BeGood Cafe-Archive » オレンジプロジェクト

オレンジプロジェクト 甘夏オーナーズ倶楽部

青い海と空が望めるコミュニティ果樹園

 


甘夏オーナーズ倶楽部

orners2014

◎「甘夏オーナーズ倶楽部」って何?

放置されたミカン農園の維持再生を目指すNPO法人ビーグッドカフェの「オレンジプロジェクト」。その試みの一つとして「甘夏オーナーズ制度」が始まりました。
神奈川県小田原市はミカンの産地で昔から有名でしたが、農家の方々の高齢化や経済性から耕作放棄が進んでいます。自分たちで「天空園」と名づけた活動のベースは、ピクニック気分で通えるコミュニティ果樹園です。

最新の活動状況は下記サイトまたはfacebookページをご覧ください。
https://sites.google.com/site/kickosgreennetwork/home
https://www.facebook.com/甘夏オーナーズ倶楽部-745568218795460/

概要お問合せ甘夏について農園の様子

■オレンジプロジェクト 甘夏オーナーズ倶楽部 概要

場 所 神奈川県小田原市江之浦(JR根府川駅より車で約10分)
対 象 甘夏をご自身で収穫できる個人、グループ、企業、団体
料 金 10,800円(税込)/甘夏1本
会員登録対象期間:各年1月〜12月(1年間)
内 容 対象期間中、登録いただいた甘夏の管理、収穫を行っていただけるオーナー制度です。収穫した対象木の甘夏はすべてお持ち帰りいただけます。
主 催 NPO法人ビーグッドカフェ
企画・運営 甘夏オーナーズ倶楽部世話人会(倶楽部会員有志)
ama01 http://begoodcafe.com/archive-bgc/wp-content/uploads/2013/05/amaoku_2.pdf

■甘夏オーナーズ倶楽部 登録申込・お問合せ

メール・FAXにて、[1]お名前、[2]連絡先、[3]問合せ内容をご記入の上、ご連絡ください。追って詳細をご連絡いたします。

<お申込み・お問合せ>
amanatsuowner★gmail.com(担当:加藤、伊藤)
※★を@にして送信してください
TEL:03-6413-8801 FAX:03-6368-6410

■甘夏について

重量:1個200〜350g程度(外皮含む)

直径:約9cm〜10cm程度

特徴:爽やかな酸味と甘味が特徴の柑橘。外皮はやや厚く、種があります。

甘夏は1700年頃に日本で発生した文旦の血を引く大果柑橘「夏みかん(夏橙)」から生まれた品種で、夏みかんと比較すると、少し小さくつやがあり、酸抜けが早く甘味が強い特徴があります。甘夏は、昭和10年頃大分県の川野氏の園で、カラタチ台の普通夏橙として植栽された中から、減酸の早い品種として発見されたことから川野夏橙といわれていました。昭和25年に品種登録、昭和30年頃から愛媛県などで集団栽培が開始され、一時は温州みかんに次いで栽培されていた柑橘でしたが、昭和40年のグレープフルーツの輸入自由化によって大きな打撃を受け、生産・消費ともに減少傾向にあります。

■農園の様子

農園は相模湾を見下ろす高台にあり、晴れた日は休憩スペースから海が一望できます

お子さまから大人まで楽しく参加できます。

甘夏はそのまま召し上がるのはもちろん、皮もお料理やお菓子づくりにご利用いただけます。

オレンジプロジェクト2013年開催レポート


vol.09(2013.12.08)■ミカン農園(第1農園):開催レポート

ミカンの収穫祭♪お餅つき
2013年の締めくくりとなる今月のワークショップ。からっとした冬晴れの天気に恵まれ、14名の方にご参加いただきました。

10:20~11:00 農園の観察、ミカンの収穫、枯れ草の整理
まずはミカンの収穫♪今年は農園のいたるところにミカンが実り大豊作。参加者の皆さんで、手分けをしながらミカンを収穫していきます。

2013Dec08-12013Dec08-22013Dec08-3

2013Dec08-42013Dec08-5

また、農園の中腹では、6年目にしてついに実ったキウイも収穫していきます。このままでは少し硬いのですが、りんごと一緒にビニール袋に1ヶ月ほど入れておくと、りんごの発するエチレン酸で追熟し、甘くておいしいキウイとなるそうです。

2013Dec08-62013Dec08-7

11:00~13:00 お餅つき

もち米がおいしく炊き上がり、次は毎年恒例のお餅つき♪毎年参加してくださる皆さんの手馴れた手つきのおかげもあって、あっという間に2升のお餅がつきあがりました!

2013Dec08-82013Dec08-92013Dec08-10

つきあがったお餅は、大豆から手づくりしたきな粉や、あんことあえたり、大根おろしでからみ餅にして、おいしいランチとしていただきました。また、10月のワークショップで屋根を作った石釜を使って、野菜スープをつくりました。野菜はいつもお世話になっているSさんの手作り。おいしい野菜と、芯まで熱の通ったおいしいスープができました!

2013Dec08-112013Dec08-122013Dec08-13

2013Dec08-142013Dec08-152013Dec08-21

13:00~14:00 ミカンの収穫

おいしいランチを食べた後は、引き続きミカンの収穫をおこないました。木々によって微妙に異なるミカン味を楽しみながら収穫

2013Dec08-162013Dec08-172013Dec08-18

14:00~15:00 今年の振り返りと来年へ向けて

最後に2013年のまとめとして、今年1年間のオレンジプロジェクトの振り返りと、来年への向けての意見交換をおこないました。生活の一部として、オレンジプロジェクトのワークショップを楽しんでいるという大変嬉しい意見を聞くことができました。今年も1年間、ありがとうございました。

2013Dec08-192013Dec08-21

ビーグッドカフェ主催のオレンジプロジェクトは、今回で最後となりました。長年、これまでオレンジプロジェクトにご参加いただいた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。

オレンジプロジェクトは来年から、運営主体が農園主のOさんへと移行していきます。参加募集や、プログラム内容のアナウンスは引き続きビーグッドカフェで行ないます。これからもオレンジプロジェクトをよろしくお願いします。


vol.08(2013.10.20)■ミカン農園(第1農園):開催レポート

お茶づくり・コーヒーの焙煎体験♪

早朝からの降りしきる雨にも負けず、10月のオレンジプロジェクトを開催しました!悪天候にも関わらず、5名の方にご参加いただき、お茶づくり・コーヒーの焙煎体験や石釜の屋根づくりを行ないました。

10:00~ オリエンテーション、自己紹介

今回は参加者の皆様に、自己紹介と合わせて、それぞれ「最近のちょっとした発見」をご紹介いただきました。「農園のレモンが例年になくたくさん実っている」という発見からはじまり、講師の四井さんからは「昆虫の天ぷら」がおいしかったという驚きの発言。和やかな雰囲気で始まりました。

