VIVA! BeGood Schoolは、心・身体・地球環境のサステナビリティを中心テーマにした新しいカルチャーとスピリットの学校です。PICA山中湖ヴィレッジ開業とともにスタートし、山中湖の自然の中で、新しい「学び」と「繋がり」の場をつくりました。
名称 |
VIVA! BeGood School |
開催 |
2007年7月〜2008年3月 |
事業主体 |
NPO法人ビーグッドカフェ |
協力 |
(株)ピカ、CAMUNet |
会場 |
山梨県山中湖村 PICA山中湖ヴィレッジ内 |
過去の開催プログラム
●【ブルース・オズボーン】親子写真大撮影会(08/3/22-23)
●【生意気】choco cheese stick bread toast set(08/02/23)
●【清野玲子】FOOD COMMUNICATION(08/02/16)
●【信藤三雄】R&Rとソーシャルアート(08/02/02)
●【いとうせいこう】ボタニカル・エッセー道場(08/01/26)
●【パトリスジュリアン】ライフスタイル・デザイン(08/01/19)
●【山根麻以】命の祝福/ボイスワークショップ(07/10/28)
●【MINALU】アースダンス(07/10/27)
●【田中優】本気で社会を変えるためのリーダー養成講座 (07/09/23)
●【高樹沙耶】ビューティフル・デトックス (07/09/07)
●【清野玲子】カフェを始めよう!(07/08/25)
●【文分千恵】アーユルヴェーダ・レッスン (07/07/21)
● パーマカルチャーとは?
パーマカルチャー(Permaculture)とは、1970年代、タスマニア大学の教授であったビル・モリソンとその生徒ディビッド・ホルムグレンが生みだした永続可能な農的暮らしの哲学/メソッドです。Permanent(永続する)、 Agriculture(農)、Culture(文化)これら3つを組み合わせてできた造語で、急速な自然環境の変化に対して、彼らは個々の生活領域を自然に即したカタチにデザインすることで、地球環境を持続させることができると考えたのです。
具体的には、自然のしくみを観察・応用することで、その土地にある資源(水・エネルギー・土壌・空間・人材など)を有機的につなげ、それによって持続可能な生活システムを構築します。
以下、「PICA山中湖ヴィレッジ」で私たちがデザインしたパーマカルチャー的システムをご紹介します。
[01] スパイラルハーブガーデン
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小規模集約型のエコデザイン
この土地を改良する際にでてきた岩(富士山の噴火岩)を螺旋状に組上げ、高低差を持たせた小さなハーブ園です。この中の低いところには湿気を好む植物、高いところには乾燥を好む植物を配置しました。また、南向き・北向きの斜面にはそれぞれ日光や日陰を好む植物を育てることができます。このようにいろいろな環境の変化をつくり、多様な作物を小さな場所で集約させて育てることができるのが特徴です。
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[02] 雨水タンク(味噌樽の再利用)
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エネルギーや資源の有効利用と循環
この地域は富士山の噴火礫が表土を覆っていて、保水能力が低いため、灌水が欠かせません。建物の屋根面に降った雨をこの樽(信州の味噌生産者から廃棄されるものをいただきました)に集め、地下に水道管を埋めてガーデンの中にある蛇口から水がでるようなしくみになっています。
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[03] キッチンガーデン
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効率的なゾーンプランニング
パーマカルチャーでは、その場で生活する人のエネルギー(人間の労力)も資源の1つと考えます。その土地にある様々な要素を配置する場合に仕事の手間や、移動距離、頻度を考慮します。このキッチンガーデンは厨房から一番近い場所に配してあるので、調理中でもスタッフが必要な野菜やハーブを取りに行くことができます。
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[04] バイオジオフィルター
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生物資源の活用
場内には宿泊用のコテージが15棟あります。そこから排出される雑排水を植物の力で浄化することができます。もっと正確に言うと、土壌中の微生物によって有機物は小さな無機物へと分解されます、その後植物が根からその無機物を吸い上げ、植物の栄養として蓄えるのです。人間から見るとただの汚い水ですが、微生物や植物には栄養となります。この自然のフィルター作用を通り、めだかの泳ぐ池へと流れます。
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[05] ワイルドライフガーデン
