車徒歩4分
http://www.kenkou-fukuoka.or.jp/airef/
参加費:
一般1500円、学生750円、中学生以下無料
トークゲスト:
榎本英剛さん(トランジション・ジャパン、TT藤野)
吉田俊郎さん(トランジション・ジャパン、TT葉山)
冨田貴史さん(核、お金、暦のファシリテーター)
司 会:
シキタ純、倉地マキ子
プロデュース:
シキタ純、常冨泰弘
ディレクター:
倉地マキ子、高木敏郎
主 催
BeGood Cafe Fukuoka
連絡先
tsunetomi@nifty.com 090-3071-5377(常冨)
〜今注目されている”トランジション・タウン”とは〜
トランジション・タウンとは、ひとことでいえば、既存の町や市といった地域をエコビレッジ化していく運動です。トランジションという言葉は、「過渡期」「移行」「移り変わり」という意味です。何から何に「移行」するのか?それは、「安くて大量の化石燃料に依存しきった脆弱な社会」から「地域をベースにした、しなやかで強い社会」への移行を意味します。とはいえ、特別な社会組織や特殊なイデオロギーが念頭にあるわけではありません。「移行」する「先」にある社会の姿は、地域によって違いがあるのは当然で、その姿は「行動しながら考えればいい」。それがトランジション運動の考え方です。エコビレッジ運動があるべき姿に突き進む目的志向だとすれば、トランジション運動はプロセスに重きを置いたプロセス志向という言い方ができるかもしれません。
これまでの社会運動、環境運動が同じ志、同じ目的意識を共有することから始まることが多いのに対し、トランジション運動では、共有すべきなのはピークオイルに関する認識とそれを乗り切るための低炭素社会の実現だけです。それ以外は、どんなイデオロギー、どんな思想を持っていても協働できるのです。
(ここまでこちらより引用 )
トラジション・タウンに関する事を知りたい方は下記のサイトをご覧ください。
■トークゲスト紹介
榎本英剛 (ヒデ) / 藤野町
スコットランドのエコビレッジ、フィンドホーンにて持続可能な暮らしについて学んでいた2007年にトランジション・タウンを知る。帰国後、神奈川県藤野町に住み、トランジション・ジャパンとトランジション・タウン藤野の活動に携わっている。
吉田俊郎 (しゅんろう) / 葉山町
葉山の仲間と環境に配慮した町づくりのマニュフェスト作りに携わった後、イギリスでトランジション・タウンのトーニングを受け、トランジション・ジャパンとトランジション葉山の活動に携わっている。
冨田貴史(タカ)/京都市
音楽プロダクション勤務、専門学校講師を経て2005年からフリーに。原発や再処理工場の実情を訪ね歩きながら「エネルギー」「お金」「暦」をテーマにした勉強会やワークショップ、上映会などを全国各地で開いている。
BeGood Cafe Fukuoka vol.9 『パーマカルチャーとエコビレッジ』
【告知】EOOME Calendar「第3回エコビレッジ国際会議TOKYO」
『第2回 安心野菜サミット!』
遺伝子組換えの現状をまず知ろう
(グリーンピース・ジャパン)
DATE : 2006年9月10日(日)
農薬を使わない身体に優しい野菜が注目されています。
このオーガニックブームの陰で頑張っている野菜流通のみなさんに一同にお集りいただき、有機野菜の今後とスローな日本について語っていただきます。
また、危機感が募るばかりの「遺伝子組換え食品」について、キャンペーンを始めるグリーンピース・ジャパンを交えて討議しましょう。
SMILEワークショップ
タオ指圧/NPOユニ“気のからだ発見ワークショップ ”
心の持ち方でからだが変わる。認識の違いが周囲の人の心に影響を与える。こころ・からだ・世界は気でつながっている。このようなことを、 簡単なワークを一緒に楽しみながら、体験してみませんか?キイワードは気のからだです。
<安心野菜マーケット開催!!> @ 3F、4F
安心野菜を流通しているゲストの方々のお店が、展示販売を行います!
