エコビレッジ国際会議TOKYO

サステナブル・リビング
住む人達の要望を反映させ、住民が支え合う仕組みを持ち、エコロジカルなシステムで環境負荷を低くするコミュ二ティでの住まい方を「サステナブル・リビング」と言います。
第2回エコビレッジ国際会議では、それぞれの視点や社会的役割の違いを検討します。

エコビレッジ国際会議TOKYO 2007


コーポラティブハウスとは?
コーポラティブハウスとは、入居希望者が集まり組合を結成し、その組合が事業主となって、土地取得から設計者や建設業者の手配まで、建設行為の全てを行う集合住宅のことである。
エコビレッジ国際会議TOKYO 2007
 エコヴィレッジ鶴川「きのかの家」(東京都町田市)
 京都洛西ニュータウン コーポラティブ住宅ユーコート(京都府京都市)
 「経堂の森」「欅ハウス」「風の杜」(東京都世田谷区、大田区)

コレクティブハウスとは?
コレクティブハウスとは、個人の自由で自立した生活を前提としながら、生活の一部を共同化したり、空間や設備を共用化することによって、個人や少人数家族では充足出来ない合理的で安心感のある住まい方である。
エコビレッジ国際会議TOKYO 2007
 コレクティブハウス かんかん森(東京都荒川区)

コハウジングとは?
コハウジングとは、暮らしやすい共同体的住環境のことである。普通、20〜30世帯の住宅が、歩道や中庭に沿って建ち並び、個人の住居に加えて共同施設を設けている。共同の建物には、大食堂、台所、ラウンジ、会議室、娯楽施設、読書室、作業場、保育室などがある。1960年代、デンマークで Jan Gudmand-Hoyer らが始め、1980年代に北アメリカに広まった。
エコビレッジ国際会議TOKYO 2007エコビレッジ国際会議TOKYO 2007
エコビレッジ国際会議TOKYO 2007エコビレッジ国際会議TOKYO 2007
 イサカ エコビレッジ(アメリカ/ニューヨーク)

エコビレッジ国際会議TOKYO 2007 参考文献

今回のエコビレッジ国際会議2007で講演を行う、
Communities誌の編集長ダイアナ・クリスティアン氏が、多くのサステナブルコミュニティをまとめた近著

Finding Community
出版:New Society Publishers社



エコビレッジとは?




エコビレッジとは、都会でも田舎でも、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人が作るコミュニティのことです。

お互いが助け合うという社会構造が徐々に崩壊し、地球の急激な環境悪化を食い止めようということへの参加意識が、エコビレッジへの原動力へとなっています。

 人々がもう一度地球につながり、無限の未来を信じられる健康で幸せなライフスタイルを確保できるコミュニティの中で生きることができるように、エコビレッジは今や意識的に世界中で創られています。

1998年に、エコビレッジは国連の選ぶ持続可能なライフスタイルのすばらしいモデルとして 「100 Listing of Best Practice」(最もよい実践例の100のリスト)のひとつに初めて正式に名前が挙げられました。

<エコビレッジの特徴>

■ 持続可能なエネルギーや水、物質の利用・再利用の実践

  • 化石燃料を使わず、気候温暖化に直結しないエネルギーが利用されています。
    例えば、風力や太陽光を利用した自然エネルギー。有機ゴミや木屑などを利用するバイオマスエネルギー。水素を利用した燃料電池のコジェネレーティング・システムなど。
  • 雨水や排水の再利用を実践していることも重要です。上水→中水→下水の順に利用をし、バイオフィルターなどで水をきれいに再生します。
  • コンポストシステムにより、有機廃棄物を堆肥化して有効利用します。
    植栽不用物、残飯、野菜ゴミなど。また、トイレのコンポスト化も重要です。
  • 持続可能な住環境の実践も重要です。パッシブソーラー(太陽光の積極利用)、廃材古材の再利用、など。

■ 持続可能な食料自給

  • 大地に負担をかけない有機無農薬栽培で食料を自給していることは、エコビレッジの重要なファクターです。
  • 自分達の食料は自分達で作る。地産地消、いつも新鮮な野菜を食べて健康を維持することが大切です。

■ 持続可能なコミュニティ形成

  • エコビレッジがコミュニティとして持続するためには、経済的にも循環が生じることが大切です。お互いが出来ることで支え合う地域通貨、住民の環境プロジェクトなどに対して無担保で融資する市民銀行やマイクロクレジットなど、新しい工夫が必要です。

いま世界中に「エコビレッジ」が広がっています。 健康で環境負荷のない協同的な生活が、世界中の15,000カ所でエコビレッジ運動として始まっているのです!

より詳しい情報は
「グローバル・エコビレッジ・ネットワーク <G.E.N.>」日本語版 をご覧ください。
http://ecovillage-japan.net/

green.tv japanにインタビュー映像があります。
http://japangreen.tv

11月 09 2007 : posted by begood

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ダイアナ・クリスティアン (11月23日、24日両日講演ゲスト)

今回のエコビレッジ国際会議TOKYO2007では、
エコでサステナブルな未来を望む日本の皆さんに、
世界で広がるエコビレッジムーブメントご紹介します。

5大陸ですでに始まっているたくさんのエコビレッジプロジェクトの実例は、
エコロジカルな暮らしを望み、それらを創造しようとしている全ての人達に
エキサイティングでワクワクするニュース、情報をもたらしてくれるでしょう。

■ダイアナ・クリスティアン(Diana Leafe Christian)
『Communities』編集長、『Finding Community』著者共同代表

ダイアナ・クリスティアン
「Creating a Life Together」「Finding Community」の著者。
1993年よりアメリカのインテンショナル・コミュニティーを紹介する季刊誌「コミュニティーズ」編集長。
エコビレッジやコミュニティーをつくるために必要な、ビジョンメイキング、意思決定、コミュニケーションスキル、法制、ファイナンス等の実践的分野でワークショップやコンサルティングも行なう。
現在は、北カロライナ州のエコビレッジに住む。
Creating a Life Together http://creating-a-life-together.org
Ecovillage http://www.earthaven.org

ジョバンニ・キアロ (11月24日講演ゲスト)

エコビレッジとは新しいライフスタイルを求める人達が、共に学び、創造する素敵な場所です。

今回の国際会議で、そのようなチャレンジを続ける日本のみなさんとお会いすることができとてもうれしく思います。

希望と正義ある未来を、そして住民同士が理解し合い支え合う永続的なコミュニティーをデザインしていくことは素晴らしいことです。

私自身の経験を皆さんとシェアすること、そしてラテンアメリカで今新しく始まっているエコビレッジ最新事例をお伝えできることを楽しみにしています。

■ジョバンニ・キアロ(Giovanni Ciarlo)
グローバル・エコビレッジ・ネットワーク〈GEN〉評議委員
メキシコHuehuecoyotl エコビレッジ 創始メンバー

ジョバンニ・キアロ
メキシコ Huehuecoyotlエコビレッを拠点に活動を展開。1978年よりグループ・ファシリテーションとエコビレッジ・デザインに取り組んでいる。 Formal consensusとconflict resolutionの知識を教育現場やENAコミュニティー出活用。ガイア教育カリキュラム立案に携わる。
Huehuecoyotl エコビレッジ http://www.huehuecoyotl.net/

延藤 安弘 さん (11月24日講演ゲスト)

固苦しいコンクリートが柔かい緑のネットに変わる。

コミュニティとエコロジーが縦横に交わると
思いがけない暮らしのエピソードが生まれる。

ヌルヌルベタベタに子どもは笑い声をあげ
酔っぱらってクダをまくお父さんが輝きだし、
ネコのアラレもない姿が居心地のよさを示す・・・

そんなエコ的住み方を幻燈会で楽しみましょう。

パソコンでプレゼンテーション、そんなかっこえぇことよぅしません。
レトロな幻燈機が昔懐かしいスライド音とともにステキな映像の世界へお連れします。

それはまさに燈(ともしび)の向こうに幻(まぼろし)を見る、電動紙芝居。
カシャ、カシャ・・・

■延藤 安弘(えんどう やすひろ)
NPO法人まちの縁側育み隊 代表理事

延藤 安弘
1940年大阪生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、京都大学大学院修了。工学博士。京都大学助手、熊本大学教授,千葉大学教授を経て現在愛知産業大学大学院教授。NPO法人まちの縁側育くみ隊代表理事。
コーポラティブ住宅や住民主体のまち育ての伝道師として全国を飛び回っている。
「コミュニティを生成するハウジングに関する一連の研究」で1990年日本建築学会賞受賞。

相根 昭典 さん (11月23日講演ゲスト)

持続するはずもない現代社会に地域循環するシステムが日本各地に出現しつつあります。

それらを最短で成功に導くには、海外の事例を参考にしつつ、
日本の風土にいかに溶け込ませるかが鍵となるでしょう。

この会議に行けば、そのヒントと多くの出会いがあるでしょう。

■相根 昭典(さがね あきのり)
一級建築士、株式会社アンビエックス 代表取締役

相根 昭典
1954年 京都府 生まれ。
住宅での化学物質汚染に危機感をもち、東西医学・民間療法等を幅広く研究し、
健康住宅を提唱。健康住宅の設計・監理業務に加え、無・低公害建材の研究・開
発、コンサルティングを行う。現在、循環型社会を目指した森林復興とエコ建築
やエコヴィレッジの具現化に重点を置き活動している。
著書:「健康な住まいを手に入れる本」(共著・コモンズ発行)

西條 正幸 さん (11月24日講演ゲスト)

1999年、北ドイツキールにあるエコビレッジとの出会いがきっかけで僕を今の活動へ導いてくれたのです。

大掛かりな仕掛けをするのではなく、気の会った仲間との共同住居が数件集まることで小さなコミュニティーが生まれる。そこで普段着のエコな暮らしと菜園生活を楽しむと、十分豊かで環境にも負荷のかけない快適な暮らしが出来ると思う。

エコビレッジは特別な人のためのものではなく、誰もがちょっとだけ手を伸ばすと手に入れられるような、一番身近な楽園であれば良いと思う僕なのです。

■西條 正幸(さいじょう まさゆき)
(有)西條インテリアデザイン 代表取締役、エコビレッジ実行委員会 代表

西條 正幸
1960年生まれ。札幌を中心に商業施設のインテリアデザイナーとして活動。現在は人と環境にやさしい商住空間をテーマにエコロジー建築のデザイン、設計から施工、エコロジー建材のコーディネイトなどに応じています。
2000年に北海道でエコビレッジを実現するために、エコビレッジ実行委員会を設立。

11月 09 2007 : posted by begood

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田中 優 さん (未来バンク代表、ap bank監事)

人が一番長く過ごす時間って、どこだと思いますか?

家の中なんです。

だから家はまず健康で、そして地球も健康でいられるものでなければならないんです。

なんでこれがこれまで重視されなかったんでしょう?

とても大事な話です。

■田中 優(たなか ゆう)
未来バンク代表、ap bank監事

田中 優1957年東京生まれ。地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などの様々なNGO活動に関わる。現在、立教大学大学院、和光大学大学院、大東文化大学の非常勤講師。
著書に「戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方」「世界の貧しさをなくす30の方法」(合同出版)「戦争って環境問題と関係ないと思ってた」(岩波書店)「地球温暖化/人生滅亡のシナリオは回避できるか」(扶桑社新書)他多数。
未来バンク http://www.jca.apc.org/npois/mirai/
ap bank http://www.apbank.jp/

大和田 順子 さん (LBA[ロハス・ビジネス・アライアンス] 共同代表)

私はLOHAS(ロハス)というコンセプトに5年前に出会い、以来、持続可能な社会の創造に欠かせない考え方と確信し、講演や執筆を通じてお伝えしてきました。

「エコビレッジ」は、サステナブルなまちづくりや社会づくりのコンセプトで、LOHASと相通ずるものだと思います。

人や地域社会、地球の健康は、生命のエネルギーからもたらされるものでありエコビレッジはその原点ではないでしょうか!

