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東芝ユース・クラブ・アジア(TYCA)

アジアの未来を担う高校生の、国際教育プログラム

ASEAN諸国と日本の高校生達が、未来のアジアの展望を自ら抱き、その後の成長を支援する教育プログラム。ビーグッドカフェは英語による企画・運営を担当しています。
参加者は8日間、共にアジア全体の持続可能な成長について考え・学びを深めます。また、様々な訪問先やワークショップ、専門講師の方の講義を交え、観察力、分析力、構想力、説明力などの力を身につけることも目的の一つです。

名称 東芝ユース・クラブ・アジア
Toshiba Youth Club Asia (TYCA)
開始 2014年8月~
※2013年までは、日米タイポーランドの高校生を対象とした「東芝地球未来会議 (TYC)」を実施
開催場所 日本(国立オリンピック記念青少年総合センター他)
参加国 vol.1 March 2015:
Cambodia, Japan, Laos, Myanmar, Philippines, Thailand, Vietnam
vol.2 December 2015:
Brunei, Indonesia, Japan, Malaysia, Singapore, Thailand
主催 財団法人 東芝国際交流財団(TIFO)、東芝タイ財団
協力 ASCOJA, ASJA International
企画運営 NPO法人ビーグッドカフェ
公式URL http://tyca.asia/ 英語サイト


tyc-tokyo2013

東芝地球未来会議 2013年開催概要/レポート


4カ国の高校生が再び日本に集結、大成功!

第1回~3回の日本、第4〜5回のタイ国開催を経て、第6回となる2013年は2年ぶりに日本でのキャンプ開催となりました。
今回は、8月1日〜8日の8日間、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターを拠点として、さまざまなバックグラウンドを持った講師を招いてのレクチャーやフィールドトリップを実施。参加者達は各課題について英語で議論を重ねるとともに、互いの文化や言語の壁を乗り越えて共に解決策を見つけようとしていました。

また、今回も、キャンプ期間中、参加者が記者となり、毎日の成果や取材内容を記事にまとめた電子新聞(e-jornal)「Act Eco Journal」を完成することができました。 このe-jornalには、オフィシャルウェブサイト “act-eco.net” に提出された事前課題なども掲載され、参加者のふりかえりや帰国後の保護者や参加者以外の教師・生徒への啓蒙ツールとして活用されています。

企画名称 東芝地球未来会議2013 夏期キャンプ
英語名称 Summer Camp of “TOSHIBA YOUTH CONFERENCE FOR A SUSTAINABLE FUTURE 2013”
テーマ 「地球と人類の共存」Achieving Harmony with Earth
開催期間 2013年8月1日-8月8日
開催国・施設 日本・国立オリンピック記念青少年総合センター
参加国 日本、米国、ポーランド、タイの高校生計17名、教員計9名
主催 東芝国際交流財団
共催 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団
特別協力 (株)東芝、全日空
企画・制作 NPO法人ビーグッドカフェ
運営 NPO法人ビーグッドカフェ

【Act Eco Journal】
Act Eco Journal は、参加者自身が記者となって、本カンファレンスを通して参加者が学んだことや経験したことを、新聞風にまとめ、カンファレンス終了後も参加者の記録や各国の啓蒙ツールとして活用していただく、本カンファレンスの大きな成果物のひとつです。
今回は昨年からバージョンアップし、e-journal(電子新聞)という形で作成しました。 キャンプ中に参加者生徒の編集チームの編成を行い、各国の生徒がチーム内で相談しながらキャンプ期間中に記事を書き上げました。帰国後には過去の参加者も閲覧可能になり、より多くの方へ Act Eco Journal をご覧いただけるようになっています。

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【Act Eco Journal Summary】

Camp [2013年8月1日〜8月8日]


DAY1 8月1日(木)

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成田空港での出迎え

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オリンピックセンター最初の夕食

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初日のCheck–Out of the Day

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施設概要の説明を受ける参加者

キャンプ第1日目、成田に集合したスタッフに迎えられ、ポーランド・アメリカ・タイの参加生徒が順々に空港に到着しました。その後、日本参加者と合流し施設の概要説明を受け、プログラムのおおまかな流れが説明され、一日目は無事終了しました。


DAY2 8月2日(金)

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オープニングセレモニー

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平田公子様の講演

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アイスブレイキングワークショップ

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事前課題の発表

この日から本格的なプログラムがスタートします。朝のCHECK-IN OF THE DAYから始まり、オープニングセレモニー、平田公子様による『いま何が問題か』という講演が行われました。その後、参加生徒が気持ちをほぐし、短時間で全員の名前を覚えられるよう、アイスブレイキングワークショップが行われました。午後は参加者の目的共有を趣旨としたゴールシェアリングワークショップ、それから参加生徒がジャーナリストの立場に立ってプログラム内容の記事を掲載するE-Journalの説明、続けて事前課題『My Life / The Way It Was』の発表が各校ごとに行われ、参加国の生徒がお互いを知る場となりました。


DAY3 8月3日(土)

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ドキュメンタリー作品をみる生徒

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庄治様の講演

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C.W. ニコル様の講演

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江戸東京博物館を訪れる参加者

キャンプ3日目は二年半前の東日本大震災を受けて、震災から自然と人の関係を学ぶためのプログラムが組まれました。まず、東日本大震災に関する『Lessons from a Disaster』というドキュメンタリー作品が上映された後、東芝東北復興推進室の庄治徹様より『東日本大震災を振り返って』というテーマで被災地の現状について伺いました。続けて、アファンの森財団のC.W.ニコル様に東北地区で行なっている森林を活かした復興支援の取り組みを紹介いただきました。


DAY4 8月4日(日)

