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8月のエコサタデー 「すずしく!たのしく!夏休み☆」

2010年8月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

8月は、うちわや風車など涼しく遊べる工作や、自然のもので作るアクセサリーづくりなどの工作を開催しました。夏休みということで、朝からたくさんのお子さんにご参加いただきました。夏休みの宿題にも役立ったようです!

開催日 :2010年8月7日(土)、14日(土)、21日(土)、28日(土)
開催時間 :11:00〜17:00
場 所 :イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

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<開催の様子>

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8月のエコサタデー 「すずしく!たのしく!夏休み☆」

開催日 :2010年8月7日(土)、14日(土)、21日(土)、28日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

ソトコト10月号


WORLD’S WISDOM エコビレッジ探検 「Vol.12 千葉・安房鴨川」p.9
エコビレッジ連載コラム 文:片岡麻衣子

nature vol.16

「アースデイレポート2010」
エコビレッジ国際会議のブースが紹介されました。

クボタeプロジェクト『地球小屋 2010』開催レポート

以下でもキャンプの様子をご報告しています。ぜひご覧ください。
クボタ地球小屋レポート(株式会社クボタ制作)
クボタeプロジェクト『地球小屋2010』レポート(宿泊施設:シャロムヒュッテ制作)

1日目2日目3日目4日目

1日目 2010年7月26日 晴れ

■集合 8:30新宿駅東口

いよいよ、待ちに待った「クボタeプロジェクト『地球小屋2010』」の始まりです。
関東近圏の小学生4年生から6年生の男女21人が新宿駅に集合です。初めて会ったばかりでまだ名前も知らないお友だちと期待と不安を胸にあずさ9号の車内へ。ホームで見送る保護者の皆さんの不安と期待も子供たちと同じかもしれません。

■出発 9:00あずさ9号

あずさ9号は定刻どおり出発、子ども達だけの『地球小屋2010』がスタートしました。ここから穂高まで3時間の電車の旅です。車内では、「名札づくり」「野菜のタネあてクイズ」などをしているとあっという間に緊張がほぐれ、すぐにみんな仲良くなりました。
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■オリエンテーション

今回の宿である、「シャロムヒュッテ」に到着すると、すぐに森の広場でオリエンテーションです。校長先生のドン・ガバチョから「自然に対して目と心を開こう!お互いを思いやる気持ちを持とう!チャレンジする気持ちを持とう!とごあいさつがありました。

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続いて、今回のインタープリター、タロウとジョニーの登場。キャンプでの約束ごとを聞いた後、「みんなへとへとになるまで自然と遊ぶぞー!」との掛け声に続いて、仲間の名前を覚えるゲーム。スタッフを入れると30人以上!みんなのキャンプネームを覚えられるか心配だったけど、ゲームでワイワイやっているとあっという間に覚えることができました。

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テラスに移動してミサンガづくり。全員自分のミサンガを自分で作り、それぞれ自分のチームカラーを塗って仕上げます。キャンプ中は毎日このミサンガを腕につけます。ミサンガは「切れると、そのときに願いが叶う」という不思議な力があります。出来上がったら、願いをこめてお互いに腕につけてあげました。

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もう一度森の広場に移動して、キキソソを歌いました。キキソソはチベットのウエルカムソング。新しい仲間を迎えるときにかならず歌います、これでみんな仲間です。

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■夕ごはん

シャロムヒュッテの木のお風呂で入浴後は、お待ちかねの夕食です。食事の前に、シャロムヒュッテのオーナー、けんじーから「あずけ鉢」「おそうじパン」など食べ物を粗末にしない、自然を汚さない楽しい仕組みのお話をききました。

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シェフが、お料理の説明をしてくれました。お肉だと思っていたから揚げがなんと大豆でできていたり、とうもろこしとにんじんのパンケーキは野菜だけとは思えないほど、美味しくてボリューム満点でみんなびっくり。

■ナイトウォーク

今夜は満月ですが、空は残念ながら曇り空。まずはクボタのやまちゃんから虫のお話をききます。シャロムヒュッテの森にいる虫の観察をするため、落とし穴のベイトトラップと蜜のトラップを仕掛けます。やまちゃんのお話を参考に、虫の好きそうなところをチームのみんなで相談してトラップを仕掛けました。明日の朝が楽しみです。

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その後、インタープリターのタロウから満月に薬草を取る魔女の話を聞いて歌の練習をしていると、曇り空が晴れてきました!最後に安曇野の広い空を明るく照らす大きな満月をみんなで観察。そのあとフリースペースで各自日記を書いて、今日一番楽しかったことをみんなで話して1日目は終了です。

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2日目 2010年7月27日 晴れ

■モーニングウォーク

朝の起床は6:00です。各自自分の体調を確認して、6:30からモーニングウォーク。まずは、森の木になる体験、森の中で自分の好きな木を見つけその木に触り、目を閉じて木の気持ちになってみます。風をどんなふうに感じるか、太陽の光をどんなふうに感じるか、周りの音はどんなふうに聞こえるか、木と一体になって静かに感じてみます。最後に各々木の神様にお願いごとをして木とはお別れです。今日も一日楽しく過ごせますように!

