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BeGood Cafe Tokyo とは

コミュニティカフェイベントでサステナブルな智恵と情報を共有

BeGood Cafeの活動の原点でもあるトークイベント。持続可能な社会と平和をテーマに、毎回著名なゲストスピーカーや社会貢献団体(NPOなど)を迎え、若い参加者がこれからのライフスタイルを選択できるような智恵と情報を発信してきました。メインとなるトークの他、ワークショップ、オープンマイク、ライブ、オーガニックフードエリアなど多彩なコンテンツがあり、多い回では250名を超える方にご参加いただきました。
名 称 BeGood Cafe Tokyo
開始時期 1999年1月〜2007年9月
開催頻度 期間中ほぼ毎月1回開催(vol.1〜99)
開催場所 原宿、青山、代官山ほか
主催 NPO法人ビーグッドカフェ

■日本各地に広まったBeGood Cafe

BeGood Cafe Tokyoのもう1つの特徴は、その開催メソッドを各地に共有したこと。各地で同様のニーズを抱える有志が任意団体を立ち上げ、国内18カ所でBeGood Cafeイベントが開かれる大きなムーブメントとなりました。

  • BeGood Cafe Tokyo (東京、1999〜2007、vol.1〜99、休止中)
  • BeGood Cafe Hokkaido (北海道、2005)
  • BeGood Cafe Yamagata (山形、2004〜2006)
  • BeGood Cafe Azumino (安曇野、2001〜2007、vol.1〜23)
  • BeGood Cafe Yokohama (横浜、2006)
  • BeGood Cafe Shizuoka (静岡、2002〜、2005)
  • BeGood Cafe Toyama (富山、2004〜2005)
  • BeGood Cafe Nagoya (名古屋、2003〜2006)
  • BeGood Cafe Kyoto (京都、2004、2006)
  • BeGood Cafe Osaka (大阪、2004〜2006、vol.1〜18)
  • BeGood Cafe Shimanto (四万十、2005)
  • BeGood Cafe Oita (大分、2008、vol.1〜2)
  • BeGood Cafe Fukuoka (福岡、2004〜2009、vol.1〜10)
  • BeGood Cafe Nagasaki (長崎、2004、2005)
  • BeGood Cafe Kumamoto (熊本、2005〜2007)
  • BeGood Cafe Miyazaki (宮崎、2004〜2006、vol.1〜10)
  • BeGood Cafe Kagoshima (鹿児島、2007、vol.1)
  • BeGood Cafe Okinawa (沖縄、2005)

■コミュニティカフェスタイルのイベント

BeGood Cafe Tokyoでは、もっと素敵にわくわく生きていくための「情報」と「知恵」を共有する、イベントやワークショップを数多く開催しました。「カフェ」という名称を使っているのは、人と人が交差する自由な空間であって欲しいからです。
20世紀初頭。パリのカフェは芸術家と革命家がよなよな集い新しい世界の青写真を描いていました。BeGood Cafeもたくさんの人が情報と想いを携え集い、そして新しいチャレンジをしていくための場でありたいと思っています。次の新しい世界のために。ご一緒に素敵ないいことを始めてみませんか?

■BeGood Cafeの理念

いま時代が大きく変化を遂げています。この社会に新しい秩序や価値観が求められているのです。そういった時代の中で、ビーグッドカフェは古い秩序や価値観にNOと言って反対するのではなく、より素敵な新しい考えを指し示し、持続可能で平和な社会への変化を促したいと考えています。

OUR STATEMENT

いま世界中で新しいライフスタイルが始まっています。
いまの経済システムでは「持続可能ではない」ことが
分かったからです。
気候温暖化と環境破壊の解決、
そして戦争や貧困のない世界に向かって、
私達から生き方を変えていく時期の到来です。
大量消費社会から、持続可能な社会へ。
しかし、危機的問題を引き起こしている
現在の仕組みに対して、
NOを唱えて反対運動を続けるばかりでなく、
BeGood Cafeは、環境負荷が低く、
らくちんな生活術を始めてしまおうと思います。
私達自身がYESの生活を始めるのです。
NOより、YES
この考え方に基づいて、
BeGood Cafe はチャレンジを続けます。
BeGood CafeがYESの人達をつなげる
メディアとなるのです。
キイワードは、サステナビリティ、コミュニティ、
自然食、パーマカルチャー、エコビレッジ
CSR、平和、社会貢献。
新しいライフスタイルの知恵を共有する場です。
みんなで一緒に創りましょう。
笑顔でYES
いつもスマイル!

BeGood Cafe Fukuoka vol.10 開催レポート

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7月4日(土)、1年半ぶりに福岡でBeGood Cafeが開催されました。テーマは、エコビレッジ国際会議TOKYOでも注目を集めた「トラン
ジション・タウン」。
石油亡き後も豊かに暮らしていくために、いまからご近所と一緒に仲良くつながりを作って変革を作っていこうというムーブメントです。ゲストは、祝島や地域通貨のお話をしてくださった冨田貴史さん。そして、いまトランジションを広めるために全国と飛び回る榎本英剛さんと吉田俊郎さんでした。たくさんの来場者のみなさんも、これからのゆっくりライフに関心が高く、最後のオープンスペーステクノロジーというワークショプでは、活発な意見やアイデアが飛び交いました。プロデュースをされた常冨さん、そしてスタッフのみなさま、お疲れさまでした!

■BeGood Cafe Fukuoka vol.10
日 時: 2009年7月4日(土) 13:30~18:30
場 所: 福岡市健康づくりセンター(あいれふ)10F講堂
ゲスト: 榎本英剛(トランジション・ジャパン、TT藤野)
     吉田俊郎(トランジション・ジャパン、TT葉山)
     冨田貴史(核、お金、暦のファシリテーター)
司 会: シキタ純、倉地マキ子
プロデュース: シキタ純、常冨泰弘
ディレクター: 倉地マキ子、高木敏郎
主 催: BeGood Cafe Fukuoka
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BeGood Cafe Fukuoka vol.10

テーマ『トランジション・タウン』

トランジション・タウンということばをご存じですか?