■大和田 順子(おおわだ じゅんこ)
LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)共同代表

大和田 順子東急百貨店、東急総合研究所、ザ・ボディショップ、イースクエア等を経て2006年に独立。東急総合研究所では環境問題と消費生活、情報化社会などをテーマに研究を行い社員環境教育ツール「百貨店人のためのエコロジーハンドブック」の企画・制作を手がけ、業界初の試みとして注目を集めた。論文「環境問題と消費生活」で経済企画庁長官賞を受賞。
著作『日本をロハスに変える30の方法』(講談社)、『ロハスの教科書 −持続可能な社会をめざす新しい生き方』(明治図書)
LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)http://www.lohas-ba.org/ info@owadajunko.com
個人WEBサイト【LOHAS(ロハス)&サステナブルスタイル】 http://www.owadajunko.com
メルマガ http://www.mag2.com/m/0000172361.html

辻 信一 さん (環境運動家、文化人類学者)

エコでピースな時代はもう始まっている。

世界のあちこちで、新しい社会が芽生え、それを支える新しい文化が生まれている。

そんな文化創造のグッドニュースに出会うために、

エコビレッジ国際会議へ行こう。

■辻 信一(つじ しんいち)
明治学院大学教授、環境運動家

辻 信一
1999年に環境文化NGO「ナマケモノ倶楽部」を設立、以来そのリーダーとしてスローやGNHをキイワードにスローライフ運動を展開する。「100万人のキャンドルナイト」世話人代表。著書に『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社)、『ハチドリのひとしずく』(光文社)など多数。
http://www.sloth.gr.jp/tsuji/index.html

岡村 貴子 さん (オーガニックコンシェルジュ)

大きな地球のどこかの話が、

きっと身近に感じることができるのがこのエコビレッジ国際会議。

私にとってオーガニックの小さな一歩も、

このような機会を通じて開眼させられたのがキッカケでした。

ぼんやり雲がかかったエコへの入り口も

クリアな視界で見渡せるかもしれませんね。

私も今から参加するのがとても楽しみです。

■岡村 貴子(おかむら たかこ)
オーガニックコンシェルジュ
サステナビリティー・ストリートプロジェクト・インストラクター

岡村 貴子
2004年オーガニックコンシェルジュ協会を設立。同時にコンシェルジュ資格制度を立ち上げる。
現在はNPOと並行しエコやオーガニックに携わるアーティストとして、ソニーミュージックアーティスツのメディア力を通じ活動の幅を広げている。また日本初のサステナビリティー・ストリート設立に向け準備中。

薗田 綾子 さん (株式会社クレアン 代表取締役)

いつの時代も大切なのは、「人とのつながり、そして、自然とのつながり」。
でも、この絆が薄くなっていることで、少しおかしな社会になっています。

日々の食事や住まいを通じて、ライフスタイルを未来志向に変えていくことで、
ハッピーでいつも笑顔があふれるコミニティが自然に生まれてくるはず。

みんなの理想の住まいの夢は、明確にイメージできれば、きっと実現できると信
じています。

■薗田 綾子(そのだ あやこ)
株式会社クレアン 代表取締役
サステナビリティ日本フォーラム 事務局長、環境ビジネスウィメン 理事

薗田 綾子
1988年 女性を中心にしたマーケティング会社クレアンを25歳で設立。女性向け商品のマー ケティング分野を中心に、女性雑誌の開発やイベントを手がける。サステナブルな社会実現をミッションとし、企業が果たす役割(CSR)に関連するサービスを提供している。
「地球は今」(栄光教育文化研究所)、「プレアデスの智恵」(総合法令出版)、「環境ビジネスウィメン :11人成功の原点と輝く生き方 」(環境ビジネスウィメン懇談会編著、日経BP社)ほか。
生活者の視点から環境にも人にもやさしい生活を推進。マザーアース運営、マイ箸の推進にも努めている。NPO法人サステナビリティ日本フォーラム事務局長、NPO法人社会的責任フォーラム理事などを務める。

10月 12 2007 : posted by begood

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日本のエコビレッジ紹介

日大エコキャンパス(神奈川県藤沢市)
エコヴィレッジ鶴川(東京都町田市)
小舟木エコ村(滋賀県八幡市)
京都洛西ニュータウン コーポラティブ住宅ユーコート(京都府京都市)
伊達エコビレッジプロジェクト(北海道札幌市)
木の花ファミリー(静岡県富士宮市)

日本の可能性

* エコビレッジの意義と日本での展望
− 持続可能な社会構築に向けた草の根のコミュニティづくり −
(PDFファイル)
* 里山の温故知新と里山エコビレッジ(PDFファイル)
糸長浩司
NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン代表理事
日本大学生物環境工学科教授
日本大学生物資源科学部生物環境工学科 建築・地域共生デザイン研究室



学生と造るエコビレッジのモデル
日大エコキャンパス
糸長浩司  日本大学生物環境工学科教授
日本大学生物資源科学部生物環境工学科 建築・地域共生デザイン研究室

はじめに
大学キャンパスは、学ぶ学生と研究・教育する教員達からのなる一つのまちである。大学キャンパスのエコロジカルな挑戦は、実際のエコロジカルなまちの細胞であるエコビレッジのモデル建設の実践的挑戦である。筆者の所属する日本大学生物資源科学部は藤沢市近郊に位置し、校舎、研究施設、農場が配置され、50ha以上の広大な敷地を持つキャンパスである。その一角を利用して、筆者が2001年から主体的に学生達と行っているエコロジカルなキャンパスづくりの挑戦を報告する。筆者が教育する生物環境工学科の学生は生物、環境、建築への問題意識を持ち、建築、造園、環境デザイン的テーマに興味をもち、実践的な環境創造行動にも熱心に取り組む。

1.学生達とのDIYでの自然建築、エコ建築づくり
2001年度にキャンパス内の農場の一角で新しい研究施設として、生物環境科学研究センターの設計・施工に関わったことがスタートである。本研究施設そのものが環境実験・研究装置であり、エコ建築、エコロジカルランドスケープの視点で設計・施工を進めてきている。「自然の力を生かす」というコンセプトの下に、大地、緑、生物資源を活用した人間にとって有用な環境創造を目指している。アースチューブ、ソーラーパネル、屋上・壁面緑化等の環境共生型装置を備え、また、植物による汚水浄化実験棟、敷地内でのパーマカルチャーによる野菜や果樹栽培、ストローベイル(藁を束ねて箱状にした家畜の餌用ブロック)・土・木による自然建築等のものづくりを兼ねた小規模な実験的エコキャンパスづくりである。本研究施設内の主要な壁600m2は、左官屋さん指導による学生達とのワークショップで珪藻土を塗った。建設後は、「ポストデザイン」的手法で、環境共生設備や壁面緑化等での省エネ等の環境形成の効果評価研究を継続的に実施している。
敷地内では、ストローベイルやラムドアース構法(版築構法)でのモデル的な自然建築(プロジェクト内では通称「アトムハウス」と称している)を、大学生、建築家(遠野未来氏)、左官屋、地域の子どもやエコ建築に興味のある人達や環境NPOとのWSで進め、建築を共同で作ることの楽しさや難しさも体感している。環境建築の視点から、建築施工、建築材料、環境工学等を総合的に考え、実際に建築をセルフビルトし、「プレデザイン−デザイン−施工−ポストデザイン」の一連の過程を実施している。
居住者として想定される学生達自信が、建物、菜園を造り、その維持・管理をし、その環境性能を評価し、改善していくという、DIYとPDCAサイクルの環境創造・管理プロセスを組み込んだ取り組みとして進めている。環境共生型まちづくりにおいて、住民主体のDIYとPDCAは重要となっている。

日大生物環境科学研究センター(CNES)竣工時景観
日大生物環境科学研究センター(CNES)竣工時景観
CNES施工過程で学生参加による珪藻土壁塗りWS
CNES施工過程で学生参加による珪藻土壁塗りWS
CNES ビオトープ池づくりのWS
CNES ビオトープ池づくりのWS
CNES2年後のビオトープ池周囲の風景
CNES2年後のビオトープ池周囲の風景
CNESのアースチューブの空気取入口、樹林で日掛けと冷気の生産
CNESのアースチューブの空気取入口、樹林で日掛けと冷気の生産
CNESのパーマカルチャーガーデンづくり
CNESのパーマカルチャーガーデンづくり

2.植物を多様に活用した有用な総合的なエディブルランドスケープの創造
持続可能な農的暮らしのデザインであるパーマカルチャーの理念と手法を用いて、多様なエディブルランドスケープ、コミュニティガーデンの実験の場として創造されてきている。建物にとっての断熱性能として採用される屋上緑化や壁面緑化にもブドウ・キュウイ・サルナシ・アケビ等の食べられる植物を栽培し、また、南の庭は豆科の植物、コンパニオンプラント(共栄作物)を導入し、各種の果樹・野菜・ハーブの混裁型果樹・菜園が作られ、また、ビオトープ池や水路の水環境も形成されている。循環型土づくりとしては、野菜屑によるミミズ養殖と堆肥づくり、移動式鶏小屋、豆科・緑肥作物による土づくりを行い、無化学肥料と無農薬肥料によるエコロジカルガーデンが形成されつつある。また、センターの別のグループは敷地内にある建設残土の丘を活用した棚田での合鴨同時水稲作の自然有機農法での米作りを小学校の総合学習プログラムとして実践している。
さらに、ユニークなものとしては、植物による汚水浄化プラントの開発研究、養殖排水を活用した水耕栽培のアクアポニックスシステム開発研究であり、植物と微生物資源を活用した汚水浄化・活用システムの実験研究を温室棟で進めている。北欧やエコビレッジで試みられている生物資源活用型での生活排水処理、食糧生産、水系ビオトープ形成の複合的なシステム開発研究である。
おわりに
自然・生物系と工学・建築系の融合、複合化により、人間と自然が共生し、かつ人間生活が多様な面で豊になる身近な環境をいかに自分達で創造し、持続的な管理・活用していくのかを基本テーマとして、大学キャンパス内での学生と教員によるキャンパス内のエコビレッジづくりのモデルと自負しており、今後とのエコロジカルなまちづくりの一つのモデル的な場として、環境まちづくり教育の場として活用していけるようにしていきたい。

CNES内の敷地でのアトムハウス(ストローベイル+ラムドアース)建築の敷地整地WS
CNES内の敷地でのアトムハウス(ストローベイル+ラムドアース)建築の敷地整地WS
ラムドアース一体施工後
ラムドアース一体施工後
ストローベイル壁施工WS
ストローベイル壁施工WS
ストローベイルへの荒木田塗りに近くの小学生も参加したWS
ストローベイルへの荒木田塗りに近くの小学生も参加したWS
アトムハウスの外壁仕上げのWS、学生と全国から参加者によるWS
アトムハウスの外壁仕上げのWS、学生と全国から参加者によるWS
CNESでの植物による汚水浄化実験プラント/建築における水系デザインの一つとして
CNESでの植物による汚水浄化実験プラント/建築における水系デザインの一つとして