 

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藤野電力のソーラーパネルワークショップ

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先生プログラム−1

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村上啓亮様の講演会

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ワンダーシップ環境エネルギー館

キャンプ第4日目のメインテーマは『Future Energy Day』。参加者はエネルギー使用の現状や新エネルギーの利用等について学びます。はじめに藤野電力によるソーラーパネルづくりのワークショップが開かれました。その後、資源エネルギー庁の村上啓亮様よりエネルギー使用の現状に関する詳細説明があり、続けて鈴木達治朗様から未来のエネルギー使用に関する講演がありました。


DAY5 8月5日(日)

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田んぼ野外実習

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東芝科学館視察

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OB・OGの経験を語る

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ファイナルプレゼンテーションテーマ設定

キャンプ第5日目の午前中は参加校の一つである学校を訪れ、日本の近代農業の発祥の地の一つとされる田んぼにてネイチャーオブサベーションを行いました。その後、東芝科学館を訪れた一行は主催企業、東芝の歴史およびイノベーションを視察しました。


DAY6 8月6日(火)

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OST(オープンスペーステクノロジー)

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プレゼンテーションテクニック講座

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プレゼンテーション準備

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プレゼンテーションリハーサル

キャンプ第6日目は参加生徒にとって最終目標となる『成果プレゼンテーション』のため、思考の実践や各自のアイディアをプレゼンに落とし込む方法を話し合いました。最初に複雑な課題を参加型のグループ・ディスカッションで討議するOpen Space Technologyを行い、続けてプレゼンテーションの具体的なテクニックについて学ぶワークショップが開催されました。その後、夕食後に1日の振り返りを済ませた生徒達は夜遅くまで『成果プレゼンテーション』の準備に勤しんでいました。


DAY7 8月7日(水)

 

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成果プレゼンテーション

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先生プレゼンテーション

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閉会式

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フェアウェルパーティー

『成果プレエンテーション』の発表会となるキャンプ第7日目、生徒達は発表時間ぎりぎりまでプレゼンの準備を行いました。成果プレゼンエーション本番ではプレゼン資料は想像に富み、スピーチも随所に工夫がみられ、意図を正確に伝えようとする生徒たちの意思が素直に反映されていました。その後開催されたフェアウェルパーティーでは参加者同士で翌日の別れを惜しむ様子が見受けられました。


DAY8 8月8日(木)

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成田空港行きのバスに乗り込む参加者

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別れを惜しむ先生と参加者

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成田空港での最後のひと時の会話

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成田空港でのファイナル・スナップショット

最終日、キャンプ第8日目。成田空港発の飛行機に乗り込むため、参加者たちは早朝、国立オリンピックセンターを出発しました。空港到着後、チェック・インを済ませた参加者たちは残り短い時間を写真撮影や思い出話で過ごし、名残惜しむようにそれぞれ飛行機に乗り込みました。
この8日間の成果をそれぞれの国に持ち帰り、今後も様々な場面で活かしていただきたいと思います。


東芝地球未来会議 2012開催概要/レポート


タイ開催、大成功!

第5回目となる2012年のキャンプも前回に引き続きタイ国にて8日間開催されました。
本年度は、バンコク郊外のFarm Chokchai と Chulabhorn Research Instituteを拠点として自然環境から最先端技術までの施設を見学/体験するなどして1週間を過ごしました。

また、今回も参加者自らがキャンプ期間中に取材・記事づくりを行い、キャンプの成果をまとめた「Act Eco Journal」を完成させることができました。本年度は、初めてe-journalとう形式でインターネット上でも見られるようになりました。

企画名称 東芝地球未来会議2012 夏期キャンプ
英語名称 Summer Camp of
        “TOSHIBA YOUTH CONFERENCE FOR A SUSTAINABLE FUTURE 2012”
テーマ 「地球と人類の共存」Achieving Harmony with Earth
開催期間 2012年8月1日-8月9日 (タイ滞在期間:8月1日-8月8日)
開催国・施設 タイ国
8月1 – 4日 Farm Chokchai         
8月5 – 8日 Chulabhorn Research Institute
参加国 日本、米国、ポーランド、タイの高校生計16名、教員計9名
主催 東芝国際交流財団
共催 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団
特別協力 (株)東芝、全日空
企画・制作 NPO法人ビーグッドカフェ
運営 NPO法人ビーグッドカフェ、東芝タイ財団

【Act Eco Journal】

Act Eco Journal は、参加者自身が記者となって、本カンファレンスを通して参加者が学んだことや経験したことを、新聞風にまとめ、カンファレンス終了後も参加者の記録や各国の啓蒙ツールとして活用していただく、本カンファレンスの大きな成果物のひとつです。

本年の大きな変化は、e-journal(電子新聞)という形で初めて作成したということです。 キャンプ中に参加者生徒の編集チーム編成を行い、各国の生徒がチーム内で相談しながらキャンプ期間中に記事を作成しました。現地でデータ入稿作業を行い、キャンプ最終日に参加者が閲覧できるようにしました。帰国後に過去の参加者へも閲覧可能になり、より多くの方へAct Eco Journalをみて頂けるようになりました。

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Camp [2011年8月1日〜8月8日]

DAY-1 8月1日(水)

キャンプの第1日目となる8月1日(水)、スタッフとタイの参加者及びOB/OGが事前に空港集合しました。その後、第一行のポーランドチームが無事空港に到着し、続いて米国と日本チームが無事到着。その後、バンコク/Suvannabhumi空港から北東へ約2時間半のFarm Chockchaiへと向かいました。到着後、各部屋に一旦荷物をまとめ、夕食を済ませた後、第一夜のブリーフィング・セッションを行いました。ファシリテーターが参加者達をあたたかく迎え入れ、その夜は幕を閉じました。

