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東芝地球未来会議 2013年開催概要/レポート

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4カ国の高校生が再び日本に集結、大成功!

第1回~3回の日本、第4〜5回のタイ国開催を経て、第6回となる2013年は2年ぶりに日本でのキャンプ開催となりました。
今回は、8月1日〜8日の8日間、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターを拠点として、さまざまなバックグラウンドを持った講師を招いてのレクチャーやフィールドトリップを実施。参加者達は各課題について英語で議論を重ねるとともに、互いの文化や言語の壁を乗り越えて共に解決策を見つけようとしていました。

また、今回も、キャンプ期間中、参加者が記者となり、毎日の成果や取材内容を記事にまとめた電子新聞(e-jornal)「Act Eco Journal」を完成することができました。 このe-jornalには、オフィシャルウェブサイト “act-eco.net” に提出された事前課題なども掲載され、参加者のふりかえりや帰国後の保護者や参加者以外の教師・生徒への啓蒙ツールとして活用されています。

企画名称 東芝地球未来会議2013 夏期キャンプ
英語名称 Summer Camp of “TOSHIBA YOUTH CONFERENCE FOR A SUSTAINABLE FUTURE 2013”
テーマ 「地球と人類の共存」Achieving Harmony with Earth
開催期間 2013年8月1日-8月8日
開催国・施設 日本・国立オリンピック記念青少年総合センター
参加国 日本、米国、ポーランド、タイの高校生計17名、教員計9名
主催 東芝国際交流財団
共催 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団
特別協力 (株)東芝、全日空
企画・制作 NPO法人ビーグッドカフェ
運営 NPO法人ビーグッドカフェ

【Act Eco Journal】
Act Eco Journal は、参加者自身が記者となって、本カンファレンスを通して参加者が学んだことや経験したことを、新聞風にまとめ、カンファレンス終了後も参加者の記録や各国の啓蒙ツールとして活用していただく、本カンファレンスの大きな成果物のひとつです。
今回は昨年からバージョンアップし、e-journal(電子新聞)という形で作成しました。 キャンプ中に参加者生徒の編集チームの編成を行い、各国の生徒がチーム内で相談しながらキャンプ期間中に記事を書き上げました。帰国後には過去の参加者も閲覧可能になり、より多くの方へ Act Eco Journal をご覧いただけるようになっています。

aej2013s

【Act Eco Journal Summary】

Camp [2013年8月1日〜8月8日]


DAY1 8月1日(木)

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成田空港での出迎え

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オリンピックセンター最初の夕食

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初日のCheck–Out of the Day

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施設概要の説明を受ける参加者

キャンプ第1日目、成田に集合したスタッフに迎えられ、ポーランド・アメリカ・タイの参加生徒が順々に空港に到着しました。その後、日本参加者と合流し施設の概要説明を受け、プログラムのおおまかな流れが説明され、一日目は無事終了しました。


DAY2 8月2日(金)

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オープニングセレモニー

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平田公子様の講演

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アイスブレイキングワークショップ

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事前課題の発表

この日から本格的なプログラムがスタートします。朝のCHECK-IN OF THE DAYから始まり、オープニングセレモニー、平田公子様による『いま何が問題か』という講演が行われました。その後、参加生徒が気持ちをほぐし、短時間で全員の名前を覚えられるよう、アイスブレイキングワークショップが行われました。午後は参加者の目的共有を趣旨としたゴールシェアリングワークショップ、それから参加生徒がジャーナリストの立場に立ってプログラム内容の記事を掲載するE-Journalの説明、続けて事前課題『My Life / The Way It Was』の発表が各校ごとに行われ、参加国の生徒がお互いを知る場となりました。


DAY3 8月3日(土)

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ドキュメンタリー作品をみる生徒

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庄治様の講演

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C.W. ニコル様の講演

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江戸東京博物館を訪れる参加者

キャンプ3日目は二年半前の東日本大震災を受けて、震災から自然と人の関係を学ぶためのプログラムが組まれました。まず、東日本大震災に関する『Lessons from a Disaster』というドキュメンタリー作品が上映された後、東芝東北復興推進室の庄治徹様より『東日本大震災を振り返って』というテーマで被災地の現状について伺いました。続けて、アファンの森財団のC.W.ニコル様に東北地区で行なっている森林を活かした復興支援の取り組みを紹介いただきました。


DAY4 8月4日(日)

 

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藤野電力のソーラーパネルワークショップ

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先生プログラム−1

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村上啓亮様の講演会

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ワンダーシップ環境エネルギー館

キャンプ第4日目のメインテーマは『Future Energy Day』。参加者はエネルギー使用の現状や新エネルギーの利用等について学びます。はじめに藤野電力によるソーラーパネルづくりのワークショップが開かれました。その後、資源エネルギー庁の村上啓亮様よりエネルギー使用の現状に関する詳細説明があり、続けて鈴木達治朗様から未来のエネルギー使用に関する講演がありました。


DAY5 8月5日(日)

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田んぼ野外実習

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東芝科学館視察

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OB・OGの経験を語る

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ファイナルプレゼンテーションテーマ設定

キャンプ第5日目の午前中は参加校の一つである学校を訪れ、日本の近代農業の発祥の地の一つとされる田んぼにてネイチャーオブサベーションを行いました。その後、東芝科学館を訪れた一行は主催企業、東芝の歴史およびイノベーションを視察しました。


DAY6 8月6日(火)

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OST(オープンスペーステクノロジー)

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プレゼンテーションテクニック講座

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プレゼンテーション準備

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プレゼンテーションリハーサル

キャンプ第6日目は参加生徒にとって最終目標となる『成果プレゼンテーション』のため、思考の実践や各自のアイディアをプレゼンに落とし込む方法を話し合いました。最初に複雑な課題を参加型のグループ・ディスカッションで討議するOpen Space Technologyを行い、続けてプレゼンテーションの具体的なテクニックについて学ぶワークショップが開催されました。その後、夕食後に1日の振り返りを済ませた生徒達は夜遅くまで『成果プレゼンテーション』の準備に勤しんでいました。


DAY7 8月7日(水)

 

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成果プレゼンテーション

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先生プレゼンテーション

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閉会式

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フェアウェルパーティー

『成果プレエンテーション』の発表会となるキャンプ第7日目、生徒達は発表時間ぎりぎりまでプレゼンの準備を行いました。成果プレゼンエーション本番ではプレゼン資料は想像に富み、スピーチも随所に工夫がみられ、意図を正確に伝えようとする生徒たちの意思が素直に反映されていました。その後開催されたフェアウェルパーティーでは参加者同士で翌日の別れを惜しむ様子が見受けられました。


DAY8 8月8日(木)

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成田空港行きのバスに乗り込む参加者

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別れを惜しむ先生と参加者

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成田空港での最後のひと時の会話

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成田空港でのファイナル・スナップショット

最終日、キャンプ第8日目。成田空港発の飛行機に乗り込むため、参加者たちは早朝、国立オリンピックセンターを出発しました。空港到着後、チェック・インを済ませた参加者たちは残り短い時間を写真撮影や思い出話で過ごし、名残惜しむようにそれぞれ飛行機に乗り込みました。
この8日間の成果をそれぞれの国に持ち帰り、今後も様々な場面で活かしていただきたいと思います。