エコヴィレッジ鶴川
総合企画/事業コーディネート/基本設計:
株式会社アンビエックス
〒152-0031東京都目黒区中根1-10-18
TEL:03-5731-3624 FAX:03-3725-5652
http://ambiex.jp

位  置: 東京都町田市
設  立: 2006年12月末竣工
居住者数: 29世帯

エコヴィレッジ鶴川 エコヴィレッジ鶴川
エコヴィレッジ鶴川 エコヴィレッジ鶴川

駅から歩いて15分のところに、小高く隆起した雑木林がありました。この付近一帯は、森林を根こそぎ切り倒し、丸坊主にして外国産木材を主体とした新築住宅郡で埋め尽くされつつあるところで、緑多き能ヶ谷の里ののどかさは無くなりつつある状況でした。私たちが出会ったのはそんな開発一歩手前の時でした。一歩敷地内に足を踏み入れると、緑豊かな雑木林が広がり、かまどのある築120年の古民家に土蔵、自然菜園、田んぼ、茅葺きの納屋があり、とても東京とは思えないのどかな風景に心温まるものがありました。ここに出会ったことを運命に感じ、それらを残し、税法や資金繰りを全てクリアし、この地に末永く残る建物とコミュニティを創りたいと、このプロジェクトがスタートしました。コーポラティブ方式で住民を募集し、豊かなエコライフを大都市で実現しようと呼びかけ29世帯(30戸)の家族が集まり、約2年をかけて、全員参加の手づくりで完成にこぎつけました。

施設例:
コンクリートを緻密に打設し、内部の鉄筋を効果的に配置した300年を目指す高耐久性マンション。

・徹底したシックハウス対策で、ほとんど化学物質を使用していない。
・電磁波対策に配慮し、電磁波過敏症をお持ちの方にも住んでいただいている。
・外断熱通気工法にし、断熱効果を高めているので(断熱性能:寒冷地仕様相当)、ライフサイクルCo2の発生が少ない。
・国産木材を使用している。
・屋上菜園や自然菜園があるので、農的生活が営まれている。
・大人同士、子ども同士、大人と子どもとも仲睦まじいコミュニティが実現した。企画者サイドから見てもうらやましいぐらい。
・緑と環境委員、大工クラブ、カーシェアリングクラブ、子育てクラブなどが現在活動している。



小舟木エコ村
事業実施:
株式会社地球の芽
本社〒523-0892 滋賀県近江八幡市出町170
TEL 0748-33-7522 FAX 0748-33-8686
www.chikyunome.co.jp

小舟木エコ村 小舟木エコ村

設立:
2000年11月NPOエコ村ネットワーキングが発足。2003年 3月事業会社として株式会社地球の芽が設立。同年4月産官学民連携の団体、小舟木エコ村推進協議会が発足。2003年6月内閣官房都市再生本部環境共生まちづくり事業に選定。2007年1月造成工事着手。2008年4月第一期建築工事開始。2008年秋頃「小舟木エコ村」プロジェクトまちびらき&入居開始(予定)。

位置:
滋賀県近江八幡市小船木町
(JR近江八幡駅から1.8km、琵琶湖まで3km、旧市街地まで2km)

人口:
358世帯を予定。(2007年9月現在、造成工事中)

環境共生型コミュニティ「エコ村」を産官学民の協働で創っていくまちづくりプロジェクトで、約15ヘクタールの土地に、将来的には約1000人が住むコミュニティを育てていきます。中心となって進めているのは、全体構想を描く「NPO法人エコ村ネットワーキング」と事業として実施する「(株)地球の芽」です。地元の農業・商工団体やNPOが参画する「小舟木エコ村推進協議会」を設立し、世界の先駆的なコミュニティや研究者とも連携しながら計画を進めてきました。「持続可能性は日々の暮らしから」をキイワードに、ライフスタイルを見直すきっかけが身近なところにあふれているまちとなることを目指しています。

施設例:

・エコ村住宅:
平均70坪のゆとりのある敷地で光と風をとりいれやすい区画割にしたり、地元・滋賀の木を活用したり、人と環境に優しい家づくりをすすめていきます。各戸の菜園では野菜を栽培し、雨水を集めて散水し、庭で収穫した野菜を食べ、でてきた生ゴミは堆肥化するというサイクルを通して、エコ村内での物質循環を目指します。

・風景づくり:
近江八幡は、全国に先駆けて重要文化的景観に認定された町。エコ村でも、入居する皆さんと一緒に、建物や、外構・庭づくりについての自主協定「小舟木エコ村風景づくり協定」を定め、将来に渡って、サスティナブルなまちをつくっていくことを提案しています。

・集会所・公園:
入居者をはじめ、近隣に住む人の交流・リクリエーションの場となります。公園は、入居者の皆さんとワークショップ形式でつくりあげていく予定です。

・農産物販売所・菜園:
公園のすぐ横には、農産物販売所ができる予定です。地元から集まる無農薬野菜やこだわりの加工品を中心に、みんなが自慢のレシピや野菜の育て方のコツを持ち寄る場へと展開していきます。小舟木エコ村での農の取り組みをサポートするのは、NPO法人百菜劇場(www.100seeds.net)。現在、エコ村南側の農地で、農の連続講座や貸菜園を運営しています。



京都洛西ニュータウン コーポラティブ住宅ユーコート

位  置: 京都洛西ニュータウン
設  立: 1985年
居住者数: 48世帯

京都洛西ニュータウン コーポラティブ住宅ユーコート 京都洛西ニュータウン コーポラティブ住宅ユーコート
京都洛西ニュータウン コーポラティブ住宅ユーコート 京都洛西ニュータウン コーポラティブ住宅ユーコート

エコロジカルな住み方を育くむコーポラティブ住宅

ユーコート入居後20年を伏目に、子ども時代にそこで育った今青年になった面々に、ユーコートで育ったことの思い出を語ってもらい評価の聴取調査をしました。共通した意見として次のような反応がかえってきました。
ひとつは、緑濃い共用空間と個性的な住戸群の連なりの48戸全体をプレグナントな(含蓄のある)「ひとつの家」とみなしていることです。現代の集合住宅が均質で無機的でよそよそしいのに、ここでは外から帰ってきた時帰着感を届けてくれる柔らかい表情への共感とともに「スマートな個人主義とゆるやかな共同性が精妙に結びあう住まい方の志向性」が育まれてました。
いまひとつは、身近な環境の中に多様な自然があるところに育ったことによって、「自然がないとソワソワする。落ちつかない」といわれるように、自然・人工の共生環境志向が育くまれました。
加えて、共に住むことの肯定と否定をつなぐエステティックな住み方志向が芽生えていることです。共同することや共同空間への対応において、アンビバレントな両義的なふくらみのある発想をもって、自然への親和性のある生命的エコロジーと、人間関係を大切にする社会的エコロジーと、そうした場に生きることの価値を大切にする精神的エコロジーを総合的にとらえるエステティック(美的な)生き方を育んでいる傾向は、これからの時代とっても大切なことを示唆しているように思います。
ユーコートは、これからのエコビレッジ的住み方にひとつの具体的・普遍的内容を提起していると思います。

施設例:
1985年11月入居後20年をこえる今日まで、共用空間はちょっぴりワイルドな森のような環境に育てられてきました。中層集合住宅の壁面にツタが育まれ、見事な立体緑化が持続されてきました。最初は子どもたちが花をちぎったり草花をふんづけたりするトラブルが多発しましたが、親たちは「○○してはいけない」と禁止の世界に子どもを追いやるのではなく、子ども自らが生命ある自然を守り育む担い手になるのを待ちました。草花をちぎってもしからずに子どもの自発的かかわりを引き出すことや、水の管理をわずらわしいことから子どもの楽しい遊びに変える中で、「トラブルをエネルギーに変える」しなやかなくらし方の経験がユーコートには蓄積されてきました。

・共用庭に池やせせらぎを導入することは、維持管理のわずらわしさや子どもの事故の危険性等の理由から、設計段階では否定的意見も飛びかいましたが、ホンネトークの末基本的に合意形成をとってそれを実現させました。日常的に水にふれられることに加えて、月1回の共同清掃の時も、特に夏ならば子どもにとって冷たい水にふれられることはキモチのいい、遊び同然のこととなりました。



伊達エコビレッジプロジェクト

企画コーディネート:エコビレッジ実行委員会 事務局 (有)西篠インテリアデザイン
〒002-8081 北海道札幌市北区百合が原4丁目8-1
TEL:011-774-8599/FAX:011-774-8581
www.saijo-d.com

設立
エコビレッジ実行委員会は環境共生型、循環型のエコロジカルな住環境づくりに共感して集まった有志による市民団体です。市民講座、セミナーの運営やエコロジー関連の情報収集、実際のエコビレッジ計画の企画やワークショップに参加しながら、市民参加によるまちづくりを目指し活動しています。2000年春、札幌の藻岩山にエコビレッジをつくろうと市民に呼びかけたのが活動の始まりです。2008年、伊達エコビッレジ着工予定です。

位置:北海道伊達市館山町17

面積・居住者数
1081,87坪(個人所有地:300坪、共有所有地:780坪)・戸建住宅4-6世帯を予定
※入居者を現在募集中。

伊達エコビレッジ 伊達エコビレッジ

伊達エコビレッジは気候温暖な高台に位置し、噴火湾を望む眺望と生活環境の整った1081坪が建設予定地です。そして「集まって住むことにより、個人ではできないメリットを活かし、エコな取り組みにチャレンジすること」をテーマの一つにしています。また、個人所有地と有機菜園などの共同所有地を分けることで各々のプライバシーを守りながらコミュニティ空間を共有することを目指しています。

施設例:

エコハウス
・太陽熱利用や雨水貯水をし、家庭菜園や散水に利用。
・壁面や屋根の緑化など緑と暮らす工夫をする。
・環境に優しい木質ペレットを燃料とした暖房や給湯システムを取り入れる。
・地域の資源を活用した地材地消の家作りを目指す。
・ルールを守りながら建物は全体の調和を考え、室内のインテリアは自由設計とし、住民が家作りに積極的に参加できる。

共同所有地
・有機菜園やコミュニティ空間を作る。
・コニュニティの中心地となり、菜園生活を楽しむことができる。



木の花ファミリー

静岡県富士宮市下条923-1
TEL:0544−58−7568/FAX:0544−58−8015
http://www.konohana-family.org/

設立:1994年
位置:富士山の西の麓
人口:46名

木の花ファミリー 木の花ファミリー

1994年に「木の花農園」としてスタート。「地球を汚さない暮らしをしよう!」という想いを抱いた20名のメンバーにより創立。命名は富士の主神である木花咲耶姫(このはなさくやひめ)に由来。無化学肥料・無化学農薬の有機農業により、11種の米や200種以上の野菜を栽培、食べるもののほとんどを自給。手作りの味噌・醤油、自然卵や山羊のミルク、はちみつなども自給し、さらに、お米や野菜、お菓子などの加工食品を地元及び全国に宅配してコミュニティ全体で収入をあげている。