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森の中で鏡ウォークです。鼻の下に鏡を持って、鏡にうつる森の中を散歩します。足元は見えないけれど、仲間が手を引いてくれるので安心です。まるで森の空中散歩のような不思議な感覚、普段あまり見ない木の葉っぱをたくさん見て、いろんな色や形があることを発見しました。

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もう一度やまちゃんの虫のお話を聞いた後、昨晩仕掛けたトラップを確認!なんとクワガタがかかっていました。見たことのない虫でも、虫博士のやまちゃんに聞くとなんでも教えてくれます。

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■朝ごはん

朝食はバイキングです。自分の食べられる分だけ自由に取ります。特に手作りのパンにあんずジャムは子どもたちにも大人気でした。シャロムヒュッテのお姉さんが、お皿に盛るときはお皿を持って食べ物を迎えに行くことを教えてくれました。こうするとこぼれることはありません。朝食は食べる場所も自由、青空の下で食べるとおいしさも格別です。

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■自然の循環教室(1)

最初に、野外活動には必須の「虫除けスプレー」を手作りします。シャロムヒュッテの周辺にある薬草を集めてけんじーが煮出しておいてくれた薬草エキスを各自ブレンドしてマイスプレーを作ります。買わなくても身近な薬草から自分で作れることを学びました。

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マイ虫除けスプレーをつけて、次はけんじーからシャロムヒュッテにある循環する仕組みのお話を聞きました。虹の絵の描かれた建物は、コンポストトイレ、人の排泄物を堆肥にして畑に戻すことで、循環が生まれます。青いタンクは、メタンガス醗酵装置。動物の排泄物を使って作ったガスをエネルギーとして使われています。

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続いて、シャロムヒュッテの自然農の畑に行って野菜を収穫。採っても採っても、取りきれないくらい野菜がたくさんなっていました!

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野菜の収穫が終わったら、お昼ご飯づくりへ。収穫したての野菜をほうとう用に切って、次々おなべに入れていきます。

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一人一本焚き火パンを作ります。おいしく作るコツは、焦らず遠火でじっくり焼くことです。軍手をしてパンをまわしてみて、クルっと回って竹棒から上手に外れたらできあがり。途中でキッチンからふかしたてのジャガイモも届きました。何もつけなくてもおいしくて何個も食べている子もいました。

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最後にみんなでほうとうのめんを練って、最初のおなべに入れたら、今日のお昼ご飯の出来上がり。みんなでおいしくいただきました。

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■自然の循環教室(2)

午後は近くの烏川渓谷で川のプログラムです。渓谷に着いたら石投げをしました。石を投げることで、川自ら緩急ある流れを作り、藻が増えたり、魚のすむ隙間が生まれることがわかりました。
川の流れのゆるいところに移動して、川にザブザブ入って行き、水の冷たさを感じます。川底に寝そべって川の流れに身を任せてみたりもしました。
川に慣れてきたら、上流に行って滝登りにもチャレンジ。スタッフのルールをきちんと守り、みんなで助け合って、最後はチャレンジした全員が登ることができました。

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後半はグループに分かれて遊びます。まずは、みんなで笹舟を作って笹舟レース。あまり追いかけると、波ができて笹舟は転覆してしまいます。でも、またスクッと浮かぶのでレースは最後まで盛り上がりました。

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続いては、この川がどのくらいきれいなのか確かめる遊び。水の中で暮らす小さな生き物が生きていくためには、どのくらいきれいな水が必要なのかを調べるため、パックテストというキットを使って烏川渓谷の水の検査ををしました。
パックテストの結果、川の水がとてもきれいなこと、少しの牛乳が加わっただけで生き物が住めない環境になってしまうことがわかりました。その後は、実際にどんな生物がいるか生き物探し。水質検査でわかったように、烏川渓谷にはたくさんの珍しい生物がいました。

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■夕ごはん

今日のメインメニューはハンバーグです。お肉のようにボリューム満点だったけど、お豆腐ともちきびでできているなんて意外でした。ハーブを使ったマリネは、ちょっと苦手が多かったみたいで、預け鉢が繁盛してました。きれいにしたお皿を片付けると、デザートを頂きます。今日のデザートは杏と豆腐のプリンです、柔らかくてほんのり甘い、お砂糖を使っていないなんて信じられない美味しさでした。

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今日の川のプログラムで川の水がほんの少しでも汚れると、小さな生き物が生きられなくなることがわかりました。夕ごはんでは、おそうじパンの大切さを改めて理解しました。

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夕食後は、フリースペースに移動して、今日のふりかえり。日記を書いたら、「ありがとう!」を伝えたい人について話し合います。みんな今日も一日いろんなところで助けたり、助けられたりしていました。「ありがとう」の気持ちがたくさん集まったふりかえりになりました。