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生物多様性の確保
上のバイオジオフィルターを通ってきた水はここで一度池になります。この水辺の環境をつくることで、いろいろな動物が住むことのできる場にしています。池をつくってから約半年でどこからともなく昆虫をはじめ、小動物が集まってきました。今では生物多様性の豊かなビオトープとしてレストランの窓から人の目を楽しませてくれます。また、この場所をつくることで、畑の作物につく害虫を食べてくれる益虫のすみかにもなります。
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[06] オーガニックファーム
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無農薬無化学肥料のオーガニックファーム
こちらはメインの空間から離れているので、しょっちゅう手をかけなくても育つ穀物やいも類などの作物や果物野菜をメインに作付けしています。また、風力で浄化された水をタンクに蓄え、畑に灌水したり、みつ蜂を飼って穀物の受粉を助けたり、温室で育苗したりといろいろな自然エネルギーを活用しています。コンポストで生ゴミや場内の剪定枝などを堆肥化し畑の肥料に使っています。
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都会に暮らすすべての女性たちにエココンシャスな商品とイベントを通じて伝えたかった、「エコ+ビューティ」のある生活。この新しいライフスタイルのかたちは、これからのスタンダードになるはずです。心も体も地球もキレイになれる生活のヒントがたっぷり詰まった11日間の様子をご覧下さい。
ECO-BEAUTY COSMETICS
ナチュラルコスメ通も、初心者も大満足の22ブランドが集合したコスメブースでは、来場者もスタッフも笑顔が弾けるとっておきのエココンシャスな時間が流れていました。
西武池袋本店は落ち着いた大人なイメージ、そごう横浜店はオープンな明るいイメージと、それぞれ特色のある展示場内は、色とりどりのナチュラルコスメからアロマの香りが漂い癒しの空間が広がっていました。
ゆったりとした時間が流れる会場は、ナチュラルコスメのやさしい使い心地と香りを実際に体感できるとあって、ナチュラルコスメ初心者の方にも大好評!
来場者の方が積極的にブランドスタッフにコスメの扱い方や原材料を聞いている姿が多く見られ、スタッフの方に直接マッサージを受けている場面も。みなさん興味津々です。
来場者の方の生き生きとした目の輝きには、美への関心と、ナチュラルコスメへの注目度の高さが表れていました。
ECO-BEAUTY GOODS
広々とした会場内に遊び心たっぷりにディスプレイされたエコグッズブースでは、アイディアの詰まったエココンシャスな商品が勢ぞろい!ひとつひとつ愛情が込められた商品にはそれぞれのストーリーがあります。来場者の方たちがじっくり時間をかけてその物語を読み解いている様子が印象的でした。
スペシャル・トーク
野宮真貴さん「ハイヒールを履いてエコしよう」
ハイヒールでエレガントに登場された野宮さん。ご家庭で実践されている地球に気を使った活動や布草履を作った時のお話など、普段ではあまり見られない素顔も見せてくださいました。「小さい時から母が手作りで服を作ってくれたんです」と、独自のセンスで私たちを魅了してやまないファッション・リーダーとしての原点も教えてくださいました。「自分を良く知る事で、自分に似合う服も分かる。そうすると余分なものを買わなくて済むでしょ?」と野宮流お洒落は、実はとてもエコロジーなのでした。
TAKAKOさん & MIREYさん 「ガーリー風水マジックメイク トークショー」
発売されたばかりの共著「ガーリー風水マジックメイク」を片手に、TAKAKO流ラブ・メイクとMIREYさんの風水テクニックをたっぷりと披露してくださいました。「黒や灰色などの暗い色は運気ダウンのカラー。なるべく明るくキラキラした色をふんだんに盛り込んで」「あごや髪の生えぎわは見過しやすいポイント」「つけまつ毛を使って印象的な目元に仕上げて」など、女性を美しく輝かせ幸せを呼び込むための実践的なアドバイスを教えて頂きました。トークの後に開催されたサイン会も好評で、TAKAKO&MIREYのポジティブ・パワーが蔓延した笑いの絶えないイベントとなりました。
吉川千明さん「オーガニックコスメの上手な活用法実践塾」
若草色のヴィンテージのワンピースでご登場の吉川さん。(吉川さんは銀座で「若草漢方薬局」を主宰される超多忙な起業家でもあるのです。)本展でブースを構える21社全てのブランドから吉川さんがセレクトした商品を化粧品、オイル、バーム、ヘアケア製品などのカテゴリー別に詳しく解説をしてくださいました。どれもうっとりするような植物の香りや色が女性の心や体に直接働きかける商品ばかり。毎日の生活の中にオーガニックコスメを取り入れ、植物のエネルギーを頂いて美しい生活をする上での貴重なビューティー講座となりました。
ナチュラルコスメティックス約20社登場!