生きとし生けるものが調和した平和な社会づくりを目指し、現在14世帯46名が血縁を越えた家族として、子育てを共同で行い、収入も平等に分け合うなど、共に支えあう小さな社会をつくっている。最近では、ITやアート、環境やまちづくりなど、様々な専門や才能を持つ若い世代が多く移住するようになり、海外との交流も盛んになってきたことから、2007年4月より名前を「木の花ファミリー」に変更。スコットランドのフィンドホーンなど海外のエコビレッジとの交流や、外部の人たちとの協働によるエコビレッジづくり、地元・富士宮市でのまちづくりの展開など、さらに活動が広がっている。

また2007年より、コミュニティの暮らしを体験できる1泊2日の体験ツアーを毎月開催。その他日帰りの訪問者も含め、月間平均100名以上が共同体の暮らしを見学しに訪れている。

2008年以降は、「日本エコビレッジ推進プロジェクト」や開発と未来工房など外部のNPOと協力し、日本初のエコビレッジデザイン研修を富士宮市で開催する準備を進めている。

特徴
・血縁、世代を超えた共同生活
・3つの住居で生活(本宅・まことの家1号館・2号館)
・収入はファミリーで得て、大人全員で平等に分配(血縁を超えたひとつの家計)
・化学肥料、化学農薬を使わない自然農法により、食べるもののほとんどを自給
・玄米菜食をベースにした健康な食生活、EM菌の活用
・自然をモデルにした調和の精神、こころを磨くことを重視
・創立以来一晩も欠かさない夜のミーティングで日々の運営を決定
・心の問題をはじめ、あらゆる事柄を全員でシェアする
・心の病を持つ人を受け入れ、回復を支援
・富士宮市との共同事業により有機農業実践講座などを実施
・自然食レストランや出版・教育事業などの「いのちの村」づくりを推進



日本の可能性


欧米型と異なるエコビレッジ
日本では元来至る所で農村文化が営まれ、そこでは営々と持続可能な有機農業が続いていました。
第二次世界大戦後、社会の在り方が大きく変化し、またグローバリゼーションの影響の下、残念ながら農村のもつ本来の社会的機能が大きく衰退したと言えます。
欧米や途上国では、辺境の開発により新たに出現する地域を「エコビレッジ」として構築することが
可能ですが、国土が狭く、農村地域が津々浦々続く我が国に於いては、異なる視点が必要と思われます。

退職後の田舎暮らしと二地域居住
約690万人とされる団塊世代(昭和22〜24年生まれ)が2007年から定年退職を迎える中、少子高齢化時代の到来とともに、2015年には65歳以上の高齢者の割合が4人に1人になるといわれています。
こうした中、団塊世代を含むシニア世代(年代の定義はさまざまだが、50歳以上の年齢層を指すことが一般的)の農村地域など地方への視線があります。
地方では既に、UIターンや観光などでシニア世代に対して地方の存在や魅力をアピールしているケースも見られます。
内閣府のアンケート調査(平成17年11月調査)によると、農山漁村地域への定住の願望について、「ある」あるいは「どちらかというとある」と回答した割合は、団塊世代を含む50〜59歳では3割近く(28.5%)となっており、30〜39歳(16.9%)、40〜49歳(15.9%)、60〜69歳(20.0%)、70歳以上(13.4%)など、他の世代と比較しても高い結果となっています。

また、ニ地域居住(平日は都市部で生活し、週末は農山漁村で生活すること)についても、「既に実践している」や願望が「ある」「どちらからというとある」という人の合計の割合が、50〜59歳では48.0%と半数近くを占めています。30〜39歳(35.8%)、40〜49歳(36.2%)、60〜69歳(42.1%)、70歳以上(29.2%)など他の年代と比較すると高い割合です。

この調査から、定住より二地域居住に対する願望が高いことや、30歳以降の年代別の傾向として、年齢層が上がるにつれ農山漁村地域への関心が高まり、50〜60歳代がピークとなって、70歳以上などの高齢層になると割合が減少しており、シニア世代の関心も年齢層によって異なっていることなどが分かります。
(三菱総研『団塊世代のUIターン』より)

農的生活とスローライフ
都会の生活がストレスフルで、人間関係の複雑さ、労働の重さに疑問をいだく若い世代の人達も増えています。「半農半X」という言葉の流行が示す「本当の生き方」は、自由に生きるためのライフスタイルとして模索が始まっていると言えるでしょう。

9月 28 2007 : posted by begood

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世界のエコビレッジ紹介

Findhorn(イギリス)
ABRA144 [Amazonian Bio-Regional Village](ブラジル)
EARTHAVEN(アメリカ/ノースカロライナ)
Huehuecoyotl(メキシコ)
Pintig Cabiao Ecovillage(フィリピン)
Kommune-niederkaufungen(ドイツ)
Damanhur(イタリア)
Otamatea Eco-Village(ニュージーランド)
Rainbow Valley Farm(ニュージーランド)
Crystal Waters(オーストラリア)
Auroville(インド)
L.A. Eco-Village(アメリカ/ロサンジェルス)
Ithaca(アメリカ/ニューヨーク)

* 西欧のエコビレッジ(PDFファイル)
* パーマカルチャー・エコビレッジ・バイオリージョナリズム(PDFファイル)
 糸長浩司
  NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン代表理事
  日本大学生物環境工学科教授
 (日本大学生物資源科学部生物環境工学科 建築・地域共生デザイン研究室


フィンドフォーン財団
the Findhorn Foundation community
The Park, Findhorn, Forres IV36 3TZ, Moray,
Scotland, UK
Phone: +44 (0)1309 690311
Fax: +44 (0)1309 691301
http://www.findhorn.info/workshops/japanese/japanese_home.php

 位置: イギリス、スコットランド北東部、ネス湖近隣
 設立: 1962年
 面積: 
 人口: 約320人

フィンドフォーン フィンドフォーン
フィンドフォーン フィンドフォーン フィンドフォーン

 自然と人との共存、人と人とのあり方やつながりを見つめ、活動の焦点をホリスティック教育においた国際色のある共同体。国連と連携しているNGO団体でもある。日常にしっかりと根ざしたスピリチュアリティーを大切にしながら、持続可能な社会づくりを探求、実践している場所。1962年に創設者のアイリーンとピーター・キャディ、ドロシー・マクリーンがこの地にたどりついて以来の長い歴史があり、現在も、教育を中心とした非営利財団として毎年世界70カ国以上の国から訪れる1万4千人を迎え入れている。
 エコビレッジ・プロジェクトは1985年に開始され、その後、国連人間居住センターよりベストプラクティスに選ばれた。グローバル・エコビレッジ・ネットワークの設立メンバー組織のひとつでもある。

特徴
*コミュニティの1人当たりの環境負荷(エコロジカルフットプリント)は全英平均の約半分
*55棟のエコハウス
*太陽光温水システムが各住戸に普及
*4つの風力発電機をコミュニティ内に設置
*バクテリア分解による独自の排水処理システムを導入
*CSA(Community-Supported Agriculture)方式により近隣の有機野菜・食材を利用
*コミュニティ内に独自の銀行と地域通貨(EKO)



ABRA144 (Amazonian Bio-Regional Village)

 位置: ブラジル、Manausの北144km
 設立: 2001年
 面積: 270ヘクタール
 人口: 11人

Amazonian Bio-Regional Village Amazonian Bio-Regional Village
photo: Giovanni Ciarlo

 
 ABRAとは、Amazonian Bio-Regional Village、つまりアマゾンの地域生態系の中の村といった意味である。270ヘクタールに及ぶ土地の90%は手付かずの原生林であり、民間による保護地としてはこの地域で最も広大なものとなっている。ABRA144はアマゾン地域全体で実践できる持続可能な生活様式を学ぶことができるような、メ学習のためのコミュニティモを構築することを目指し、その基本理念はBioregionalism(生命地域主義)によっている。
 現在は、11人のメンバーが環境教育、養蜂、自然建築、有機農業、地域生態学、エコツーリズムなどの活動に携わっている。住居や活動のためのワークショップ建設の費用はコミュニティによって支出され、それらはコミュニティの資産となる。また各メンバーの活動による収入の一部はコミュニティに寄付され、電力、道路、共用スペース、インターネットなどインフラの整備に当てられている。




1025 Camp Elliott Rd., Black Mountain, NC 28711
828-669-3937
information@earthaven.org
http://www.earthaven.org/contact.php

 位置: アメリカ、北カロライナ州の西部にあるアシュビルから東南に40分。
     標高約610〜793メートル
 設立: 1994年
 面積: 1.295平方キロメートル
 人口: 50人

EARTHAVEN Ecovillage EARTHAVEN Ecovillage EARTHAVEN Ecovillage

 住人はホリスティックで持続可能な文化を学び、実践することで人と地球を大事にしている。
辺りの植林された山々は3つの谷が合流していて、沢山の小川、泉・湧水、はんらん原、bottom land, steeper ridge slopesに恵まれている。
 目標は人口が150人になること。2004年にはメンバーが60人に達し、そのうち50人が現地に住むようになった。パーマカルチャーデザインに基づいた住宅地、コンパクトなビジネスエリア、そして果樹園、庭や、湿地帯がある。
 エコビレッジのほとんどはまだ建設中だ。現在は基盤となる設備として、道路、歩道、橋、キャンプエリア、池、人口湿地、新エネルギー電力システム、庭、大きな会議室、キッチン・ダイニング、住居施設と、家が建てられている。
コミュニティーは全員一致の決断方法や、協議会と委員制度を取り入れている。エコビレッジは土地の所有権を持っていて、住人がローンを組むことによって賄われた。そのローンは住人が宅地をコミュニティーから借りることによって払われている。

 では、持続可能な環境システム、パーマカルチャーデザイン、洗練された簡素さ、正しい暮らし、そして健全な社交関係を大切にしている。その上、スピリチュアルに多様である。菜食主義者もいれば、何でも食べる人もいる。家畜を育てる人々もいる。
 彼らは環境に優しい小規模な商売を営んでいる。売店とインターネットカフェ、パーマカルチャー用の苗床、太陽光システム導入の他、パーマカルチャーデザインや新しいエコビレッジの立ち上げについてのコンサルティングや講習を行っている。

施設例
 *太陽光システム
 *パーマカルチャー農園



Huehuecoyotl
APARTADO 111 TEPOZTLAN, MORELOS 62520, MEXICO
Tel伺onos: (739) 395-5077
giovanni@ecovillage.org
http://www.huehuecoyotl.net

 位置: メキシコ モレロス州テポストラン
 設立: 1982年
 面積: 
 人口: 20人

Huehuecoyotl Ecovillage Huehuecoyot Ecovillage Huehuecoyotl Ecovillage
photo: Giovanni Ciarlo

 
 Huehuecoyotlはモレロス(メキシコ)州のOcotitlan村に近いAjusco-Chichinautzin Biological Corridor(生態系保護区)内のTepozteco山脈に位置する意図的な(インテンショナル)コミュニティー、及びエコビレッジである。標高1829メートルの二つの生態系(エコシステム)、高い松とオークの森林と低い落葉性のジャングル、が合流する地点にあり、自然の豊かさに満ち溢れている。Huehueは1982年に各国の芸術家や社会運動家が集まり、「エコロジーは芸術」という哲学的概念を主張し創設された。Huehuecoyotlのメンバーは、彼らのエコビレッジが社会的、精神的、経済的、そして環境の面で持続可能な生活のモデルになることを望んでいる。コーポラティブハウジング、都会と田舎での農業やエコツーリズムなどを通して、持続可能な生活を推進している。(Ecovillage Network of Mexico and Mesoamericaと1998年からENAのメンバーである。)