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3日目 2010年7月28日 晴れ

■モーニングウォーク

昨日と同じ木に触れて、目を閉じて朝のあいさつをします。昨日は楽しかったです、ありがとう!今日もよろしく。

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その後は、森の動物散歩。みんなが動物役になって、人間にみつからないように、上手に森に隠れます。動物の気持ちになりきって隠れていたら、本物のサルに遭遇!みんなで追いかけて見に行きました。人間が山の木を伐採し、実のならない材木ばかりを植えたため、サルの食べ物がなくなってしまい、お腹の空いたサルが里に降りてきて畑の作物を採ってしまうそうです。サルは山に棲み、人間は里に棲む。昔はできていた棲み分けができるよう、山には実のなる木を増やさなければならない、実のなる木が増えるとサルも人間も仲良くできるんだと、けんじーが教えてくれました。

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■朝ごはん

今日も朝ごはんは自由にバイキング。太陽の下で食べる朝ごはんはとても美味しいです。

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■お米の教室(1)

今日のテーマはお米です。まず、クボタのほんちゃんから、「お米ができるまで」や「田んぼに住む生き物や田んぼの役割」など、お米に関するいろんなお話をおききしました。

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■お米の教室(2)

田んぼに持っていくおにぎりを、自分たちで作ります。まずは、お米を研いで、けんじーが電気やガスを使わない、「ぬかくど」という昔のやりかたでご飯を炊いてくれました。上手に炊けるとご飯の表面に小さな穴があきます。電気やガスを使わなくても、美味しそうにご飯が炊けました。

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ご飯が炊けるまでの間に、おにぎりを包む「ほうの葉」を取りに森へ行きました。大きなおにぎりが包めるように、できるだけ大きな葉っぱを選びます。戻ってきたら、チームに分かれて塩おにぎりをにぎって、お漬物を添えて葉っぱで包みます。お昼ごはんが楽しみです。

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■お米の教室(3)

午後は近くの藤沢農園で田んぼの作業。その前に、自慢のおにぎりを田んぼのほとりで食べて、腹ごしらえです。美味しいご飯が食べられるのは、太陽と土の恵みと作ってくれたお百姓さんのおかげ、感謝していただきます。

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満腹になったら、まずは田んぼについて、お話を聞きます。有機栽培や、あいがも農法でお米を作っている藤沢さんから、お米をつくることがいろんな生き物の命を支えていることを教えてもらいました。

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その後、あいがもの雑草取りをお手伝いします。田んぼの中はぬるぬるしているけれど、暖かくて気持ちがいいです。雑草取りの後は、広い田んぼの中にいるあいがもを小屋の中にみんなで戻してあげました。あいがもはとても可愛くて、みんなで順番にだっこ。ふわふわの羽を感じました。

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田んぼでの作業は暑かったけど、地元名産の甘くておいしい下原スイカや、藤沢さんから頂いた採れたてのきゅうりとトマトを食べて、元気に遊ぶことができました。

■夕ごはん ピザづくり

最後の夜は、自分たちでオリジナルのピザを作ります。シャロムヒュッテのお姉さんがピザの生地を広げてくれたあと、ソースとトッピングを選んで生地にのせていきます。出来上がったら、大きなピザ釜に入れてもらって、あっという間にこんがりおいしいピザのできあがりです。焼きたてのピザに、ヒヨコマメのカレーにみんな大満足、今日もおいしい夕ごはんでした。

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■キャンプファイア

最後の夜のお楽しみ、キャンプファイアのオープニングは、各チーム代表の仲間による火付けの儀式です。ひとり1本松明を持って、真ん中の薪に火をつけると、一瞬にして立派な焚き火になりました。大きな炎に、みんなの気分も盛り上がって、タロウの合図で狼のように大きな声を出して踊りました。

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炎を囲んでたくさんゲームを楽しんだ後は、いよいよジョニー手作りの影絵です。安曇野の地に古くから伝わる「竜の子小太郎(たつのここたろう)」のお話は、ジョニーの真剣な声や暗闇のなかで炎に照らされた竜が迫力満点。子供たちを幻想的な世界へ引き込んで行きました。

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キャンプファイアが終わると最後のふりかえり。日記を書いたら、みんなで輪になって3日間の思い出をふりかえります。楽しかったこと、感謝の気持ち、いろんな思い出があふれてきます。
最後に明日も晴れることを願って歌を歌います。最後の1曲は、、、ハッピーバースデートゥーユー♪
この日が誕生日だったお友だちのために、サプライズで歌のプレゼントです!みんなにとっても思い出に残る夜になりました。

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4日目 2010年7月29日 曇り後雨

■モーニングウォーク・お土産づくり

今日は毎朝会話してきた木にお礼とお別れを伝えます。楽しい毎日をありがとう。

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木へのあいさつが終わったら、おうちの人へのお土産づくり。シャロムヒュッテの畑にそばの種と、麦の穂を採りに行きます。麦の穂は茎についた葉をとるとストローに。本物のストローにみんな大喜びです。

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次は、種を入れる袋を作ります。保健スタッフののんきちから、折り紙できれいな袋の作り方を教わります。袋の中には、おうちの人あてのメッセージと、藍(アイ)とそばの種を入れてお土産の完成です。

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■朝ごはん

最後の朝ごはん。みんな、言われなくてもちゃんとお皿で迎えにいけます。

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食事が終わったら、帰り支度。元のとおり荷物が入らなくて大変!でも、なんとか押し込んでパッキングは終了。お部屋をチェックアウトしました。