この運動は、パーマカルチャー講師だったロブ・ホプキンスがピークオイル問題を知って衝撃を受け、自分にも何かできないだろうかと試行錯誤する中から生まれたものです。イギリス南部の町トットネスで始まった一青年のアイディアが、3年後の今なぜ世界中に広まっているのか。ぜひそのわけを聞きに来てください。そして一緒に始めましょう。

約1年半ぶりのビーグッドです。今回は飲食ができない会場ですので、ドリンク、フードの提供はありません。お昼はすませていらしてください。

■スケジュール:2009年 7月4日(土)13:30〜18:30

13:00 開場
13:30〜13:40 オープニング
13:00〜14:00 オープンマイク
14:00〜14:30 エコビレッジ国際会議報告
14:40〜15:20 ビーグッドトーク/地域通貨
15:30〜16:30 ビーグッドトーク/トランジションタウン
16:30〜17:20 パネルディスカッション
17:30〜18:30 ワークショップ
18:30〜19:00 サロンタイム
会 場: 福岡市健康づくりセンター(あいれふ)10F講堂
福岡市中央区舞鶴2−5−1
地下鉄「赤坂駅」下車徒歩4分
http://www.kenkou-fukuoka.or.jp/airef/
参加費: 一般1500円、学生750円、中学生以下無料
トークゲスト: 榎本英剛さん(トランジション・ジャパン、TT藤野)
吉田俊郎さん(トランジション・ジャパン、TT葉山)
冨田貴史さん(核、お金、暦のファシリテーター)
司 会: シキタ純、倉地マキ子
プロデュース: シキタ純、常冨泰弘
ディレクター: 倉地マキ子、高木敏郎
主 催 BeGood Cafe Fukuoka
連絡先 tsunetomi@nifty.com 090-3071-5377(常冨)

〜今注目されている”トランジション・タウン”とは〜

トランジション・タウンとは、ひとことでいえば、既存の町や市といった地域をエコビレッジ化していく運動です。トランジションという言葉は、「過渡期」「移行」「移り変わり」という意味です。何から何に「移行」するのか?それは、「安くて大量の化石燃料に依存しきった脆弱な社会」から「地域をベースにした、しなやかで強い社会」への移行を意味します。とはいえ、特別な社会組織や特殊なイデオロギーが念頭にあるわけではありません。「移行」する「先」にある社会の姿は、地域によって違いがあるのは当然で、その姿は「行動しながら考えればいい」。それがトランジション運動の考え方です。エコビレッジ運動があるべき姿に突き進む目的志向だとすれば、トランジション運動はプロセスに重きを置いたプロセス志向という言い方ができるかもしれません。

これまでの社会運動、環境運動が同じ志、同じ目的意識を共有することから始まることが多いのに対し、トランジション運動では、共有すべきなのはピークオイルに関する認識とそれを乗り切るための低炭素社会の実現だけです。それ以外は、どんなイデオロギー、どんな思想を持っていても協働できるのです。

(ここまでこちらより引用

トラジション・タウンに関する事を知りたい方は下記のサイトをご覧ください。

■トークゲスト紹介

榎本英剛 (ヒデ) / 藤野町

スコットランドのエコビレッジ、フィンドホーンにて持続可能な暮らしについて学んでいた2007年にトランジション・タウンを知る。帰国後、神奈川県藤野町に住み、トランジション・ジャパンとトランジション・タウン藤野の活動に携わっている。

吉田俊郎 (しゅんろう) / 葉山町

葉山の仲間と環境に配慮した町づくりのマニュフェスト作りに携わった後、イギリスでトランジション・タウンのトーニングを受け、トランジション・ジャパンとトランジション葉山の活動に携わっている。

冨田貴史(タカ)/京都市

音楽プロダクション勤務、専門学校講師を経て2005年からフリーに。原発や再処理工場の実情を訪ね歩きながら「エネルギー」「お金」「暦」をテーマにした勉強会やワークショップ、上映会などを全国各地で開いている。

BeGood Cafe Fukuoka vol.9 『パーマカルチャーとエコビレッジ』

2009.Winter 88に掲載

【告知】EOOME Calendar「第3回エコビレッジ国際会議TOKYO」

093 安心野菜サミット!

BeGood Cafe Tokyo Vol.95

『第2回 安心野菜サミット!』 

遺伝子組換えの現状をまず知ろう
(グリーンピース・ジャパン)

 

DATE : 2006年9月10日(日)

農薬を使わない身体に優しい野菜が注目されています。
このオーガニックブームの陰で頑張っている野菜流通のみなさんに一同にお集りいただき、有機野菜の今後とスローな日本について語っていただきます。

BeGood Tokyo093

また、危機感が募るばかりの「遺伝子組換え食品」について、キャンペーンを始めるグリーンピース・ジャパンを交えて討議しましょう。

りんごなす

 

[ ゲスト ]
石井吉彦 石井吉彦さん
農業組合法人ナチュラルシード事務局長
小野敏明 小野敏明さん
夢市場(株)代表、マザーズグループ代表
河名秀郎 河名秀郎さん
有限会社ナチュラルハーモニー代表
神足義博 神足義博さん
ポラン広場(株)ポラン オーガニックフーズ デリバリ代表
長谷川森 長谷川森さん
タオ療法臨床家・気と心の学校指導員
星川淳 星川淳さん
グリーンピース・ジャパン事務局長

ゲスト プロフィール詳細

SMILEワークショップ
タオ指圧/NPOユニ“気のからだ発見ワークショップ ”

タオ指圧
心の持ち方でからだが変わる。認識の違いが周囲の人の心に影響を与える。こころ・からだ・世界は気でつながっている。このようなことを、 簡単なワークを一緒に楽しみながら、体験してみませんか?キイワードは気のからだです。