環境保全への義務
HueHueの人々は様々な形で地球に順応し、主に環境負荷を抑える決意を示す。環境保全に向けて様々な取り組みをしている。後に地域の再利用センターに運ぶ無機物質(非有機的な物質)の分離、全ての有機廃物のコンポスト化、そして8ヶ月間に渡る乾期に向けて雨水を集め、溜め、ろ過し、分配して再利用している。これは雨水を近くの山の滝で集め、ろ過した後、重力で(ポンプを使わずに)各世帯に分配し、残りを敷地内で最も高い地点にある4000立方メートルの貯水タンクに溜めるシステムになっている。このシステムで集めた水は、庭や畑、家事、そして紫外線、またはオゾンフィルターを通して飲み水としても活用される。水のサイクルを完全なものにするために、家事などで使用済みの水を庭の木などガーデニングに使う。さらに、水洗式トイレを使用しないことで、水の削減と肥料作りに役立てている。
Huehuecoyotlは広大な庭を化学肥料や殺虫剤を使用せずに育てている。よって、全てのメンバーが豊富な緑と薬草を与えられている。その上、建物は全て近隣の自然素材を使い、建てる際には環境に優しい技術を用いている。材料は圧縮された土、穂軸、編み枝と漆喰(塗料)、わら、日干しれんがや石などを使う。それらに加え、念入りに窓や天窓の配置箇所を計画することによって、人工的な温度調節が不要となる。

コミュニティー経済
Huehuecoyotlメンバーはコーポラティブ方式で生活し、土地は20人のメンバーで共有し、各自分配された敷地に家を所有することで分譲集合住宅が成り立っている。それぞれ月々の家賃を払い、コモンスペース(共有スペース)はメンバーが主催するイベントやワークショップに使われている。収益はコミュニティー改善や拡大に使われる。
その内、El Teatroでは様々な文化的、社交的、芸術的イベントが行われ、エコビレッジ住民以外の人々も参加する。さらに、パーマカルチャー、エコビレッジ・デザイン、自然医学、新エネルギー、ダンス、演劇、リーダーシップや精神性についてのワークショップや講習会が行われている。

コミュニティーの精神性と祭り・行事
Huehuecoyotlでは、季節の移り変わりや、満月などの自然のサイクルを祝う。メキシコのスピリチュアル・リーダーの案内のもと、物や自然との精神的な繋がりを深める伝統的な儀式、祭式、なども行っている。国際的に有名なグループなどのコンサート活動が行われるときもある。これらは公開の行事であり、エコビレッジメンバーが近隣住民や同じ思想を持つ人々と親睦を深め、コミュニティーを広げる機会でもある。

新エネルギー
環境への付加を低減するにあたり、Huehuecoyotlが取る一つの手段は水力と太陽光による新エネルギーシステムの導入だ。1999年に建てられた家のデザインは、エネルギーと水の使用を能率的に削減していると考えられた。太陽光では一年分の電力を発電し、その熱を暖房にも取り入れている。太陽エネルギーで水を沸かし、400リットルタンクに溜められ、シャワーや家事に用いている。また、その熱をオーブンにも活用し、150度にも達するため、豆などを調理している。
国が供給する電力を利用できるにもかかわらず、Huehueはそれに頼らず、太陽光発電システムで12モジュール、75ワット、一時間に2から3キロワットの電力を一年中供給している。継続的に作られている電力は、蛍光灯から始め、省エネ家庭電気機器が必要とする電力を負担している。溜めた電力は4日間連続の曇り日にも持続する。



Pintig Cabiao Ecovillage (The Heartbeat of Nature in Cabiao)
ピンティグ カビアオ エコビレッジ
115 Kamuning Road, Quezon City Metro Manila 1103, Philippines
Phone: (632) 9201375 / 9200575
Fax: (632) 4112255
E-mail:doris@happyearth.info or clem@happyearth.info
http://www.happyearth.info/awards.php

 位置: フィリピンの首都マニラから北に90kmのルソン島ヌエバエシハ州
 設立: 建設は2008年第一四半期からはじまる予定。
 面積: 4ヘクタール
 人口: 12戸の居住スペースを予定

ピンティグ カビアオ エコビレッジ

 
 同エコビレッジは、パーマカルチャーの理念とデザインを取り入れ、環境と共生した持続可能なライフスタイル、バイオリージョンの保護、地産地消による自給自足的な生活を送りたい人が集まるコミュニティを形成することを目的に設立。サステナブルな暮らしへのシフトが貧困問題の軽減につながるということと、亜熱帯の豊かな生態系へのインパクトを軽減することが重要課題。建設費として、6ヶ月間の助成金、内部資金及び社会的開発事業からの資金提供を予定。

特徴
・ 作物の生産と植林。
・ 建築はエコロジカル且つ洪水や干ばつなどの状況に対応できるように工夫。(発展途上国やローカルな世界においても地球の気候変動によって起こる環境危機を乗り越えられるということを実証することが目的。)
・ 小規模の再生可能エネルギーサイトの構築。
・ フェアトレードコーヒーなどを通して住民に安定した生活を保証
・ インターネットをベースにビジネスを展開し長期的には地域通貨の導入も検討されている。

同エコビレッジは、下記3つの団体により設立される。

1. 環境NPO Happy Earth
持続可能な暮らし方を通して環境教育の普及を図る団体。グローバルエコビレッジネットワークオセアニア・アジア(GENOA)のフィリピンコーディネーターとして、居住と学習を兼ね備えたセンターを設立予定。

2.カボキッド(Cabiokid )財団
カビアオに5.5ヘクタールの開発地を保有し、そこでパーマカルチャーの理念に則った農園の開発を予定。パーマカルチャーの概念を教育、科学、技術や地域経済などの異なるフィールドに活用した事例研究も予定。

3.Center of Ecozoic Living and Learning
環境、社会問題の深刻化する中で、我々がとるべき行動を示唆するビジョン、地球や生命というものの新しい捉えかたを広め、精神的な支えとなるための活動を展開。



Kommune-niederkaufungen(ニーダカウフンゲン 共同体)
Kirchweg 1 34260 Kaufungen
TEL: 49-(0)5605-80070
info@kommune-niederkaufungen.de
http://www.kommune-niederkaufungen.de

 位置: ドイツカッセル市近郊、ニーダカウフンゲン村
 設立: 1986年
 面積: 4エーカー
 人口: 75名

Kommune-niederkaufungen Kommune-niederkaufungen Kommune-niederkaufungen

 1986年に設立されたニーダカウフンゲン共同体は、地元にあった大きな荘園の中心となっていた建物群を修復して始められた。1996年には村の近隣の農家を買い足し、今では非宗教的(かつ非スピリチュアル)なコミュニティとしては、ドイツで最も大きなものとなっている。
 現代の消費主義的・競争主義的な社会のあり方への批判から、共同体的、非階層的、社会生態学的なモデルを生活のなかで実現することを目指している。コミュニティに関するすべての決定は住民によるコンセンサスによってなされ、資産もすべてコミュニティで共有されている。住民のグループによって運営される共同事業体には、有機農業・酪農から建築、共同食堂の運営、幼稚園、などがあり、生活のニーズの多くを満たしている。

 2002年のカッセル大学による環境負荷の調査では、高断熱で効率のよい暖房を備えたパッシブソーラーによる共同住宅への集住、菜食中心の食生活、多くの食料の自給、生活の地域での自足による移動の少なさなどが、平均的なドイツの家庭に比べて大幅に環境負荷を低減させていると報告された。



ダマヌール

 位置: 北イタリアのトリノから45キロメートル郊外のアルプスの麓
 設立: 1975年
 面積: 連合体に属するコミュニティは、バルキュウゼラ谷の25㎞以上の範囲に広がり、
     およそ600ヘクタールを超える森や畑や酪農地、土地建物を独自に所有する。
 人口: 約600人

Kommune-niederkaufungen Kommune-niederkaufungen

 イタリア政府から承認された、世界最大のコミュニティ連合体という形態からなる新しい社会モデル。 “地球や人類全体に対してエコロジカルな理想社会”が実現され、世界が変わることを目指す。ここでいう“エコロジカルな社会”とは、より良い地球環境、調和的な人間関係、あらゆる生命体との調和的共存、異なった社会間交流と協働することを意味する。
ダマヌールの連合体を構成する、20以上のコミュニティで暮らす市民は約600人、世界20カ国にわたるサポーター市民を含めると、1,000人以上の市民が存在する。ここでは、人間個々が持つ“違い”という豊かさを尊重し、各自の成長の為に相互に助け合う関係、環境への尊厳、道徳、精神的価値の共有を基本に社会が成り立っている。

 独自の社会、政治機構と憲法、独自の貨幣、80以上の経済活動とサービス、日刊新聞、連合体独自の保育園や小中学校、また世界中から訪れる様々な分野の研究者を対象とする公開大学を持つ。ここでの研究や社会的な実験の成果をより広い社会で生かしていくため、ボランティア活動等の長期にわたる地域社会への貢献を行ない、その実績が国際的にも認められ、2005年9月、国際連合から「グローバルな人間共同社会フォーラム2005」を受賞した。“夢が現実になった実例”として、世界中から年間60,000人以上の探求者たちが見学に訪れている。

施設の特徴

    人類の神殿
    地球を取り巻くエネルギーの河—シンクロニックラインが、地球上で最も多い4 (大地のホール) 本交差する、非常にまれなエネルギースポットであり地下70mに建設された。
    人類の神殿は、人間の創造性と歴史と知識の図書館であり、ダマヌールの人々による共有の芸術的傑作。ここはあらゆる人に開かれた、メディテーションの為の祈りの場所であり、精神的な探求の中心となる場所。水のホール、青の神殿、迷宮、鏡のホール、球体のホール、大地のホール、金属のホール等があり、現在もなお建設を継続中。
    アヴァール
    連合体全体で地球に優しいエネルギーを用いたライフスタイルの実現を目指す。
    中でもアバールというコミュニティはヨーロッパ連合からエコロジカルなモデルハウス“グリーンハウス”として認可されている。ここでは自然エネルギーを使った、色々な代替エネルギー生産システムを有している。
    学校
    ダマヌールのプライベートスクールの小中学校です。エコロジカルな教育をするエコスクールとしての認可を受けている。



Otamatea Eco-Village
Oneriri Road RD2 Kaiwaka, New Zealand
TEL: +64 (0)9-431-2656
http://www.otamatea.org.nz

 位置: ニュージーランド・北島北、カイワカ
 設立: 1995年
 面積: 102ha
 人口: 15世帯(約30名)

Otamatea Eco-Village Otamatea Eco-Village
photo: (c) Masayoshi Miyashita

 
 1995年にリンとラインホルト夫妻を中心に始められた、パーマカルチャーでデザインされたエコビレッジ。オークランドから北へ高速で2時間程の所にある。設立から10年を過ぎ、農園やエコハウスも充実してきている。レインボーバレーファームやコアンガガーデンと一緒にオープンデーを設けたり、グリーン・マーケットを開いたりと地域の活動にも積極的なコミュニティ。

特徴
 *パーマカルチャーでデザインされたエコビレッジ
 *セルフビルドのエコ建築(草屋根やストローベイル・土壁など)
 *電力を引かずに、風力や太陽光発電などのエネルギーを利用
 *パーマカルチャーデザインコースやワークショップの定期開催
 *NZの原生植物や樹木の再生
 *WWOOFのホスト