■思い出づくり

お土産づくりのは、はがきサイズの画用紙にキャンプの思い出を描きます。最初に鉛筆で下絵を描いたら、草や花、土やご飯を炊いた後の墨など、すぐ近くにある自然の中から色を探します。自然の中には絵の具のようにいろんな色がありました。画用紙に塗ってみると思いがけない色が出て、とても美しい、楽しい絵ができました。最後に名前と日付、思い出の一言を書いて絵が完成。
その後は、みんなで集まって絵の鑑賞会。思い出を話しあったり、みんなの絵の素敵なところを見つけあったりしました。

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■お昼ごはん

いよいよシャロムヒュッテ最後のごはん。玄米やあわやひえ、ズッキーニなど初めて見たり食べたりする素材や料理も多かった4日間だけど、最後までおいしく食べることができました。ごはんが終わったら、終了式です。

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■終了式

教頭先生のヨッシーから、みんなに渡される終了証と思い出フォルダーの説明がありました。思い出フォルダーはみんなの書いた絵が表紙になっていて、中には、けんじーからのミニアルバム、シャロムヒュッテの冊子「くっきりと安曇野の光の中で」、3日間の写真のCDロム、そして、みんなが毎日日記を書いたしおりには、スタッフからひとりひとりにメッセージが書かれています。

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いよいよ、校長先生のドン・ガバチョから、終了証の授与が行われます。終了証には、それぞれの思い出がつまったチャンピオン名が書かれていて、全員がチャンピオンとして表彰されます。
木登りチャンピオン、思い出のかえるチャンピオン・・・、笑顔と緊張が混ざって、みんなドキドキしながら見守ります。

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終了式が終わると、外は小雨が降っていました。安曇野もみんなが帰るのを淋しがって涙目になっているのでしょうか。最後に、参加者もスタッフもシャロムヒュッテのお兄さんもお姉さんもみんなで広場に出て輪になってキキソソを歌いました。この4日間とこんなにたくさんの人との出会いに感謝します。
記念写真を撮ったら、シャロムヒュッテともお別れです。お兄さん、お姉さんお世話になりました!ありがとう!また来ます!

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穂高駅を出発し、松本経由でみんなを乗せたスーパーあずさ22号は、無事定刻どおり新宿駅に到着ました。体全体でいろんなことを感じ、いろんなことにチャレンジした4日間。明日からは、見るもの、感じるものが今までとは違っているかもしれません。4日間で感じ、考え、体験したことを忘れずに、思い出に誇りを持って、普段の生活を大切にすごしてほしいと思います。みんな、また、会いましょう!

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TBSテレビ

「風の言葉」(21:54〜放映)

6月のエコサタデー 「リサイクル工作 大集合!」

2010年6月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

6月はリサイクルをテーマに、空き缶や牛乳パックなどを使って、おもちゃや楽器など、楽しい工作に挑戦してもらいました。2コース両方参加していくお友だちも。個性豊かな作品がたくさん生まれました。

開催日 :2010年: 6月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)
開催時間 :11:00〜17:00
場 所 :イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

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<開催の様子>

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6月のエコサタデー 「リサイクル工作 大集合!」

開催日時:2010年 6月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

greenz.jp

エコビレッジ国際会議レポート(4) 「世界最大最古のエコビレッジ オーロビル」
http://greenz.jp/2010/07/11/aurovilleindia/

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エコビレッジ国際会議レポート(3) 「エコビレッジデザイン教育はあなたの暮らしにも活かせます」
http://greenz.jp/2010/07/10/ecovillagedesigneducationjapan/

甘夏版オレンジプロジェクト2009開催レポート



vol.3(2009.9.12) vol.4(2009.10.24)

vol.3(2009.9.12)

甘夏版オレンジプロジェクト 小雨決行で大成功!

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新しく始まった甘夏園でのオレンジプロジェクト。第1回目は小雨模様でしたが元気に結集。

下草刈りと菜園作りをしました。

甘夏版オレンジプロジェクト

開催日: 2009年9月12日(土) 09:30集合 15:30解散
開催地: 小田原江の浦
参加者: 約10名
主 催: BeGood Cafe
共 催: ソニー・ミュージック・エンターテイメント緑会公認グリーンクラブ

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もともと熱心な農家さんが手を入れていましたが、ご高齢のために今年から耕作放棄となるはずでしたが、ご縁があり、BeGood Cafeが代わりに管理をすることになりました。

甘夏は、4〜5月が収穫の時期です。きちんと手入れをすれば、約150本の木から数百キロの甘夏の収穫が期待ですます。

この日は、お天気がぐずついていましたが、みなさん元気に集合。午前中は下草刈り。昼食は、BeGood Cafe名物となった手作りランチを食べながらわいわいと農園談義がはずみました。

午後は、野菜とハーブの菜園作り。素敵な菜園が、あっという間に出来上がってしまいました。共催のソニーミュージックのみなさんの意気込みの凄さを証明してくださいました。

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次回が大変楽しみになったワークショップでした。

スタッフのみなさん、有り難うございました。

vol.4(2009.10.24)