エコリュクス2007では、オーガニックやエコロジーに関心の高い化粧品ブランド約20社が勢揃い。イベント当日は、植物の豊かな香りや心地良いテクスチャーを楽しみながら、ナチュラルコスメティックスを全てお試しいただけます。また、商品の一部は、当日設置されるオフィシャルショップ「エコリュクス・ショップ」で購入することもできます。
◆アヴェダ/アグロナチュラ/アロマセラピューティクス/EO(イーオー)/イコヴェ/伊勢半本店/イソップ/ヴェリマ/エルバビーバ/organic elements/クラランス/コレス ナチュラル プロダクト/ジュリーク/ジョンマスターオーガニック/Dr.ハウシュカ/ニールズヤード レメディーズ/パンゲアオーガニクス/Hiroko・K/フランシラ/リビングネイチャー/ロクシタン(アイウエオ順)
ライブ/トークショー
素敵なゲストの方々が、EcoLuxe 2007を盛り上げてくれます。
環境問題についての認識を深めたり、心地よい音楽を聴いてまったりしたり……
涼しい秋の夜を楽しんで下さい。
10月18日(木)
18:00-18:45 女性のための環境問題 ゲスト 星野智子
19:00-19:50 エコリュクストーク 対談:高樹沙耶×生駒芳子
10月19日(金)
18:00-18:45 女性のための環境問題 ゲスト 平田仁子
19:15-19:45 ライブ dip in the pool
10月20日(土)
17:00-17:45 女性のための環境問題 ゲスト マエキタミヤコ
18:00-18:45 エコリュクストーク ゲスト 岡村貴子
19:15-19:45 ライブ ケンジウィリアムス
エコリュクス・ギャラリー:映像配信
世界で活躍されている女性環境活動家のメッセージを集めた「地球を愛する女性たち」や、元米副大統領アル・ゴア氏のイタリア・ファブリカ展で行ったスピーチ、屋久島の壮大な大自然の映像、出店コスメブランドさんのイメージ映像、環境映像専門のグローバルメディアgreen.tv japanの動画配信などを配信
エコリュクス・ライブラリー/グリーン・ラウンジ
d-laboさんにご協力いただき実現した、ブックセレクター幅 允孝氏セレクトの環境本が並ぶライブラリーコーナー。
ナチュラルコスメ相談会!
美容エッセイスト・錦織なつみさんのトークショーと事前予約制の1対1の相談会。美容のプロから直接話が聞ける貴重なチャンス!
錦織なつみ(美容エッセイスト)
東京生まれ。 小学生時代より生協ストアに入り浸り、新製品をじっくり分析して育つ。かつては雑誌『暮しの手帖』と『オリーブ』を、現在は雑誌『クウネル』と『REAL SIMPLE』を愛読中。雑誌『spring』や『InRed』での連載のほか、最近は男性向け美容記事も手掛ける。自然界の限りない力を肌に注ぎ込む、シンプルかつ効果的なスキンケアを追求している。
エコリュクス2007のエコポイント!
エコリュクス2007では、イベントを開催することによって出てしまうゴミやCO2をなるべく出さないように、下記のような環境対応を致します。
イベント開催によって排出されるCO2を、植林活動でカーボンオフセット
イベント開催のために結果として排出されるCO2を、植林することによって解決する、「地表のCO2の総量を増やさない」という考えが「カーボンオフセット」です。
熱帯林の森が違法伐採、焼畑により、荒廃してしまい危機に瀕しています。毎日東京ドーム12,000個分(550km2)の熱帯林が消えていると言われています。エコリュクス2007では、焼畑や不法伐採で破壊された東カリマンタン(インドネシア)の熱帯林に、「ビーボコーポレーション」を通じて、メランティ(ラワン材)の苗木を植林し、動植物の住める豊かな森を再生していく活動を支援します。
株式会社ビーボコーポレーション http://www.vivo.co.jp/index.html
ペットボトルキャップがメイン素材?
新リサイクル集成材:ECO-PLY(エコプライ)で空間構成!