Rainbow Valley Farm
588 Matakana Valley Road, R.D.5 Warkworth, New Zealand
TEL: +64 (0)9-422-7432
http://www.rainbowvalleyfarm.co.nz/

 位置: ニュージーランド・北島北、マタカナ
 設立: 1988年
 面積: 21ha
 人口: 2名

Rainbow Valley Farm Rainbow Valley Farm Rainbow Valley Farm
photo: (c) Masayoshi Miyashita

 
 ジョー・ポラッシャーとトリッシュ・アレン夫妻により設立。ニュージーランド北島、オークランドからさらに北のマタカナにあります。パーマカルチャーの良いモデル農場。持続可能な生活を実践し、啓蒙している。WWOOFの農場の中でも、特に人気の高いファーム。セルフビルドのパッシブソーラーの家はすばらしく、農場全体も美しい。オープンデーやWWOOFを通じて、パーマカルチャーの教育・普及の活動もしている。

特徴
 *パーマカルチャー・バイオダイナミック農法の実践モデル農場
 *パーマカルチャーの啓蒙・普及活動
 *セルフビルドのパッシブソーラーの草屋根エコハウス
 *フローフォームや池による排水浄化システム
 *NZの原生の植物・樹木の再生
 *ユニークなコンポストトイレやチキンホットハウス



Crystal Waters
Crystal Waters Permaculture Village
65 Kikcoy Lane Conondale,Qld, 4552
Australia
Phone: +61 7 5494 4652
Fax: +61 7 5494 4653
http://www.ecologicalsolutions.com.au/crystalwaters

位置: オーストラリア東海岸、北東部クイーンズランド州
設立: 1988年
面積: 260ヘクタール
人口: 約200名(住戸数 83戸)

yurt house kangaroo straw bale house

クリスタル・ウォーターズは世界で最初のパーマカルチャーの手法に基づいてできたエコビレッジである。
敷地は居住者の所有地だが、来訪者向けの宿泊施設、キャンプエリアに滞在することができ、パーマカルチャーを学びたい人のためのコースも開設されている。
1996年には国連より、「最も持続可能で環境負荷の少ないライフスタイルを実践している者」に贈られるWorld Habitat Award (ワールド・ハビタット・アワード)を受賞。

施設例
*建築のデザインの工夫で自然エネルギーを利用するパッシブソーラーハウスや圧縮した藁を利用したストロー・ベイル・ハウス等様々なエコハウスの実験がされている。
*ソーラー発電
*パーマカルチャー農園
*各家庭に雨水タンクが設置され再利用している世界で最初のパーマカルチャーエコビレッジ


Auroville
Aurelec,Auroville 605101
Tamil Nadu India
http://www.auroville.org

位置: インド南部 マドラスの南150km
設立: 1968年
面積: 2000ヘクタール
人口: 約1700名

auroville dome house

<環境実験都市>
オーロビルは、人類一致団結の実現を目指し設立された国際的コミュニティーである。
インドの偉大なる思想家ヨギ、そして革命指導指導者オーロビンドの考えに共鳴したモマザーモと呼ばる一人のフランス人により提唱され建設が始まった。開拓者達により不毛の地は緑の大地へと姿を変え、現在300万本以上の木が植えられ、オーロビルは世界で最も大きな国際多文化コミュティーとなった。1968年に始まって以来、このコミュニティーの指針として次の事柄が述べられている。

(オーロビル憲章より一部抜粋)

  1. オーロビルは誰の物でもない、人類全体の物である。
  2. オーロビルは生活の進歩的実験場であり、終わりなき教育の場である。

施設例
*ソーラーパネル発電(11000枚もの反射板を使ったソーラーボール)
*風力エネルギー、バイオマス
*パーマカルチャー農園


L.A. Eco-Village
117 Bimini Place #221
Los Angeles, CA 90004 USA
Phone: 1-213-738-1254
Fax: 1-213-386-8873
http://www.laecovillage.org

位置: アメリカ ロサンジェルス
設立: 1993年 
面積: 11エーカー 
人口: 500名

weavers child garden

<都市部における低所得者援助コミュニティー>
ロサンゼルスエコビレッジ(以下LAEV)は都市部における低所得者層の生活保護を目的として CRSP(Cooperative Resourcces and Services Project)の資金援助により設立される。
LAEVでは、環境負荷を少なくし、生活のクオリティーをあげ、社会的、経済的、エコ的なコミュニティー形成に努めている。13棟のアパートメントに164世帯が暮らし、20ほどの異なる民族が共生するその空間には、教会から自動車整備工場まで数々の施設が用意されている。 パーマカルチャーの考え方を取り入れた都市生活を目指し、コミュニティーワークへの参加、コミュニティーディナーでの食事など、住民は日々、学び、働き、知識を蓄え、エコビレッジの考え方を広めるべく生活している。


Ithaca
100 Rachel Carson way, Ithaca, NY 14850
Phone: 1-607-256-0000
http://www.ecovillage.ithaca.ny.us
位置: アメリカ ニューヨーク イサカ市西部
設立: 1997年
面積: 176エーカー
人口: 160名

ithaca1 ithaca houses ithaca
写真提供: 設楽清和(PCCJ)

<コーハウジングから成るエコビレッジ>
運営は非営利団体であるEcovillage INc.が行っている。現在建物の整備が終了している居住区は2つあり それぞれ30戸がcohousing(コーハウンジング)方式で、建設運営されている。基本的にはパーマカルチャーを基本にデザイン されており、10エーカーの農地や70エーカーに及び森林保護区などもある。
1990年からエコビレッジ建設が検討され、その後多くの会議や検討が行われ、デザインのプロセスを経た後 1995年に市の建設認可が下りて1996年より建築にはいる。1997年に最初の居住区(FROG)が完成し 2003年には2つ目の居住区(SONG)、2005年にはSONGのコミュニティハウスが完成。今後も居住区は拡大する予定。現在はパーマカルチャーのコースの開催やエコビレッジの建設の仕方などを教える教育事業に力を入れている。居住者の年齢層は0〜80歳。様々な州からの移住者が暮らす。

施設例
*住居は、基本的には2〜数家庭が入るタウンハウス形式の集合住宅が各クラスターに数戸建設される
*パッシブソーラー形式の住居。住宅の南面は採光のためにペアグラスを用いた大きな窓が設置されている
*自然素材や地域産材の利用

資料提供: 設楽清和(PCCJ)

9月 14 2007 : posted by begood

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エコビレッジ国際会議TOKYO 2006(開催概要)

エコビレッジ国際会議TOKYO 2007 開催概要はこちら

エコビレッジ国際会議TOKYO 2006
世界で広がる持続可能なライフスタイルモデル

期日: 2006年10月28日(土) 東京ウィメンズプラザホール
2006年10月29日(日) 代官山Ball Room
エコビレッジ国際会議TOKYO2006
日豪交流年2006公式認定イベント
主催: 特定非営利活動法人ビーグッドカフェ
共催: 特定非営利活動法人パーマカルチャー・センター・ジャパン
制作: (株) ピース・コミュニティ・プラン
協力: 株式会社ビオシティーGlobal Ecovillage Networkパーマカルチャーネットワーク九州 、国境なき通訳団
協賛: アミタ株式会社株式会社クレアン株式会社ピカエコプロダクツ2006株式会社イグザック、社団法人農山漁村文化協会
後援: 環境省

< 両日の会議報告はこちら >


2006年、日本で初めて本格的エコビレッジ国際会議が開かれます。

特定非営利活動法人ビーグッドカフェでは、来る 10 月 28 日(土)〜10 月 29日(日)に、特定非営利活動法人パーマカルチャー・センター・ジャパンの共催により東京ウィメンズプラザ及び代官山ボールルームにおいて「エコビレッジ国際会議 TOKYO2006」を開催いたします。

imageいまや、現代における、自然及び社会環境の悪化は目を覆うものがあります。 また、この 21世紀も前世紀と同様に悲惨な戦争や貧困の拡大が続いています。

いま真に必要なことは、私達が自然や人々との関わりを再考し、ライフスタイルを変え、持続可能な社会に 向けての歩みを早めることでしょう。
一方、世界には「環境負荷を低くおさえ」、「人と人の繋がりを保ち」、「地域の伝統や文化を守っている」
たくさんの地域があります。これらは、エコビレッジと呼ばれている地域です。
この度、世界のエコビレッジの普及の中心的組織となっているグローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)の協力を得て、国際会議を開催する運びとなりました。
この国際会議では、海外から4人のゲストを招聘し、海外の実例、現状、可能性についてご講演いただきます。
また日本での関係する実例も紹介し、パネルディスカッションを通し、単に世界各地のエコビレッジに関する 報告と情報共有におわるのではなく、今世紀におけるエコビレッジの意義を共有し、エコビレッジづくりを 成功させるための条件を考え、日本に於けるエコビレッジ建設と運営の道筋を探り出していきます。

私達は、この国際会議の開催によって、エコビレッジに関する新たな連帯が生まれ、持続可能な社会への転換が少しでも前進することを願ってやみません 。

海外の事例紹介

開催プログラム

◆2006年10月28日(土) 10:45-20:30 会場:東京ウィメンズプラザホール
「 世界のエコビレッジ – 軌跡と未来」
開場 10:30
持続循環型社会構築のためのエコビレッジの意義と可能性/糸長浩司 10:45〜11:55
世界のエコビレッジの可能性と G.E.N./マルチ・ミューラー 12:10〜13:10
ヒーリング・ワークショップ(TATSU) 13:50〜14:15
豪州クリスタルウォーターズの実例/マックス・リンデガー 14:25〜15:40
米国ロサンゼルス・アーバンエコビレッジの実例/ルイス・アーキン 15:55〜17:10
BIO-City とエコビレッジ/杉田博樹 17:20〜17:50
米国イサカの実例/リズ・ウォーカー 18:00〜19:15
招聘ゲストによるディスカッション 19:30〜20:30
 
◆2006年10月29日(日) 12:30-19:00 会場:代官山ボールルーム
「エコビレッジ ー日本の扉」
開場 12:00
ドイツ・屋久島・深沢でのエコロジカルデザイン実例/岩村和夫 12:30〜13:15
日本の実例-1 里山のあるエコロジカル住宅地/相根昭典 13:15〜13:35
日本の実例-2 コレクティブハウスかんかん森/木村ひろ子 13:35〜13:55
シンギングトゥゲザー・ワークショップ/古橋道代 14:10〜14:35
インド・オーロビルの実例/マルチ・ミューラー 14:50〜15:50
日本の実例-3 田園のエコ村プロジェクト小舟木/地球の芽 16:05〜16:25
日本の実例-4 エコライフ体験リゾート PICA山中湖/山田貴宏 16:25〜16:45
招聘ゲストによるディスカッション 17:00〜19:00

開 催 概 要
【イベント名 】 
エコビレッジ国際会議 TOKYO 2006  
(英名) EcoVillage Conference Tokyo 2006

【開催日 / 会場】
10月28日 (土) 10:45〜20:30  講演 & パネルディスカッション (東京ウィメンズプラザホール)
10月29日 (日) 12:30〜19:00  講演 & パネルディスカッション (代官山ボールルーム)

【ゲスト】 
マルチ・ミューラー(グローバル・エコビレッジ・ネットワーク〈GEN〉評議会員)
マックス・リンデガー(オーストラリア・クリスタルウォーターズ創設メンバー)
ルイス・アーキン(ロサンゼルスエコビレッジ創設者)
リズ・ウォーカー(イサカエコビレッジ創設者)
糸長浩司(日本大学生物資源科学部教授、パーマカルチャー・センター・ジャパン代表理事)
岩村和夫(建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授)
杉田博樹 (BIO-City 編集長)