10:20~ ワークショップ1 「石釜の屋根づくり」

オリエンテーションの後は、「石釜の屋根づくり」。雨ざらしの石釜は、使用する直前に雨が降ってしまうと、そのレンガにしみこんだ水分を飛ばすために、時間を要してしまいます。いつでも快適に使用できるようにしたいというリピーターの皆さんのご意見や、屋根のアイデアを受けて、今回のワークショップに至りました。
準備した材料は、ビニールハウスに使用する鉄パイプ(3本)、トタン板(1枚)ととてもシンプル。参加者の皆さんで、それぞれの材料の使い方/作り方を話合いながら、屋根作りを進めていただきました。
トタン板の寸法や位置、それぞれの鉄パイプの寸法など、シンプルとはいえ、決めることは盛りだくさん。参加者の皆さんで意見を出し合い、作業していきます。そして、作業開始から2時間、雨が小雨から本降りに差し掛かるところで、石釜の屋根が完成しました!

ora20oct-1 ora20oct-2 ora20oct-3
ora20oct-4 ora20oct-5 ora20oct-6

13:00~ アーバンパーマカルチャー講座「都会の暮らしとパーマカルチャー」

農ある暮らしへの関心の高まりと共に、「趣味」として農体験でストレスを発散するという段階から、「生態系を豊かにする」ために自発的な行動を起こすことが、都会に住む人たちにも求められはじめているのかもしれません。

ora20oct-7ora20oct-8ora20oct-9

13:30~ ワークショップ2 「お茶づくり/コーヒーの焙煎体験」

「お茶づくり/コーヒーの焙煎体験」ワークショップでは、農園のびわの木からとれた「びわの葉茶」、「黒豆茶」、「コーヒー」の3種類の飲み物づくりを行ないました。
びわの葉を煮出してできる「びわの葉茶」には、アミグダリンという薬効の高い成分が含まれており、アレルギーに効果的とのこと。参加者の方からは、「花粉症の季節にぜひ家庭でも取り入れてみたい」というお声をいただきました。
 黒豆茶とコーヒーのつくり方は、両方とも、焙煎網を使って煎るというもの。コーヒーの焙煎体験はオレンジプロジェクトでは初めてのプログラムとなるため、「コーヒーの色は焙煎していたからだったのか!」といった声もありました。焙煎が進むにつれて、香ばしい黒豆やコーヒーの香りがテラスに広がります。こういった材料の見た目や香りの変化を楽しむことも日常に取り入れると、日々の楽しみが倍増しますね。

ora20oct-10 ora20oct-11 ora20oct-12
ora20oct-15 ora20oct-13 ora20oct-14

15:00~ ふりかえり/まとめ

1日中、降り続くなかでの開催となりましたが、ご参加いただいた方からは、「雨でもテラスからの風景は素晴らしく楽しかった」、「普段の暮らしでは、雨のなかにいることは少ないけれど、楽しく過ごすことが刺激なった」といったコメントをいただきました。
次回はいよいよ2013年の最終回!12月8日、開催です。ぜひお越しください!

ora20oct-16


vol.07(2013.08.11)■ミカン農園(第1農園):開催レポート

天然酵母で石釜パンづくり体験!
連日、猛暑日が続くなかの開催となった8月のオレンジプロジェクト。酷暑にも関わらず、15名の方々にご参加いただき、農園の草刈りと、天然酵母を使った石釜パンづくり体験を行ないました。

10:20~ 農園の観察、草刈り
まずは、農園を観察しながら、農園を覆い尽くすように生い茂った雑草の草刈りをおこないました。汗を滴らせながら、参加者の皆さんで一丸となって、草で覆われてしまった果実の木の周りや、農園の通路を中心に草刈り。途中、キウイのパーゴラの下で一休み。パーゴラの下はひんやりとした空気に包まれていました。講師の四井先生によると、植物には温度を下げる力があるそうで、その力のおかげで、さんさんと太陽が照りつける農園でも、植物の下には、涼しい空間が作られているとのことです。参加者のおかげで、農園の雑草はすっきり刈り取られ、草で覆われてしまった果実の木々にもしっかり太陽の光が当たるようになりました!

ora13aug-1ora13aug-2

13:00~ ワークショップ「天然酵母で石釜パンづくり」
おいしいランチで、草刈りの労をねぎらった後は、お楽しみのワークショップ。今回は茅ヶ崎でパン屋さん「JiJi」を営む石木さんに講師としておこしいただき、パンづくりについてご指導いただきました。今回準備していただいたパン生地は「プレーン」「ライ麦」「ココア」の3種類。「レーズン」酵母で発酵させた生地と、「甘夏」「ブルーベリー」など小田原産の自家製ジャムを使って、参加者のみなさんには自由な発想でパンを作っていただき、個性溢れるパンが次々と焼き上がりました。石釜でふっくらと焼きあがったパンは、「生地がおいしい」と参加者の皆様から大好評でした。

ora13aug-3ora13aug-4ora13aug-5

14:00~ アーバンパーマカルチャー講座「発酵について」
今回のアーバンパーマカルチャー講座のテーマは、「発酵について」。発酵と腐敗は、微生物の作用としてはほぼ同じで、人間にとっていいものかどうか、それだけの違いという事実に驚きました。健康食品で「酵母」が取り上げられることが多いですが、自然界に存在する細菌やカビの作用を上手に使った食品だということを、日常的にさら意識したいと考えさせられる講座でした。

ora13aug-6

14:30~ 「ハーブ園づくり」
講座の後は、参加者Uさんが持参してくださったハーブ「バジル」「キキョウ」「セージ」の植え付けを行ないました。斜面に広がる農園の一段目には、Uさん企画のハーブ園が広がりつつあります。「セージ」は雑草に覆われて彼かけてしまったものを植え替えたもの。来月には元気に育っていてくれるのを願うばかりです。

ora13aug-7ora13aug-8

来月のオレンジプロジェクトは9月16日(祝・月)。ジンジャエールづくり体験を行なう予定です。お楽しみに!

ora13aug-9


vol.06(2013.7.14)■特別編「夏のまるごと体験DAY」開催レポート

小田原・根府川の魅力をぎゅっと凝縮!特別編として「夏のまるごと体験DAY」を開催!

青い海と緑の森に囲まれた小田原・片浦地区。片浦の自然や人が大好きな3団体((1)片浦“食とエネルギーの地産地消”プロジェクト、(2)日本コロニヘーヴ協会(エノコロ)、(3)NPO法人ビーグッドカフェが「かたうら好き×好き連」を結成!それぞれの素敵な活動をぐるりと回りながら体験できる特別編として「夏のまるごと体験DAY」を開催しました。申込みを開始すると、早々と定員オーバーとなり、満員御礼での開催となりました。お申込みいただいた皆様、ありがとうございました。

夏の暑い日ざしがさんさんと照りつけるなか、27名もの方にお集まりいただき、まず、向かったのは「寺山神社」。駅から向かう道中に「片浦電力」の太陽光パネルを発見!実際に子ども達がお祭りの練習をするための灯りにも使用したことがあるそうです。寺山神社では、地域の方からお祭りのお話を伺いながら、無形民俗文化財にも指定されている「鹿島踊り」を見学させていただきたきました。悪疫退散、航海安全のため、古くから受け継がれる踊りです。