<安心野菜マーケット開催!!> @ 3F、4F

安心野菜を流通しているゲストの方々のお店が、展示販売を行います!
この機会に、直接お話を聞いて美味しい野菜を買って帰ってください。

「アクロス福岡」の緑化などを手がけた、ランドスケープの第一人者、田瀬理夫氏とのコラボレーションによって生まれた都市緑化プロデュース事業。
大規模プロジェクトはもちろん、住宅やオフィスなどの緑化に関する設計・施行をプロデュースします。また、1軒1軒のベランダや屋上に里山の自然を提供するためのシステムとデザインを開発中。
「ひとりひとりの楽しみや気持ちよさが、街全体の快適さや豊かさにつながっていく。街の環境を少し良くする。環境ストックが集積する。」
そんなことをめざし、社内外のコラボレーションチーム編成によりプロジェクトを進行させています。

GREEN ROCK 

HANAH
HANAH
父親はジャズギタリスト岩見淳三、母親はジャズボーカリスト、姉はR&Bシンガーソングライターという環境に神奈川県で生まれ育つ。綾戸智絵、MISIAのコーラスを経験し、さまざまな国内外実力派アーティストとセッションを重ねている。精力的に楽曲を作りライブを行っている。

■スケジュール 2006年9月10日(日) 14:00〜20:00

14:00〜 Door Open サロンタイム
14:20〜14:30 SPEAK OUT !
14:30〜14:50 NPOインフォメーション
14:50〜15:30 SMILEワークショップ(タオ指圧)
15:45〜16:30
16:40〜17:40 BeGoodトーク−1
17:55〜18:30 LIVE
19:50〜20:00 BeGoodトーク−2

■会場 代官山Ball Room
代官山BalRoom map
東急東横線代官山駅より徒歩1分
JR/日比谷線 恵比寿駅より徒歩8分
渋谷区恵比寿西1-34-17 ZaHOUSEビル
代官山Ball Roomへのアクセス
※お車でのご来場はご遠慮ください

※事前予約・申し込みの必要はありませんので直接会場にお越しください。

■料金(出入り再入場可)
一般1,500円(または1,000円+500地域通貨*)
ビーグッドカフェ会員1,000円
小学生以下無料
地域通貨*=Rainbow Ring、アースデイマネーが使えます。

■お問い合わせ
・BeGood Cafe/03-5773-0225

司会:シキタ純、市川美沙 制作:カナシロリエ VJ:TOOWA2 DJ:TeL
主催:BeGood Cafe
協力:ASADA(AirLab)

★Thank you for not smoking 会場内は禁煙です。

ゲストプロフィール

■石井吉彦さん
農業組合法人ナチュラルシード事務局長

1997年8月現在の前身となる「全国こだわり生産者ネットワーク」を設立するために全国の優秀な生産者を生産者団体を回り、主義・思想・農法を越えた生産者のネットワーク作りに取組む。
1999年5月有限会社ナチュラルシードネットワーク設立

■小野敏明さん
夢市場(株)代表、マザーズグループ代表

1984年4月設立「愛と有機を食卓に」という想いを持って「どこで採れた野菜なのか、誰がどんな方法でつくったのか」安全で身元のはっきりした素材と食材を、店舗・卸・開発・宅配を通して販売します。

■河名秀郎さん
有限会社ナチュラルハーモニー代表

1983年9月設立、有機野菜の宅配をどこにしようか迷っているあなたに、「ハーモニックトラスト」をおすすめします。

■神足義博さん
(株)ポラン オーガニックフーズ デリバリ代表

1980年11月創業、有機農業の発展は、農業と環境を守るための息吹です。無農薬有機栽培の農業者の成功は、周囲の農業現場を勇気づけて化学肥料や農薬への依存を減らします。

■長谷川森さん
タオ療法臨床家・気と心の学校指導員

世界各地で実践されているタオ指圧の臨床家、及び、気と心の学校指導員。演劇経験などを経て、タオ指圧に出会う。そしてこれが説く深い人間愛に共鳴して、その門下に入る。日々の臨床の傍ら、山谷のホスピスでのボランティア施術も行っている。

■星川淳さん
グリーンピース・ジャパン事務局長

82年屋久島移住、著書『魂の民主主義』『屋久島水賛歌』『非戦という希望』、訳書『アメリカ建国とイロコイ民主制』『ガイアの時代』ほか多数。

094 エコビレッジ国際会議

BeGood Cafe Tokyo Vol.95

『エコビレッジ国際会議TOKYO2006』

2006年10月28日(土) 29日(日)

エコビレッジ国際会議TOKYO2006

エコビレッジ国際会議TOKYO2006
エコビレッジ国際会議TOKYO2006

エコビレッジ国際会議TOKYO 2006

世界で広がる持続可能なライフスタイルモデル

2006年10月28(土)・29(日)、ついに日本で第1回エコビレッジ国際会議が開催されました。前売りチケットは完売。会場では休憩時間も参加者同士の話が弾み、主催側にも皆さんの関心の高さがひしひしと伝わってきました。

今回は日本で初めての国際会議。講演者として海外から4人のスペシャルゲストが駆けつけてくれました。

それぞれ特徴的な取り組みを続けるマルチ・ミューラーさん、マックス・リンデガーさん、ルイス・アーキンさん、リズ・ウォーカーさんの4人。そして日本で活動を続ける7組を加えた講演。
各団体の取り組みに、会場は大いに盛り上がりました。

以下に2日間の講演の概要を紹介!

