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地方創生「首長勉強会」開催レポート(2015)

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地方から始めるニッポン・イノベーション!

地方創生「首長勉強会」

日時:2015年7月30日(木)、8月24日(月)、11月14日(土)
会場:時事通信ビル7F 研修室

全国水源の里連絡協議会による、全国の市区町村長を対象にした勉強会の運営サポートを行ないました。
昨年、まち・ひと・しごと創生法が成立し、東京一極集中の是正と地方での雇用創出、移住政策などの推進が盛り込まれました。
地方がそれぞれの個性を生かし、魅力ある地域づくりを進めていくために何ができるか、
藻谷浩介氏をはじめとする有識者をお呼びし、全国の首長が共に考える会となりました。


第1回レポート(2015年7月30日)

第1部では野村総合研究所顧問の増田寛也氏が登壇し、「地方消滅論から地方創生アクションへ」と題して講演いただきました。増田氏が座長を務めた日本創成会議の「人口減少問題検討分科会」で発表した全国の市区町村の半数が「消滅」の危機に直面するという結果を踏まえ、既存の制度や法体系に捉われない地方発のアクションが必要であるとお話しいただきました。
第2部では明治大学教授の小田切徳美氏が登壇し、「農山村における地方創生の実践」という題で講演いただきました。2011年の東日本大震災後に「田園回帰」の傾向が起きているとし、父母を超えて、孫が大都市から祖父母の農山村に移住する「孫ターン」という新しい動きが出ているとのお話がありました。


第2回レポート(2015年8月24日)

第1部では内閣府特命担当大臣の石破茂氏が登壇し、「地方から創生する我が国の未来」と題して講演いただきました。総合戦略の策定には役所だけでやることではなくて、どれだけ大勢の人、多種多様な方々が参画するかが大切だと述べられました。
第2部では全国水源の里連絡協議会の参画自治体でもある島根県海士町の山内道雄町長と明治大学教授の小田切徳美氏の対談で行われ、山内町長から「ないものはない~離島からの挑戦」という題で講演いただきました。2010年度に作成され、グッドデザイン賞を受賞した「第四次海士町総合振興計画~島の幸福論」に触れ、子どもから大人まで住民が街づくりに参加する工夫を盛り込む必要性をお話しいただきました。