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開催日: 2009年10月24日(土)
場 所: 小田原江の浦
主 催: BeGood Cafe
共 催: グリーンクラブ(ソニー・ミュージック・エンターテイメント緑会公認)

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曇り空の下、この日は菜園の種まきと地図作りをしました。前回作った菜園には野菜が植わっていますが、今回はさらに麦を蒔きました。そして、甘夏園の全体を把握するために手分けして測量をし、地図を作りました。午後になると雨が降り出し、少々早めの解散となりました。しかし雨でも、野外での作業は心身ともにストレス解消となるのが、不思議。どなたも風邪も召さなかったか心配ですが…。

次回が楽しみです。

オレンジプロジェクト 2010開催レポート


vol.9(2010.12.05)vol.8(2010.10.24)vol.7(2010.9.12) vol.6(2010.8.8) vol.4(2010.6.20)

■ミカン農園(第1農園):vol.9(2010.12.05)開催レポート

1年を振り返りながらの収穫祭。農園の冬支度をして、温州みかんの収穫と餅つきをしました。

10:30~ 農園の冬支度(稲ワラ敷き)とみかんの収穫

毎年大人気の収穫祭。第3農園(甘夏農園)の参加者や初参加の大学生も加わって、30名を超える方が集まりました!オリエンテーションで自己紹介と1年の活動を資料の写真を見ながら振り返ったあとは、実際に農園を降りながら様子を観察していきます。

農園を降りて行くと、10月に蒔いた緑肥のイタリアンライグラスが、鮮やかな緑色のじゅうたんを広げていました。石垣とのコントラストも美しくて、ペルーのマチュピチュのよう。天地返しをがんばったかいがありました。
中間の広場まで降りたら、手分けして稲ワラを苗木の周辺に敷いて行きます(稲ワラは平塚で田んぼをもつ参加者の方から分けていただきました)。2〜3年前に植えた苗木も、最初80cm程度だったものが2倍ほどの大きさになってきました。レモン、甘夏、バレンシア、温州みかんなど、収穫できるのはまだ先ですが、順調に育っていく様子に頼もしさを感じます。

農園の冬支度が終わったら、いよいよみかんの収穫です。この農園は放置されていた年数が長いため、残っている温州みかんの成木は5本程しかなく、1本あたりの実の数も少ないのですが、みんなで楽しみながらコンテナ5ケース(70〜80kg)のミカンを収穫できました!

12:00~ 収穫祭(もちつき、きなこづくり)、シェアリング

午後はみんなで収穫を祝うランチタイム。カマドでお釜をつかって蒸かした餅米でもちつきをするチーム。大豆を煎って、粉引き器できな粉づくりをするチームに分かれて、交代でランチをつくりました。
つきあがったお餅は、手づくりきな粉、のりと有機醤油、大根おろしなどでいただきます。つきたてのお餅や手づくりのきな粉は格別のおいしさ!きな粉はてんさい糖も用意していましたが、自然の甘さで十分でした。
食が進むにつれて、みかんを絞ってジュースにする人や七輪で焼き餅をつくる人、午前中に切った竹で食器や箸をつくる人などそれぞれのアイディアや楽しみ方も出て来て、賑やかな楽しい収穫祭となりました。

お腹がいっぱいになったあとは皆で今年1年を振り返り、参加した感想や来年のアイディアをシェアしました。(下記はみなさんからいただいた感想の抜粋です)

・様々な人とお話をしながら作業ができました。人と人が農園によってつながっていくのがとてもステキだと思います
人と自然とのかかわりとは何なのか、多面的に考えるきっかけになりました。自分は何がしたいのか?何ができるのか、じっくり考えていきたいです
・沢山の刺激をいただきました。ここで得たことを毎日の暮らしの中で少しでも役立てていきたいと思います
・パーマカルチャーについてもっと勉強したいと思いました
・自分で苗を育てて持ってくるのは本当に楽しかったし、自分で野菜を育てるきっかけにもなり、食について考えさせられるので来年もぜひやって頂きたいです
・実際に耕してその味を知り、作業して食べられることがとても楽しかったです
・土づくりやみかんの木の剪定・摘果、野菜の栽培(かぼちゃ、人参、豆類、小麦の収穫)をやってみたい
・おもしろい人達が集まっているところに魅力を感じました。みんなで一緒にきなこを作るだけでもおもしろかったです
・木工作(竹細工)や石釜作り(ピザ、パンを焼いて皆で食べたい)をやってみたい
・地域の情報をもっと知りたくなりました
・新茶の季節に茶摘みをしたり、ダッチオーブン料理を極めてみたい

これからもみなさんのアイディアやイメージを有機的につなげて、素敵な農園にしていきたいと思います。
今年1年ご参加・ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!
また2011年以降も引き続きよろしくお願いします。

※収穫したミカンは参加者におみやげでお持ち帰りいただいた他、第2農園で有志と収穫したミカンと合わせてエコプロダクツ展で販売しました。

■ミカン農園(第1農園):vol.8(2010.10.24)開催レポート

秋の恒例となってきた枝豆の収穫と調理をメインに、麦と緑肥の種まきを行いました。

10:20~ 枝豆の収穫、麦の種まき

今回もオリエンテーションをすませて、農園の様子を観察していきます。海に面した段々畑を降りていくと農園の中間に大豆畑が現れました。農園では麦を秋に蒔くため、大豆になる冬を待たずに、緑色のさやを今回枝豆として収穫します。