建設現場から出る廃材による木材チップと、ペットボトルキャップをメインとする廃プラスチック材を、繊維状にしたものを集成した新マテリアル=ECO-PLY(エコプライ)。コスメティックギャラリーのカウンターをはじめ、会場内の構築物はこの再生材をご協力頂いてつくりました。イベント閉会後はこの素材を開発した「東京木工所」の工場に返却されて再度リサイクル、さらに循環していくのです。
東京木工所 http://www.tokyomokko.co.jp/jigyou/eco.html
緑と人が都市生活の中で共生する方法 インドアグリーンの新しいカタチ
フラワー・ガーデンデザイナーの塚田有一率いる「温室」とインテリアデザインユニット「limb Co,」の福田晶子とのコラボレーションプロジェクトである “limbgreen”(リムグリーン)は、緑と人間との新しい関係を生み出すプロダクトの企画製作や、自然との関係を実感できるグリーンデザインの提案を積極的に発信しています。今夏デビューしたばかりの彼らのユニークな灌水装置付きのプロダクトを使って、「温室」の塚田有一がエコリュクスなグリーンや花をあしらいます。
limbgreen http://www.limbgreen.jp/profile/index.html
自然を感じさせるアートワーク 優れたデザインは自然界から生まれる!?
優れたデザインは自然界のものに似ています。形に表れない必然から生まれ、永く残り続けるものです。この世界や人の生活と密接なものであり、きっと誰が見つけてもいいもの。今回のエコリュクス2007の会場には、「形」だけでは無い「物の姿勢」をデザインすることを目指すNosigner/太刀川英輔による、自然のルールを生かしたデザインワークが、ライブラリーエリアに登場します。木の樹形を生成するアルゴリズムで脚を形成したテーブル「Arborism/Fractal Tree」、自然が作った生分解プラスチックである春雨の照明「Spring Rain/Edible Product」など。自然の”デザイン”を再発見してみては?
Nosigner http://www.nosigner.com/
エコリュクスな女性のためのブランド オーガニックコットンから感じる自然のやさしさ
地球環境、社会が抱える問題を配慮しつつ、ファッショントレンドを上手に取り入れて、自分らしい着こなしを楽しみたい。そんな知的で洗練された女性のためのブランド「Rapa Nui」が服作りに使うのは、オーガニックコットンが主体です。いわゆる生成り色だけにはこだわらず、地球上にある美しい色をそのままエコ染色しています。そんな「Rapa Nui」から、エコリュクス2007のナチュラルコスメショップにオーガニックコットンのオブジェをご提供いただきました。
スタイリッシュなエコ志向女性への、美の情報発信展
オシャレを楽しみながら、環境問題にもしっかり向き合う「エコリュクス」をテーマに、スタイリッシュでエコ志向な女性へ向けて、ナチュラルコスメを中心とした情報発信イベントを開催。平日にもかかわらずたくさんの方々に足を運んで頂き、大盛況のうちに終了しました。
名称 |
EcoLuxe2007
女性のための、豊かで楽しいエココンシャス |
開催期間 |
2007年10月18日(木)〜20日(土) 11:00〜20:00 |
開催場所 |
スパイラルガーデン (スパイラル1階:ギャラリー/アトリウム/ショウケース) 東京都港区南青山5-6-23 TEL:03-3498-1171(代表)
東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」B1出口前、B3出口より渋谷方向へ徒歩1分 |
入場料 |
無料 |
主催 |
日本経済新聞社 |
企画 |
NPO法人ビーグッドカフェ |
制作 |
株式会社ピース・コミュニティ・プラン |
協力 |
アシェット婦人画報社マリ・クレール |
後援 |
TOKYO FM |
ファッションはもちろん、社会や環境問題にもしっかりと向き合う、スタイリッシュでエコ志向の女性に向けて開催された、エコリュクス2007。平日にもかかわらずたくさんの方々に足を運んで頂き、大盛況のうちに終了しました。
オシャレを楽しみながら、環境問題にもしっかり向き合う「エコリュクス」という新しいスタイルの大きな第一歩となったはず。会場に来場された方もされなかった方も、エコリュクス2007のレポートをお楽しみください。
コスメティック・ギャラリー
オーガニックやエコロジーに関心の高い化粧品ブランドが21社勢ぞろい。各社のブースが、独自の世界観を解き放ち、まるで21の小惑星が集まったかのように会場が彩られました。
