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■クボタ地球小屋2014【特別編】開催!

terra-koya

2007年より毎年開催している小学生向けサマーキャンプ型環境授業、クボタeプロジェクト『地球小屋(TERRA-KOYA)』。8回目となる本年も、2011年から続けている東日本大震災を受けた被災地支援の一環として、被災地の小学生を対象とした特別編を開催しました。山形県庄内町の自然の恵みに触れながら、子ども達とともに大いに遊んで学び、たくさんの笑顔が生まれた3泊4日となりました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

開催概要
実施期間 2014年7月28日(月)~7月31日(木)
開催場所 月の沢温泉 北月山荘 [〒999-6609 山形県東田川郡庄内町立谷沢西山1-67]、近隣農園
主  催 NPO法人ビーグッドカフェ
特別協賛 株式会社クボタ
開催レポート

■ DAY1【7月28日(月)】晴れ

友達になろう

福島駅から約3時間電車に揺られ、ようやく清川駅へ到着。
電車の中から既にお友達を作っている子も多く、テンションは写真の通り。元気いっぱいです。

朝早くから電車に乗り、お腹ペコペコの状態で迎えたのは、今回のお宿、北月山荘の美味しい昼ごはん。
豆腐ハンバーグや、デザートのメロンなど、ヘルシーながらもみんなの大好きなメニューが揃いました。
米どころとしても知られる庄内町。美味しいごはんもいっぱいおかわりしていました。

お腹が満たされたところで、このキャンプの開会式へ。
クボタ地球小屋の校長先生ドンガバチョや、スタッフから挨拶があった後、みんなでキキソソを歌い、いよいよキャンプのスタートです。

まずは、みんなで仲良くなるためのゲーム。
円になって、自己紹介をしたり、ボールを投げて体を動かしながら名前を覚えるゲームをしました。
体を動かすと記憶しやすくなるのだそうです。
2時間ほどのゲームの中でお互い全く名前を知らない状態から、ほとんどの子が全員の名前を言えるようになりました。すごい!

すっかり仲良くなったところで、夜は近くの川までホタルを見に行きました。
月山の麓にある宿の周りは、夜になるとほぼ月の明かりのみ。暗闇に目が慣れてくる頃、ホタルがちらほらと見えました。懐中電灯でホタルとの会話の仕方を教わり、返事が返ってきたときはちょっと得意な気分になります。

1日の最後には、毎日振り返りをします。「楽しかったこと、がんばったこと」「美味しかったこと」「発見したこと」3つのテーマの中から、自分の心に残っているものを書いていきます。みんなたくさん書いてくれました。チームのみんなが書いたものを集めるとこんな感じに。自分だけでなく、他の人が感じたことを知るのもおもしろいね。

■ DAY2【7月29日(火)】晴れ

お米と田んぼ体験

朝目覚めたら、まずはさわやかな森の中で、宝探し。
人工のもの、きれいなもの、とげとげしたもの・・・よくよく目を凝らすといろんなものが森には隠れています。
何個見つけられたかな??

さて、今日はお米の教室の日です。
1時間目は、ドンガバチョから「日本のお米文化について」のお話、クボタのみっちゃーさんから「稲や田んぼの仕組み」、「日本のお米生産の現状」についてお話がありました。
普段食べている白いお米は、元は玄米で精米し、籾やぬかと分けることで初めて白くなるというお話を聞いたところで、早速実践!チームごとに精米体験をしました。

田んぼの教室2時間目。
精米したお米を持って、今度は自分たちで炊いてみます。
地球小屋のキャンプでは、火を起こすところから自分たちで行います。
キャンプ名人の「なお」から、木の選び方の説明を聞き、いざ!

炊きたてのごはんの美味しさに感動しながら、笹の葉におにぎりをくるみ、お弁当にします。

田んぼの教室3時間目。
クボタの方より、普段田んぼで使われている農機について教えていただきました。
トラクター、コンバイン、田植え機。どれも快適に農作業ができるよう工夫されています。
説明を聞いた後は、お楽しみ!それぞれ気になる機械に試乗させてもらいました。初めての運転席からの景色、どんな風に見えたかな?