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スワナンブーム国際空港でお出迎え

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空港からFarm Chokchaiへバス移動

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Farm Chokchiaの宿泊テントへ移動

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ブリーフィング・セッション

DAY-2 8月2日(木)

キャンプ第2日目、開会式にて東芝様、東芝タイ財団様からご挨拶を頂きました。その後、アイスブレークワークショップ・事前課題の発表などを通して互いの交流を深めました。

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Farm Chokchai 宿泊テント

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アイスブレーク

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事前課題プレゼンテーション

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Dr. Kittikornによる課外実習

DAY-3 8月3日(金)

3日目は起床後、軽い山登りの後、Farm Chockchaiツアーでは施設をまわり、CEO Dr. Choak Bulakulの講演を聞きました。昼食の後、敷地内で稲作実習を行いました。初めて稲に触れる生徒も多かったようで、身体を使って自然に触れる体験を貴重なものと感じたようです。一方、異なる場所で同時に開催された先生プログラムでは先生たちが多国間の国柄や教育現場の相違を紹介し合いました。

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早朝の山登り

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稲作実習に用いた稲

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Farm Chokchai CEO Dr.Choak

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先生プログラム#1

DAY-4 8月4日(土)

キャンプ第4日目、TYC 2012メンバーはバスに乗り込み、ファームから約15分の所にあるToyota Show Room “Thai Yen”へ行き、店主Ms. Pompetより直にご案内頂きました。その後、キャンプの第二会場となるバンコクのChulabhorn Research Institute に到着、TYC2012参加者は当会場にて残りの日程を過ごすことになります。この日はMr. Roj Khun-Anakeによる講演:”Science & Technology for the environment”とワークショップを受講し、E-Journalを制作して、1日を振り返りました。

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ショウルームオーナーのエコ施設ツアー

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移動中バスのなかでの先生交流

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ワークショップにて議論に講じる生徒達

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ワークショップでのメモ書き

DAY-5 8月5日(日)

この日、TYC2012一同はタイ随一のエネルギー供給会社である、ENCO・PTTへと、タイのエネルギー事情の詳細な現状の説明がありました。それから一行はバンコクの中心地区にある『 Cabbages & Condoms 』レストランへ移動し、社会貢献家Mr. Mechai Viravaidyaの講演を聞きました。その晩の夕食はチャオプラヤ川の船上にて盛大に行われ、参加者たちは食事、夜景、音楽をそれぞれ満喫していました。

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CHECK-IN OF THE DAY

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Mr.Pumeechaow (PPT)講演

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Mr.Mechaiのケーススタディ

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チャオプラ川の船上遊覧

DAY-6 8月6日(月)

第6日目、グループ・ディスカッション法“Open Space Technology”を受講し、頭をほぐした生徒達は午後のプログラムの皮切りに2011年11月に大洪水の被害を受けた災害レポートを東芝財団より受けました。続けて企業などの様々な場においてコーチングを提供するMr. Wongjindanonに『Presentation Technique』についての講演をして頂きました。先生方は各国の教育制度に活かすことのできる環境教育のディスカッションを行いました。その後、生徒達は夜遅くまで『成果プレゼンテーション』の準備を行いました。

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OSTワークショップ

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洪水からの復興 (TTFD 講演)

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プレゼンテーションテクニック講演

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翌日のプレゼンテーション準備

DAY-7 8月7日(火)

参加者たちはプレゼンテーションを無事終えた後、今後交流を取り合えるような方法について議論しましたキャンプ第7日目はいよいよ『成果プレゼンテーション』の発表会となりました。生徒達は午前中にパワーポイントの準備とスピーチのリハーサルを過去の参加生徒による指摘を受け、本番においてはプレゼンテーションを心を込めて行いました。生徒たちと合わせて、先生方もキャンプ中に共有した教育方法についての発表を行いました。

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成果プレゼンテーション

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成果プレゼンテーション会場

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成果プレゼンテーション

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よせがきTシャツ(つながりの時間)

各グループのプレゼンテーションはこちらからご参照ください。(全文英語です。)⇒

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1-What’s Wrong With Education Today

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2 - Let’s Fix Education!

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3 - Local Obstacles We Face Today

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4 - Our Obstacles to Achieve Harmony   with the Earth

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Teacher’s Reflection TYC 2012

 

DAY-8 8月8日(水)

キャンプ第8日目、それまでのプログラム全日程を成し遂げた参加者たちはバンコク観光を楽しみました。その後、一行はフェアウェルパーティー会場となるゴルフ・カントリー・クラブでシャワーを浴び、フェア・ウェル・パーティーにのぞみました。E-Journalの完成発表・各国生徒の挨拶・プレゼント交換・関係者挨拶などがあり、名残惜しみつつ空港へ向かうバスに乗り込みました。

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バンコク観光へ出発

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バンコク観光

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イージャーナル完成発表

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フェアウェル・パーティー

東芝地球未来会議とは

世界の高校生達が持続可能な未来について考える国際教育キャンプ

世界の若者たちに文化や言語の壁を越えて地球や社会の未来について深く考える機会を与えることを目的にスタート。BeGood Cafeは、英語による企画運営を担当しています。
アメリカ、日本、タイ、ポーランドなどの高校生と教師を対象にウェブサイトでの事前学習や1週間の国際キャンプを実施。TYCを通じた経験や学びをまとめたAct Eco Journal(英語)を参加者自らつくりあげます。
TYCには、2008年〜2013年の計6年間を通して、米国、タイ、日本、ポーランド* からのべ115名の高校生と63名の教員が参加しました。(*ポーランドは2009年度から参加)