→ ゲストプロフィール詳細


Ecovillage Conference Tokyo 2006 English Report
(PDF file)


エコビレッジ国際会議2006 レポート

エコビレッジ国際会議TOKYO2006 1日目の会場は東京ウィメンズプラザホール。テーマは「世界のエコビレッジ 奇跡と未来」。講演のトップバッターは日本大学生物資源科学部教授でパーマカルチャーセンタージャパン代表の、糸長浩司さん。糸長さんからは「持続循環型社会構築のためのエコビレッジの意義と可能性」と題して、エコビレッッジの概要が紹介された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 エコビレッジ国際会議TOKYO2006 オーストラリアでパーマカルチャーエコビレッジ「クリスタルウォーターズ」を創設し、25年間に渡りその活動に従事してきたマックス・リンデガーさん。「クリスタルウォーターズ敷地のデザインでは道路幅なども、パーマカルチャーの理念に基づき、自然への付加を極力小さくするようにデザインされている。敷地内でカンガルーも生活しているほど自然は豊かで、人間と共生しているそうだ。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 ルイス・アーキンさんはロスアンゼルスに住みながら、車を持たずに生活している。住んでいる地域に喘息の子供たちが多いことを知ったことから、車を使わない町づくりに取り組み始め、ロスアンゼルスエコビレッジを創設したそうだ。

都市での生活を見直しつつ、自然との共生を目指したその取り組みは、州政府からも認められ、2006年カリフォルニア州ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

エコビレッジ国際会議TOKYO2006 同じくアメリカ、N.Y.近郊のイサカにエコビレッジを創設したリズ・ウォーカーさんは1990年から環境問題や湾岸戦争反対の運動に関わってきた。
仲間とともに立ち上げたイサカエコビレッジは、都市近郊にありながら、パーマカルチャーに基づいたデザインで、敷地には10エーカーの農地や約70エーカーの森林保護地区も含まれている。現在は2つの居住区があり、住民の自主的な活動でコミュニティ運営されており、パーマカルチャーの講座を開催するなど活発な活動が続けられている。現在も拡大の予定を持ち、今後の活動が注目を集めている。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 またエコロジーをテーマに情報を発信しているwebサイト、「greenz」でも紹介されている『Bio-City』編集長の杉田博樹さんからは、『Bio-City』の創刊時の様子や、今まで取りあげてきた事例などが紹介された。創刊時はパーマカルチャーを知る人も少なく、海外のエコビレッジに滞在した人から「日本にこんな雑誌があったのか」と驚かれることもあったとか。現在のパーマカルチャーの広まりを誇らしく感じているそうだ。

2日目はbegood cafeのホームとも言える代官山ボールルームで開催。この日は日本での事例を中心に紹介された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 まず、武蔵工業大学環境情報学部教授で建築家の岩村和夫さんから、ドイツと日本の事例が紹介された。日本では東京都世田谷区と屋久島に環境共生住宅を設計してきた岩村さん。古くなった集合住宅建て直したという世田谷の事例では、住人が一度住まいを離れてから建て直し後にまた元の地域に戻るという前提で、住宅の建つ地域の環境全体をデザインした。ゼロから作るのではなく、もともとあった資源を利用したいというプランから、以前からあった木々などを活かした建物の配置が設計された。そして居住者同士の交流が持てるよう、共有スペースも設けるよう配慮されている。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 「鶴川エコビレッジ」を運営する相根昭典さんからは、自然エネルギーの利用や屋上ガーデンなどを備えた、コーポラティブハウス(住宅を建築する際、住み手が集まって協同組合方式で建てる集合住宅)が紹介された。建設時の相談から運営まで、住民同士が話し合いながら進めていく建築形式はまだまだ少ないが、問題を話し合い、解決していく過程で、住民同士のつながりもでき、建築にも積極的に関わるようになったという。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 また、都内でコレクティブハウス(私生活の領域とは別に共用空間を設け、食事・育児などを住人同士で共有することを可能にした集合住宅)、「かんかん森」を運営する木村ひろ子さんからは、住人が週に3回夕食を共にし、掃除などもコミュニティの仕事として住民が参加してやっているという、「かんかん森」のライフスタイルが紹介された。仕事以外の時間を大切にし、有意義に過ごすことこそ「生活すること」。その時間を大切にしてほしいとメッセージを残された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 その他、株式会社地球の芽より、滋賀県で取り組んでいる「小舟木エコ村」の計画が、begood cafeが企画に携わっているエコビレッジ「PICA山中湖」の報告が設計を担当している山田貴宏さんから報告され、日本で現在進行しているエコビレッジの姿も紹介され、海外からのゲストも日本での取り組みに関心を持った様子だった。休憩時間には出演者、観客の枠を超えた交流が会場のあちこちで見られ、情報、意見の交換をしながら親好を深める姿が会場のあちこちで見られた。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 この日は海外事例の紹介は一件。マルチ・ミューラーさんから、2000人の住人が暮らすインドのエコビレッジ「オーロビル」の紹介だ。この村を超えた巨大な共同体はインドの思想家でヨガ行者、そして革命的指導者でもあったオーロビントと”マザー”と呼ばれた一人のフランス人によってつくられた。現在は様々な国籍の人たちが住人として暮らし、1日に訪れるゲストの数は住人を上回るという。開拓者たちによって緑が復活した広大な敷地には、300万本の木が生い茂り、各国の文化を感じさせる建物や、想像力をかきたてるデザインの、アーティスティックな建物も多く含まれている。エネルギーには、11000枚もの反射板を使ったソーラーパネルによる発電や、風力エネルギー、バイオマスエネルギーなどが利用され、パーマカルチャーの農園もある。各地域の祭りや文化行事も行われ、人種や民族を超えた文化や教育が共有されているようだ。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 両日とも会議の最後には、糸長浩司さんの司会のもと、海外ゲスト4人と日本人講演者に、この会議の進行役、シキタ純を加えたディスカッションが行われた。パネリストは会場からの参加者からの質問に応えながら、様々な意見を交わしていったが、中でも「エコビレッジ」という言葉の定義、そして各自異なった取り組みの中で何を目的としているのかという話題には様々な意見が飛び出した。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 パーマカルチャーの理念に基づき広大な敷地をデザインしていったマックス・リンデガーさん、都市の中で集合住宅の形態をとりながら、住民のつながり、自然との共生を大切にコミュニティ作りを進めていったライフスタイルを改善していったルイス・アーキンさんとリズ・ウォーカーさん。創作活動を続けながら、多民族、多文化が集まるコミュニティーに暮らすマルチ・ミューラーさん。そして日本のエコビレッジや新しいライフスタイルを目指す人々。

