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うひゃあ、ワルリ。

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2月22日まで渋谷でやっていたワルリ絵画展に行ってきました!
やばかったですよ~、
ツボに入りまくり。

自然と動物と神様達とともに生きる、ワルリ族の人たち。
一枚一枚の絵に、素朴で素敵な世界観が、うひゃあってぐらい見事に表現されてます。
一枚一枚の絵にちゃんとストーリーがあって、
ギャラリースタッフの方の解説を聞きながら観ていくと、また一段と味わい深く・・。
 >>解説付きの鑑賞がおすすめ。

例えば「太陽(=神様)の絵」、これにも随所に素敵なストーリーがありまして。

 最初に「村で一番高い山のてっぺんにいる鳥」がみんなに朝がきたことを知らせ、
   図中: 左上すみっこに山の図、山の木てっぺんに鳥の図
 その鳴き声を聞いた「平地の鳥」がみんなに知らせ、
   図中: 山のふもとに木の図、木の枝先に鳥の図
 その鳴き声を聞いた「家屋の鳥」ニワトリが人間に知らせ、
   図中: 木のしたに家の図、家のなかに鶏小屋の図
 それを聞いた人間は、起きて顔を洗って、神様(太陽)をお迎えする準備をするそうな。

 そんで、午後ぐらいになって人間が仕事にちょっと疲れてくると、
 居眠り防止のために神様は陽射しを強めるそうな。
   図中: 中央上、神様、陽射しを強めるの図
 それで、夕方には山の間に沈んで、ゆっくりお休みになるそうな。
   図中: 右中段、神様、山の間にお沈みになるの図

解説聞いてて、知らず知らずニヤけてきちゃうのはなぜ??!!
圧倒的な「自然と共に生きてる感」「楽しんで生きてる感」、
「現代人が忘れちゃった何か」を思い出せそうになるから、かも。

牛糞ぬった紙に米糊で描くから長持ちせず、
風化しては描き、風化しては描き・・、なんだって。

●こんな絵です。>>クリック
●ワルリの人達、つらい歴史もあったみたいです。>>クリック
●渋谷で22日までやってました。絵画展は今後も定期的に開催予定。>>クリック