イベント当日は、ナチュラルコスメティックスの豊かな香りや心地良いテクスチャーを全て無料でお試しいただきました。熱心にスタッフの方に質問されている来場者の方や、丁寧に原料や制作過程について説明しているスタッフの方の姿がたくさん見受けられ、とても和やかな雰囲気。女性のナチュラルコスメティックスへの関心の高さが伺えました。 |
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エコリュクス・ショップ
青山スパイラル入り口のショップにて、ナチュラルコスメブランドの一部の商品を販売。自然のあたたかさが感じられるディスプレイがほどこされた店内は、常にたくさんのお客さんでにぎわい、みなさん、1品1品じっくりと吟味して購入されていました。 |
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トークショー/ライブ
司会・丹羽順子さんのハキハキと爽快なリズムにのって、素敵なゲストの方々のトークショー/ライブが開催されました。参加者のほとんどが女性の方で、メモをとったり、うなずいたりと、みなさん熱心に聞き入っていらっしゃいました。
10月18日(木)
トークショー「女性のための環境問題」:星野智子
環境情報の提供、ご自身のお仕事内容や、日本のNGOの活動の現状について、丁寧に解説してくださった星野さん。来年7月の洞爺湖G8サミットに向けて政策に声を届けるため、NGOのネットワークを組織しているという頼もしい活躍ぶり。海外に比べて、日本ではまだまだ女性の政治家が圧倒的に少ないんだそう。「女性が暮らしやすい社会を作ることが、とりもなおさず環境問題を解決することになる。女性が鍵を握っています!」と熱いメッセージを頂きました。
エコリュクストーク対談:高樹沙耶、生駒芳子、鴨下環境大臣
千葉での地に足ついたエコライフを楽しそうにイキイキと語られる高樹さん。一方、世界中を飛び回るジャーナリストらしく、海外の最新エコリュクス事例をふんだんに紹介して下さった雑誌『マリ・クレール』の編集長生駒さん。二人のさすがのトークに会場のテンションは最高潮!生駒さんは「忙しい生活ですが、子供には必ず手作りの料理を食べさせている」というお母さんらしい優しい一面も。
途中から飛び入りで参加された鴨下環境大臣は、「自然を感じることが大切」とご自身の言葉で力説され共感を呼んでいました。唯一、今回のイベントに男性としてトークに参加された大臣でしたが、女性性を秘めた素敵なお話に会場内もうっとりでした。
10月19日(金)
トークショー「女性のための環境問題」:平田仁子
10年以上地球温暖化のエキスパートとして活動されてきた平田さんならではの、分かりやすい地球温暖化入門。
世界各地で既に起きている異常気象の現状を取り上げ、「今年に入ってからの問題の深刻さは相当なもの。一刻の猶予もありません。」と語られ、会場は深刻な雰囲気に。最後には「今こそ私たちに求められているのは想像力です。」と前向きな提言で締めくくっていただきました。
ライブ:dip in the pool
80年代に英国からデビューアルバムを発売し話題をさらったビューティフルニューウェイブユニットdip in the pool。ヴォーカルの甲田益也子さん、トラック担当の木村達司さんの創る世界に、酔いしれたいファンと初体験の観客の方々が幻想的なリュクスさを堪能していました。
10月20日(土)
トークショー「女性のための環境問題」:マエキタミヤコ
スパイラル・ヘアとショッキング・ピンクのスカートというファンキーなファッションで登場のマエキタさん。トークのタイトルは「シリアスなんだけど、ユーモラスに環境アクションを楽しもう。」自身が手がける「フードマイレージ」のプロジェクトのお話しから始まり、「生物多様性」の分かりやすい解説、貧困問題と環境問題のつながりなど、多分野で仕掛けるマエキタさんらしく幅広いトピックについてお話くださいました。エコシフトするには、「ひるまない、攻めない、めげずに何度も口にする、楽しみながら」といったアドバイスも。トークの最後ではハワイのジンジャーヒル・リトリートセンターへの家族旅行やご自宅の屋上緑化などの楽しい写真も披露してくださいました。
エコリュクストーク:岡村貴子
オーガニック・ライフの案内人らしく、手作りのコサージュのアクセサリーと、森の妖精のようなお召し物の岡村さん。オーストラリアで勉強されてきた「サステイナブル・ストリート」を日本でも始める構想では、「環境問題は、実は人と人との関係性の問題です」と力説され、会場の皆さんも深く納得されていました。