目的の違いもあるだろうが、共通しているのは、住人同士のつながりや自然との調和を大切にし、理想の社会を実現しようと努力を続けてきたこと。そしてそれが形になったのが「エコビレッジ」と呼ばれているように感じられる。そして子供たちのためにすばらしい環境を作り、伝えていきたい、教育の場を持ちたいという言葉も多く聞かれた。そういった理想を持つ人たちが、手をつないでいくことで、社会は動いていくのではないか。そんな気持ちにさせてくれた2日間だった。



ゲストプロフィール

■マルチ・ミューラーさん
グローバルエコビレッジネットワーク《GEN》評議委員

マルチ・ミューラー作家。写真家。元ソルボンヌ大学教授。環境問題研究家。社会活動家。国連 ECO SOC 代表。
現在、インドにあるエコビレッジ「オーロビル」とパリを行き来しながら、精力的に活動を続けている。

■マックス・リンデガーさん
グローバルエコビレッジネットワークオセアニア / アジア統括責任者

マックス・リンデガー世界最初のパーマカルチャーのエコビレッジとして「クリスタルウォーターズ」の創設にかかわるなど、25年にわたり、パーマカルチャー、持続可能なシステムデザインを実現化してきた実績から、世界中で講演、講義を行っている。

■ルイス・アーキンさん
ロサンゼルスエコビレッジ創設者

ルイス・アーキンカリフォルニア州立大学人類学専攻。ロサンゼルス保護観察所勤務を経て、1993 年にアーバンエコビレッジとして、ロサンゼルス・エコビレッジを設立。
2006 年ジャッキー・ゴールドバーグ賞受賞。都市部における低所得者の為に持続可能な生活環境を提供するプロジェクトを展開中。

■リズ・ウォーカーさん
イサカエコビレッジ創設者

リズ・ウォーカー1990 年、環境問題、湾岸戦争反対、社会における女性の平等などを訴えるための全米横断プロジェクトリーダーをつとめる。
その後、ニューヨーク近郊のイサカに、仲間とともにエコビレッジを建設する。

■糸長浩司さん
日本大学生物資源科学部教授 パーマカルチャー・センター・ ジャパン代表

糸長浩司工学博士、一級建築士。九州大学工学部建築学科卒業
東京工業大学大学院社会開発工学専攻博士課程修了。専攻は環境建築学、都市農村計画、パーマカルチャー。
日本の農村地域での住民参画型むらづくりの実践的研究、世界のエコ建築、自然エネルギー、エコビレッジ運動研究。

■岩村和夫さん
建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授

岩村和夫1971 年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973 年同大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏。中近東・ギリシャ、ドイツ等で建築・都市計画に携わる。
1980 年岩村アトリエ設立。1998年武蔵工業大学環境情報学部教授就任。

■杉田博樹さん
BIO-City 編集長

杉田博樹1949年、東京生まれ。日本で唯一のエコロジカルデザインの総合誌『BIO-City』( ビオシティ )編集長。
同誌で世界のエコビレッジを紹介。サステナブルな社会をめざす編集方針は、毎号、日本でのエコビレッジのモデルを示している。桑沢デザイン研究所非常勤講師。

095 芸術論

BeGood Cafe Tokyo Vol.95

『芸術論』〜 コミュニティ+アート
地域創造化が始まった!
DATE : 2006年11月19日(日)

芸術って生活とはかけ離れたもの。生活空間に、ましてや田舎に定着するものじゃない……そんなふうに思っていませんか?

しかし日本にもアートにあふれる風景が登場し始めているのです。今回のメインゲストは新潟の寒村をアートあふれる地域に変えた「越後妻有アートトリエンナーレ」総合ディレクターの北川フラムさんと東京東部の下町をクリエイターの力で動かし始めた「CET」の佐藤直樹さん。おなじみの代官山Ball Roomに、心を豊かにさせるアートで素敵な時間が生まれました。

[ ゲスト ]
北川フラム 北川フラムさん
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター、アートフロントギャラリー代表

 

佐藤直樹 佐藤直樹さん
CET(セントラルイースト東京)メインプロデューサー、アジール・デザイン&アジール・クラック、アートディレクター

 

ゲスト プロフィール詳細

BeGood Cafe Tokyo
ビーグッドTALK−1
ゲスト:佐藤直樹さん(CET[セントラルイースト東京] メインプロデューサー、アートディレクター)

アジールデザイン、アジール・クラックのアートディレクター、佐藤直樹さん。多摩美術大学で助教授を務めるなど多彩な活動を続ける佐藤さんですが、この日は東京の下町をクリエイター居住区に変え始めたCET(Central East Tokyo=セントラルイースト東京)の活動を中心に話が進みました。佐藤さんが力を入れているのは、「かつては東京の中心だった東京東部の下町」。ここで入居者がいなくなったビルなどを新たなアート空間として再生しているのです。その取り組みはアーティストの個性を生かしたユニークなものであるとともに、地域の住人達を巻き込んだ、地域再生的な動きまでをも含んでいます。さまざまな試みをしてきたようですが、なかには地域の人の発案で道路を通行止めにしてイベントをやったこともあるのだとか! 熱い江戸っ子の血に火をつけたのでしょうか? アートの持つエネルギーの底力を感じさせてくれるエピソードですね!

