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浦部農園訪問記 日本一豪快な有機農家かも-①

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こんなことがありえるのか!??
浦部ご夫妻は6人のスタッフと、28ヘクタールの圃場で米・麦・大豆を作っている。大規模な面積だ。ここから年間9,000万円以上の売上をたたきだしている。

私は常々思うのだが、有機農業が「大変な苦労だ」「生産性は上がらない」「儲からない」などと言っていてはいつまでたっても、慣行農法に勝てない。
日本をオーガニックな国に塗り替えたいなら、有機農法でちゃんと儲かる仕組み、ちゃんと哲学を貫いていける仕組みを成立させないといけないと心底思う。しかし、誰からも「有機農業は大変だから、そんなうまくはいかないのですよ~」と言われてしまう。う~ん。
しかし、ジャ~ン!!! 遂に出ました、これが正解です!
群馬県の有限会社古代米浦部農園は、事業として成功しているし、若き農業人を育て、食の大切さを啓発し続けている日本一豪快な有機農家だと言えるのです。
http://www3.ocn.ne.jp/~oriza/
oomugi

浦部農園の社長夫人浦部眞弓(うらべまゆみ)さんの壮絶なプロフィールからご紹介しよう。


中央大学卒業後東京都に入庁。32歳でベーチェット病という難病を発病し、40歳で病気退職。夫の郷里である現在地、群馬県藤岡市に転居。必要な有機栽培の野菜や穀物のため、夫が有機農業を開始手伝っているうちに健康を回復。
農業者としての道を歩き始める夫は、片道2時間半をかけて 東京都庁まで電車で通いながら、平日夜中と週末に農業を行い、長年2足のわらじで生活を支えてくれたが2004年都を退職。同年経営を法人化して専業となる。
有機農業専業化の翌年から研修生の受け入れを開始。2年間の実践的プログラムで技術を磨き、販売力を付けて、独立できるよう支援指導を行ってきた。すでに6人が独立を果たし、現在は正規スタッフ2名、研修生3名とともに28ヘクタールの全圃場でJAS有機認証を取得して有機栽培を行っている。
栽培作目は米/麦/大豆のみであるが、これまでは助成金に依拠することなく健全経営を続けており、年商は約9,000万円である。


う~ん、立派ですね。
はっきり言って、このご夫婦、豪傑なので、8月27~28日に開催する地域活性化リーダー応援フォーラム「VISIONS 2011」にご登壇いただくことにしました。
8月27日(土)16:40からの【A1-4】のプログラムです。お楽しみに!
http://visions.begoodcafe.com/archive-bgc/

浦部真弓さんの旦那様にご登場いただいた、素敵な方々をご紹介する動画ブログ「エシカルパーソン・インタビュー」はこちらからご覧ください。
http://begoodcafe.com/archive-bgc/v_ep_8