マメ科の植物の根っこには根粒菌という土に栄養分(チッソ)を固定してくれる菌がついているため、土を豊かにする目的で毎年大豆を育てています。実際に枝豆を1本丸ごと引き抜くと、根っこに大小の丸い固まりが付いているのが見えました。

大分猿に食べられてしまっていましたが、それでもみんなで味わうには充分過ぎる量の枝豆が収穫できました。枝豆は毎年茹でて食べていましたが、今年は水を節約してダッチオーブンの蒸し枝豆にチャレンジです。

枝豆を収穫したあとは、根粒菌で豊かになった土に麦を蒔いていきます。
まずは麦の種を観察して、においや手触りをみながら、筋状に種を落として踏み込んでいきます。まだ穂についたままの種も、みんなでその場で脱穀して種を取り出して蒔きました。

12:00~ ランチ、アーバンパーマカルチャー講座

いつものカレーと農園サラダに、スペシャルメニューの蒸し枝豆を食べたあとは、アーバンパーマカルチャー講座です。今日は異なる種類の野菜やハーブを組み合わせて植えることで、害虫をふせいだり生育をよくしたりできるコンパニオンプランツについて学んだ後、午後の作業のメインとなる緑肥について講師の四井さんから話を聞きました。
緑肥は育てた後にそのまま土に還して肥料にするために植える植物のことで、午前中に収穫したようなマメ科やイネ科が緑肥として使われることが多いということです。作用や育成時期の違いから雑草を抑制する効果もあるため、今回は雑草を押さえることを目的に緑肥の種まきを行うことを共有しました。

13:50~ 緑肥の種まき

午後は先程学んだ緑肥を実際に農園に蒔いていきます。
今回蒔くのは、イタリアンライグラス、ヘアリーベッチ、クローバー(赤、白)の4種類。今年はより確実に雑草を防いでくれるように、スコップで天地返し(土をス< コップでひっくり返していくこと)をしながら蒔いていきました。農園の約半分を苗木や果樹を避けながら掘り起こす天地返しは大変でしたが、振り返ると柔らかな土が広がるのが見えて、大きな達成感がありました。 種まきが終わった後は、みんなで一足早く早生ミカンをプチ収穫。心地よい酸味にみなさん疲れを癒されたようでした。
今回も収穫あり、種まきありと充実した1日になりました。
最後は、当日小田原駅の地下街で開催されていたイベント「ローカルサミット」に出席していたビーグッドカフェ代表理事のシキタとロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)共同代表の大和田順子さんも駆けつけ、みんなで今日の感想をシェアしました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

■ミカン農園(第1農園) vol.7(2010.9.12)開催レポート

今年初挑戦のかぼちゃの収穫と調理をメインに、畑のお世話や草刈りを行いました。9月に入ったのにまだまだ残暑が厳しい一日でしたが、畑の実りも多く、ダッチオーブンを使った料理も盛り上がって、みんなで楽しく過ごすことができました。

10:20〜 農園の草刈り、かぼちゃの収穫

いつものオリエンテーションをすませたら、まずは先月整地した畑へ。陽当たりがよくなったことで、カブ、なっぱ(菜の花)、きゅうりなど、どの野菜もぐんぐん育っていました。移植した時は元気がなくなってしまって心配していたミントやバジル、チャイブ達ももりもり茂っています。今日のランチやお土産用に若芽を間引いたり、収穫したりしていると、あっという間にボールが緑でいっぱいになりました。

続いては、来月収穫予定の大豆やミカンの木のまわりの草を刈りつつ、まだ若い果樹がしっかり育つように実を摘んでいきます。汗だくになったところで、キウイのパーゴラの下で休憩。まだキウイの実はついていませんが、葉が茂った木陰に涼しい風が吹いてきます。今日は参加者の中に中国出身の方もいて、短い休憩の間に、小田原のミカン農園から中国のエコ事情、地球の未来など様々な話題で盛り上がりました。

休憩の後は本日のメインであるかぼちゃの収穫。あちこちに広がるツルをヒントに探してみると、猿にも食べられることなく、しっかり育った実を発見!みんなで大小合わせて7個ほどのカボチャを収穫することができました。

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12:00〜 ランチ、かぼちゃの調理

いつものカレーと農園サラダを食べたあとは、早速カボチャの調理。穫れたてのカボチャを食べるなんて、滅多にない機会なので皆も興味津々です。今回は品種ごとに形を切り分けたカボチャをダッチオーブンに入れて、はちみつやチーズ、レーズンなどで味付けしたら、蓋を閉めて上下から炭で温めます。もちろん種は洗って来年の種まき用に保存。たくさん取れたので、参加者からの提案で一部を炒って食べてみることにしました。
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13:50〜 アーバンパーマカルチャー講座、畑の整備

