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老いる文明

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今日、ふと思った。自分の肉体を考えたとき、20歳以降はずっと老化を続けている。
仮に人生80年として、なんと人生の3/4は老いと付き合って行くことではないか。

また、ふと思った私たちの文明が仮に2万歳だとして、これから先6万年、私たちは生き続けて行けるのだろうか?

これまで私たちは、急成長の時代を生きてきた。それはもう恐ろしいくらいの勢いで成長を続けて来た。ところがこれからは、成長を続けるという価値観では生きてゆけない時代になる。であれば、老いる(=緩やかに後退する)ことに価値を見いだす文明に転換すべきなんじゃないだろうか。

老いることは悪いことばかりじゃない。成長期にはない落ち着きを持って人生を楽しむことができる。自分の限界を知ることで謙虚になり、豊かさを分かち合うこともできる。そう、老いることは豊かになることでもある。

そうやって文明の価値観を変えることが、私たちが良く生き延びることにつながる気がする。
オイルの文明から「老いる」を肯定する文明へ、親父ギャグを考えてみた。

2008.7.6 takuo