オーガニックに馴染みの薄い若者にも訴求を図るため、音楽フェスティバルでもブース出店するなど幅広い活動を展開される岡村さんは、クリエイティブにエコアクションするヒントをたくさん提供してくださいました。
ライブ:ケンジウィリアムス
米国のアートシーンで注目を浴びるケンジ・ウィリアムスさんは、映像や音楽の分野で、スピリチュアルかつガイア的視点でのクリエーションを続けています。この夜も宇宙から見た地球の美しさをテーマに、ビート感溢れるバイオリン演奏で観衆を魅了してくださいました。
エコリュクス・ギャラリー:映像配信
世界で活躍されている女性環境活動家のメッセージを集めた「地球を愛する女性たち」や、元米副大統領アル・ゴア氏のイタリア・ファブリカ展で行ったスピーチ、屋久島の壮大な大自然の映像、出店コスメブランドさんのイメージ映像、環境映像専門のグローバルメディアgreen.tv japanの動画配信など、ふだんなかなか触れることができない環境メッセージを、エコリュクス流に発信。みなさん足をとめて、それぞれのメッセージに耳を傾けてくださいました。
パソコンが置いてある台の素材はなんと、建設現場から出る廃材による木材チップと、ペットボトルキャップをメインとする廃プラスチック材。まだらな柄がとてもスタイリッシュ。イベント終了後は、この素材「エコプライ」を開発した東京木工所の工場に返却し、再度リサイクルします。
エコプライについてはこちらから。
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エコリュクス・ライブラリー/グリーン・ラウンジ
d-laboさんにご協力いただき実現した、ブックセレクター幅 允孝氏セレクトの環境本が並ぶライブラリーコーナー。環境本というと、難しいイメージがありますが、たき火、森、水や月についての本を、マンガ、絵本を含めた絶妙な視点でセレクトしていただきました。
そんなライブラリーコーナーを更に引き立ててくれたのが、スタイリッシュなテーブル、照明、本棚や鉢たち。
木の樹形を生成するアルゴリズムで脚を形成したテーブルや、自然が作った生分解プラスチックである春雨の照明、本棚はすべてNosignerによるもの。ライブラリーコーナーを中心にちりばめられた、たくさんの鉢たちは、自然との関係を実感できるグリーンデザインを発信しているlimbgreen (リムグリーン)によるもの。人と自然との新しい接点を見出してくれる空間で、読書の秋を満喫することができました。 |
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ナチュラルコスメ相談会
10月19、20日の2日間に渡って開催された、美容エッセイスト・錦織なつみさんによる、ナチュラルコスメ相談会。植物のドラマティックで未知なるパワーや香りの効果など、大変丁寧に分かりやすくお話いただきました。
「他の化粧品に比べて、ナチュラルコスメは価格がちょっと高い点が手の届きにくい理由なのかなと思うのですが」と、司会の丹波さん。錦織さんは「残念ながら現状では、フェアでない取引がされているところがたくさんあります。正規なレートで取引をすると、その分高くなってしまいますがそれが正当な価格。そのことを理解した上で使っていただければと思います」。みなさんを大きくうなずきながら、錦織さんのお話に聞き入っていらっしゃいました。 |
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錦織なつみさんのプロフィールはこちらから。
事前に予約受付をした、1対1の相談会。美容のプロに直接お話を聞ける貴重なチャンスだけに、みなさんたくさんの質問を投げかけていらっしゃいました。ひとり10分という短い時間にもかかわらず、錦織さんはひとり一人の悩みや質問に丁寧に答えてくださいました。相談会が終わった後は、美容のプロである錦織さんの貴重なアドバイスと丁寧でやさしい受け答えに、みなさんとても和やかな表情に。ナチュラルコスメに対して抱いている不安や疑問が解決する、充実した内容の相談会となりました。
参加者の声
「かわいい!」と、笑顔でコスメブースに駆け寄ってきた2人の女性。「天然成分は信用できるし、パッケージもかわいい。これから徐々にナチュラルコスメへシフトしていきたい」とAさん。香りやつけ心地を楽しそうにテスティングしていました。ナチュラルコスメに対して何か希望があるかと質問すると、Bさんは、「身近な所で買えるようになったら嬉しいです」。お気に入りのコスメは見つけられたでしょうか?