20130714-120130714-220130714-3

20130714-520130714-5

お祭りの見学をした後、次に向かったのは、旧片浦中学校。校庭に広がる「キッチンガーデン」の見学や、きゅうりやトマト、紫蘇などの収穫体験をしました。

20130714-620130714-720130714-8

次に向かったのは、海を見渡せる甘夏農園へ。根府川駅から甘夏農園への移動は「ヒルトン小田原」様にご協力いただき、車内でほっと一息。

甘夏農園では、甘夏酵母で焼き上げたおいしいパンや、甘夏の砂糖煮いりのどら焼きやぜんざいの販売のほか、
甘夏サイダーの試飲など盛りだくさんなプログラムを楽しんでいただきました。なかでも人気だったのが、「甘夏採り放題」。本日のお土産にたくさん収穫していただきました!また、アジアンカレーのランチを、海を一望しながら楽しんでいただきました。

20130714-920130714-1020130714-11

その後、「ミカン農園」への場所を移し、今度は農園で採れたてのハーブ(ミント)を使ってハーブティーづくりを体験。今年で9年目となる農園づくりで、初めて実ったキウイのパーゴラの見学や、参加者の方の声を紹介しました。

20130714-1220130714-13

次はいよいよ最後のプログラム。デンマーク式週末コミュニティガーデン「コロニヘーヴ」体験です。かわいい小屋と緑にかこまれたコロニヘーヴの優しい雰囲気に包まれながら、手作りの梅ジュースをいただき、駆け足で根府川をめぐった労をねぎらっていただきました。

20130714-1420130714-1520130714-16

来月は8月11日(日)!ワークショップでは天然酵母を使ったパン作りを予定しています。ご都合の合う方は奮ってご参加下さい。


vol.05(2013.6.16)■ミカン農園(第1農園):開催レポート

草刈り、ハーブウォーターづくり、ハーブ苗植え付け

早朝にザーザーと降り注いでいた雨は、午後にはあがり、なんとか天候に恵まれての開催となった16日のワークショップには9名の方におこしいただき、草刈りやハーブウォーターづくり・ハーブ園づくりワークショップを行ないました。

10:00~ ワークショップ「ハーブウォーターづくり」
 まずは、初の試みとなるハーブウォーターづくりです。まずは農園ですくすくと生育しているハッカ(和製ミント)を大きなざるにいっぱいになるまで収穫し、手で小さくちぎり、お湯の入った密閉できる鍋にセットします。ハッカはこれで準備完了です。

鍋を蒸留器具(写真)に鍋をセットします。一見難しそうに見えますが、原理は「ハーブ入りの沸騰した水蒸気を冷やす(蒸留)」とのこと。やり方によっては、家にあるものでも簡単に再現できます。ハッカをセットして5分後、ポタッ、ポタッとハーブウォーターが落ちてきました。ハッカの爽やかな香りが漂います。
12

10:30~ アーバンパーマカルチャー講座「ハーブのある暮らしを楽しむ」/「ハーブ園づくり計画」
ハッカの爽やかな香りに包まれながら、四井先生によるパーマカルチャー講座をおこないました。今回のテーマは「ハーブについて」。ハーブというと西欧のイメージが強く、香りを楽しんだり、お茶にしたりするイメージが強いものの、なかには薬効の強いものもあり、生活の取り入れ方には様々な方法があるとのこと。例えば、ハッカから作られる「メントール」はのどの炎症を抑える薬やリップクリームに広く取り入れられていますが、そのほかに、消化不良や風邪の改善にも良いとのこと。

ハーブの効能を学んだ後は、参加者の皆さんで「ハーブ園づくり計画」について話し合いました。今回のワークショップでは、「ラベンダー」、「マロー」、「マルベリー」などの苗を植えていきます。このハーブ園作り計画は、これまでに20回以上オレンジプロジェクトに通ってくださっているUさんの発案によるもの。農園の全体的なデザインも考えて、それぞれを植える場所をご提案いただきました。ご協力ありがとうございました。

34

11:00~ 農園の観察、草刈り
ハーブウォーターの抽出には時間がかかるため、その時間を使って、農園の観察と草刈りを行ないました。1ヶ月ぶりに訪れた農園には、夏の暑さが本格化したこともあって、うっそうと草が生い茂っていました。斜面を下って農園の観察をしながら、草を刈っていきます。特に参加者の皆さんが注目したのは、パーゴラにたわわに実ったキウイたち。数年かけて初めて実ったキウイだけあって、秋~冬にかけて収穫するのが楽しみになりました。
また、合わせてUさんの指導のもと、ハーブの苗の植え付けも行ないました。

56

12:00~ ランチ/ワークショップ「石釜の屋根づくり」
ランチは毎月恒例のアジアンカレー。なんと今回は参加者のSさんから、畑でとれたおいしい野菜を差し入れていただき、早速、たまねぎをサラダに使わせていただきました!とっても甘くておいしかったです。ありがとうございました。
おいしいランチを食べた後は、今後のワークショップで計画している石釜の屋根作り計画を参加者の皆さんで話し合いました。
応急処置案、しっかりした屋根を作る案など、素材や骨組みの組み方など様々な意見が飛び交いましたが、木材を使ったしっかりした屋根を作るということでまとまりました!こちらも秋に実施するのが楽しみです。

14:00~ 草刈り
石釜づくりの話し合いのあとは、引き続き草刈りをおこないました。ハーブが見えないほど生い茂っていた草を丁寧に手刈りして、農園は見違えるようにきれいになり、今回のワークショップは終了となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

78

9

次回は7月14日(日)開催です。7月は特別編として、根府川地区で同じように活動している2団体と協働し、「夏のオープンデイ」と題して、地域の伝統や、デンマーク式週末農業スタイル「コロニヘーヴ」等も体験できるいつもとは違った体験が出来るスペシャルデイです。

◎詳細はこちら
ご都合の合う方はふるってご参加下さい。

Vol.04(2013.05.19)■ミカン農園(第1農園)開催レポート

草刈り、甘夏の石けんづくり、甘夏の収穫

雨の予報を吹き飛ばし、晴天に恵まれ開催となった今回のオレンジプロジェクト。甘夏の収穫、花の咲く季節が重なったこともあって、柑橘のほのかな甘い香りに包まれながら、15名の方にご参加いただき、草刈り、甘夏の石けんづくりの、旬の甘夏の収穫を行ないました。

10:20~ 農園の観察、草刈り
すくすくと育った草で農園が覆われる季節がやってきました。柑橘の木の周りや植物を育てている部分を中心に農園を全体的に草刈りしていきます。急な斜面に広がる段々畑の農園の草刈りを進めながら、5年前に植えたキウイ棚の紹介や、農園に生えている植物の紹介も行ないました。

2013may19-12013may19-2

11:30~ 甘夏の石けんづくり
草刈りのあとは、9年目にして初の取り組みとなる甘夏の石けんづくりです。甘夏の皮から、精油を「圧搾法」という方法で抽出するため、まずは、甘夏の皮を細かく刻んでいきます。その後、細かく刻んだ甘夏に圧力をかけ、少しづつエッセンスを抽出します。