【参加料】
定員:10月28日(土)200名/10月29日(日)180名


ゲストプロフィール

marti マルチ・ミューラー (グローバルエコビレッジネットワーク《GEN》評議委員)
作家。写真家。元ソルボンヌ大学教授。環境問題研究家。社会活動家。国連 ECO SOC 代表。
現在、インドにあるエコビレッジ「オーロビル」とパリを行き来しながら、精力的に活動を続けている。 2005 年愛知万博では、「地球を愛する 100人」の一人として講演する。 著書に「Indigo Spirit for a Child-Friendly Planet」「What is a Tree?」等、多数。
max マックス・リンデガー (グローバルエコビレッジネットワークオセアニア / アジア統括責任者)
世界最初のパーマカルチャーのエコビレッジとして「クリスタルウォーターズ」の創設にかかわるなど、 25年にわたり、パーマカルチャー、持続可能なシステムデザインを実現化してきた実績から、世界中で講演、 講義を行っている。 普段は妻とともにクリスタルウォーターズで暮らす。著書に「The Best of Permaculture」等。
lois ルイス・アーキン (ロサンゼルスエコビレッジ創設者)
カリフォルニア州立大学人類学専攻。ロサンゼルス保護観察所勤務を経て、1993 年にアーバンエコビレッジとして、ロサンゼルス・エコビレッジを設立。2006 年ジャッキー・ゴールドバーグ賞受賞。都市部における低所得者の為に持続可能な生活環境を提供するプロジェクトを展開中。
liz リズ・ウォーカー (イサカエコビレッジ創設者)
1990 年、環境問題、湾岸戦争反対、社会における女性の平等などを訴えるための全米横断プロジェクトリーダーをつとめる。その後、ニューヨーク近郊のイサカに、仲間とともにエコビレッジを建設する。
itonaga 糸長浩司 (日本大学生物資源科学部教授 パーマカルチャー・センター・ ジャパン代表)
工学博士、一級建築士。九州大学工学部建築学科卒業
東京工業大学大学院社会開発工学専攻博士課程修了。専攻は環境建築学、都市農村計画、パーマカルチャー。 日本の農村地域での住民参画型むらづくりの実践的研究、世界のエコ建築、自然エネルギー、エコビレッジ運動研究。主な著書に、「2100 年未来の街への旅」( 共著、学習研究社 ) 「シリーズ地球環境建築 専門編 I / 地球環境デザインと継承」(編著、彰国社)等。
iwamura 岩村和夫 (建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授)
1971 年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973 年同大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏。 中近東・ギリシャ、ドイツ等で建築・都市計画に携わる。1980 年岩村アトリエ設立。 1998年武蔵工業大学環境情報学部教授就任。主な著書に「環境建築論 ( 単著 )」等多数。 主な作品に「自邸—カッセル・エコロジー団地」「屋久島環境共生住宅」等多数。
sugita 杉田博樹 (BIO-City 編集長)
1949 年、東京生まれ。日本で唯一のエコロジカルデザインの総合誌『BIO-City』
( ビオシティ ) 編集長。同誌で世界のエコビレッジを紹介。サステナブルな社会をめざす編集方針は、毎号、日本でのエコビレッジのモデルを示している。桑沢デザイン研究所非常勤講師。


エコビレッジってなに?

エコビレッジとは、都会でも田舎でも、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人が作るコミュニティのことです。

お互いが助け合うという社会構造が徐々に崩壊し、地球の急激な環境悪化を食い止めようということへの参加意識が、エコビレッジへの原動力へとなっています。人々がもう一度地球につながり、無限の未来を信じられる健康で幸せなライフスタイルを確保できるコミュニティの中で生きることができるように、エコビレッジは今や意識的に世界中で創られています。

1998年に、エコビレッジは国連の選ぶ持続可能なライフスタイルのすばらしいモデルとして 「100 Listing of Best Practice」(最もよい実践例の100のリスト)のひとつに初めて正式に名前が挙げられました。

<エコビレッジの特徴>

  • 人間が生きるための基本的な要求を身近な範囲で満たす
  • 環境に負荷の少ない自給自足的な暮らしを協同で
  • 環境に優しい建築
  • 自然エネルギーの利用
  • 雨水や排水の循環再生で水を循環利用
  • 地域通貨やコーポラティブ組合組織で、支え合う地域経済を実践

いま世界中に「エコビレッジ」が広がっています。 健康で環境負荷のない協同的な生活が、世界中の15,000カ所でエコビレッジ運動として始まっているのです!
「グローバル・エコビレッジ・ネットワーク」サイトの日本語版など、詳しい情報は
http://ecovillage-japan.net/



Crystal Waters
Crystal Waters Permaculture Village
65 Kikcoy Lane Conondale,Qld, 4552
Australia
Phone: +61 7 5494 4652
Fax: +61 7 5494 4653
Crystal Waters

位置: オーストラリア東海岸、北東部クイーンズランド州
設立: 1988年
面積: 260ヘクタール
人口: 約200名(住戸数 83戸)

yurt house kangaroo straw bale house

クリスタル・ウォーターズは世界で最初のパーマカルチャーの手法に基づいてできたエコビレッジである。
敷地は居住者の所有地だが、来訪者向けの宿泊施設、キャンプエリアに滞在することができ、パーマカルチャーを学びたい人のためのコースも開設されている。
1996年には国連より、「最も持続可能で環境負荷の少ないライフスタイルを実践している者」に贈られるWorld Habitat Award (ワールド・ハビタット・アワード)を受賞。

施設例
*建築のデザインの工夫で自然エネルギーを利用するパッシブソーラーハウスや圧縮した藁を利用したストロー・ベイル・ハウス等様々なエコハウスの実験がされている。
*ソーラー発電
*パーマカルチャー農園
*各家庭に雨水タンクが設置され再利用している世界で最初のパーマカルチャーエコビレッジ

Auroville
Aurelec,Auroville 605101
Tamil Nadu India
Aurovile

位置: インド南部 マドラスの南150km
設立: 1968年
面積: 2000ヘクタール
人口: 約1700名

auroville dome house

<環境実験都市>
オーロビルは、人類一致団結の実現を目指し設立された国際的コミュニティーである。
インドの偉大なる思想家ヨギ、そして革命指導指導者オーロビンドの考えに共鳴した”マザー”と呼ばる一人のフランス人により提唱され建設が始まった。開拓者達により不毛の地は緑の大地へと姿を変え、現在300万本以上の木が植えられ、オーロビルは世界で最も大きな国際多文化コミュティーとなった。1968年に始まって以来、このコミュニティーの指針として次の事柄が述べられている。

(オーロビル憲章より一部抜粋)

  1. オーロビルは誰の物でもない、人類全体の物である。
  2. オーロビルは生活の進歩的実験場であり、終わりなき教育の場である。

施設例
*ソーラーパネル発電(11000枚もの反射板を使ったソーラーボール)
*風力エネルギー、バイオマス
*パーマカルチャー農園

L.A. Eco-Village
117 Bimini Place #221
Los Angeles, CA 90004 USA
Phone: 1-213-738-1254
Fax: 1-213-386-8873
L.A. Ecovillage

位置: アメリカ ロサンジェルス
設立: 1993年 
面積: 11エーカー 
人口: 500名

weavers child garden

<都市部における低所得者援助コミュニティー>
ロサンゼルスエコビレッジ(以下LAEV)は都市部における低所得者層の生活保護を目的として CRSP(Cooperative Resourcces and Services Project)の資金援助により設立される。
LAEVでは、環境負荷を少なくし、生活のクオリティーをあげ、社会的、経済的、エコ的なコミュニティー形成に努めている。13棟のアパートメントに164世帯が暮らし、20ほどの異なる民族が共生するその空間には、教会から自動車整備工場まで数々の施設が用意されている。 パーマカルチャーの考え方を取り入れた都市生活を目指し、コミュニティーワークへの参加、コミュニティーディナーでの食事など、住民は日々、学び、働き、知識を蓄え、エコビレッジの考え方を広めるべく生活している。

Ithaca
100 Rachel Carson way, Ithaca, NY 14850
Phone: 1-607-256-0000
Ithaca

位置: アメリカ ニューヨーク イサカ市西部
設立: 1997年
面積: 176エーカー
人口: 160名

ithaca1 ithaca houses ithaca
写真提供: 設楽清和(PCCJ)

<コーハウジングから成るエコビレッジ>
運営は非営利団体であるEcovillage INc.が行っている。現在建物の整備が終了している居住区は2つあり それぞれ30戸がcohousing(コーハウンジング)方式で、建設運営されている。基本的にはパーマカルチャーを基本にデザイン されており、10エーカーの農地や70エーカーに及び森林保護区などもある。
1990年からエコビレッジ建設が検討され、その後多くの会議や検討が行われ、デザインのプロセスを経た後 1995年に市の建設認可が下りて1996年より建築にはいる。1997年に最初の居住区(FROG)が完成し 2003年には2つ目の居住区(SONG)、2005年にはSONGのコミュニティハウスが完成。今後も居住区は拡大する予定。現在はパーマカルチャーのコースの開催やエコビレッジの建設の仕方などを教える教育事業に力を入れている。居住者の年齢層は0〜80歳。様々な州からの移住者が暮らす。

施設例
*住居は、基本的には2〜数家庭が入るタウンハウス形式の集合住宅が各クラスターに数戸建設される
*パッシブソーラー形式の住居。住宅の南面は採光のためにペアグラスを用いた大きな窓が設置されている
*自然素材や地域産材の利用

資料提供: 設楽清和(PCCJ)

PCCJ2006年エコビレッジ・ウィーク
NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン
PCCJの活動10年を記念し、グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)の関係者と、世界でのエコビレッジ建設と日本でのエコビレッジの展望や作り方について考える連続的な公開講演会、デザインミーティング、WSを、日本各地で開催致します。

★ 神戸エコビレッジシンポジウム
11月2日(木)18時30分〜21時

共催:NPO法人自然主義
協力:PCCJ、CS神戸
会場:兵庫県民会館10F
定員:150人
参加費:前売券1,800円、当日券2,000円、逐次通訳
ゲスト:マックス、リズ、設楽清和(PCCJ事務局長)
申し込み先:天然主義/FAX 078-976-3393, E-mail evs@tennensyugi.org

★ 京都エコビレッジシンポジウム
11月3日(金) 13時半〜16時半

共催:アミタ株式会社持続可能経済研究所
後援:地球の芽
会場:京都市勧業館(みやこめっせ)
定員:130名
参加費:参加費2,000円、逐次通訳
ゲスト:マックス、リズ、設楽清和、アミタ(株)持続可能経済研究所、糸長浩司(PCCJ代表理事)
申し込み先:PCCJ/FAX 0426-89-2224, E-mail info@pccj.net

★ 森のがっこうとエコビレッジシンポジウム
11月4日(土) 14時〜16時半

共催:シンポジウム実行委員会(PCCJ,帆柱ケーブル(株))
後援:響みどりの会、PCQN
会場:北九州市環境ミュージアム
定員:100名
参加費:500円、逐次通訳
ゲスト:マックス・リンデガー、リズ・ウォーカー、糸長浩司
申し込み先:FAXで申し込み。帆柱ケーブル株式会社/TEL 093-671-4761, FAX 093-681-0483http://www.hobashira-cable.co.jp/