BeGood Cafe Tokyo ビーグッドTALK−2
ゲスト:北川フラムさん(大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター)

「大地の芸術祭ー新潟越後妻有アートトリエンナーレ2006ー」は芸術作品が山、川、田の広がる集落に点在するというユニークでダイナミックな自然とアートが融合した祭典。それは新潟県のホームページでも紹介されるなど、地域と人をつなぐアートイベントとして、様々な分野の人から注目されているようです。
北川フラム氏が十日町地域振興局長と2006大地の芸術祭振り返る

BeGood Cafe Tokyo これを企画したのは、企画展のプロデュースからまちづくりと一体になったアート計画など幅広い活動をおこなっている北村フラムさん。1988年には「アパルトヘイト否!国際美術展」を全国194ヵ所で開催し、アパルトヘイトに反対する芸術家の動きを日本に紹介するなど、独自の視点に立った活動を続けてきた方です。「この車が赤い風船と一緒にまちにやってくるんだよ」と車の模型とスライドで当時の様子を紹介した後、現在取り組んでいる大地の芸術祭について語り始めました。
BeGood Cafe Tokyo 今年妻有につくられたアート作品は、過去2回の開催で設置された恒久作品130点と、新たに加わった40カ国200組のアーティストの作品。プロジェクターで映し出される作品群、そのダイナミックさ、繊細さ、そして豊かさには圧倒されるばかり。そしてなによりこの企画自身が地域のネットワークをつくり、人を元気にしているというのが嬉しいところ。「海外のアーティストに頼むとだいたい断られません。彼らも田舎で育っています。田舎が元気になって欲しいという思いは彼らの中にもあるのです」と、世界に広がる普遍的な動きと、その中で見いだせるアートの可能性について熱く語ってくださいました。終了後もフラムさんのまわりには質問を投げかける人が絶えず、雨ですっかり冷え込んだ空の下、タバコを吹かしながら熱ーいアート論を繰り広げていました。

「大地の芸術祭ー新潟越後妻有アートトリエンナーレ2006ー」の詳細は
http://www.echigo-tsumari.jp/

GREEN ROCK

BeGood Cafe Tokyo 平野 剛

「光をあたたかいと思うこと、風を感じること、それらを受け取った時に、その中には無数の目に見えない生き物が息づき、いっせいに輝いています。それは少しずつためられ、或るとき静かに流れ出します」一人ピアノと向き合って座り、空間の中に音を生み出していく……。淡々とした中に確信に満ちた安らぎを生み出すステージは、まさにこの言葉を再現しています。豊かな感覚と繊細な情感を広げる音の世界。しばしの沈黙、そして終焉を知らせるライトとともに会場には大きな喜びが満ちあふれました。

Smileワークショップ サウンド・メディスン/声の薬
國分利江子(ニューヨーク認定マッサージ・セラピスト)
BeGood Cafe Tokyoクリスタルボウルという楽器を知っていますか? いろんな大きさの足のないお椀のようなカタチの楽器を使って演奏するのですが、倍音のように響くその音色は癒しの効果が高いのだそうです。今回登場したのは國分利江子さん。声の出し方と体に生まれる感覚を組み合わせたヒーリングをレクチャー。会場には荘厳な雰囲気とリラックス空気が流れ、参加者の皆さんもその心地よさにしばし酔いしれているようでした。

アート・ギャラリー
“もったいない” Waste Me Not Calendar 2007
世界のデザイン賞を受賞した読売広告社のカレンダーの展示・販売をしました。
「もったいない」に基づいた、今に伝わる暮らしの知恵を集め、実用性とデザイン性の高いカレンダーです。
詳しくは、http://www.yomiko-design.com/

ワールドレポート
BeGood Cafe Tokyo森田玄さんから日本ではなかなか耳に入らない世界のニュースを紹介するこのコーナー。「ディキシーチックス」という女性グループをフューチャー。全米で大ブレイク、しかし「ブッシュ大統領が同じテキサス出身で恥ずかしい」と政治的発言をしたことから一気にメディアから相手にされなくなってしまった彼女達。CDの不買運動など大変な出来事が起こったそうです。しかし彼女達の活動を取り上げた映像ができるなど、追い風も吹いている模様。頑張れ!!ディキシーチックス!!

BeGood Cafe Tokyo speak out! art action information−1
最近エコロジー関係の雑誌などでもよく目にするようになった「もったいない」という言葉。読売広告社がつくった「もったいないカレンダー」は各国のデザイン賞でも評価を受けているスグレモノ。ミシン目が入っていて使い終わった後も日付入りのメモ用紙として使用でき、しかも毎月「生活の知恵」をテーマに構成されているという力の入ったもの。スタッフの方に聞くと、その内容は練りに練った永久保存版クラスの自信作なのだとか。美しくデザインされた写真といい、カレンダー以外の楽しみ方がいくつもありそうですね。
BeGood Cafe Tokyo speak out! art action information−2
「treasured trush」ゴミが宝になる”資源バコ”をクリエイター達がデザイン! 「持続可能な社会」をデザインで実現していこうという新しいプロジェクトが発足している。約30組のデザイナーが参加してのこの企画はgift_の池田さんが中心となって呼びかけたもの。中には行政と共同で実用化の話しが生まれたものもあるのだとか。アートが世界を変える日がやってくるかもしれません。
BeGood Cafe Tokyo speak out! art action information−3
続いては写真家として、またトークイベントなどを通じて「未来の新しい暮らし方」を提案している瑳山ゆりさん。そんな彼女からWORLD PEACEのイベント紹介。彼女の感性で切り取られたポートレイトはどの笑顔もまぶしい!
BeGood Cafe Tokyo speak out! art action information−4
そしておなじみ谷崎テトラさんの登場。この日は開場と同時に素敵な手書きステッカーを配っていた彼。それが「FREE HUGS」! 紹介されたミュージッククリップには「FREE HUGGS」と書かれたプレートを持った男性が登場。街を行き交う人々とHUGし合う様子が映し出されましたが、これをみるとなぜか心があったかくなるのです。会場では「FREE HUGS」があちこちで発生していました!