この機会に、直接お話を聞いて美味しい野菜を買って帰ってください。
「アクロス福岡」の緑化などを手がけた、ランドスケープの第一人者、田瀬理夫氏とのコラボレーションによって生まれた都市緑化プロデュース事業。
大規模プロジェクトはもちろん、住宅やオフィスなどの緑化に関する設計・施行をプロデュースします。また、1軒1軒のベランダや屋上に里山の自然を提供するためのシステムとデザインを開発中。
「ひとりひとりの楽しみや気持ちよさが、街全体の快適さや豊かさにつながっていく。街の環境を少し良くする。環境ストックが集積する。」
そんなことをめざし、社内外のコラボレーションチーム編成によりプロジェクトを進行させています。
HANAH
父親はジャズギタリスト岩見淳三、母親はジャズボーカリスト、姉はR&Bシンガーソングライターという環境に神奈川県で生まれ育つ。綾戸智絵、MISIAのコーラスを経験し、さまざまな国内外実力派アーティストとセッションを重ねている。精力的に楽曲を作りライブを行っている。
■スケジュール 2006年9月10日(日) 14:00〜20:00
14:00〜
Door Open サロンタイム
14:20〜14:30
SPEAK OUT !
14:30〜14:50
NPOインフォメーション
14:50〜15:30
SMILEワークショップ(タオ指圧)
15:45〜16:30
16:40〜17:40
BeGoodトーク−1
17:55〜18:30
LIVE
19:50〜20:00
BeGoodトーク−2
■会場 代官山Ball Room
東急東横線代官山駅より徒歩1分
JR/日比谷線 恵比寿駅より徒歩8分
渋谷区恵比寿西1-34-17 ZaHOUSEビル
代官山Ball Roomへのアクセス
※お車でのご来場はご遠慮ください
※事前予約・申し込みの必要はありませんので直接会場にお越しください。
■料金(出入り再入場可)
一般1,500円(または1,000円+500地域通貨*)
ビーグッドカフェ会員1,000円
小学生以下無料
地域通貨*=Rainbow Ring、アースデイマネーが使えます。
■お問い合わせ
・BeGood Cafe/03-5773-0225
司会:シキタ純、市川美沙 制作:カナシロリエ VJ:TOOWA2 DJ:TeL
主催:BeGood Cafe
協力:ASADA(AirLab)
★Thank you for not smoking 会場内は禁煙です。
ゲストプロフィール
1997年8月現在の前身となる「全国こだわり生産者ネットワーク」を設立するために全国の優秀な生産者を生産者団体を回り、主義・思想・農法を越えた生産者のネットワーク作りに取組む。
1999年5月有限会社ナチュラルシードネットワーク設立
■小野敏明さん
夢市場(株)代表、マザーズ グループ代表
1984年4月設立「愛と有機を食卓に」という想いを持って「どこで採れた野菜なのか、誰がどんな方法でつくったのか」安全で身元のはっきりした素材と食材を、店舗・卸・開発・宅配を通して販売します。
1983年9月設立、有機野菜の宅配をどこにしようか迷っているあなたに、「ハーモニックトラスト」をおすすめします。
1980年11月創業、有機農業の発展は、農業と環境を守るための息吹です。無農薬有機栽培の農業者の成功は、周囲の農業現場を勇気づけて化学肥料や農薬への依存を減らします。
■長谷川森さん
タオ療法臨床家・気と心の学校指導員
世界各地で実践されているタオ指圧の臨床家、及び、気と心の学校指導員。演劇経験などを経て、タオ指圧に出会う。そしてこれが説く深い人間愛に共鳴して、その門下に入る。日々の臨床の傍ら、山谷のホスピスでのボランティア施術も行っている。
82年屋久島移住、著書『魂の民主主義』『屋久島水賛歌』『非戦という希望』、訳書『アメリカ建国とイロコイ民主制』『ガイアの時代』ほか多数。
2006年10月28日(土) 29日(日)
エコビレッジ国際会議TOKYO 2006
世界で広がる持続可能なライフスタイルモデル
2006年10月28(土)・29(日)、ついに日本で第1回エコビレッジ国際会議が開催されました。前売りチケットは完売。会場では休憩時間も参加者同士の話が弾み、主催側にも皆さんの関心の高さがひしひしと伝わってきました。
今回は日本で初めての国際会議。講演者として海外から4人のスペシャルゲストが駆けつけてくれました。
それぞれ特徴的な取り組みを続けるマルチ・ミューラーさん、マックス・リンデガーさん、ルイス・アーキンさん、リズ・ウォーカーさんの4人。そして日本で活動を続ける7組を加えた講演。
各団体の取り組みに、会場は大いに盛り上がりました。
以下に2日間の講演の概要を紹介!