★ エコビレッジ・デザイン・ミーティング藤野
11月5日(日) 13時〜18時半

協賛:アミタ株式会社、愛植物設計(株)
会場:神奈川県藤野町篠原の里( http://www.ops.dti.ne.jp/~shinoba/
定員:50名
参加費:PCCJ会員3,000円 その他5,000円(エコビレッジの作り方WSを含む、逐次通訳)
ゲスト:マックス・リンデガー、リズ・ウォーカー、設楽清和、糸長浩司、山田貴弘(建築家)
申し込み先:NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン/TEL 0426-89-2088, FAX 0426-89-2224, E-mail info@pccj.net

7月 20 2007 : posted by begood

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エコビレッジ国際会議TOKYO 2006 開催概要はこちら

エコビレッジ国際会議TOKYO2006

エコビレッジ国際会議TOKYO2006
エコビレッジ国際会議TOKYO2006

エコビレッジ国際会議TOKYO 2006

世界で広がる持続可能なライフスタイルモデル

2006年10月28(土)・29(日)、ついに日本で第1回エコビレッジ国際会議が開催されました。前売りチケットは完売。会場では休憩時間も参加者同士の話が弾み、主催側にも皆さんの関心の高さがひしひしと伝わってきました。

今回は日本で初めての国際会議。講演者として海外から4人のスペシャルゲストが駆けつけてくれました。

それぞれ特徴的な取り組みを続けるマルチ・ミューラーさん、マックス・リンデガーさん、ルイス・アーキンさん、リズ・ウォーカーさんの4人。そして日本で活動を続ける7組を加えた講演。
各団体の取り組みに、会場は大いに盛り上がりました。

以下に2日間の講演の概要を紹介!

→ ゲストプロフィール詳細


Ecovillage Conference Tokyo 2006 English Report
(PDF file)


エコビレッジ国際会議2006 レポート

エコビレッジ国際会議TOKYO2006 1日目の会場は東京ウィメンズプラザホール。テーマは「世界のエコビレッジ 奇跡と未来」。講演のトップバッターは日本大学生物資源科学部教授でパーマカルチャーセンタージャパン代表の、糸長浩司さん。糸長さんからは「持続循環型社会構築のためのエコビレッジの意義と可能性」と題して、エコビレッッジの概要が紹介された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 エコビレッジ国際会議TOKYO2006 オーストラリアでパーマカルチャーエコビレッジ「クリスタルウォーターズ」を創設し、25年間に渡りその活動に従事してきたマックス・リンデガーさん。「クリスタルウォーターズ敷地のデザインでは道路幅なども、パーマカルチャーの理念に基づき、自然への付加を極力小さくするようにデザインされている。敷地内でカンガルーも生活しているほど自然は豊かで、人間と共生しているそうだ。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 ルイス・アーキンさんはロスアンゼルスに住みながら、車を持たずに生活している。住んでいる地域に喘息の子供たちが多いことを知ったことから、車を使わない町づくりに取り組み始め、ロスアンゼルスエコビレッジを創設したそうだ。

都市での生活を見直しつつ、自然との共生を目指したその取り組みは、州政府からも認められ、2006年カリフォルニア州ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

エコビレッジ国際会議TOKYO2006 同じくアメリカ、N.Y.近郊のイサカにエコビレッジを創設したリズ・ウォーカーさんは1990年から環境問題や湾岸戦争反対の運動に関わってきた。
仲間とともに立ち上げたイサカエコビレッジは、都市近郊にありながら、パーマカルチャーに基づいたデザインで、敷地には10エーカーの農地や約70エーカーの森林保護地区も含まれている。現在は2つの居住区があり、住民の自主的な活動でコミュニティ運営されており、パーマカルチャーの講座を開催するなど活発な活動が続けられている。現在も拡大の予定を持ち、今後の活動が注目を集めている。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 またエコロジーをテーマに情報を発信しているwebサイト、「greenz」でも紹介されている『Bio-City』編集長の杉田博樹さんからは、『Bio-City』の創刊時の様子や、今まで取りあげてきた事例などが紹介された。創刊時はパーマカルチャーを知る人も少なく、海外のエコビレッジに滞在した人から「日本にこんな雑誌があったのか」と驚かれることもあったとか。現在のパーマカルチャーの広まりを誇らしく感じているそうだ。

2日目はbegood cafeのホームとも言える代官山ボールルームで開催。この日は日本での事例を中心に紹介された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 まず、武蔵工業大学環境情報学部教授で建築家の岩村和夫さんから、ドイツと日本の事例が紹介された。日本では東京都世田谷区と屋久島に環境共生住宅を設計してきた岩村さん。古くなった集合住宅建て直したという世田谷の事例では、住人が一度住まいを離れてから建て直し後にまた元の地域に戻るという前提で、住宅の建つ地域の環境全体をデザインした。ゼロから作るのではなく、もともとあった資源を利用したいというプランから、以前からあった木々などを活かした建物の配置が設計された。そして居住者同士の交流が持てるよう、共有スペースも設けるよう配慮されている。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 「鶴川エコビレッジ」を運営する相根昭典さんからは、自然エネルギーの利用や屋上ガーデンなどを備えた、コーポラティブハウス(住宅を建築する際、住み手が集まって協同組合方式で建てる集合住宅)が紹介された。建設時の相談から運営まで、住民同士が話し合いながら進めていく建築形式はまだまだ少ないが、問題を話し合い、解決していく過程で、住民同士のつながりもでき、建築にも積極的に関わるようになったという。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 また、都内でコレクティブハウス(私生活の領域とは別に共用空間を設け、食事・育児などを住人同士で共有することを可能にした集合住宅)、「かんかん森」を運営する木村ひろ子さんからは、住人が週に3回夕食を共にし、掃除などもコミュニティの仕事として住民が参加してやっているという、「かんかん森」のライフスタイルが紹介された。仕事以外の時間を大切にし、有意義に過ごすことこそ「生活すること」。その時間を大切にしてほしいとメッセージを残された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 その他、株式会社地球の芽より、滋賀県で取り組んでいる「小舟木エコ村」の計画が、begood cafeが企画に携わっているエコビレッジ「PICA山中湖」の報告が設計を担当している山田貴宏さんから報告され、日本で現在進行しているエコビレッジの姿も紹介され、海外からのゲストも日本での取り組みに関心を持った様子だった。休憩時間には出演者、観客の枠を超えた交流が会場のあちこちで見られ、情報、意見の交換をしながら親好を深める姿が会場のあちこちで見られた。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 この日は海外事例の紹介は一件。マルチ・ミューラーさんから、2000人の住人が暮らすインドのエコビレッジ「オーロビル」の紹介だ。この村を超えた巨大な共同体はインドの思想家でヨガ行者、そして革命的指導者でもあったオーロビントと”マザー”と呼ばれた一人のフランス人によってつくられた。現在は様々な国籍の人たちが住人として暮らし、1日に訪れるゲストの数は住人を上回るという。開拓者たちによって緑が復活した広大な敷地には、300万本の木が生い茂り、各国の文化を感じさせる建物や、想像力をかきたてるデザインの、アーティスティックな建物も多く含まれている。エネルギーには、11000枚もの反射板を使ったソーラーパネルによる発電や、風力エネルギー、バイオマスエネルギーなどが利用され、パーマカルチャーの農園もある。各地域の祭りや文化行事も行われ、人種や民族を超えた文化や教育が共有されているようだ。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 両日とも会議の最後には、糸長浩司さんの司会のもと、海外ゲスト4人と日本人講演者に、この会議の進行役、シキタ純を加えたディスカッションが行われた。パネリストは会場からの参加者からの質問に応えながら、様々な意見を交わしていったが、中でも「エコビレッジ」という言葉の定義、そして各自異なった取り組みの中で何を目的としているのかという話題には様々な意見が飛び出した。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 パーマカルチャーの理念に基づき広大な敷地をデザインしていったマックス・リンデガーさん、都市の中で集合住宅の形態をとりながら、住民のつながり、自然との共生を大切にコミュニティ作りを進めていったライフスタイルを改善していったルイス・アーキンさんとリズ・ウォーカーさん。創作活動を続けながら、多民族、多文化が集まるコミュニティーに暮らすマルチ・ミューラーさん。そして日本のエコビレッジや新しいライフスタイルを目指す人々。

目的の違いもあるだろうが、共通しているのは、住人同士のつながりや自然との調和を大切にし、理想の社会を実現しようと努力を続けてきたこと。そしてそれが形になったのが「エコビレッジ」と呼ばれているように感じられる。そして子供たちのためにすばらしい環境を作り、伝えていきたい、教育の場を持ちたいという言葉も多く聞かれた。そういった理想を持つ人たちが、手をつないでいくことで、社会は動いていくのではないか。そんな気持ちにさせてくれた2日間だった。



ゲストプロフィール

■マルチ・ミューラーさん
グローバルエコビレッジネットワーク《GEN》評議委員

マルチ・ミューラー作家。写真家。元ソルボンヌ大学教授。環境問題研究家。社会活動家。国連 ECO SOC 代表。
現在、インドにあるエコビレッジ「オーロビル」とパリを行き来しながら、精力的に活動を続けている。

■マックス・リンデガーさん
グローバルエコビレッジネットワークオセアニア / アジア統括責任者

マックス・リンデガー世界最初のパーマカルチャーのエコビレッジとして「クリスタルウォーターズ」の創設にかかわるなど、25年にわたり、パーマカルチャー、持続可能なシステムデザインを実現化してきた実績から、世界中で講演、講義を行っている。

■ルイス・アーキンさん
ロサンゼルスエコビレッジ創設者

ルイス・アーキンカリフォルニア州立大学人類学専攻。ロサンゼルス保護観察所勤務を経て、1993 年にアーバンエコビレッジとして、ロサンゼルス・エコビレッジを設立。
2006 年ジャッキー・ゴールドバーグ賞受賞。都市部における低所得者の為に持続可能な生活環境を提供するプロジェクトを展開中。

■リズ・ウォーカーさん
イサカエコビレッジ創設者

リズ・ウォーカー1990 年、環境問題、湾岸戦争反対、社会における女性の平等などを訴えるための全米横断プロジェクトリーダーをつとめる。
その後、ニューヨーク近郊のイサカに、仲間とともにエコビレッジを建設する。

■糸長浩司さん
日本大学生物資源科学部教授 パーマカルチャー・センター・ ジャパン代表

糸長浩司工学博士、一級建築士。九州大学工学部建築学科卒業
東京工業大学大学院社会開発工学専攻博士課程修了。専攻は環境建築学、都市農村計画、パーマカルチャー。
日本の農村地域での住民参画型むらづくりの実践的研究、世界のエコ建築、自然エネルギー、エコビレッジ運動研究。

■岩村和夫さん
建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授

岩村和夫1971 年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973 年同大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏。中近東・ギリシャ、ドイツ等で建築・都市計画に携わる。
1980 年岩村アトリエ設立。1998年武蔵工業大学環境情報学部教授就任。

■杉田博樹さん
BIO-City 編集長

杉田博樹1949年、東京生まれ。日本で唯一のエコロジカルデザインの総合誌『BIO-City』( ビオシティ )編集長。
同誌で世界のエコビレッジを紹介。サステナブルな社会をめざす編集方針は、毎号、日本でのエコビレッジのモデルを示している。桑沢デザイン研究所非常勤講師。

7月 15 2007 : posted by begood

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