2013may19-32013may19-4

12:00~ ランチ、アーバンパーマカルチャー講座 「自然の香りを暮らしに活かす」、石けんづくり(続き)
おいしいアジアンカレーを食べた後は、アーバンパーマカルチャー講座。今回のテーマは「自然の香りを暮らしに活かす」です。身近にある自然の香りを、生活に活かすための様々な知恵を学びました。ご参加された方のなかには、既に「ゲットウ」を防虫に使用している方もいました。
講座の終了後は、甘夏の石けんの仕上げ。今回は「石けん素地」を使ってのワークショップ。まずは石けん素地にお湯をいれ、耳たぶぐらいのかたさになるまでよく練ります。その後、午前中に抽出した甘夏のエッセンスを加えていきます。ほんのりオレンジ色に色づいたら、好みの形に整えていきます。型抜きをする方、表面に花びらを添える方など、ご参加いただいた方、それぞれ個性溢れる石けんが完成しました。

2013may19-52013may19-6

14:10~ 甘夏の収穫
ワークショップ終了後は「第3農園」に移動して、旬の甘夏の収穫を行ないました。全体で80本近くある木々に、たわわに実った甘夏を収穫。長年、剪定など行なわれていなかった農園の甘夏は、どれも背伸びしても届かないほど、高い所に実っているため、木登りする収穫チームと、収穫した甘夏をキャッチするチームに分かれ、収穫していきました。あっという間に100キロ近い甘夏を収穫し、今回のワークショップは終了となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

2013may19-72013may19-8

Vol.03(2013.04.29)■ミカン農園(第1農園)開催レポート

草刈り、生態系調査&野草の収穫、甘夏の収穫

すがすがしい春の気候にも恵まれた今回は、ご家族連れや初めてご参加の方にも多くおこしいただき、24名もの参加がありました。ワークショップでは草刈りのほか、今回が初の試みとなる生態系調査&野草の収穫、先日のアースデイでも販売した甘夏の収穫をおこないました。

10:20~ 農園の観察、生態系調査&野草の収穫、草刈り
今回初の試みとなる生態系調査&野草の収穫。特別講師の池竹先生(植物調査の専門家)を招いて、農園の生態系についてお教えいただきました。いつもミカンの木の生育を阻む「雑草」として草刈りしている野草でも、若芽の部分は食べられるとのこと。若芽を摘み取り収穫、その後その他の部分を草刈りしていきました。収穫したのは、カラムシ、ヤブガラシ、ドクダミなど例年草刈りしたことはあったけれど、食べられるとは想像もしたことのないものばかり。収穫した野草はランチでてんぷらにして、早速試食です。
野草リストはこちら→

2013Apr29-12013Apr29-12013Apr29-3

12:00~ ランチ・アーバンパーマカルチャー講座
ランチは天ぷらうどん。先ほどの草刈りで収穫した野草たちの試食です。それぞれの野草には、粘りがあったり、少しだけ苦味があったりと、その特徴を味わいます。野草の天ぷらは、数年オレンジプロジェクトに通ってくださっている参加者の方にも大好評で「これまでは雑草だと思っていたけれど全然青臭くなくて安心した」「こんなにおいしいならもっと早く食べてみればよかった」「雑草だらけの農園を見るとため息がでていたけれど、おいしそうに見えるようになった」といった感想がよせられました。

ランチの後は、四井先生のパーマカルチャー講座。今回のテーマは「野菜」。野草は農園に自生しているけれど、私達が日ごろ食べている野菜は、実はほとんど海外から渡来しているものであること、野菜の育て方、ひいては大地との関わり方まで、今日の体験を参加された方、皆さんの都会の暮らしのなかで活かしていただきたいヒントがたくさん盛り込まれていました。

2013Apr29-42013Apr29-52013Apr29-5

13:20~ 甘夏の収穫
講座の後は、80本以上の甘夏の木を保有している第3農園へ場所を移して、旬の甘夏の収穫を行ないました。アースデイでは「昔ながらの味がする」「甘酸っぱくておいしい」と大好評だった甘夏です。特別講師の池竹先生の「完熟して落ちてしまっている甘夏が一番おいしい」とのアドバイスをもとに、みんなで試食してみると確かにおいしい!たくさんの発見に満ちたワークショップとなりました。ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

Vol.02(2013.03.10)■ミカン農園(第1農園)開催レポート

施肥、キウイ棚(パーゴラ)の修復、野草の苗の定植他

いよいよ2013年のワークショップがスタート。集合場所の根府川駅では、きれいな「おかめ桜」が出迎えてくれました。今回はみかん農園の近くの甘夏農園(第3農園)で開催している甘夏オーナーズ倶楽部のオリエンテーションも同時開催となり、お昼には全員合流してランチを楽しんだ他、今年の新たな試みである参加者中心の自主プログラム(アダプトプログラム)として、パーゴラの修復や苗の定植を行いました。

10:20~ 農園の観察、施肥
午前中はみかんの木にとって大切な施肥を実施。根の先の養分を吸収しやすい部分に肥料があたるように、枝のはり方を見ながら、苗木を中心にドーナツ上に肥料をまいていきます。今回はかき殻と菜種粕を適量まいた後、マルチ(地面を覆って雑草や乾燥を防ぐもの)になるように堆肥をかぶせました。午前中はオーナーのオリエンテーションと重なり、人数は少なかったものの、息のあったチームワークで予定していた木全てに施肥をすることができました。

2013mar10-012013mar10-022013mar10-03

12:00~ ランチ/アーバンパーマカルチャー講座
ランチはオレンジプロジェクトの定番アジアンカレー。今回は参加者の方がご自宅の畑で育てたネギの七輪焼きや、甘夏オーナーのパン屋さんによる甘夏酵母パンも登場!甘夏農園でのオリエンテーション参加者も合流し、豪華な昼食になりました。ランチの後は、四井先生のパーマカルチャー講座。今回のテーマは「暮らしをデザインする」。パーマカルチャーの考え方や土づくり、午後のアダプトプログラムに向けた話をしていただきました。

2013mar10-042013mar10-05

13:20~ キウイ棚(パーゴラ)の修復、野草の苗の定植、ロケットストーブ試運転など
午後は再び甘夏農園に戻って作業をするオーナーと、午後のアダプトプログラムに参加する方に分かれて作業を開始。

今回のアダプトプログラムのメインは、キウイ棚(パーゴラ)の修復。畑の中に休める日陰がほしいとのことで、2008年のワークショップ参加者でつくったパーゴラ。その時に植えたキウイの苗木も育ち、昨年は初めて実をつけることができたのですが、年々大きく育つキウイの重みや木材の劣化により、昨年冬に柱が倒れて、パーゴラも崩れてしまっていました。今回は講師四井さんのアドバイスの元、参加者中心に試行錯誤の末、新たに単管を打ち込んで補強する形で見事パーゴラが復活しました!これで今年もキウイが実をつけることができそうです。
その他、今回は参加者の自主プログラムとして、オダマキなどの野草の苗の定植や、持参いただいたロケットストーブの試運転などを行いました。ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

