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アートはいいものだ。

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ワシントンDCにあるアースデイネットワーク本部に来ている。
アースデイが始まったのは、1970年、米国西海岸からデニス・ヘイズ氏ら学生が「今日を地球の日にしよう!」と言って始まった。これが世界中に広がったわけだが、その元締めをしているのが、アースデイネットワーク。この事務所に来て驚いたのは、事務所の入口に飾られている2つのアート作品。

■1つは、鷹の写真のあるコラージュ。これはなんとラウシェンバーグの作品だ。
ラウシェンバーグとは? http://www.b-sou.com/palm-Rauschenberge.htm より
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金も知名度もなく、苦肉の策で、NYの街中に溢れる廃材を集め、そこから自らの新しい “形式”を生み出したラウシェンバーグ。
ネオ・ダダといえば、このラウシェンバーグとジャスパー・ジョーンズですが、ジョーンズは本道?のダダであるのに対し、ラウシェンバークは異質です。ハプニングやコンセプチュアルアートとも関連するからでしょうか…
ラウシェンバーグが目指したものは、本人の弁によると「狂気と正気の結合」。
この言葉をもとに初期作品を見るとわかりやすいのでは。後期の作品は、コラージュ的ともいえる、イメージの羅列にその対立や相互の意味吸収による別のイメージが発生します。そこにポップ・アートの先駆けも見ることができます。
とにかく、ミニマルの閉塞感を打開(破壊)し、絵画をさらに自由にしたといえるのでしょう。
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そう、カッコいいのです、彼は。
で、ラウシェンバーグがアースデイのために作品を提供していたのだ! すごい。


■2つ目は、地球のイラスト。これ、ピーター・マックスです!!!!!!!!!!
ピーター・マックスとは?  http://www.presskit.co.jp/presskit/artist/America/MAX/ より
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ピーター・マックスはヨーロッパで生まれ上海、チベット、南アフリカ、イスラエル、そしてフランスで成長期を過ごしました。こうした幅広い文化背景のおかげで彼の作品は芸術的にとても多様性に富んでいます。マックスは色彩と質感が、のびのびと用いられた時にどんなに素晴らしい魔法を引き起こすかを、ごく自然に学んだのです。
ピーター・マックスは、自由、世界規模の自由、そして平和というような、現代あるいはどの時代にも重要な問題に対して語り合ってゆける、そういうアートの永続的な能力に対して、世界の人々を注目させました。現在、彼は現代アメリカ文化の一部として全米国民に認められています。
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そう、これもアースデイ・ネットワーク本部事務所の壁に飾られているのです。
凄いでしょ!
1960年代後半、世界中がマルクス主義的/毛沢東主義的革命運動とヒッピーカルチャー、そしてロンドン・グラムロックに揺り動いている頃、ピーター・マックスは、時代の寵児として超カッコいい存在でした。男が履くハイヒールのロンドンブーツとベルボトムファッションには、ピーター・マックスのイラストスカーフが欠かせなかったのです。

凄い、この二人はジミー・ヘンドリックスくらい凄いのです。(って言っても、伝わらないよなァ〜、きっと)