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「凍土壁 来月にも着工」福島第一 原子力規制委が容認

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2014年5月27日付け朝日新聞朝刊より

いよいよ東京電力福島第一原発で、凍土遮水壁が建設される。しかし、原発の建屋が傾かないか、逆に汚染水が外へ流れ出さないかといった安全面の疑問が指摘されているそうだ。添付の記事をご覧ください。

blog20140527

凍土遮水壁とは>>地中に打ち込んだ凍結管に特殊な冷却材を循環させ地中の水分を凍らせる工法で、四つの原子炉建屋周辺を延長約1500m、深さ約30m、厚さ1~2mの凍土壁でぐるりと取り囲み、建屋内への地下水の流入を抑制する。

しかしこれは、冷却するための超莫大な電気が必要になる。発電できなくなった原発が莫大な電気を消費してしまうということだ。

私の不安は、
①この事業自体が前例がないほど巨大な実験であり、うまくいくか全く分からないということ。実証実験にすぎないらしい。
②そして、いったいいつまでこれを続けなければならないのかということが分からずにスタートしていること。建設費319億円は国の予算で、維持費は東京電力が負担するとある。工事は鹿島とグループ企業のケミカルグラウトが担う。

果たしてうまくいくのか。