2013mar10-062013mar10-072013mar10-08

2013mar10-092013mar10-102013mar10-11

Vol.01(2013.02.21)キックオフミーティング開催レポート

今年で9年目を迎えるオレンジプロジェクト。2013年もいよいよ始まります!オレンジプロジェクトでは毎年、月例ワークショップ開始に先立ち、参加者の皆様と一緒にワークショップ内容を考える「キックオフミーティング」を都内にて開催しています。先日21日に開催したキックオフミーティングには、平日にも関わらず13名の方にご参加いただき、和気あいあいとした雰囲気のなか、2013年の活動計画を立てました。

今年のオレンジプロジェクトの柱は「アダプト・プログラム」。活動9年目を向かえたオレンジプロジェクト。毎月のように農園通ってくださる方からは、「月に一度、小田原の農園にいくのが生活の一部になっている」とい方もおり、皆さん根府川の農園にはとても愛着を持ってい下さっています。そんな参加者の皆様の「農園であんな取り組みをしたい」「こんなものを作ってみたい」とこれまで思い描いていた企画を、ぜひやっていただこうという参加者主体のプログラムをスタートすることといたしました

orange01-2orange01-1

代表のシキタよりアダプト・プログラムの趣旨をご説明させていただいた後、ワークショップで実際にどんなプログラムを実施したいか2つのグループに分かれて話し合いました。

ワークショップでは、「発電をしたい」「石釜の屋根を作りたい」「パーゴラを作りたい」「ロケットストーブで料理がしたい」「竹かごを作りたい」「雨水タンクを農園に複数設置したい」「農園の生態系調査をして野草を食べたい」「みかんの皮からアロマオイルを作りたい」など、農園を良く知る参加者の皆様ならではの意見が飛び交いました。

orange01-5orange01-6

それぞれのプログラム毎にリーダーを任命。リーダーを中心にワークショップの企画をしていただくこなりました。次の3月10日のワークショップでは、昨年の台風で壊れてしまったパーゴラ(キウイ棚)の修復、4月にはロケットストーブで調理体験をする予定です!

昨年の「食」にフォーカスした内容とはまた一味違ったオレンジプロジェクトになりそうで、とても楽しみです。ご興味のある方は、ぜひご参加下さい!お待ちしております。

orange01-3orange01-4

ワークショップ(パーマカルチャー講座と農体験)

月例ワークショップ 概要 | 月例ワークショップ 年間開催予定
コンセプトや農園紹介はこちら | フェローシップ制度はこちら

■月例ワークショップ 概要

農園でやってみたいことを実践!「アダプト・プログラム」開始!

2013年は、みかんの栽培作業やアーバンパーマカルチャー講座に加えて、ご参加者の皆さんの「農園でこんなことがしたい!」という自主企画(アダプトプログラム)をどんどん実践していただきます。毎月のように通ってくださっているMasterやSeniorの皆さんを中心に、参加者の方たちの自由度の高い農園作りを行います!→詳細はこちら

■ 集合場所と時間 JR東海道線根府川駅前 9:30集合、15:30頃 同場所にて解散予定
■ 参加費と詳細
  • 一般3,000円 BG会員2,500円 学生2,000円(ランチ、保険付)
    *学生の方は当日学生証をご提示ください
    *小学生以下無料
  • 東海道線根府川駅までの往復交通費は自己負担となります。
  • 1回のご参加につきアースデイマネー500rを差し上げます。(アースデイマネーの詳細はこちらをご覧ください
■ 服装・持ち物 しっかりとした靴or長靴(みかん畑が傾斜地のため)

  • 長袖、長ズボン(汚れても良い服装)、カッパ
  • 帽子、軍手、タオル、着替え
  • マイカップ、マイ皿、マイスプーン&フォーク
  • 袋類(収穫物や汚れたものをいれられるもの)
■ 備考
  • 小雨決行(中止の場合のみ、前夜までにご連絡いたします)
  • 畑には駐車スペースはありません。
■ 定 員 20~25名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
■ 主 催 NPO法人ビーグッドカフェ
■ 協 力 アースデイマネー、小田原市
■ 講師 四井真治(農業コンサルタント、パーマカルチャー・デザイナー)

■ワークショップ 年間開催内容(2013年)

第1農園:ミカン農園

作業内容 アーバンパーマカルチャー講座
3.10(日) 草刈り、施肥、キウイ棚(パーゴラ)の修復、野草の苗の定植、ロケットストーブ試運転 暮らしをデザインする
4.29(祝・月) 草刈り、甘夏の収穫(甘夏農園) 野菜と野草(生態系調査&野草の収穫・食事)
5.19(日) 草刈り、甘夏の収穫(甘夏農園) 自然の香りを暮らしに活かす(石けんづくり)
6.16(日) 草刈り、ハーブ苗植え付け ハーブのある暮らしを楽しむ(ハーブウォーターづくり、ハーブ園づくり計画)
7.14(日)※特別編「夏のまるごと体験DAY」として開催 草刈り、摘果 (若い実を摘む) 農園でのパーマカルチャーを紹介(ミント摘み、ハーブティづくり)
8.11(日) 草刈り、ハーブ園づくり 発酵について(天然酵母で石釜パンづくり)
9.16(祝・月)※台風のため中止となりました 草刈り ジンジャーエールづくり
10.20(日) 石釜の屋根づくり 都会の暮らしとパーマカルチャー(お茶づくり/コーヒーの焙煎体験)
12.8(日) 温州ミカンの収穫 ふりかえり


そのほかにも、下記のプログラムを実施予定です。
※詳細が決まり次第、ウェブやメールニュース等でご案内させていただきます。

・農園にあるもので発電体験
・石釜の屋根
・竹かごづくり
・雨水タンクづくり
・生態系を調査して、野草を食べよう
・みかんの皮からアロマオイルをつくろう

第3農園:甘夏農園

オレンジプロジェクトの新たなアクションとして、甘夏オーナーズ倶楽部ができました!
第3農園(甘夏農園)は甘夏オーナーズ倶楽部の有志の皆さんによって運営されています。

1本の木から収穫できる甘夏は約60kg以上。化学肥料や農薬は使用していないので、皮までおいしく味わうことができます。ご友人同士やご家族でのご利用も可能です。土にふれる生活を楽しみながら、旬の味覚を満喫しませんか?

甘夏オーナーズ倶楽部についてはこちら

「夏のまるごと体験DAY」開催! 7月14日(日) @小田原・片浦地区

青い海とみかんの里、小田原・片浦エリアを遊び尽くす! いつもとは一味ちがう楽しさを再発見

umi
青い海と緑の森に囲まれた小田原・片浦地区。片浦の自然や人が大好きな3団体(①片浦“食とエネルギーの地産地消”プロジェクト、②日本コロニヘーヴ協会(エノコロ)、③NPO法人ビーグッドカフェが「かたうら好き×好き連」を結成!それぞれの素敵な活動をぐるりと回りながら体験できちゃうスペシャルな一日。いざ小田原・片浦へ!

特別編「夏のまるごと体験DAY」開催レポートはこちら

楽しい体験プログラム

● 無形民俗文化財「鹿島踊り」の見学

まずは地元の伝統に触れましょう。寺山神社にて無形民俗文化財にも指定されている「鹿島踊り」を見学します!悪疫退散、航海安全のため、古くから受け継がれる踊りです。

● 片中校庭キッチンガーデンと、片浦電力の太陽光パネル発電見学!