→ ゲストプロフィール詳細
→ Ecovillage Conference Tokyo 2006 English Report
(PDF file)
エコビレッジ国際会議2006 レポート
ゲストプロフィール
■マルチ・ミューラーさん
グローバルエコビレッジネットワーク《GEN》評議委員
作家。写真家。元ソルボンヌ大学教授。環境問題研究家。社会活動家。国連 ECO SOC 代表。
現在、インドにあるエコビレッジ「オーロビル」とパリを行き来しながら、精力的に活動を続けている。
■マックス・リンデガーさん
グローバルエコビレッジネットワークオセアニア / アジア統括責任者
世界最初のパーマカルチャーのエコビレッジとして「クリスタルウォーターズ」の創設にかかわるなど、25年にわたり、パーマカルチャー、持続可能なシステムデザインを実現化してきた実績から、世界中で講演、講義を行っている。
■ルイス・アーキンさん
ロサンゼルスエコビレッジ創設者
カリフォルニア州立大学人類学専攻。ロサンゼルス保護観察所勤務を経て、1993 年にアーバンエコビレッジとして、ロサンゼルス・エコビレッジを設立。
2006 年ジャッキー・ゴールドバーグ賞受賞。都市部における低所得者の為に持続可能な生活環境を提供するプロジェクトを展開中。
1990 年、環境問題、湾岸戦争反対、社会における女性の平等などを訴えるための全米横断プロジェクトリーダーをつとめる。
その後、ニューヨーク近郊のイサカに、仲間とともにエコビレッジを建設する。
■糸長浩司さん
日本大学生物資源科学部教授 パーマカルチャー・センター・ ジャパン代表
工学博士、一級建築士。九州大学工学部建築学科卒業
東京工業大学大学院社会開発工学専攻博士課程修了。専攻は環境建築学、都市農村計画、パーマカルチャー。
日本の農村地域での住民参画型むらづくりの実践的研究、世界のエコ建築、自然エネルギー、エコビレッジ運動研究。
■岩村和夫さん
建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授
1971 年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973 年同大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏。中近東・ギリシャ、ドイツ等で建築・都市計画に携わる。
1980 年岩村アトリエ設立。1998年武蔵工業大学環境情報学部教授就任。
1949年、東京生まれ。日本で唯一のエコロジカルデザインの総合誌『BIO-City』( ビオシティ )編集長。
同誌で世界のエコビレッジを紹介。サステナブルな社会をめざす編集方針は、毎号、日本でのエコビレッジのモデルを示している。桑沢デザイン研究所非常勤講師。
『芸術論』〜 コミュニティ+アート
地域創造化が始まった!
DATE : 2006年11月19日(日)
芸術って生活とはかけ離れたもの。生活空間に、ましてや田舎に定着するものじゃない……そんなふうに思っていませんか?
しかし日本にもアートにあふれる風景が登場し始めているのです。今回のメインゲストは新潟の寒村をアートあふれる地域に変えた「越後妻有アートトリエンナーレ」総合ディレクターの北川フラムさんと東京東部の下町をクリエイターの力で動かし始めた「CET」の佐藤直樹さん。おなじみの代官山Ball Roomに、心を豊かにさせるアートで素敵な時間が生まれました。
[ ゲスト ]
北川フラムさん
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター、アートフロントギャラリー代表
佐藤直樹さん
CET(セントラルイースト東京)メインプロデューサー、アジール・デザイン&アジール・クラック、アートディレクター
ビーグッドTALK−1
ゲスト:佐藤直樹さん (CET[セントラルイースト東京] メインプロデューサー、アートディレクター)
アジールデザイン、アジール・クラックのアートディレクター、佐藤直樹さん。多摩美術大学で助教授を務めるなど多彩な活動を続ける佐藤さんですが、この日は東京の下町をクリエイター居住区に変え始めたCET(Central East Tokyo=セントラルイースト東京)の活動を中心に話が進みました。佐藤さんが力を入れているのは、「かつては東京の中心だった東京東部の下町」。ここで入居者がいなくなったビルなどを新たなアート空間として再生しているのです。その取り組みはアーティストの個性を生かしたユニークなものであるとともに、地域の住人達を巻き込んだ、地域再生的な動きまでをも含んでいます。さまざまな試みをしてきたようですが、なかには地域の人の発案で道路を通行止めにしてイベントをやったこともあるのだとか! 熱い江戸っ子の血に火をつけたのでしょうか? アートの持つエネルギーの底力を感じさせてくれるエピソードですね!