2014年からは、ASEAN諸国と日本の高校生を対象とした「東芝ユース・クラブ・アジア Toshiba Youth Club Asia (TYCA)」、並びに日米の高校生を対象とした「TOMODACHI Toshiba Academy (TTA)」がスタートしました。

名称 東芝地球未来会議
TOSHIBA YOUTH CONFERENCE FOR SUSTAINABLE FUTURE(TYC)
開催開始 2008年~2013年
※2014年からは、ASEAN諸国と日本の高校生を対象とした「東芝ユース・クラブ・アジア Toshiba Youth Club Asia (TYCA)」、並びに日米の高校生を対象とした「TOMODACHI Toshiba Academy (TTA)」の企画運営を実施
開催時期 年間を通したウェブ学習ならびに夏期に7日間のキャンプを実施
開催場所 日本(城西国際大学、国立オリンピック記念青少年総合センター)、
タイ国(Farm Chokchai, Sirindhorn Science Home)など
主催 財団法人 東芝国際交流財団
共催 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団、株式会社東芝
企画運営 NPO法人ビーグッドカフェ
公式URL http://tyca.asia/archive/tyc/
東芝地球未来会議(TYC)英語アーカイブ

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東芝地球未来会議 2011開催概要/レポート


初の海外(タイ国)開催、大成功!

第4回目となる東芝地球未来会議2011夏期キャンプが2011年8月12日から8月18日の7日間開催されました。今年は初めて海外(タイ国)での開催となり、17名の高校生と11名の引率の教員方はアメリカ、タイ、ポーランドそして日本から期待感を抱いて各国から集まりました。

東芝地球未来会議初の海外開催のキャンプは、過去3年間(日本開催)と大きく異なる内容となり、プログラムにより大きな深みと多様性の幅が生まれました。

東芝地球未来会議“Toshiba Youth Conference for a sustainable future”は、世界各国の若者たちに世界的な関心事についてディスカッションをする機会を与えるために 2008年度から財団法人東芝国際交流財団が主催し、東芝グループ、東芝アメリカ財団、東芝タイ財団と協力し、ビーグッドカフェが企画・運営を英語で担当しています。

開催期間中は事前課題をお互いにシェアすることから始まり、フィールドトリップを通して知識を深め、最終プレゼンテーションを行い、充実した一週間を過ごしました。 特に海外での経験は、貴重な体験になったようです。参加者同士のコミュニケーションは一貫して英語でしたが、生活を共にする中で互いの文化や言語の壁を越え、今年のテーマ『地球と人類の共存/Achieving Harmony with Earth』 にもとづきディスカッションを重ねました。

企画名称 東芝地球未来会議2011 夏期キャンプ
2011 テーマ 「地球と人類の共存」Achieving Harmony with Earth
キャンプ期間 2011年8月11日-19日 (タイ滞在期間:8月12日- 8月18日)
参加国 日本、アメリカ、タイ、ポーランド (4ヶ国)
参加者 高校生 17名、教員 11名
開催地 タイ国
8月12-15日 Farm Chokchai
8月15日 The Royal Nature Conservation Center
8月15-18日 Sirindhorn Science Home
主催 財団法人 東芝国際交流財団
共催 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団
特別協力 株式会社東芝 、全日空
企画・制作 NPO法人ビーグッドカフェ
運営 Life Skills Center

【Act Eco Journal】

Act Eco Journal は、参加者自身が記者となって、本カンファレンスを通して参加者が学んだことや経験したことを、新聞風の記録紙にまとめ、カンファレンス終了後も参加者の記録や各国の啓蒙ツールとして活用していただく、本カンファレンスの大きな特徴のひとつです。

本年もキャンプ中に参加者生徒の編集チーム編成を行い、各国の生徒がチーム内で相談しながらキャンプ期間中に記事を作成。現地でデザイン作業と印刷を行い、キャンプ最終日に参加者生徒、教員に手渡すことができました。実際に完成したものを現地で全員に直接手渡せたことで、参加者の充実感もより高まっていました。

参加者が協力して作成したキャンプ新聞
”Act Eco Journal”
Act Eco Journal

Camp [2011年8月12日~8月18日]

■ 8月12日(金)  1日目

前日の11日にはアメリカチームが成田空港へ到着。12日朝に日本チームと成田空港で合流してタイへ向けて出国しました。夕方にはタイチームとポーランドチームとタイの空港で合流し、その後、会場であるFarm Chockchaiへ向けて参加者全員でバス移動。移動のバスの中では、早くも異文化交流が進んでいました。Farm Chock Chaiでは簡単に歓迎の挨拶を行い、参加者達は明日から始まるプログラムを楽しみに就寝しました。

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スワンナプーム国際空港でお出迎え

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空港からFarm Chokcahiへバス移動

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Farm Chokchaiの宿泊テントへ移動

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ルームメイトとテント宿泊

■ 8月13日(土)  2日目

キャンプ最初のプログラムとして開会式を行いました。午後には、学校別にプレゼンテーション(Pre-assignment)を実施。参加者の前での初めてのプレゼンテーションは、緊張した様子が伝わってきた。今日一日で多くのプログラムが遅くまであり、生徒も先生も充実した日を過ごしました。

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アイスブレーキング

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アイスブレーキング

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プレゼンテーション

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プレゼンテーション

■ 8月14日(日)  3日目

3日目は朝から山登りがあり、会場でもあるFarm Chockchaiの「エコを学べる総合エンターテイメントファーム」を堪能する日となりました。エコ施設見学体験ではグループ分けをして、それぞれの課題に取り組んだ他、午後には教員が別会場で教員向けプログラムを実施しました。参加者も3日目にして多くが打ち解けてきたようで、積極的にコミュニケーションする姿が見受けられました。