旧片浦中学校(片中)の校庭を耕して作ったキッチンガーデン、土や石で手作りした野外キッチンやビオトープなど、自然界の循環が観察できるパーマカルチャー・ガーデンです。
また、地域を散策しながら「片浦電力」による住民手作りの小型太陽光パネルをご案内します 。

● デンマーク式週末コミュニティガーデン「コロニヘーヴ」を体験

コロニヘーヴとは、都会でマンション暮らしをしている人が、週末や夏休みに、自然に触れながら過ごせるコミュニティガーデン。小さな小屋があるのが特徴で、デンマークでは、長い歴史をもつライフスタイル。摘みたてのハーブティを飲んで、のんびりと過ごしましょう。

● 甘夏農園の自然をまるごと味わう♪

園内をスタッフがガイド。海を見下ろす風景とそこから採れた甘夏をいろいろ堪能。
生食はもちろんほんのり甘い甘夏酵母を試飲甘夏酵母で焼き上げたおいしいパンの販売や甘夏の砂糖煮いりのどら焼きやぜんざいも販売します!
また、障害者施設の仲間が甘夏クッキーをつくって販売します。

● 甘夏オーナーズ倶楽部紹介コーナー

1本の木からおよそ60キロの甘夏が収穫できます。オーナになりませんか?

● ジンジャエールづくり体験

2005年から開始したオレンジプロジェクト。参加者の皆さんの憩いの場となるようにつくられたコミュニティスペースや農園では月に1度ワークショップを行なっています。今回は農園でとれたてのしょうがを使ってジンジャエールづくりを行ないます!

※天候等によってプログラム変更の可能性があります。あらかじめご了承下さい
kasimakamasyukaku

■ 開催概要

名   称: 「夏のまるごと体験DAY」
日   時: 2013年7月14日(日)
集   合: JR東海道線根府川駅9:40集合、16:30解散予定
※ 駅から各プログラム会場までは送迎あり
※ 場所によっては徒歩で移動(10分ほど)
参 加 費: 2,000円(ランチ代、おやつ代込み)
お 申 込 み: ※募集人数に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。
お問い合わせ: kataura.suki.suki★gmail.com
★を@に変えて送信してください。
主   催: かたうら好き×好き連
●片浦”食とエネルギーの地産地消プロジェクト”
ブログ「かたうら日和」:http://k-carpenters.blogspot.jp
Tel:080-4612-8420
● 日本コロニヘーヴ協会
http://www.kolonihave.com email: info★kolonihave.com
★を@に変えて送信してください。
● NPO法人ビーグッドカフェ
http://begoodcafe.com Tel:03-6413-8801

■タイムテーブル

9:40 JR東海道線「根府川」駅集合
10:00~10:30 寺山神社にて「鹿島踊り」見学
●移動
片浦電力による小型太陽光パネル発電見学
11:00~11:30 旧片中校庭にてキッチンガーデン見学
●移動
12:00~13:00 ランチ/甘夏酵母を試飲
●移動
13:30~14:30 ジンジャエールづくり体験
●移動
15:00~16:00 デンマーク式週末コミュニティガーデン
「コロニヘーヴ」体験
●移動
16:30 JR東海道線「根府川」駅解散

PDFダウンロードはこちら
openday

オレンジプロジェクト2012開催レポート


■ミカン農園(第1農園):vol.09(2012.12.09)開催レポート

2012年の最後のワークショップ。からっとした冬の晴天、凍りつくような寒さのなか24名もの皆様におこしいただき、開催しました。

10:30~ お餅つき、きなこづくり

まずは、毎年恒例のお餅つき。手際よくほかほかに炊き上がったもち米を、うすと杵でついていきます。参加者の皆さんが、交代しながら、和気あいあいとお餅をついていると、あっという間に3升ものお餅が出来上がりました!

また、平行してテラスではできたてのお餅にまぶすきな粉づくり。引き網に入れた大豆を香ばしい匂いがするまで、七輪でじりじりと煎ります。深煎り、浅煎り様々の大豆を粉挽き機で挽いたら完成です。「お砂糖控えめでも甘い」「手作りもできるんだ!」と初めてご参加いただいた方からは歓声があがりました。また、大根おろしとおしょうゆでからみ餅も準備。うどんの準備も整い、ランチタイムとなりました。

1220121209-03

45

13:00~ みかんの収穫、農園の観察

つきたてのお餅を、うどんに入れて力うどんにしてつかの間の暖をとったり、できたてのきな粉とあえたりと参加者の皆さん思い思いにランチタイムを楽しんだあとは、いよいよみかんの収穫!鳥獣害の影響で収穫できる量は多くないものの、参加者の皆さんで協力しながら余すことなく収穫を行ないました。また、農園の観察と手入れも実施。春先に植えた柑橘の木に、早速実がついていたりと嬉しい発見もありました!

678

910

14:00~ 2012年のワークショップの振り返り

収穫したみかんをほおばりながら、2012年のワークショップの振り返りをおこないました。2年3年と、長期間通い続け下さっているかたや、今年から通い始めてくださった方など、農園に通い続ける思いや、これからの意気込みは様々。「1ヶ月に一度の楽しみになっているので、来年もぜひ!」「自然とつながる経験が楽しくなってきた」など、たくさんの感想を聞かせていただきました。
来年のオレンジプロジェクトは、もっと参加者の皆さんに楽しんでいただけるよう企画検討中です。来年も引き続きよろしくお願いします。
1112

■ミカン農園(第1農園):vol.08(2012.10.21)開催レポート

前回と打って変わって晴天となった10月のワークショップ。季節は秋に移り変わる頃ですが、暖かく心地よい天候のなかで作業を行うことができました。

10:30~ 草刈り、緑肥の種まき

前回、雨天で草刈りがままならなかった農園。背丈の高い草も生えてきていました。草刈り機の応援も受けながら、ポイントを定めて草刈りと、スコップで土を掘り返す天地返しを行って緑肥の種をまいていきます。
緑肥とはもともと作物を育てる間などに植えて、畑に肥料として鋤き込むものですが、みかん農園では主に雑草を抑える目的で植えています。クローバー、ヘアリーベッチ、イタリアンライグラスなどの種を、畑のデザインをイメージしながら蒔きました。
気がつくと、3年前に植えた苗木もすっかり大きくなり、実をつけだしたレモンなどもあります。12月に収穫するみかんの成木も果実が色づいてきました。

org12oct-01org12oct-02

13:10~ サツマイモの収穫、ゴマの収穫、麦の種まき

午後は今年初めて苗を植えたサツマイモの収穫です。葉がたくさん茂っていたので期待をしながら掘り起こしてみましたが、、、現れるお芋は小さいものばかり。それでも洗ってみるときれいな色合いになって美味しそうです。