BeGood Cafe Tokyoいろんな人がいろんなカタチでつながりをつくっていこうとしている。そんな実感を持たせてくれた今回のBeGood Cafe。ゲストの方々が持つシャープな頭脳と豊かな感性にビリビリ刺激をいただいた1日でした。皆さんありがとうございました!

そしてこの会を最後にしばらく産休に入る司会の丹羽順子さんと制作のカナシロリエさん、お疲れさまでした! 幸せなお母さんになって帰ってきてくださいね!

ゲストプロフィール

■北川フラムさん
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター、アートフロントギャラリー代表


■佐藤直樹さん
CET(セントラルイースト東京)メインプロデューサー、アジール・デザイン&アジール・クラック、アートディレクター


■平野 剛さん
ミュージシャン

鎌倉市在住。音楽家。橋本一子氏に師事。90年よりカナダを中心に活動を始める。
自然に対峙し、ピアノ、ピアニカ、声、パーカッション等を用いた音楽を演奏。光をあたたかいと思うこと、風を感じること、それらを受け取った時に、その中には無数の目に見えない生き物が息づき、いっせいに輝いています。それは少しずつためられ、或るとき静かに流れ出します。

096 エコプロダクツ2006

お知らせ

エコプロダクツ2006 SPECIAL
『信藤三雄と安斎肇は、エコか?』

DATE : 2006年12月16日(土)

ピチカートファイブのグラフィックなど、日本をリードするオシャレなデザイナーであり、坂本龍一さんと『エロコト』を創刊した信藤三雄さん。そして、タモリの空耳アワーのソラミミストで有名な安斎肇さんが、ご登場。

素敵な信藤さんと、なぜか笑ってしまう安斎さん。
さすがに笑えるトークとなり、結果、おふたりともエコでした!

今回、エコプロダクツ2006展でBeGood Cafeは、エコプロマーケット(BeGood Village)、会場内エコツアー、お馴染みのレストランなどを運営しました。
また、グリーンズの「エコプロ速報編集部」も登場。
制作協力したアウトドアランドというアウトドアの紹介ゾーンに高さ7メートルのクライミングウォールを設置。子ども達が大喜びで登っていました。

左の写真はエコプロマーケット(BeGood Village)の入口。
今回も楽しくエコなショッピングをお楽しみいただきました。

自然食レストラン Natural Food Cafe。

今年の人気・新メニューは「山の幸茶漬け、海の幸茶漬け」でした。

たくさんのお客様が来てくださいました。

制作をお手伝いした「アウトドアランド」。
マウンテン/自転車/水遊びなど、楽しいアウトドアの入門編。

アウトドアランドのお薦めは写真右のクライミングウォールでした。
高さ7メートルに登るチャレンジに、チビッコ達も大喜びでした!!

ゲストプロフィール

■信藤三雄さん
アートディレクター、映像ディレクター

信藤三雄1985年、コンテムポラリー・プロダクション設立。
松任谷由実のアルバムジャケットの制作を機に本格的にジャケットデザインを始める。以降、ピチカート・ファイヴ、Mr.Children、MISIA、元ちとせ、GLAYなど、これまで手掛けたレコード&CDジャケット数は約900枚にも及ぶ。2005年、「ほっとけない世界のまずしさ」キャンペーン(ホワイトバンド・プロジェクト)で、映像プロデューサー、アートディレクターをつとめる。2006年夏、初の劇場長編映画「男はソレを我慢できない」を発表。同年秋には坂本龍一氏と雑誌「エロコト」を創刊。

■安斎肇さん
イラストレーター、アートディレクター、ソラミミスト

安斎肇JAL「リゾッチャ」キャンペーンの初代王様『太平洋ちゃん』など、主にキャラクター・デザインを中心に様々なジャンルで活躍。1992年よりテレビ朝日系「タモリ倶楽部」“空耳アワー”にソラミミストとして出演。また、みうらじゅん氏と“勝手に観光協会”としてスカイパーフェクトTV「なまはげ兄弟」を放送中。今年12月からは、NHK「みんなのうた」で作詞・作曲・歌とキャラクターデザインを担当した『ホャホャラー』がオンエア予定。

BeGood Cafe 大分 Vol.2 レポート

BeGood Cafe 大分 Vol.2 トーク
トークゲストの竹下和男先生がはじめられた『弁当の日』の条件は「親は決して手伝わないでください」。

こどもが自分で弁当をつくることにより調理技術の習得だけでなく、親に対する感謝の気持ちやもったいないの心をはぐくみ、生きる力を身に付けていく姿が紹介されました。家族の会話が増えたり、こどもたちの家庭での役割の発見につながる・・・くらしの時間を見つけ呼び戻してくれる「弁当の日」の試みは、バイタリティーあふれる竹下先生によって日本中に旋風を巻き起こしそうな予感がしました。


BeGood Cafe 大分 Vol.2BeGood Cafe 大分 Vol.2
BeGood Cafe 大分 Vol.2BeGood Cafe 大分 Vol.2
飲食
今回は「思い出のお弁当大集合!」ということで、参加者の方々がそれぞれの思い出の弁当のおかずを持ってきてくれました。卵焼き、ひじきの煮物、車麩のフライetc.
懐かしいものや珍しいものがずらりと並び、エピソードなども紹介されました。他にもアイガモ米のオニギリや雑穀料理などのおかず販売があり、ブッフェ式のランチタイムには参加者全員で「いただきます」。
お茶のソムリエなる茶ムリエさんによる緑茶コーナーと甘酒コーナーもあり、とても美味しくワクワクしたランチタイム&ワークショップでした。