カボチャ料理の完成を楽しみに待ちつつ、午後の作業へ。今日の講座のテーマは、土づくり。実際に畑の土を観察しながら、畑に刈った雑草をしいてマルチにしたり、石灰を加えたりしました。
今回は参加者の方が自宅で育てた「はっか」の苗を持って来ていただいたので、最後にデッキに近いレモンなどの苗木の回りに植え付けて、今日の作業は終了。爽やかな香りの和製ハーブがどんな風に育っていくか、今から楽しみです。

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最後は、いよいよカボチャ料理の試食会。ダッチオーブンの蓋を開けると、しっかり中まで火が通って、光り輝いたカボチャが現れました!。「白カボチャの方が栗のような甘さがある」「普通のカボチャもほくほくしておいしい!」と感想を言い合いながら、あっという間に平らげてしまいました。

最後には、ランチで食べきれなかった野菜やハーブ、カボチャ、摘果した実(お風呂に入れたり、絞って料理などにも使えます)を皆でシェア。カボチャの種も希望された方に一部お譲りしました。今回は他のイベントなども重なったことから参加人数が少なく、作業もポイントを絞って行うことになりましたが、参加者1人1人とコミュニケーションができ、充実した1日を過ごすことができました。ご参加ありがとうございました!
次回も枝豆の収穫や麦の種まきなど盛りだくさんの内容を予定してますので、ぜひご参加ください。

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■ミカン農園(第1農園):vol.6(2010.8.8)開催レポート

オレンジプロジェクトもいよいよ今年1年の折り返し地点。今回は畑や苗木のお世話や農園整備をしながら、夏本番となり伸び盛る雑草をみんなで刈っていきました。今回も夏の暑さに負けず、特製ランチも堪能したり、楽しく土に触れながら皆で頑張りました!

10:20〜【ワーク1】農園の草刈り

お天気は曇りがち。それ程気温が上がらず良かった、と思っていましたが、草を刈っていくと体感温度はぐんぐん上昇、皆汗だくになりました。

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可憐な大豆の花は先々月植えたもの。9月〜10月には収穫できそうです。めずらしい白いかぼちゃも小さな実をつけていました。(大きいカボチャの実は既にサルに味見されていました。)

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農園では色々な昆虫にも出会えます。なんとナナフシ!こちらはクワガタのメスです。

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草刈りで汗だくになった後は、皆で休憩。農園の中で1本しかない貴重なバレンシアオレンジを、チームワークよく収穫します。旬は少し過ぎていますが、とっても甘くて疲れを緩和させてくれました。

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12:00〜 ランチ(冷やしうどん、きゅうり)

今日のランチは夏らしく冷やしうどん。ネギやミョウガなどの薬味を添えていただきます。ミョウガはこの農園で育ったものを農園オーナーの大塚さんが甘酢につけ込んでくれた贅沢な1品です。きゅうりにはお味噌をつけていただきました。今度は味噌づくりにもチャレンジしたいですね。

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ランチタイムには小田原の加藤市長も登場。もともと農業にも取り組まれ、これまでもビーグッドカフェの活動を応援してくださっている市長。今日も公務が続く合間を縫って駆けつけていただき、農園内を熱心にご覧になっていました。

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12:50〜 アーバンパーマカルチャー講座

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今日の講座のテーマは、身近な薬草の活用法。夏場に困る虫刺され対策を中心に、農園や自宅の周辺にもある身近な薬草や山野草、ハーブについて、その使用法を教わりました。

虫さされ対策

  • ヘビイチゴ酒:(なるべくアルコール度数が高いお酒。ここではホワイトリカーを使用)につけたヘビイチゴ酒はチンキになります
  • ツワブキ:葉の汁を直接患部にぬる(古くから民間療法で使われているそうです)
  • カタバミ:シュウ酸(ほうれん草に含まれている成分)を多く含む。アルコールにつけて成分を抽出するといいそうです
  • ドクダミ:同じくホワイトリカーにつけて成分を抽出、お酢を少し加えても良い。ドクダミ化粧水としても使われ、美白効果がある

参加者の方に2年もののドクダミ酒を持っている方がいらっしゃいました。色は茶系で、臭いは気になりませんでした。

13:10〜【ワーク2】畑の整備、道具の手入れ

まずは畑の整備です。テラスの下にあった野菜やハーブの畑を山側から日当たりのいい海側に移動させます。今まで直線で続いていた畑の柵を、参加者のアイディアで植える種類ごとに小さくわけることに。これなら植えたものも分かりやすく、雑草の手入れも楽になります。みんなの工夫とアイディアできれいに整備された畑に感激です。
畑ですくすく育っていたチャイブやバジルも植え替えて、新たに、数種類のかぶ、菜の花などを植えました。

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最後は道具の片付け。今日は昨年からの参加者、内田さんがみんなに鎌の研ぎ方を教えてくれました。四井さんのアドバイスも聞きながら、みんなでしっかり研いでいきます。

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最後は参加者が持ってきてくれた自家製(!)スイカをいただきながら、シェアリング。おいしいスイカに疲れを癒されながら、1日を振り返りました。

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皆様熱い中を本当にお疲れ様でした!