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山登り

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搾乳

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アイスクリーム作り

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先生プログラム

■ 8月15日(月)  4日目

この日は午前中にRoyal Conservation Centerへ移動、ここでもグループに分かれて解説を受けました。午後からは2つめの宿泊研修施設のSirindhorn Science Homeへ移動。チェックイン後の夕方から行なったワールドカフェでは、それまでの体験を振り返ることでよりしっかりと学んできた内容を吸収することができました。

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炭作り

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田植え

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Royal Conservation Center
博物館

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Sirindhorn Science Home
ワールドカフェ

■ 8月16日(火)  5日目

5日目の午前中はOST(オープンスペーステクノロジー)ワークショップを先生も参加して開催。OSTでつくられたグループが翌日の最終プレゼンテーショングループとなります。午後にはプレゼンテーション技術に関する講演があり、明日のプレゼンテーション本番に向けて、参加者は熱心に聞き入っていました。その後、2回目の先生向けプログラムを実施。参加者達は翌日のプレゼンテーションの準備に追われていました。

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オープンスペーステクノロジー ワークショップ

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オープンスペーステクノロジー ワークショップ

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プレゼンテーション講演

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先生プログラム

■ 8月17日(水)  6日目

最終発表のプレゼンテーションを午後に実施。生徒は少し緊張している様子でしたが、プレゼンテーション技術の講演やリハーサルを受けて、堂々とスピーチを行いました。多くの生徒がキャンプ期間を通じて学んだことへの課題を、無事発表でき、先生も生徒も満足した様子でした。夜にはアジア最大規模のシアターでショウを鑑賞し、キャンプの思い出を深めることができました。

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プレゼンテーション

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プレゼンテーション

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プレゼンテーション

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Siam Niramit

各グループのプレゼンテーションはこちらからご参照ください。(全文英語です。)⇒

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#1 Green Architecture Final(752kb)
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#2 TYC Final Presentation(2,749kb)
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#3 Hypocrisy of Conservation1,441kb)
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#4 POND_ERICA_YING(3,006kb)
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#5 In harmony with nature.pdf(11,782kb)

■ 8月18日(木)  7日目

最終日は、バンコク観光、フェアエルパーティーを開催。観光では、タイの伝統文化施設の見学などで異文化を体感しました。フェアエルパーティーでは、1週間のキャンプをスライドショーでふりかえりました。

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文化遺産見学

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フェアエルパーティー

最後は、米国、ポーランド、日本に参加者の出発をタイ側参加者がいつまでも見送ってくださいました。

東芝地球未来会議 同窓会 開催レポート(2011)

東芝地球未来会議の同窓会初開催!

2008年から毎年世界各地からの高校生が1週間にわたり共に過ごす「東芝地球未来会議」の同窓会が初めて開催されました。

開催概要

日時 2011年4月29日(祝金) 15:00-17:00
会場 SAP渋谷コラボレーション・プラザ (渋谷区文化総合センター大和田8階)
参加者 2008年から2010年までの東芝地球未来会議の日本からの参加者20名弱

みんな元気にエコを進めていました!
2008年から夏休みに開催されている東芝地球未来会議は世界各国の若者たちに世界的な関心事についてディスカッションをする機会を与えることを目的にスタートしました。
この日に出席したのは2008年、2009年、2010年のキャンプに参加した学生、教員、BeGood Cafe スタッフ。キャンプ参加時は高校生だった参加者も現在では半数以上が大学生となり、久しぶりに再会する先生方とそれぞれの近況について報告をしたり、初めて会う違う年度の先輩・後輩とも交流し思い思いに楽しみました。
それぞれに東芝地球未来会議という経験があるので、初対面の参加年度は違う参加者も共通のベースで話題は発展し、会が終わるころには今後も定期的にこのような機会を設けて集まることができたらと盛り上がりました。

ひとしきりそれぞれのテーブルでの自己紹介や思い出話が終わったところで2つのテーマについて小グループで話し合い最後にみんなでシェアするワークショップを行いました。

  • 今までのキャンププログラムの振り返りと、今思う良かった点や改善のアイディア
  • 過去と未来のキャンプ参加者のつながりについて

会の合間には、アメリカ、タイ、ポーランドの友人たちに向けて、今回の同窓会出席者から各年度のコラージュ写真とメッセージをFacebookグループ(クローズド)に書き込みました。

会ではアメリカ、タイ、ポーランドの参加者とも持続したつながりを作るためのウェブのアイディアなどをそれぞれに出し合っていきました。特にウェブのアイディアについてはこれからも参加者有志によるウェブサポーターのアイディアを取り入れたものにしていこうとプロジェクトが立ち上がりました。

TBSテレビ

「風の言葉」(23:09〜放映)

東芝地球未来会議 2010開催概要/レポート

連日猛暑の続く2010年の夏、今年も東芝地球未来会議が2010年7月31日から8月6日の7日間開催されました。今年はいったいどんな発見があるのか、19名の高校生と11名の引率の教員方はアメリカ、タイ、ポーランドそして日本から期待感を抱いて各国から集まりました。

第3回目となる2010年のキャンプも今まで以上に良い成果に至りました。

東芝地球未来会議“Toshiba Youth Conference for a sustainable future”は、世界各国の若者たちに世界的な関心事についてディスカッションをする機会を与えるために 2008年度から財団法人東芝国際交流財団が主催し、東芝グループ、東芝アメリカ財団、東芝タイ財団、財団法人日本国際交流センターと協力し、ビーグッドカフェが企画・制作を担当しています。