BeGood Cafe 大分 Vol.2 ライブ
津軽三味線奏者の森山由希華さんは若いころ家元である父親に反発していたそうですが、自然の流れのように故郷に戻り同じ道を歩み始めたそうです。
ほのぼのとした雰囲気の中でも力強い津軽三味線と柔らかな三線を弾き分け、時に美しい歌声も披露してくれました。
自らもマイ箸を持ち始めて1ヶ月という森山さん。会場に参加していた“マイ箸広め隊”隊長さんから隊員第98号に任命されました。まさに「素敵ないいこと」をはじめられている森山さんに拍手です。


BeGood Cafe 大分 Vol.2BeGood Cafe 大分 Vol.2
BeGood Cafe 大分 Vol.2BeGood Cafe 大分 Vol.2
BeGoodマーケット
“BeGoodマーケット”と題したコーナーでは、卵や白砂糖を使わないナチュラルスイーツやフェアトレードのチョコレート・雑貨などが販売され、あれこれ質問しながら買い求めるお客さんとお店の方で楽しそうなおしゃべりに花が咲いていました。
また書籍のブースにはマクロビオティックから布ナプキン、環境問題などさまざまな分野の「素敵ないいこと」を始めるためのヒントとなる図書がたくさん並べられ、思わずじっくりと立ち読みしてしまうお客さんやスタッフの姿も見られました。

BeGood Cafe 福岡 Vol.9

テーマ 『パーマカルチャーとエコビレッジ』

地球温暖化など環境への危機感が高まりつつある今、私たちの日々の暮らし方が問われています。農薬で汚染されてないオーガニックな野菜を求める人が増え、さらには自給自足的ライフスタイルが注目を浴びてきています。

循環、永続可能、共生といった言葉が、自然に回帰しようという人々の共通して持つキーワードとなっています。地球の生態系を破壊せずに、自然と人間が共生していくためにはどのようなライフスタイルが望ましいのでしょうか。
BeGood Cafe 福岡 Vol.9

わたしたちは一つの選択肢として、資源循環型の暮らしをデザインするための実践的学問であるパーマカルチャーを提案いたします。さらにはエコロジカルな住居と、エコビレッジについても紹介します。

スケジュール 2008年2月24日(日)12:00〜19:00

12:00〜 開場
13:00〜13:30 オープンマイク
13:30〜14:00 NPOインフォメーション
14:00〜15:00 ビーグッドインフォメーション
15:00〜17:00 ビーグッドトーク
17:00-18:00 LIVE
19:00 終了

日 時: 2月24日(日)12:00-19:00
会 場: ピエトロズカフェ百道浜店
福岡市早良区百道浜2-4-27 AIビル1F
092-852-2535
http://www.pietro.co.jp/restaurants/rs_0086.asp
料 金: 1,500円(当日券のみ、ドリンク1杯含む)
中学生以下無料、出入り再入場可
トークゲスト: 設楽清和さん(パーマカルチャー・センター・ジャパン事務局長)
松下修さん(パーマカルチャーネットワーク九州代表)
山田信行さん(NPO循環型たてもの研究塾理事長)
ライブゲスト: Leilani / レイラーニ
司 会: シキタ純、倉地マキ子
プロデュース: シキタ純、常冨泰弘
ディレクター: 倉地マキ子、高木敏郎
協 力: ピエトロズカフェ百道浜店
主 催: BeGood Cafe Fukuoka
お問い合わせ: fukuoka@begoodcafe.com
090-3071-5377(常冨)

ゲストプロフィール

トークゲスト
BeGood Cafe 福岡 Vol.9

■ 設楽清和さん
パーマカルチャー・センター・ジャパン事務局長

 
新潟で4年間農業に従事した後、ジョージア大学大学院で環境人類学を学ぶ。帰国後、神奈川県藤野でパーマカルチャーの日本型モデルを確立するために、センターを設立。様々なワークショップを行っている。身の回りのあらゆる動物・植物・建築・エネルギー・コミュニケーションなど多種多様な要素を活かす生活スタイルのデザインを提案している。
http://www.pccj.net/

BeGood Cafe 福岡 Vol.9

■ 松下修さん
パーマカルチャーネットワーク九州代表理事

 
熊本市在住。現在熊本大学大学院公共社会政策学博士課程在学。熊本大学非常勤講師、鹿児島大学非常勤講師。松下生活研究所代表。NPO法人パーマカルチャーネットワーク九州代表理事。宮崎県諸塚村の山村政策に14年ほどかかわり、産地直送住宅の企画開発推進、地域資源の利活用のコンサルティングなど地域づくりをする。現在は、森林認証を生かした流通システムの構築、推進。また有機農産物生産者の流通プロデュースなどにかかわる。また、農山村に於ける生活産業とコミュニティの自立的形成を研究中。
http://www.pcnq.net/

BeGood Cafe 福岡 Vol.9

■ 山田信行さん
NPO循環型たてもの研究塾理事長

 
一級建築士事務所、自然空間設計室主宰。「木と土の家をつくる会」代表、「NPO法人循環型たてもの研究塾」理事長を務め、毎週末に開催する「家創り塾」や「農ある暮らしのデザイン塾」などを主催。それらの塾からできた平均60歳の「匠楽の会」の方々と共に、佐賀県武雄市若木町を中心に「エコ・ヴィレッジ」建設に取り組むなどの活動を行っている。
http://junkan.info/

ライブゲスト
BeGood Cafe 福岡 Vol.9

■ Leilani/レイラーニ

 
2001年ポールマッカトニーの音楽学院を卒業。2004年4月コロムビアM.E.より、1stALBUM『ほしのしずく』を発売。2006年2月よりLOVE FM(福岡)にて、レギュラー番組『レイラーニのWelcome to my little cafe』スタート。2007年2月2nd ALBUM『ひかりのわ』発売。6月3rd Album「Towa no kuni」発売。2007年11月に初のドイツ・ポーランドツアーを行う。伸びやかで強烈な歌声とファンタジックなメロディが独特の世界観を創り出している。

http://columbia.jp/leilani/

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