お次はいよいよ田んぼへ入ります。
始めに、田んぼの先生じえもんさんより、稲と田んぼの中の生物について説明を受けます。
イモリやタニシ、他にもたくさんの生物が田んぼで生きています。

「ヌメヌメしてる!」「足が・・・引っ張られる~!」「気持ち悪い!けど、おもしろい!」
みんな土の感触を楽しみながら、昆虫を捕獲したり、雑草取りのお手伝いをしていました。

田んぼの教室最後の授業は、お米の仕組みを学び、お米を炊き、田んぼ体験をした後は、食べる以外の使い方を学びます。
昔は、お米以外の稲わらも大事な素材として、帽子、傘、草履などに使われていました。
今回は稲を使って、自分たちで縄をなってみました。最初は、地元の方に教えていただきながら、徐々に1人でも上手に作れるようになっていきます。できた縄は、かわいくデコレーションし、オリジナルのフォトフレームを作りました。みんなきれいにできました!

■ DAY3【7月30日(水)】晴れ

食と水と自然の楽しさ

今回のキャンプでの一大イベント。カレーコンテスト。前日に覚えた火の起こし方、ごはんの炊き方に加え、ゲームで振り当てられた材料を使って、各チーム出来映えを競います。
「味」だけでなく、「チームワーク」や「見た目」も採点されるため、みんな真剣。カレー作りからテーブルセッティングまで、それぞれ役割分担しながら行い、どのチームも75分の制限時間内に美味しいカレーを作り終えることができました。炭のついた顔も頑張った証拠です。

審査員席に4チーム分のカレーが並びます。ドンガバチョ、ほんちゃん、いたピーによる、厳正な審査が始まりました。

そして、優勝は、レッドチーム!作る過程からのチームワークの良さが評価されました。やったね!どのチームも本当に美味しくできていて、甲乙つけがたい、すばらしいできあがりでした。

なにより、自分たちで火をおこし、ごはんを炊くところから作ったカレーは、普段苦手な野菜もぺろっと食べられるほど美味しくできていました。なんでこんなに美味しいんだろう~と、皆びっくりしながら食べていました。

カレーを食べた後は、みんなが1番楽しみにしていた川遊び。ボートに乗ったり、きれいな石を集めたり、お手伝いで来てくれていた地元の高校生とも川の中では本気で水掛け合戦をしました。

3日目の最後を締めくくるのは、キャンプファイヤー。
ドンガバチョ扮する火の神様に従い、各チームで火をつけて行きます。みんなで火を囲みながら歌ったり踊ったり。3日間のキャンプで起きた出来事をジェスチャーして皆で当て合うゲームもしました。3日間思い出を共にした仲間だとみんな息ぴったり。ジェスチャーする方も、当てる方も言葉がなくても意思疎通できるようになってくるのですね。最後は、小さくなる火を見つめながら、皆静かに心の中でこのキャンプを振り返ります。みんなの中にはどんな景色が浮かんだのでしょうか?

■ DAY4【7月31日(木)】晴れときどき雨

自然/家族/スタッフへの感謝

楽しかったキャンプも今日で最後。絵葉書や、お世話になった方々へメッセージを作成しました。メッセージを渡されたスタッフは大喜び。と同時に、みんなとのお別れにちょっとしんみり。。

お世話になった方々へ挨拶を終え、いよいよ終了式。地球小屋のキャンプでは、一人ひとりがチャンピオンになります。「おにぎりチャンピオン」や「盛り上げチャンピオン」など、1人1人がこのキャンプで頑張ったことを表彰されました。みんな4日間の中でたくさんチャレンジしましたね。

最後に記念植樹を行い、名残を惜しみながらも駅へ。
川で拾った大きな鉱石も、友達との思い出も、一緒に福島へ帰ります。みんなまた会おうね!

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■クボタ公式ウェブサイト 地球小屋紹介ページ
http://www.kubota.co.jp/epro/terrakoya/index.html

■クボタ公式Facebookページ
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