最近、DVDを借りても最後まで観ないことは多い。なぜなら、途中で飽きるから。でもこの作品は素晴らしかった。
ほんとにクリエイティブ。びっくりだ。 “音楽”による“テロ”を描いたスウェーデン映画。ぜひお薦めしたい。
あらすじ>>
突如街に現れた謎の6人組。彼らはあらゆるものを楽器に見立て、とんでもない場所で音楽を作り上げる音楽テロリストだった!彼らを追うのは、有名音楽一家に生まれながらも、音痴で音楽嫌いの警官アマデウス。街中に貼り出された4つのテロ予告。アマデウスは、ある事件の現場に取り残された メトロノームを手掛かりに捜査を開始するが・・・。果たして、彼らの目的とは?そして、アマデウスはテロを阻止できるのか?
原題:Sound of Noise スウェーデン・フランス/2010年/102min
http://www.son-movie.com/


1)電力会社 選択可能に
ついに各自が好きな電力会社を選べるようになる! 2016年からだそうだ。すごく、嬉しい。
2)再エネ、2030年に35% ~自民会議試算
これも「やったね!」と言いたい朗報。これって欧州再エネ先進国に並ぶことになるってこと。ただし、「…党内には「各電源の構成割合は議論 すべきでない」という意見もあり…」。まったく守旧派がウラでうごめくことになるのか。

朝日新聞2月14日の記事から。
世界各国は、京都議定書に続く温暖化対策の次期枠組みに2015年末に合意することを目指しているそうです。
でも京都議定書以降どうなるんだろう~??って、私もよく分からなかったので、この記事は助かりました。
覚えておくべきことは、「…日本は昨年11月、「90年比25%削減」を撤回し、90年比では3.1%増となる「05年比3.8%削減」を公表して厳しい批判を浴びた。目標引き上げを求められるのは必死だ…。」とある。
そうなんです、鳩山公約はとっくに撤回されているんです。

ウルグアイの大統領ホセ・ムヒカ氏のスピーチに感動!!
彼は、世界で最も貧しい大統領として知られている。彼はその資産の80%を寄付し
個人資産は約18万円相当の1987年型フォルクスワーゲン・ビートルのみで
郊外の質素な住宅に暮らしている。
給与の大部分を財団や政府のプログラムなどに寄付し、月1,000ドル強で生活する
彼の姿は、多くの人の関心を集めている。
そして、昨年7月に開かれたリオ会議でのムヒカ大統領のスピーチは多くの人々に
衝撃を与えた。
http://buzznews.asia/?p=1118#_
先週、2月12日付の朝日新聞朝刊の記事をみなさんと共有したいです。
1)世界27ヶ国の90団体が、日本の国際協力銀行がインドネシアの大規模石炭火力発電所へ融資することに異議。国際的な合意に反する流れである から。
2)農水省が「ミツバチの大量死の原因」とされるネオニコチノイド系農薬の残
留基準を緩和しようとすることに異議。
米国でも規制が進んでいるのに、なぜ緩和するのか?
世界からも取り残されるこれらの動きに注目! 詳しくは記事を読んでください。

ブログ 『気仙沼バイオマス最前線!』
2014年2月8日、気仙沼地域エネルギー開発株式会社のバイオマスプラントを見学しました。
この気仙沼地域エネルギー開発社は、地域の信用金庫、地域事業者、サステナジー(株)が共同事業体(JV)として設立し、発電事業に取り組んでいます。サステナジー社は他にも、岩手県紫波町、宮城県石巻市、宮城県大崎市において、地域エネルギー会社を地元事業者と設立し、エネルギーサービスの提供、ファンドの運営などを行っています。
■彼らの強みは「先端技術」。エネルギー変換効率の高いシステムを海外から持ち込み、(1)ウッドチップを燃やしてガスタービンで発電し電力会社で売電、その際に出る排熱を売る。熱を捨てずに使うことで収益を高める仕組みだそうです。
■ポイントは、通常この手のシステムでは捨てている排熱をどこに売るか。ここ気仙沼の場合は、私が泊った気仙沼プラザホテルとその隣のホテル。これらに排熱を売るためにホテルのすぐ隣にバイオマスプラントを建設。そしてホテルが必要な熱の量に合わせたサイズのプラントを作る。予算的に無駄がない。
■地元の山主さんたちを自伐林家に育てるところから始め、彼らから木材を買い取り、チップに刻んで、発電する。しかも、自伐林業家から木材を買い取る際には、半分を現金、残り半分を地域通貨(リネリア)で支払う。で、市内では既に約180店舗でリネリアが使えます。つまり、伐採された代金の少なくとも半分は必ず地元経済に落ちるという仕組み。さすが。