ビーグッドTALK−2
ゲスト:北川フラムさん (大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター)
「大地の芸術祭ー新潟越後妻有アートトリエンナーレ2006ー」は芸術作品が山、川、田の広がる集落に点在するというユニークでダイナミックな自然とアートが融合した祭典。それは新潟県のホームページでも紹介されるなど、地域と人をつなぐアートイベントとして、様々な分野の人から注目されているようです。
(北川フラム氏が十日町地域振興局長と2006大地の芸術祭振り返る )
これを企画したのは、企画展のプロデュースからまちづくりと一体になったアート計画など幅広い活動をおこなっている北村フラムさん。1988年には「アパルトヘイト否!国際美術展」を全国194ヵ所で開催し、アパルトヘイトに反対する芸術家の動きを日本に紹介するなど、独自の視点に立った活動を続けてきた方です。「この車が赤い風船と一緒にまちにやってくるんだよ」と車の模型とスライドで当時の様子を紹介した後、現在取り組んでいる大地の芸術祭について語り始めました。
今年妻有につくられたアート作品は、過去2回の開催で設置された恒久作品130点と、新たに加わった40カ国200組のアーティストの作品。プロジェクターで映し出される作品群、そのダイナミックさ、繊細さ、そして豊かさには圧倒されるばかり。そしてなによりこの企画自身が地域のネットワークをつくり、人を元気にしているというのが嬉しいところ。「海外のアーティストに頼むとだいたい断られません。彼らも田舎で育っています。田舎が元気になって欲しいという思いは彼らの中にもあるのです」と、世界に広がる普遍的な動きと、その中で見いだせるアートの可能性について熱く語ってくださいました。終了後もフラムさんのまわりには質問を投げかける人が絶えず、雨ですっかり冷え込んだ空の下、タバコを吹かしながら熱ーいアート論を繰り広げていました。
「大地の芸術祭ー新潟越後妻有アートトリエンナーレ2006ー」の詳細は → http://www.echigo-tsumari.jp/
平野 剛
「光をあたたかいと思うこと、風を感じること、それらを受け取った時に、その中には無数の目に見えない生き物が息づき、いっせいに輝いています。それは少しずつためられ、或るとき静かに流れ出します」一人ピアノと向き合って座り、空間の中に音を生み出していく……。淡々とした中に確信に満ちた安らぎを生み出すステージは、まさにこの言葉を再現しています。豊かな感覚と繊細な情感を広げる音の世界。しばしの沈黙、そして終焉を知らせるライトとともに会場には大きな喜びが満ちあふれました。
Smileワークショップ サウンド・メディスン/声の薬
國分利江子(ニューヨーク認定マッサージ・セラピスト)
クリスタルボウルという楽器を知っていますか? いろんな大きさの足のないお椀のようなカタチの楽器を使って演奏するのですが、倍音のように響くその音色は癒しの効果が高いのだそうです。今回登場したのは國分利江子さん。声の出し方と体に生まれる感覚を組み合わせたヒーリングをレクチャー。会場には荘厳な雰囲気とリラックス空気が流れ、参加者の皆さんもその心地よさにしばし酔いしれているようでした。
アート・ギャラリー
“もったいない” Waste Me Not Calendar 2007
世界のデザイン賞を受賞した読売広告社のカレンダーの展示・販売をしました。
「もったいない」に基づいた、今に伝わる暮らしの知恵を集め、実用性とデザイン性の高いカレンダーです。
詳しくは、http://www.yomiko-design.com/
ワールドレポート
森田玄さんから日本ではなかなか耳に入らない世界のニュースを紹介するこのコーナー。「ディキシーチックス」という女性グループをフューチャー。全米で大ブレイク、しかし「ブッシュ大統領が同じテキサス出身で恥ずかしい」と政治的発言をしたことから一気にメディアから相手にされなくなってしまった彼女達。CDの不買運動など大変な出来事が起こったそうです。しかし彼女達の活動を取り上げた映像ができるなど、追い風も吹いている模様。頑張れ!!ディキシーチックス!!