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■ミカン農園(第1農園):vol.4(2010.6.20)開催レポート

今回のオレンジプロジェクトは、様々の植物が混合することによって、単一の商品作物を大量生産する プランテーション型の農業ではなく、病虫害が起きにくい持続可能な生態系の特徴である生物多様性にならって、なるべく多彩な生物の生育を組み合わせる考え方のアグロフォレストリーの実践を四井さんの指導のもとに行いました。多種多様な樹木の中に様々な作物があり、草刈、農地の防虫対策等の手入れをすることは、急斜面での作業であり、ハードワークであったにも関らず、参加者の皆さんにとって楽しい作業となったようです。

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10:00~ オリエンテーション

それぞれの、自己紹介。
四井さんのレクチャー、はつか大根の花を食べてみる。
収穫前の野菜の姿を観たことがない人が多い。

10:30~ 雨のため、アーバンパーマカルチャー講座に変更。

「自然農薬 身近な天然材料から手作りの農薬を作る」
ソイルデザイン 四井真治

1.コンセプトであるパーマカルチャーについて

パーマカルチャーというのは、人間にとっての持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系のことで、パーマネント(permanent 永久の)とアグリカルチャー(agriculture 農業)を合わせたものです。
パーマカルチャーは、植物や動物の自然的特徴を活かし、最小限の土地を活用し生命を支えていけるシステムをつくり出していきます。基本は、自然のシステムの観察と昔からの農業のやり方の中に含まれている智恵、 そして最近では現代の科学的・技術的判断が加わってより客観的なものになっています。

2.自然農薬とは

野山の植物たちは、大地に根を下ろしているため、害虫がいるからと言って虫をはらったり、病気になりやすい環境になったからと言って逃げたりすることはできません。それゆえ、動かなくても自分を守るすべを持っています。たとえば、ハーブのように葉や茎の表面から臭いを発したり、膜で覆っていたり、トウガラシのように刺激のある成分を含んでいたり、毒草のように毒を含んでいたりと様々な自分を守る方法を進化の過程で獲得してきました。

2-1作り方パターン

A. 乾燥保存していたものを煮出して成分を抽出、希釈、散布。
B. ストチュウ(酢と焼酎を1:1で混ぜたもの)に漬けて抽出、希釈、散布。
C. 焼酎(25度)に漬けて抽出、希釈、散布。
D. 液体を希釈、散布。
E. 粉末を散布
F. 植え付け時に植え床に一緒に埋める。

  • 他には、木酢液もおすすめです。
  • にんにくと唐辛子、ドクダミを酢と酎に漬け込んだものの臭いを嗅いでみました。アルコールには水に溶け出した成分を取り出す役割、殺菌効果等があります。漬け込む日数は3ヶ月位ということです。

2-2 用途、使い方

表1.用途、使い方

目的 材料 作り方 使い方
アブラムシ(物理的に取り除くことも必要) トウガラシ、ニンニク B 150g、
300g/リットル
1000倍希釈
スプレー
アリ ワカメ A 2握り/リットル 薄めず通り道にまく
ヨトウムシ
ネキリムシ
米ぬか 作物の株もとに埋めて罠にする
害虫全般 タバコ
除虫菊蚊取り線香
A 5本/リットル
C 10枚
20倍希釈スプレー
ウドンコ病
黒点病
木酢液、竹酢液
食酢
D 20倍希釈スプレー
ウドンコ病 スギナ A 5g/リットル 10倍希釈スプレー
サビ病 ミカンの皮 F 乾燥 植え床に埋める
病害虫全般 草木灰 E 朝露のある時に散布
  • ほとんどは、10日に1回予防的に使う。虫がつきにくい状況を作る、ということです。
  • 蚊取り線香も自然農薬の一つである除虫菊を使っていましたが、現在の蚊取り線香の多くは化学物質が使われています。

12:30~ ランチ(アジアンカレーとサラダ)

13:20~【ワーク1】

  • 大麦、小麦の収穫
    麻綬で束ねて(2回転位)、半分にして木等に吊るし乾燥させました。

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今回、3兄弟が初参加!頑張ってお手伝いしてくれています。

  • 草刈り
  • 石灰の効果(自然の塗料としても利用)

石灰はアルカリ性なので弱酸性の土の中を安定させるそうです。また病害虫の予防のために木の根元から30cm程のところまで木に直接塗りました。さらに壁に塗って自然の塗料としても使いました。

【ワーク2】

  • 大豆の種まき
    スコップで 土の天地返し、その後畝を作り大豆を2、3個植えます。1個では発芽しない可能性があるからだそうです。その後、土ならしをして種蒔したところを靴で踏み固めました。・草刈り農園のバレンシアオレンジ、レモン、甘夏などが植えてある下の辺りまでひたすら草刈りでした。

15:00~15:30 シェアリング/記念撮影

今日の感想を述べます。今回、初めての参加の方が多かったのですが「楽しくて、気持ちが良かった」という意見が多数でした。

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今回は、農園に育つ枇杷や、前日に開催された甘夏農園からの甘夏などおみやげもたくさん。最後は皆で甘夏を持って記念撮影です。雨が降ったり止んだりで作業も大変だったと思います。皆さま、本当にお疲れ様でした。

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