東芝地球未来会議 2012開催概要/レポート
第5回目となる2012年のキャンプも前回に引き続きタイ国にて8日間開催されました。
本年度は、バンコク郊外のFarm Chokchai と Chulabhorn Research Instituteを拠点として自然環境から最先端技術までの施設を見学/体験するなどして1週間を過ごしました。
また、今回も参加者自らがキャンプ期間中に取材・記事づくりを行い、キャンプの成果をまとめた「Act Eco Journal」を完成させることができました。本年度は、初めてe-journalとう形式でインターネット上でも見られるようになりました。
企画名称 | 東芝地球未来会議2012 夏期キャンプ |
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英語名称 | Summer Camp of “TOSHIBA YOUTH CONFERENCE FOR A SUSTAINABLE FUTURE 2012” |
テーマ | 「地球と人類の共存」Achieving Harmony with Earth |
開催期間 | 2012年8月1日-8月9日 (タイ滞在期間:8月1日-8月8日) |
開催国・施設 | タイ国 8月1 – 4日 Farm Chokchai 8月5 – 8日 Chulabhorn Research Institute |
参加国 | 日本、米国、ポーランド、タイの高校生計16名、教員計9名 |
主催 | 東芝国際交流財団 |
共催 | 東芝アメリカ財団、東芝タイ財団 |
特別協力 | (株)東芝、全日空 |
企画・制作 | NPO法人ビーグッドカフェ |
運営 | NPO法人ビーグッドカフェ、東芝タイ財団 |
【Act Eco Journal】
Act Eco Journal は、参加者自身が記者となって、本カンファレンスを通して参加者が学んだことや経験したことを、新聞風にまとめ、カンファレンス終了後も参加者の記録や各国の啓蒙ツールとして活用していただく、本カンファレンスの大きな成果物のひとつです。
本年の大きな変化は、e-journal(電子新聞)という形で初めて作成したということです。 キャンプ中に参加者生徒の編集チーム編成を行い、各国の生徒がチーム内で相談しながらキャンプ期間中に記事を作成しました。現地でデータ入稿作業を行い、キャンプ最終日に参加者が閲覧できるようにしました。帰国後に過去の参加者へも閲覧可能になり、より多くの方へAct Eco Journalをみて頂けるようになりました。
Camp [2011年8月1日〜8月8日]
DAY-1 8月1日(水)
キャンプの第1日目となる8月1日(水)、スタッフとタイの参加者及びOB/OGが事前に空港集合しました。その後、第一行のポーランドチームが無事空港に到着し、続いて米国と日本チームが無事到着。その後、バンコク/Suvannabhumi空港から北東へ約2時間半のFarm Chockchaiへと向かいました。到着後、各部屋に一旦荷物をまとめ、夕食を済ませた後、第一夜のブリーフィング・セッションを行いました。ファシリテーターが参加者達をあたたかく迎え入れ、その夜は幕を閉じました。
DAY-2 8月2日(木)
キャンプ第2日目、開会式にて東芝様、東芝タイ財団様からご挨拶を頂きました。その後、アイスブレークワークショップ・事前課題の発表などを通して互いの交流を深めました。
DAY-3 8月3日(金)
3日目は起床後、軽い山登りの後、Farm Chockchaiツアーでは施設をまわり、CEO Dr. Choak Bulakulの講演を聞きました。昼食の後、敷地内で稲作実習を行いました。初めて稲に触れる生徒も多かったようで、身体を使って自然に触れる体験を貴重なものと感じたようです。一方、異なる場所で同時に開催された先生プログラムでは先生たちが多国間の国柄や教育現場の相違を紹介し合いました。
DAY-4 8月4日(土)
キャンプ第4日目、TYC 2012メンバーはバスに乗り込み、ファームから約15分の所にあるToyota Show Room “Thai Yen”へ行き、店主Ms. Pompetより直にご案内頂きました。その後、キャンプの第二会場となるバンコクのChulabhorn Research Institute に到着、TYC2012参加者は当会場にて残りの日程を過ごすことになります。この日はMr. Roj Khun-Anakeによる講演:”Science & Technology for the environment”とワークショップを受講し、E-Journalを制作して、1日を振り返りました。
DAY-5 8月5日(日)
この日、TYC2012一同はタイ随一のエネルギー供給会社である、ENCO・PTTへと、タイのエネルギー事情の詳細な現状の説明がありました。それから一行はバンコクの中心地区にある『 Cabbages & Condoms 』レストランへ移動し、社会貢献家Mr. Mechai Viravaidyaの講演を聞きました。その晩の夕食はチャオプラヤ川の船上にて盛大に行われ、参加者たちは食事、夜景、音楽をそれぞれ満喫していました。
DAY-6 8月6日(月)
第6日目、グループ・ディスカッション法“Open Space Technology”を受講し、頭をほぐした生徒達は午後のプログラムの皮切りに2011年11月に大洪水の被害を受けた災害レポートを東芝財団より受けました。続けて企業などの様々な場においてコーチングを提供するMr. Wongjindanonに『Presentation Technique』についての講演をして頂きました。先生方は各国の教育制度に活かすことのできる環境教育のディスカッションを行いました。その後、生徒達は夜遅くまで『成果プレゼンテーション』の準備を行いました。
DAY-7 8月7日(火)
参加者たちはプレゼンテーションを無事終えた後、今後交流を取り合えるような方法について議論しましたキャンプ第7日目はいよいよ『成果プレゼンテーション』の発表会となりました。生徒達は午前中にパワーポイントの準備とスピーチのリハーサルを過去の参加生徒による指摘を受け、本番においてはプレゼンテーションを心を込めて行いました。生徒たちと合わせて、先生方もキャンプ中に共有した教育方法についての発表を行いました。
各グループのプレゼンテーションはこちらからご参照ください。(全文英語です。)⇒
DAY-8 8月8日(水)
キャンプ第8日目、それまでのプログラム全日程を成し遂げた参加者たちはバンコク観光を楽しみました。その後、一行はフェアウェルパーティー会場となるゴルフ・カントリー・クラブでシャワーを浴び、フェア・ウェル・パーティーにのぞみました。E-Journalの完成発表・各国生徒の挨拶・プレゼント交換・関係者挨拶などがあり、名残惜しみつつ空港へ向かうバスに乗り込みました。