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アジアのエコビレッジ最新情報 -GENOA報告その1

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アジアのエコビレッジ年次総会、GENOAに行ってきた。
フィピンはマニラでの開催。

ネパール、カンボジア、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、バングラデシュ、韓国、日本、スリランカ、
計10カ国から12人が集まった。

アジアのエコビ、予想以上に盛り上がってる!

ネパールやバングラでもエコビの概念が広まっており、もっとエコビについて学びたい、パーマカルチャーについて知りたい、というNGOが増えているそう。
そういったNGOを集め、国内でネットワーク化する動きも始まっている。
BeGood Cafeが日本でやっていること(エコビレッジイヤー)と同じ動きが、隣国でも始まっている。

なかでも韓国のケースが面白かった。

何が面白いかというと・・・
● 社会背景が日本と酷似
-ある程度の経済発展を経て、田舎の人口が減り、都市に人口・産業集中 田舎の農は衰退・荒廃
-しかし、若い人の間ではロハスブーム 農村回帰の気運 
-元大統領が田舎で農業を始めるなど、自治体も農・自然回帰に積極的 (←この点は日本と違うけど)
● イージャン.Co.の取り組み
-NPOでもなく農業法人でもなく、企業として事業をスタート 
-創設者は、環境問題を学びつつ批判型の活動に疑問を感じ、クリスタルウォーターズを訪れて直感を得、その後自ら大学院で農業を学び、会社を設立  
-2000年に設立、現在50名に成長
-自治体からの要望、エコビを始めたい人からの要望が膨らんでおり、コンサル収入が増加
-自治体や学校など、地元コミュニティを巻き込んだ開発
-「自分達自身がエコビを作る・住む経験をしていないと、自信を持って人に教えられない」との考えから、現在自分たちでもエコビを創設、移住中
     
来年4月の国際会議Tokyoで、ぜひイージャンCoの中心人物、特に創設者を招き、その想い・パワー・ヴィジョン、また事業の具体的なケースなどを彼自身の口から話してもらいたい!
・・・ということで、現在調整中です。

いずれにせよ、
アジアでこんなにエコビが広まっている、各国に仲間がこんなにいると思うと、非常に励まされると同時に、改めて日本の役割を考えさせられる会だった。
とても有意義な時間、この機会をいただけたことに改めて感謝。

このアジア会議(GENOA)の様子は、11月の第3回エコビフォーラムにて報告予定。
ご興味ある方はぜひお越しください。

日時:11月28日(金)18:30-21:00 (受付18:15-)
場所:青山
内容:最初の30分程度でGENOA報告、残りの時間でエコビフォーラム「コミュニティと教育」

申込は不要、先着50名
詳細はエコビレッジイヤーのイベント紹介ページで。他にもイベント情報多数のってます。