「3年くらい前からナチュラルコスメを使っています。使い始めたきっかけは、とにかく使い心地がよかったから。それに、ナチュラルコスメは作り手さんの想いが、製品ににじみ出ている感じがするところも好きです。」と、植物の仕事に携われているというCさん。環境に配慮しているという点だけでなく、純粋に自分が「いい」と感じる感覚も大切にしたいです。
ほかにも、「香りが自然のものだから、体にしみこんでいく感じがして気持ちいい」など、ナチュラルコスメの魅力にみなさん目をきらきらと輝かせていました。
レセプション・パーティ
イベント初日の夜、エコリュクス2007の開催を記念してレセプション・パーティを開催しました。平日の夜にもかかわらず、コスメ・アパレル関係の方から環境活動家の方まで、ジャンルを問わないたくさんの方々にお集りいただきました。
アメリカと日本を拠点に世界的に活動するケンジ・ウイリアムスさんによる、宇宙から見た地球の美しさをテーマにしたビート感溢れるバイオリン演奏。ケンジさんの奥様であるダンサーのSayokoさんによる息を飲むほど優美なパフォーマンス。エコリュクスな方々で盛り上がっていた会場が、さらなる熱気に包まれました。 |
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「地球も私もキレイになる」ライフスタイルを体感する、エココンシャスな11日間
スタイリッシュでエコ志向な女性へ向けて、エココスメやエコ雑貨を中心とした情報発信イベントを開催しました。
・エコやフェアトレードに取り組むナチュラルコスメが22ブランド登場。お試し&ご購入いただきました
・生活を美しくエコ・アップする日用品やファッション雑貨20ブランドも出展
・エコビューティなライフスタイルを実践するゲストトークイベントやワークショップを連日開催
名称 |
エコビューティー・スタイル ECO-BEAUTY STYLE |
開催期間 |
2008年5月~6月 |
開催場所 |
西武池袋本店 イルムス館2階西武ギャラリー (2008年5月21日〜26日)
そごう横浜店 8階催会場 (2008年5月28日〜6月1日) |
主催 |
日本経済新聞社 |
企画 |
NPO法人ビーグッドカフェ |
制作 |
株式会社ピース・コミュニティ・プラン |
ECO-BEAUTY COSMETICS
エコやフェアトレードに取り組むナチュラルコスメが22ブランド登場。
お試し&ご購入いただきました。
出展ブランド(22ブランド):
アロマセラピューティクス、イーオー、イコヴェ、ヴェルトゥー、オーガニック エレメンツ、オーガニック・ボタニクス、ガミラシークレット、クラランス、ジュリーク、ちゅらら、トリロジー、ドゥー・ミー、ニールズヤード レメディーズ、バーツビーズ、パーフェクト ポーション、パンゲア オーガニクス、ビィオセンシィエール、ファーモス・ナトゥーア、ママバター、ユイル・エ・ボーム、レン、ロゴナ
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ECO-BEAUTY GOODS
生活を美しくエコ・アップする日用品やファッション雑貨20ブランド
出展ブランド(20ブランド):
ヴォークススパイス、エネタン、かんざし屋 Wargo、コットンビーズ、シンク ジ アース プロジェクト、地球ショップ Noah no fune -のあの舟-、天衣無縫、トゥータ.、トレジャード トラッシュ プロジェクト、七色舎、ネブラボ、ハーベストバイハロシ、パンズショップ、ヒカリグリーン、ヒロコレッジ、マザーハウス、ムク、yuga、ルートート、レッシ
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エコビューティー講座&スペシャルトーク
出展ブランドによるメイクアップ講座やコスメを使用したワークショップを連日実施。スペシャルゲストによるトークショーも開催しました。
スペシャルステージ:
・野宮真貴の「ハイヒールを履いてエコしよう」
・TAKAKO&MIREY「ガーリー風水マジックメイク」エコトークショー
・吉川千明の「オーガニックコスメの上手な活用法実践塾」
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BEAUTY CONCIERGE
ブランドを超えたカウンセリングデスクで「きれい」を磨く。ビューティー・コンシェルジュ・デスクで、ナチュラルコスメティックやお肌についてのお悩みにコンシェルジュがお答えしました(無料)
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◎「甘夏オーナーズ倶楽部」って何?
