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触れる地球塾デモンストレーション2

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②侑香さん 「サケの贈り物」

アイヌのミーちゃんというキャラクターを起用し、触れる地球を使って、「サケ」の問題について、学びます。ミーちゃんが履いている靴はサケの皮で出来ています。昔は食べた後も、皮として有効利用しておりました。みんなに知って欲しいことは「地球は生きている」ということです。

サケはスタミナがある元気な魚で、日本の川で産まれたサケは、アメリカやロシア近くの広い海まで泳いで3~4年を費やして大きくなり、卵を産むために自分の生まれた河に戻ってくるという母川回帰します。
アイダホのサケがベーリング海峡や北海道のオホーツク海まで泳いできて、98%のサケが自分の産まれた川に戻り、産卵を終えて、命を落とし、その後、森の栄養になるというサケの生態系がモニターに写しだされました。

次にアイダホのサーモンについて、アイダホのキングサーモンとベニサケは1,400キロ以上泳いで、オホーツク海まで行きますが、日本のサケもアイダホのサケも一時期、数が減ってしまい絶滅の危機となりました。それは、人間が水を利用するために大きな「ダム」や水をくい止める「せき」を作ったからです。

サケが戻れないと「卵」を産めず、サケを食べているクマもサケの死骸を食べている微生物も、生きられない。サケは「森の栄養」という贈り物を届けている大切な存在であること、生き物全ての生態系についてお話があった。
次に日本の試みとして、サケが戻れるように利根川に魚道をつくって、1万5889匹のサケが戻った話や、アメリカではエレベーター式の魚道を作り、成功した事例が紹介された。

最後にミーちゃんから「地球は全体で生きています!その中に私達人間もサケもクマさんもみんなが協力しあって生きており、「森と川と海 そして大気」全部が繋がっていることを解ってもらいたいです。これからも、「触れる地球」を使って、みんなの繋がり、みんなが幸せに生きていくにはどうしたら良いかを勉強していきましょう!

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