自伐林家から木材を買取るという仕組みは他地域でも行なわれているが、ここでは買取った木材の消費にFITを使った売電事業を出口として用意しているため事業全体が回るように組んでいるのが大きな違い。また金額は明らかにされなかったが、このような仕組みにより、地域還元される経済効果は太陽光発電よりも遥かに大きいとのこと。
■総事業費約20億円の半分は補助金、残りは地域金融機関の協調融資で調達し、地元事業者が運営する地域密着型の事業です。
で、ここ気仙沼での施設を実際に視察。写真をご覧ください。

まだ工事中ですが、集めた地域材をウッドチップにして、ここに持ち込み、さらに乾燥させて投入。ガス化して、タービンを回して発電をし、この電力はFITを使って全量売電。排熱は油を加熱して、お湯をつくり、2軒のホテルに送る。
重要なのはウッドチップからガスを出した後、洗浄をし、ガスをきれいにする工程。これをきちんとしないとタービン発電機が汚れるそうです。
さて、お次は、市内から出て、山の中の木材集積場へ。

気仙沼の発電工場は年間8,000〜10,000トンの木材を必要とします。すでにここには、5,000トンの木材があるそうです。中央の赤く見えるのがウッドチッパー。左のコンクリ場にダンプごと乗って計量します。
次は、もう少し車を走らせて、メガソーラーの建設場へ。

ここは地元の事業者の発電事業。気仙沼地域エネルギー開発社がプロジェクト管理を行なっています。ソーラーパネルが3,600枚。計1メガWを発電。このくらいなら、鉄塔をあらたに建てずとも、普通の電柱を通して売電できるそうだす。事業費のミニマイズが出来ている。
大変勉強になりました。で、もう既に、賢く、地元との協業でバイオマス発電事業が始まっていることを知りました。地元経済が潤う仕組み。皆伐せずに山に優しい林業。素敵な未来が描けています。
2014年2月8日朝、気仙沼プラザホテルで『3月29日開催VISIONS』の打ち合わせ。

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左からサステナジー(株)取締役の三木浩さん、渡部ベティ晃司、西口カッチ、シキタ。
なにをやってたかというと、3月29日東京で開催予定の『VISIONS 英田上山独立国宣言!』の打ち合わせ。農業、ファイナンス、エネルギー、コミュニティの問題を誰に話してもらうか。国旗は? 国歌斉唱は? などなど、秘密会議はわくわくです。
2014年2月7日、まず南三陸町に入りました。安倍昭恵さんらの一行と防潮堤の視察です。昼に到着で仮設商店街の「南三陸さんさん商店街」の「はしもと」で腹ごしらえ。ご覧ください、これがキラキラ丼。

このさんさん商店街のみなさんがそれぞれで展開する「キラキラ丼」。ここのは、たっぷりのイクラに鮭ものったイクラ丼。カキフライとシャケフライもあり。みそ汁も付いて、1,800円でした。
腹ごしらえが終わっていよいよ海岸線へ。見えてきたのは噂の防潮堤です。

ここは高さが海水面から約10メートル。ご覧のように防潮堤の内側は土嚢を積んで地面のかさ上げがされています。どこの防潮堤も基本は地面を6メートルほど盛り土し、高さ10〜14メートルにもなる防潮堤を作ります。これが東北沿岸数百キロに渡り作られるのです。
写真のこの防潮堤がなぜここでストップしているのかというと、ここまでが県の予算事業。ここから手前側は市の事業なので。これからなのだそうです。ちょっと笑えました。
バスで気仙沼へ。いよいよ「東北の美しい未来を考えるフォーラム」です。
会場は気仙沼魚市場の大会議室。