開催期間中は事前に高校生が予習してきたそれぞれの国における持続可能なエネルギー技術やシステム利用の実例、現状をお互いにシェアすることから始まり、フィールドトリップを通して地域の活動や科学技術の施設などを見学して知識を深める一週間を過ごしました。
参加者同士のコミュニケーションは一貫して英語でしたが、当然の事ながらそのレベルにはばらつきがあり生活を共にする中で互いの文化や言語の壁を越え、フィールドトリップでの発見をふまえて持続可能な社会とは何かディスカッションを重ねました。英語を母国語とするアメリカからの参加者にとってもアジアからの参加者の意見を話し終わるまで待つなどの国際的意見交換の場での姿勢のようなものを経験から学びました。

企画名称 東芝地球未来会議 2010
テーマ 2050年CO2半減に向けて ~エネルギーのベストミックスを考える~ Save Energy, Create Energy and Begin a New Lifestyle
キャンプ期間 2010年7月31日(土) ~ 8月6日(金)
参加国 日本、アメリカ、タイ、ポーランド (4ヶ国)
参加者 高校生 19名、教員 11名
開催地 城西国際大学 安房ラーニングセンター(千葉県鴨川市)

国立オリンピック記念青少年総合センター(代々木)

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主催 財団法人 東芝国際交流財団
共催 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団、株式会社東芝
特別協力 城西国際大学 国際教育センター、全日空 他
制作協力 財団法人日本国際交流センター
企画・制作 NPO法人ビーグッドカフェ

キャンプ期間中参加者はAct Eco Journal というキャンプ新聞を編集しました。それぞれに新聞記者、写真担当となり、各地で人々の暮らしぶり、いにしえの暮らしからの知恵そして最先端の知見を取材しました。3つのエディトリアルチーム(Lifestyle / Business & Politics / Science& Technology)に分かれてそれぞれの視点から記録がなされました。

参加者が協力して作成したキャンプ新聞
”Act Eco Journal”はこちらからご参照ください。(全文英語です。)⇒

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オフィシャルウェブサイト「act-eco.net」はキャンプが始まる前からも活用され、各自、もしくは学校単位で事前に予習された内容はレポートの形でこのサイトに提出され、参加者同志の個人的な交流も既にメールベースで事前に始まっていました。

コミュニケーションの壁、文化的な壁、新聞記事作成のために英語で文章を書く、しかも世界各国から来た仲間と協力して作業をするという初めての体験、チャレンジなどそれぞれに想像しきれないほど多くの葛藤がありながらも実際には失敗もあったかもしれませんが、柔軟にそしてポジティブに対応している参加者の姿が印象的でした。

Camp [2010年7月31日~8月6日]

■ 7月31日(土)  1日目

千葉県鴨川市にある城西安房ラーニングセンターに全員集合オリエンテーション

■ 8月1日(日)   2日目

今日からキャンプ本番です。本カンファレンス主催者、施設提供のご協力をいただいた城西国際大学の副学長様からの歓迎のご挨拶から。中には飛行機での長旅の疲れを感じている参加者もいましたが、午後に予定されている事前課題の発表もありやや緊張を感じつつ始まりました。

■ 8月2日(月)   3日目 フィールドトリップ

訪問箇所

  • 旧水田邸(古民家) ・・・ いにしえの知恵から環境にやさしい循環型の暮らしを発見。海外からの参加者は自国との比較からの発見、日本人の参加者にとってもそれまで知らなかった新たな発見が多数ありました。
  • 大山千枚田 ・・・ 美しい棚田の風景とそこに生息する多種多様な生き物についてお話をうかがったあとは強い日差しの中でも山からの風を受けながら昆虫採集をしたり、さらに管理人の方に質問をしたり思い思いのひと時を過ごしました。
  • 鴨川自然王国 ・・・ 安房マネーや農村の暮らし 、コミュニティ形成についてのお話を教員の方々含め参加者全員興味深く伺い、そこで栽培している有機トマトの収穫をしてお昼に食べいつもの野菜とは違うその味の意味を考えました。

■ 8月3日(火)   4日目  東芝科学館訪問

この日は東芝デイとして、東芝が考え、実践している環境についての考え方、エネルギー技術などについて学ぶことが到達目標。東芝科学館のあとは東京油田2017銀座ミツバチプロジェクトなどを訪問し廃油のリサイクル活動、都会でミツバチを飼うという新しい活動を実践されているところを訪問しました。

■ 8月4日(水)   5日目  キーパーソンへのインタビュー

Act Eco Journal というキャンプ新聞の3つの編集チーム( Lifestyle / Business & Politics / Science & Technology )に分かれてそれぞれキーパーソンをインタビューのため訪問しました。その際の様子はこちら

訪問箇所

  • Lifestyle Team ・・・ マエキタミヤコ氏 (環境NGOのための広告メディアクリエイティブ[サステナ] 代表 )
  • Business & Politics Team ・・・ 石田 三示氏 (民主党衆議院議員)
  • Science & Technology Team ・・・古屋 将太氏 (特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所フェロー)

