BeGood Cafe-Archive » 触れる地球塾デモンストレーション4

触れる地球塾デモンストレーション4

Pocket

④允行さん 「水の惑星」
 

「雲1時間毎」を映し、気象衛星からの情報による4時間前からの地球の状態が紹介された。

「触れる地球」はNASAを始め、多くの権威ある研究所からのデータが内臓されており、実物の1000万分の1の大きさで地球の現象が分かりやすく理解できる。(地球を回転させながら)

本日は、我々が生きる為に絶対必要な水について勉強します。
今年は国際水協力年です。
水の供給から利用まで水の管理意識を高める事を目的とし、2010年10月に決定しました。
地球は別名“水の惑星”と言います、ご覧のように海は広く、所々に氷河や湖・川が見え“水の惑星”にピッタリの姿をしています。表面積では海と陸の割合は、72:28です。

「グリーンランド及び南極を表示して」水で覆われている地球ですが、断面でみると、広い太平洋では一番深いマリアナ海溝や日本海溝でも約1万m、平均6,000mの深さですので、海の深さは一番深い所でも精々1㎜もありません。

次に氷河の影響。「虫眼鏡ポインター」で東京湾を写し、6,000年前の関東地方の状態が今より、海面が7~10m高く、越谷レイクタウンは海抜5~6mと海中であった。陸地になったのは2,000年前位のことです。地球温暖化が進み海面が上昇すると、住めなくなる恐れがあります。グリーンランドの氷河が溶けると、約7m海面が上昇しレイクタウンも水没し、南極の氷河が全部溶けると海面が60m上昇すると言われています。(牛乳パックとヤクルトの容器、小さじを見せて)沢山あるように見える水ですが、表面に少しあるだけですので、全ての水分を集めると、1リットルの紙パックに入る量しかありません。この内淡水に限定すると3%しかなく、ヤクルトの容器の約半分の30㏄です、その内の約7割は氷河になっていますので、飲める水は川や湖や沼の内の一部しかなく3㏄(小さじ1杯)だけ。如何に飲める水が貴重かはお判りになったかと思います!!

是非、大事に、飲み水の水源である川・湖を汚さないようにして下さい。

←開催概要へ戻る