ここでは、街の復興に尽力している医者や菓子屋さんら、女子高校生2名、そして安倍昭恵さん。
決して防潮堤反対の集会ではなく、さまざまな意見を交換する場でした。賛成も反対もあり。記憶に残った意見を紹介します。
1)防潮堤賛成。そもそも気仙沼はもうダメだ。水産業も復活するかどうか分からんし、若者も減るばかり。だから、これからの気仙沼はシンガポールのように街中きらきらにしてカジノをつくって観光客を呼ぶことしかないのではないか…。(会場にえ〜〜?の声)(シンガポールはカジノでもっている訳ではない。マカオの間違いでは?)
2)美術館の館長の意見。そもそも陸と海に分けて考えてしまうが、海岸線の文化も産業も「陸と海」でなりたっている。つまり、大きく言うと「陸」「陸と海」「海」で構成されているはず。魚を釣って、手を加えて生業とする。それがここの文化でもある。それなのに、ぐるりと防潮堤を作ってしまうと、まさに「陸」と「海」の構造になってしまう。つまり、私たちの生存文化圏「陸と海」がなくなってしまう。だから防潮堤に反対。
3)気仙沼で生まれた漁師さん。お歳は70前後。「俺たちは何代も前からここで漁をして来た。で、震災で家も流されてすべてを失った。でも、俺たちの家もなんもかも海からいただいたモノ。昔から生活すべてが海からありがたくいただいたモノ。だから今回はすべて海に返したんだと思っている。津波をうらんではいない。俺たちの生活はそういうモノなんだ。だから、みなさん、防潮堤は作ってはいかん。これからも海とありがたく付き合って生きたい…」。
この漁師さんはご家族も亡くしているそうだが、この言葉に涙を流さない人はいなかった。
あと、地元の女子高校生が「毎年夏に太鼓を1,000台海沿いに並べて叩く祭りがあり、自分もその日のために練習を重ねて育ってきた。防潮堤が出来るとその祭りも消えてしまう。だから防潮堤は嫌だ!」と言っていた。
僕らは被災地に対してもっと力になれないのか。
Smile Studio のミーティングルームはフォトグラファー遠山桂太郎さんのフラワーフォトで飾られています。
スタジオに飾られている素敵な作品をご紹介します。





JA全農が主催の「サフォークディナー」に行って来ました。
耕作放棄地に羊を放し、草を食べさせ、羊は食べようという『遊休農地再生型めん羊飼育実証プロジェクト』です。
面白いと思いません??
私達は、昨年から「地域活性化」のために、VISIONSプロジェクトを立ち上げ、都会から田舎へチャレンジする若者を応援しています。
田舎に新しいビジネスの仕組み、雇用を生む仕組みが出来れば、たちまち活性化するはず。そして、そこで働きたい方はたくさんいるのです。
この「サフォークディナー」のシェフは、昨年度のVISIONS豪傑、藤木徳彦さん。
長野県茅野市のフレンチレストラン、オーベルジュエスポワールのオーナーシェフで、ジビエ料理では日本でピカイチです。
http://www.auberge-espoir.com/
で、このサフォークとは、ウォーレスとグルーミットに出てくるような頭が黒い羊の名称です。

■サフォークディナー
日時:2012年11月8日(木)18:30~21:00
会場:UN CAFE(青山)
主催:JA全農 畜産生産部
■プロジェクトの概要
JA全農/麻布大学/信州豊岡めん羊飼育協議会の共同事業
『遊休農地再生型めん羊飼育実証プロジェクト』
JA全農は、平成22年より麻布大学、信州豊岡めん羊飼育協議会と連携し、耕作放棄地の再生保全、獣害対策などを目的に、長野県須坂市にてめん羊飼育実証試験を実施しています。今回の試食会ではこの実証試験の取り組み状況をご紹介させていただき、全国への普及をはかるとともに、現地で生産された羊肉(サフォーク種)を用いてさまざまな料理を作り、多くの方々に試食していただくことで、食肉としての魅力をお伝えできればと考えています…とのこと。
まわりは、農協関係の方達が中心でしたが、長野県須坂市長や日本ジビエ振興協議会、信州豊丘めん羊飼育協議会の関係者らも。

さて、お目当ての羊料理のはじまりはじまり!
ディナーメニュー
・サフォークリエットと自家製パン

・ホゲットのカルパッチョ 塩・柑橘オリーブオイル

・サフォークのパスティーヤ シナモンの香り

・サフォークのバロティーヌとメリメロサラダ
・サフォークと豆、野菜のスープ

・サフォークの背肉グリル シューブレゼ添え

・サフォークと信州産タマネギのカレー

・本日のデザート、食後のお飲物

ご挨拶の時間をいただき、シキタからVISIONSの説明をしました。みなさん、興味津々。
豆知識>>羊の呼び方(1歳未満=ラム、1歳以上=ホゲット、それ以上?=マトン)
私の感想、すごく美味しい。まったく臭みはない。これだけ羊ずくしのコースは滅多に食べられないので、感激。
やっぱり、地域活性化も「美味しい」とか「楽しい」とかでないと、ひとは集まりませんな。それにしても、この「羊プロジェクト」が全国に広がればいい。
全農さん、応援します!