org12oct-03org12oct-04org12oct-05

続いて、七味の材料にもなるゴマ畑で残ったゴマを収穫して、畑を整地し、麦の種をまきました。

org12oct-06org12oct-07org12oct-08

13:30~ アーバンパーマカルチャー講座「七味唐辛子づくり」

収穫したサツマイモを石釜に入れた後は、講師の四井先生によるアーバンパーマカルチャー講座。今回のテーマは「七味唐辛子づくり」です。蕎麦の薬味として始まったと言われる唐辛子。その言葉にもある通り、唐辛子を始めとするスパイスには体調を整えたり、食品の鮮度を保ったりと、様々な効用があります。七味の原料を中心に各スパイスの効用について学んでから、今年畑で育てた唐辛子やゴマ、甘夏の皮でつくった「ちんぴ(陳皮)」をつかって各自のオリジナル七味を調合しました。

org12oct-09org12oct-10org12oct-11org12oct-12

14:00~ シェアリング、振り返り

最後は収穫したての焼き芋を頬張りながら、各自の調合のポイントを発表していただきながら、振り返りを行いました。唐辛子づくりは初めてだったので、マスターやシニアのみなさんにとっても印象的だったようです。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
来月は、いよいよみかんを収穫!今年1年の締めくくりとしてお餅つきなども予定しています。次回のワークショップもお楽しみに。

org12oct-13

■ミカン農園(第1農園):vol.07(2012.09.23)開催レポート

ザァーザァーと雨の降りしきるなか行なわれた9月のワークショップ。雨にも負けず17名もの方々にご参加いただき、野菜の収穫、ジンジャエールづくりなどを行ないました。この夏の暑さも嘘のように一気に気温が下がり、いつもは聞かない雨音に耳を傾けながら、秋への変わり目の時間を過ごしました。

10:30~ ショウガの収穫

5月に植えたショウガを収穫。5月から土のなかでどのぐらいショウガが育ったのか…おそるおそるクキを引っ張ると、見事に育ったショウガがたくさん!「すごい!」と歓声をあげながら収穫しました。一部は割って種しょうがとして、また土のなかへ。来年もたくさん実りますように。

org2012sep23_1.jpgorg2012sep23_2.jpg

11:00~ ジンジャエールづくり

ショウガの収穫がひと段落したら、いよいよ初の試みとなるジンジャエール(原液)づくりの始まりです。材料は、ショウガ、砂糖、レモンのほか、唐辛子、シナモンスティック、クローブなどのスパイス。作り方はとてもシンプルで、ショウガを皮ごとすりおろしたら砂糖と水を加えてぐつぐつ煮詰め、煮詰まってきたらスパイスをいれ、さらに煮詰まったら仕上げにレモン汁を絞って完成です。ご参加いただいた方からは、「本物のジンジャエールを知ってしまったので、もう夏の暑い日に飲んでも今日ほど感動できないかも」、「こういった普段買うものを作ってみると、買うときにも創造力が膨らんで日々が豊かになる気がする」といった感想を聞かせていただきました。

org2012sep23_3.jpgorg2012sep23_4.jpgorg2012sep23_5.jpg

13:00~ アーバンパーマカルチャー講座「暮らしをデザインする」

午後は講師の四井先生によるアーバンパーマカルチャー講座。今回のテーマは「暮らしをデザインする」。過疎化していくと、人が住んでいた頃よりも環境負荷が減るので、自然環境は改善するかと考えられがちですが、実はそうではなく、人が「ほどよく」住むことで環境を良くすることができるそうです。「ほどよく」環境へのインパクトを少ない暮らしをデザインするポイントを学びました。

org2012sep23_6.jpgorg2012sep23_7.jpg

13:30~ 唐辛子の収穫、ゴマの観察
来月の七味唐辛子づくりへむけて、唐辛子の収穫を行ないました。予定では、9月のワークショップでゴマの収穫も行なうこととなっていましたが、収穫時期ではなかったため、観察のみ行ないました。とはいえ、さやのなかに詰まったゴマの実を見るのも、都会ではめったにないので、新鮮な体験となりました。

org2012sep23_8.jpgorg2012sep23_9.jpgorg2012sep23_10.jpg

14:00~ シェアリング、振り返り

雨のため、今回のワークショップは、いつもより少し早めに終了となりました。降り止まない雨のなかの終日のワークショップとなりましたが、ご参加いただた皆様からは、「雨のなか、また寒いなかでもみんなで集まって、ショウガ一つで楽しく過ごせた」など、とてもポジティブなご意見をいただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!来月は、さつまいもの収穫と七味唐辛子づくり!次回のワークショップもお楽しみに。

org2012sep23_11.jpg

■ミカン農園(第1農園):vol.06(2012.08.19)開催レポート

いつもよりも一層すみわたる夏の青空に、湘南の海の映える景色を眺めながら行なわれた今回のワークショップ。11名の方にご参加いただき、草刈りと麦茶やハーブティーなどいろいろなお茶づくりを行いました。残暑が厳しいなか、ご参加いただきましてありがとうございました!

10:30~ 農園の観察、草刈り、ハーブや野菜の収穫

 まずは、6月に植えたサツマイモやゴマ、5月に受けた唐辛子の生長を観察します。先月の麦に引き続き、サツマイモは猿に荒らされてほぼ全滅してしまいました・・・。獣害は深刻ですが、後継者不足に悩む耕作放棄再生のかかる問題の深刻さを「自分のこと」として日ごろ都会で暮らしている方に認識し、考えていただくのも月に一度、小田原に足を運んでいただく意味なのかも知れませんね。今のところ、ゴマや唐辛子は、獣害もなくすくすく育っているので、無事に育ちますように。
 観察と一緒に、農園を覆っている草刈りを行ないました。月に1回の草刈りとはいえ、先月の草刈りの面影もなく、草に覆われてしまった農園の草刈りを行ないました。

org_may19_aorg_may19_b

13:00~ アーバンパーマカルチャー講座 「自然の恵みをお茶にして楽しむ」

アジアンカレーの昼食を済ませた後は、四井先生によるアーバンパーマカルチャー講座。午後のお茶づくりワークショップと絡めて、講座でも「自然の恵みをお茶にして楽しむ」知恵や手法について学びました。お茶やハーブティーには、実は漢方よりも薬効のあるものもあるとのこと。また、お茶づくりで、お茶の葉を干したり、豆を煎ったりする意味を学びました。

 

13:20~ 麦の脱穀、お茶づくり

 さまざまなお茶の薬効、お茶づくりの過程を学んだら、いよいよお茶づくりワークショップ開始です。今回作るお茶は、麦茶、黒豆茶、ハーブティー(ミント、青じそ、フェンネル)、びわ茶の4種類。農園からハーブやびわの葉を収穫し、それぞれ下記の要領でそれぞれのお茶づくりを進めました。

  • 麦茶:麦を脱穀し煎り網で煎る
  • びわ茶:びわの葉を小さく刻み、煎り網で煎る
  • 黒豆茶:黒豆を煎る
  • ハーブティー:ミント、青じそ、フェンネルを入れる
  •  

    org_may19_corg_may19_dorg_may19_f

    org_may19_gorg_may19_h

    org_may19_i org_may19_j

     

    都会暮らしの日常では、「お茶」というと完成品が売られていて、一から作るといった経験をすることは少ないですが、実際にお茶づくりを経験してみると、麦茶ひとつをとってみても、麦畑を思い描いたり、麦を煎っているときの香ばしい匂いを思い出したりと、他の人よりも何倍も豊かな日常を送れるような気がします。それぞれにお湯を注ぎ、しばらくおいてお茶がでてきたら完成です。