■ 8月6日(木)   6日目  成果発表会

キャンプ1週間の生活で学んだことをとおして参加校毎に自国、自校に戻ってからの個人、そして学校での活動へつながる洞察をそれぞれにまとめ発表がなされました。

各校のプレゼンテーションはこちら ↓
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新聞各紙掲載記録

Toshiba Youth Conference for a Sustainable Future 2009

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The first week of August became a memorable moment for participants from around the world, and provided inspiration to tackle global environmental challenges. The second annual Toshiba Youth Conference for a Sustainable Future was held from August 1st through the 7th, 2009, and brought together fresh young minds as well as knowledgeable and experienced teachers in the field of environmental education. This year’s theme, Achieving the Best Mix of Energy Resources in order to halve CO2 Emissions by 2050, enabled participants from different countries and various backgrounds the opportunity to confront environmental issues, learn from each other, and work together towards local and global solutions.
Kicking off at Josai Awa Kamogawa Learning Center in Chiba, surrounded by mountains and the Pacific sea, students participated in team building and goal sharing workshops, allowing them to overcome cultural and language barriers. After presenting pre-camp assignments on the second day, the participants ventured out to explore Kamogawa-city. The students reported being inspired by the ecological local community and traditional Japanese wisdom found in Kamogawa

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On the third day, the conference moved to HRD Toshiba Training Center in Yokohama, where participants learned about Toshiba’s environmental policies and modern technologies, and deepened their understanding of the role of green companies. Students also had the chance to interview experts who are active in implementing environmental policies. The conference concluded with presentations and discussions about possible measures to introduce progressive change in Japan and the world at large.
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Mizuta residence
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Hayashi residence

On the third day, the conference moved to HRD Toshiba Training Center in Yokohama, where participants learned about Toshiba’s environmental policies and modern technologies, and deepened their understanding of the role of green companies. Students also had the chance to interview experts who are active in implementing environmental policies. The conference concluded with presentations and discussions about possible measures to introduce progressive change in Japan and the world at large.

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The conference was also a meeting place for teachers passionate about enhancing there abilities to promote environmental and scientific education and intercultural communication. Japan Center for International Exchange held a series of workshops to create synergy among teachers sharing the same goals.
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The conference brought together representatives from four countries: Thailand, Japan, Poland, and the US. Each country brought it’s own national flavor and perspective. The students from Poland contributed their refined critical thinking skills and realistic vision of the world. The American students added their vibrant energy and enthusiasm. The students from Thailand imparted harmony and a quite curiosity. And lastly, the Japanese students provided grounding and a regional context for discussion. Taken together, the synergistic combination of four countries from three continents encouraged and inspired a commitment to find creative solutions to the fundamental causes of environmental problems.

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In addition to formal lectures and workshops, shared meals and traveling as a team helped bridge cultural and language barriers. The entire conference itself was a microcosm of the current global movement towards environmental justice, acknowledging diverse cultural values, and cooperation in finding innovative solutions to achieve a sustainable future. After returning to their respective countries, the participants will keep in touch via internet using a website created especially for this conference (www.act-eco.net). Progress reports will be shared to promote a deeper understanding of the issues discussed and further the spirit of international exchange

Voices of the Participants

I was inspired by the students from other countries. They had much more knowledge about the environment, and I thought that I should learn and spread it back at my school and community. (Nao, Japan)
All the participants were friendly and I learned a lot of things. When I go back home, I’m going to keep the idea of green economy and persuade my friends and family to realize about environmental stuff. I have my new dream now someday to establish a green guesthouse with a vertical garden. (Bas, Thailand)

Students acting as Journalists

As a tool to share and widely disseminate the successful results of the conference, participants acted as journalists for this newspaper Act Eco Journal. Each student joined one of three departments (Lifestyle, Business & Politics, and Science & Technology) and wrote articles about their findings and opinions. To create this newspaper, teachers and staff also invested their creativity and knowledge, acting as journalists and editors. Utilizing the time between lectures and often working late into nights, students, teachers and staff created this newspaper to record their discovers and capture the spirit of the conference.

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Toshiba Youth Conference

As part of Toshiba’s commitment to creating a just and sustainable planet, the conference brought together students and teachers from around the world to participate in a week-long program exploring solutions to global environmental challenges. The 2009 participants were from Japan (Hitachi First High School, Keio Shonan-Fujisawa Senior High School, Waseda University Senior High School), Poland (Liceum Ogolnoksztalcace nr 14, Academic High School at PJIIT), Thailand (Triam Udom Suksa School, Assumption Lampang), and the United States (High School for Environmental Studies). The conference was sponsored by Toshiba International Foundation, Toshiba America Foundation, and Toshiba Thai foundation, in cooperation with Toshiba Corporation, Japan Airlines, and Japan Center for International Exchange. The program was organized by BeGood Cafe, a leading Japanese environmental NPO. The next Toshiba Youth Conference is scheduled to be held in Japan during the summer of 2010. For more information, please visit http://www.act-eco.net

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Click here for the camp paper ”Act Eco Journal” !
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東芝地球未来会議 2009開催概要/レポート

今年で2年目となった東芝地球未来会議2009のキャンプが一週間に渡り開催され、世界から27名の高校生と12名の教員が日本に集まり行われました。昨年参加した米国、タイ、日本に加え、新たにポーランドからの学生を加え、環境問題の現状と将来について英語で議論を重ねました。参加者は生活を共にする中で互いの文化や言語の壁を越え、共通の課題を見つけようとしました。

本年度のプログラムの最大の特徴は、キャンプ中の目標として新聞作りを置いたことでした。すべての生徒たちが新聞記者になり、各地で人々の暮らしぶりや、最先端の知見を取材し、記事づくりに取り組みました。目標が明確になったことで、参加者が主体的に考えると同時に、集中力を持って課題に取り組むことができました。ウェブサイトを通じて提出されたキャンプ前の課題も新聞作りの有用な題材となりました。

また、昨年実施した「東芝研修センター」に加えて「城西国際大学安房ラーニングセンター」の協力を得て2箇所を拠点にプログラムは行われ、恵まれた自然環境と施設の中で交流や議論を深めることができました。