speak out! art action information−1
最近エコロジー関係の雑誌などでもよく目にするようになった「もったいない」という言葉。読売広告社がつくった「もったいないカレンダー」は各国のデザイン賞でも評価を受けているスグレモノ。ミシン目が入っていて使い終わった後も日付入りのメモ用紙として使用でき、しかも毎月「生活の知恵」をテーマに構成されているという力の入ったもの。スタッフの方に聞くと、その内容は練りに練った永久保存版クラスの自信作なのだとか。美しくデザインされた写真といい、カレンダー以外の楽しみ方がいくつもありそうですね。
speak out! art action information−2
「treasured trush」ゴミが宝になる”資源バコ”をクリエイター達がデザイン! 「持続可能な社会」をデザインで実現していこうという新しいプロジェクトが発足している。約30組のデザイナーが参加してのこの企画はgift_の池田さんが中心となって呼びかけたもの。中には行政と共同で実用化の話しが生まれたものもあるのだとか。アートが世界を変える日がやってくるかもしれません。
speak out! art action information−3
続いては写真家として、またトークイベントなどを通じて「未来の新しい暮らし方」を提案している瑳山ゆりさん。そんな彼女からWORLD PEACEのイベント紹介。彼女の感性で切り取られたポートレイトはどの笑顔もまぶしい!
speak out! art action information−4
そしておなじみ谷崎テトラさんの登場。この日は開場と同時に素敵な手書きステッカーを配っていた彼。それが「FREE HUGS」! 紹介されたミュージッククリップには「FREE HUGGS」と書かれたプレートを持った男性が登場。街を行き交う人々とHUGし合う様子が映し出されましたが、これをみるとなぜか心があったかくなるのです。会場では「FREE HUGS」があちこちで発生していました!
いろんな人がいろんなカタチでつながりをつくっていこうとしている。そんな実感を持たせてくれた今回のBeGood Cafe。ゲストの方々が持つシャープな頭脳と豊かな感性にビリビリ刺激をいただいた1日でした。皆さんありがとうございました!
そしてこの会を最後にしばらく産休に入る司会の丹羽順子さんと制作のカナシロリエさん、お疲れさまでした! 幸せなお母さんになって帰ってきてくださいね!
ゲストプロフィール
■北川フラムさん
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター、アートフロントギャラリー代表
■佐藤直樹さん
CET(セントラルイースト東京)メインプロデューサー、アジール・デザイン&アジール・クラック、アートディレクター
鎌倉市在住。音楽家。橋本一子氏に師事。90年よりカナダを中心に活動を始める。
自然に対峙し、ピアノ、ピアニカ、声、パーカッション等を用いた音楽を演奏。光をあたたかいと思うこと、風を感じること、それらを受け取った時に、その中には無数の目に見えない生き物が息づき、いっせいに輝いています。それは少しずつためられ、或るとき静かに流れ出します。
エコプロダクツ2006 SPECIAL
『信藤三雄と安斎肇は、エコか?』
DATE : 2006年12月16日(土)
ピチカートファイブのグラフィックなど、日本をリードするオシャレなデザイナーであり、坂本龍一さんと『エロコト』を創刊した信藤三雄さん。そして、タモリの空耳アワーのソラミミストで有名な安斎肇さんが、ご登場。
素敵な信藤さんと、なぜか笑ってしまう安斎さん。
さすがに笑えるトークとなり、結果、おふたりともエコでした!
今回、エコプロダクツ2006展でBeGood Cafeは、エコプロマーケット(BeGood Village)、会場内エコツアー、お馴染みのレストランなどを運営しました。
また、グリーンズの「エコプロ速報編集部」も登場。
制作協力したアウトドアランドというアウトドアの紹介ゾーンに高さ7メートルのクライミングウォールを設置。子ども達が大喜びで登っていました。
左の写真はエコプロマーケット(BeGood Village)の入口。
今回も楽しくエコなショッピングをお楽しみいただきました。
自然食レストラン Natural Food Cafe。
今年の人気・新メニューは「山の幸茶漬け、海の幸茶漬け」でした。
たくさんのお客様が来てくださいました。
制作をお手伝いした「アウトドアランド」。
マウンテン/自転車/水遊びなど、楽しいアウトドアの入門編。
アウトドアランドのお薦めは写真右のクライミングウォールでした。
高さ7メートルに登るチャレンジに、チビッコ達も大喜びでした!!
