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『地下式原発推進議連 31日発足』

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2011年5月21日付け 朝日新聞朝刊より

福島第一原発はいまだに不気味にうごめいている。事故の当初から核燃料のメルトダウン=チャイナシンドロームが起こっていたのに、東京電力は隠し 続けていた。それに強い憤りを感じると共に、その隠蔽体質が変わらないことが絶望的だ。いまだに現場は危険である。本当なら福島原発の周囲数十キ ロの方達には原子炉の安定的冷却が確認されるまで、全員避難をしていただくべきだ。そこまで、事態は深刻なのである。
しかし、一方、もう原発推進派が動き出している。あきれてものが言えない。
「首相経験者すらり 再編に布石? 4人の首相経験者や与野党党首が顧問に名を連ねる「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」が31日に発足す る。表向きは勉強会だが、名前を連ねるベテランの顔ぶれから、大連立や政界再編に向けた布石との憶測も呼びそうだ。議連の顧問には民主党の鳩山由紀夫氏、羽田孜氏、自民党の森喜朗氏、安倍晋三氏の首相経験者のほかに、谷垣禎一総裁、国民新党の亀井静香代表らが名を連ねた。たちあがれ日本の 平沼赳夫代表が会長に就いた。地下式原発は三木内閣当時に検討が始まり、1991年に自民党内に勉強会が発足していた。」
この方達は、悪魔に魂を売ったに違いない。この国の保守は何を考えているのか。