企画名称 東芝 地球未来会議 2009
テーマ 2050年CO2半減に向けて ~エネルギーのベストミックスを考える~
キャンプ期間 2009年8月1日(土) ~ 8月7日(金)
参加国 日本、アメリカ、タイ、ポーランド (4ヶ国)
参加者 高校生 27名、教員 12名
主催 財団法人  東芝国際交流財団
共催 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団
協力 株式会社東芝、東芝総合人材開発株式会社、城西国際大学 国際教育センター、日本航空、東芝科学館、株式会社東芝 磯子エンジニアリングセンター
企画制作 NPO法人ビーグッドカフェ

参加者が協力して作成したキャンプ新聞 ”Act Eco Journal” はこちらからご参照ください。
(全文英語です。)↓
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>>英語レポートはこちら


8月1日(土)   1日目

午後には日本人参加者が千葉県鴨川市に位置する城西国際大学 安房ラーニングセンターに到着し海外参加者の到着まで6日目の東京ツアーの内容を考え、夜にはタイ、アメリカ、ポーランドの海外からの参加者が成田空港から合流し、オリエンテーションを行いました。

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8月2日(火)   2日目

午前 開会式
アイスブレイク、チームビルディングワークショップ
到達目標共有ワークショップ
新聞 Act Eco Journal の編集方針説明
午後 事前課題の発表
新聞 Act Eco Journal の編集班グループ分け
レクリエーション
シェアリング
開会式

財団法人東芝国際交流財団名女川専務理事から始まり、城西国際大学 石田副学長、NPO法人ビーグッドカフェ シキタ純から挨拶がありました。

開会式、チームアクティビティの後、各国から集まった参加者がこのキャンプで生活を共にする上での意識を共有しました。それは、「話そう」(Speak out)、「尊重しあおう」(Respect)、「アクティブに」(Be active)という3原則です。また、世界は危機にあり、私たちはこれまでの社会のあり方を変える必要があるが、若者は社会の中で積極的に何かを変えることができる存在であるとして「創造的であれ」(Be Creative)といった気持ちでこのキャンプに臨むことを確認しました。その後、環境問題の現状を認識するためにビデオ鑑賞をしたあと学生を4グループに分けて意見を出し合いながら環境問題の現状を分析しビジョン・マップをつくって整理し、午後には各国グループごとの事前課題の発表でお互いの国の自然エネルギー利用の現状を知ることができました。


8月3日(月)   3日目

午前 旧水田邸、林邸訪問
お昼 大山千枚田
午後 東芝研修センターへ移動
シェアリング

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大山千枚田

旧水田邸と林邸の2チームに分かれて行き、日本の古来からの廃棄物ゼロの生活と現代の持続可能な社会に向けて精神的な幸福論についてお話を伺いました。そして大山千枚田では棚田を見学し、保存会の活動についてのご説明を受けました。

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旧水田邸
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林邸

8月4日(火)   4日目

午前 東芝科学館訪問
午後 東芝 磯子エンジニアリングセンター訪問

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東芝科学館、東芝 磯子エンジニアリングセンターを訪れ、家庭電化製品、パソコンのルーツとなった機械や超伝導技術、最先端ゲーム機に使用されている技術などの見学をし、その後、東芝グループの紹介、CSR 活動の様子、環境ポリシーについて分かりやすくご説明をいただきました。
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8月5日(水)   5日目

午前 各班分かれてインタビュー先へ
午後 シェアリング

新聞の編集班グループ3班に分かれて電車に乗りインタビュー先をそれぞれ訪問しました。ビジネスと政治班は中野にある環境エネルギー政策研究所の山下氏を訪れ、サイエンス&テクノロジー班は浜松町にある東芝本社ビルを訪れ有信氏から技術開発の観点からLCA(Life Cycle Analysis)すなわち技術を導入してから廃棄されるまでの流れを計算する方法のお話を伺いました。そしてライフスタイル班は鎌倉葉山でトランジションタウンの活動をしている吉田氏に活動の説明と現状についてお話を頂きインタビューをしました。
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8月6日(気)   6日目

午前 成果発表会
午後 東京ツアー(日本人高校生のアテンドによる自由時間)
フェアウェルパーティ

成果発表会

スライドショーでキャンプを振り返り、西室泰三 東芝国際交流財団理事長(東芝相談役)からのご挨拶をいただいたあと各班のキャンプの成果発表を行いました。その後、各参加校の先生方より今回のキャンプについてコメントをいただきました。
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閉会式

東芝アメリカ財団のJ.アンダーソン氏と東芝タイ財団のコブカーン氏より閉会の辞ををいただきました。(以下スピーチ内容より抜粋です。)
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誰もが使命を持って生まれました。そして、次の世代に渡す前に多くの役割を果たさなければなりません。学生の使命は、今可能な限り学ぶことです。そして皆さんは、より良い環境を創造する使命を持ち、いつでもそれを始めることができます。

このプログラムの提供者である東芝やビーグッドカフェがここまでやってきたのは、あることを信じて来たからです。それは、たとえあなたが世界は救いようがないと感じても、あなたの心の中に生まれたたった一つの光が、世界を照らす光になることです。
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これで終わりではありません。ここから学んだことをあなたの周りの人々を分かち合ってください。あなた自身を信じ、すべての人々が持っている光を信じてください。

東京ツアー

閉会式終了後、日本人参加者の案内で新宿、渋谷、原宿、アメ横、浅草など小グループに分かれて思い思いの行きたい所を見学し、個々に新しい発見をしてきました。
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8月7日(金)   7日目 最終日

早朝、タイ・アメリカ・ポーランドの参加者がバスで成田へ、バスが見えなくなるまで日本人参加者らは見送り、参加者は無事帰途につきキャンプは終了しました。
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