ゲストプロフィール
■信藤三雄さん
アートディレクター、映像ディレクター
1985年、コンテムポラリー・プロダクション設立。
松任谷由実のアルバムジャケットの制作を機に本格的にジャケットデザインを始める。以降、ピチカート・ファイヴ、Mr.Children、MISIA、元ちとせ、GLAYなど、これまで手掛けたレコード&CDジャケット数は約900枚にも及ぶ。2005年、「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン(ホワイトバンド・プロジェクト)で、映像プロデューサー、アートディレクターをつとめる。2006年夏、初の劇場長編映画「男はソレを我慢できない」を発表。同年秋には坂本龍一氏と雑誌「エロコト」を創刊。
■安斎肇さん
イラストレーター、アートディレクター、ソラミミスト
JAL「リゾッチャ」キャンペーンの初代王様『太平洋ちゃん』など、主にキャラクター・デザインを中心に様々なジャンルで活躍。1992年よりテレビ朝日系「タモリ倶楽部」“空耳アワー”にソラミミストとして出演。また、みうらじゅん氏と“勝手に観光協会”としてスカイパーフェクトTV「なまはげ兄弟」を放送中。今年12月からは、NHK「みんなのうた」で作詞・作曲・歌とキャラクターデザインを担当した『ホャホャラー』がオンエア予定。
テーマ 『パーマカルチャーとエコビレッジ』
地球温暖化など環境への危機感が高まりつつある今、私たちの日々の暮らし方が問われています。農薬で汚染されてないオーガニックな野菜を求める人が増え、さらには自給自足的ライフスタイルが注目を浴びてきています。
循環、永続可能、共生といった言葉が、自然に回帰しようという人々の共通して持つキーワードとなっています。地球の生態系を破壊せずに、自然と人間が共生していくためにはどのようなライフスタイルが望ましいのでしょうか。
わたしたちは一つの選択肢として、資源循環型の暮らしをデザインするための実践的学問であるパーマカルチャーを提案いたします。さらにはエコロジカルな住居と、エコビレッジについても紹介します。
■スケジュール 2008年2月24日(日)12:00〜19:00
12:00〜
開場
13:00〜13:30
オープンマイク
13:30〜14:00
NPOインフォメーション
14:00〜15:00
ビーグッドインフォメーション
15:00〜17:00
ビーグッドトーク
17:00-18:00
LIVE
19:00
終了
ゲストプロフィール
トークゲスト
■ 設楽清和さん
パーマカルチャー・センター・ジャパン事務局長
新潟で4年間農業に従事した後、ジョージア大学大学院で環境人類学を学ぶ。帰国後、神奈川県藤野でパーマカルチャーの日本型モデルを確立するために、センターを設立。様々なワークショップを行っている。身の回りのあらゆる動物・植物・建築・エネルギー・コミュニケーションなど多種多様な要素を活かす生活スタイルのデザインを提案している。
http://www.pccj.net/
■ 松下修さん
パーマカルチャーネットワーク九州代表理事
熊本市在住。現在熊本大学大学院公共社会政策学博士課程在学。熊本大学非常勤講師、鹿児島大学非常勤講師。松下生活研究所代表。NPO法人パーマカルチャーネットワーク九州代表理事。宮崎県諸塚村の山村政策に14年ほどかかわり、産地直送住宅の企画開発推進、地域資源の利活用のコンサルティングなど地域づくりをする。現在は、森林認証を生かした流通システムの構築、推進。また有機農産物生産者の流通プロデュースなどにかかわる。また、農山村に於ける生活産業とコミュニティの自立的形成を研究中。
http://www.pcnq.net/
■ 山田信行さん
NPO循環型たてもの研究塾理事長
一級建築士事務所、自然空間設計室主宰。「木と土の家をつくる会」代表、「NPO法人循環型たてもの研究塾」理事長を務め、毎週末に開催する「家創り塾」や「農ある暮らしのデザイン塾」などを主催。それらの塾からできた平均60歳の「匠楽の会」の方々と共に、佐賀県武雄市若木町を中心に「エコ・ヴィレッジ」建設に取り組むなどの活動を行っている。
http://junkan.info/
ライブゲスト
2001年ポールマッカトニーの音楽学院を卒業。2004年4月コロムビアM.E.より、1stALBUM『ほしのしずく』を発売。2006年2月よりLOVE FM(福岡)にて、レギュラー番組『レイラーニのWelcome to my little cafe』スタート。2007年2月2nd ALBUM『ひかりのわ』発売。6月3rd Album「Towa no kuni」発売。2007年11月に初のドイツ・ポーランドツアーを行う。伸びやかで強烈な歌声とファンタジックなメロディが独特の世界観を創り出している。
http://columbia.jp/leilani/