放置されたミカン農園の維持再生を目指すNPO法人ビーグッドカフェの「オレンジプロジェクト」。その試みの一つとして「甘夏オーナーズ制度」が始まりました。
神奈川県小田原市はミカンの産地で昔から有名でしたが、農家の方々の高齢化や経済性から耕作放棄が進んでいます。自分たちで「天空園」と名づけた活動のベースは、ピクニック気分で通えるコミュニティ果樹園です。
最新の活動状況は下記サイトまたはfacebookページをご覧ください。
https://sites.google.com/site/kickosgreennetwork/home
https://www.facebook.com/甘夏オーナーズ倶楽部-745568218795460/
概要/お問合せ/甘夏について/農園の様子
■オレンジプロジェクト 甘夏オーナーズ倶楽部 概要
場 所 |
神奈川県小田原市江之浦(JR根府川駅より車で約10分) |
対 象 |
甘夏をご自身で収穫できる個人、グループ、企業、団体 |
料 金 |
10,800円(税込)/甘夏1本
会員登録対象期間:各年1月〜12月(1年間) |
内 容 |
対象期間中、登録いただいた甘夏の管理、収穫を行っていただけるオーナー制度です。収穫した対象木の甘夏はすべてお持ち帰りいただけます。 |
主 催 |
NPO法人ビーグッドカフェ |
企画・運営 |
甘夏オーナーズ倶楽部世話人会(倶楽部会員有志) |
■甘夏オーナーズ倶楽部 登録申込・お問合せ
メール・FAXにて、[1]お名前、[2]連絡先、[3]問合せ内容をご記入の上、ご連絡ください。追って詳細をご連絡いたします。
<お申込み・お問合せ>
amanatsuowner★gmail.com(担当:加藤、伊藤)
※★を@にして送信してください
TEL:03-6413-8801 FAX:03-6368-6410
■甘夏について
重量:1個200〜350g程度(外皮含む)
直径:約9cm〜10cm程度
特徴:爽やかな酸味と甘味が特徴の柑橘。外皮はやや厚く、種があります。
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甘夏は1700年頃に日本で発生した文旦の血を引く大果柑橘「夏みかん(夏橙)」から生まれた品種で、夏みかんと比較すると、少し小さくつやがあり、酸抜けが早く甘味が強い特徴があります。甘夏は、昭和10年頃大分県の川野氏の園で、カラタチ台の普通夏橙として植栽された中から、減酸の早い品種として発見されたことから川野夏橙といわれていました。昭和25年に品種登録、昭和30年頃から愛媛県などで集団栽培が開始され、一時は温州みかんに次いで栽培されていた柑橘でしたが、昭和40年のグレープフルーツの輸入自由化によって大きな打撃を受け、生産・消費ともに減少傾向にあります。 |
■農園の様子
農園は相模湾を見下ろす高台にあり、晴れた日は休憩スペースから海が一望できます |
お子さまから大人まで楽しく参加できます。 |
甘夏はそのまま召し上がるのはもちろん、皮もお料理やお菓子づくりにご利用いただけます。 |
アジアの未来を担う高校生の、国際教育プログラム
ASEAN諸国と日本の高校生達が、未来のアジアの展望を自ら抱き、その後の成長を支援する教育プログラム。ビーグッドカフェは英語による企画・運営を担当しています。
参加者は8日間、共にアジア全体の持続可能な成長について考え・学びを深めます。また、様々な訪問先やワークショップ、専門講師の方の講義を交え、観察力、分析力、構想力、説明力などの力を身につけることも目的の一つです。
名称 |
東芝ユース・クラブ・アジア
Toshiba Youth Club Asia (TYCA) |
開始 |
2014年8月~
※2013年までは、日米タイポーランドの高校生を対象とした「東芝地球未来会議 (TYC)」を実施 |
開催場所 |
日本(国立オリンピック記念青少年総合センター他) |
参加国 |
vol.1 March 2015:
Cambodia, Japan, Laos, Myanmar, Philippines, Thailand, Vietnam
vol.2 December 2015:
Brunei, Indonesia, Japan, Malaysia, Singapore, Thailand |
主催 |
財団法人 東芝国際交流財団(TIFO)、東芝タイ財団 |
協力 |
ASCOJA, ASJA International |
企画運営 |
NPO法人ビーグッドカフェ |
公式URL |
http://tyca.asia/ 英語サイト |