     

    15:00~ シェアリング、記念撮影
     先ほどのワークショップで作ったお茶をのみながら、いつもよりも少し優雅な雰囲気で行なわれた今回の振り返りでは、「ミントティーを初めて飲んだ。自然のものであんな刺激のある風味が出るなんて驚いた」「何回も通ううちに、ワークショップ以外のときでも、食べ物がどのようにできているのか、興味を持つようになった」といった感想を聞かせていただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。来月はジンジャエール作りを行ないますので、どうぞお楽しみに!

    org_may19_korg_may19_l

    ■ミカン農園(第1農園):vol.05(2012.07.15)開催レポート

    小麦の脱穀、製粉、ピザづくり、草刈り、バレンシア収穫
    ちょうど地元のお祭りとタイミングの重なった今回のワークショップ。お祭りのおはやし、おみこしを担ぐ子ども達の歓声に包まれにぎやかな雰囲気のなか11名の方々にご参加いただき、草刈り、小麦の脱穀・製粉、石釜を使ってピザ作りを行ないました。

    10:20~ 小麦の脱穀・製粉
     あいにく先月収穫した小麦は猿に全てあらされてしまったため、急遽、講師の四井さんの育てた小麦で脱穀・製粉体験。まずは小麦の穂の部分を手作業で脱穀していきます。脱穀が完了したら、うちわでざるに風を送りこみ、実の入っている穂とそうでないものをより分けます。実の入っていない穂は軽いので風を送ることで飛んでいき、ざるのなかには実の入っている実だけが残ります。
     より分ける作業が終わったら、いよいよ製粉です。粉ひき機に穂を入れてゆっくりゆっくりまわすと粉が少しずつ出てきます。普段何気なくスーパーで購入して使っている小麦粉も、手作りするとこんなに手間ひまがかかると実感すると、食べ物を大切にしよういう思いが自然とわいてきました。製粉を済ませて、酵母を生地に混ぜたところで午前中は終了しました。

    org_0715_01org_0715_02org_0715_03

    12:00~ランチ・ワークショップ
     夏の暑さを吹き飛ばすような少し辛めのカレーを食べた後は、四井さんのパーマカルチャー講座。今回のテーマは「バイオマス燃料」。かつて、みかんの栽培が盛んだった頃、小田原ではみかんの木を薪として利用していたそう。食べ物としても、生活の燃料としても活躍していたみかんの木も、石油燃料の普及ですっかり姿をひそめてしまったそう。エネルギーを身近なもので作り出して暮らしていた昔の方々の知恵には、今だからこそ、学ぶべきことが多いのかもしれません。

    13:00~農園の観察・草刈り
     午後は農園の観察と草刈り。農園にはこれまでに植えたゴマやサツマイモが、すくすくと育っていました。そして、それ以上に雑草たちも・・・。農園の観察を楽しんだ後は、柑橘の木がどこに植わっているのか分からなくなるほど生い茂り、ヤブと化してしまった農園の草刈りを行ないました。最初は自分を取り囲む草しか見えない状態での作業でしたが、参加者の皆さんの手際のよい作業のおかげで、作業後はすっきりとした農園に元どおり。ご参加いただいたみなさま、暑いなか、おつかれさまでした。

    org_0715_04org_0715_05

    14:00~ピザづくり
     いよいよ石釜でピザを焼いていきます。等分した生地を薄く延ばし、参加されたかたそれぞれが思い思いの具をトッピングしていきます。農園でとれたてのハーブや大葉ものせて、いざ石釜へ。個性溢れるピザは、どれもおいしく出来上がりました。

    org_0715_06org_0715_07org_0715_08

    来月は農園で取れる大麦やハーブを使ったお茶作りと草刈りを実施します。次回のワークショップもお楽しみに。

    org_0715_09

    ■ミカン農園(第1農園):vol.04(2012.06.17)開催レポート

    草刈り、野菜の収穫、ゴマの種まき、さつま芋の植え付け、甘夏の陳皮づくり
    6月17日(日)の第4回ワークショップでは、朝方降っていた小雨が徐々にやみ、晴れ間が見える中、12名の方にご参加いただき、野菜の収穫のほか、草刈り、ゴマ、さつま芋の植え付けを行いました。

    10:20~ 農園の観察、野菜とハーブの収穫、草刈り
    先月、みんなで竹のしがらみをつくったキッチンガーデンには、すでに新鮮な野菜やハーブが盛りだくさん。みんなで今日のお昼用にサラダ菜を収穫して、ミントもハーブティ用に摘むことにしました。あっと言う間に大きなボール2個からはみ出す程の量を収穫できました。唐辛子の苗が心配でしたが、ちゃんと白くて小さい花を咲かせていました。
    収穫が終わったあとは、農園いっぱいの雑草を刈って行きます。4年前に植えたキウイのパーゴラでは、初めて小さい実がつきました。秋から冬にかけて収穫が楽しみです。

    0616a0616b0616c

    12:00~ ランチ・ワークショップ
    おいしいアジアンカレーのランチを食べた後は、四井さんのパーマカルチャー講座。今回のテーマは「甘夏の陳皮づくり」。今年は年間通して七味づくりに初挑戦中のオレンジプロジェクト。現在、花が咲いている唐辛子に加えて、今回みなさんにつくっていただく陳皮もその1つの要素になる予定です。今回は講座の中で、柑橘の皮が持っている特性や「乾燥の知恵」について学びました。今日は朝まで雨が降っていたことから、陳皮づくりはそれぞれの自宅で実践することになります。

    0616d0616e0616f

    13:20~ さつま芋の植え付け、麦の収穫、ゴマの種まき
    午後は、いろいろな植え付けと収穫を行いました。まずは、前回に引き続き、耕地の表層と深層を入れ替える「天地返し」を行います。日に向かって伸びる性質のさつま芋の苗は、みなさんのアイディアにより、素直に伸びてくれそうな南向きと、南に向かってカーブすることで、より収量のアップを目指した北向きの2種類を植えることにしました。
    続いて、昨年の秋にみかんの苗木の周辺に植えた小麦と大麦を刈取った後に、やはり天地返しをして、黒ゴマと金ゴマの種を蒔きます。麦もゴマも身近な食材ですが、大麦と小麦の違いやそれぞれの種の様子など、改めて観察するといろいろな発見がありました。今回も盛りだくさんの内容でしたが、みなさんの協力で終了となりました。今後順調に育って行けば、今回植えたゴマは9月、さつま芋は10月に収穫できる予定です。次回はいよいよ麦を脱穀・製粉して小麦粉料理をつくります。次回のワークショップもお楽しみに!

    0616g

    ■ミカン農園(第1農園):vol.03(2012.05.13)開催レポート

    草刈り、大豆の種まき、唐辛子とショウガの植え付け、キッチンガーデンづくり(竹のシガラミづくり)

    天候にも恵まれ、初夏のすがすがしい風が農園を吹き抜けるなか、5月13日(日)に第3回ワークショップを開催しました。今回は16名の方にご参加いただき野菜の収穫のほか、草刈り、赤唐辛子、大豆の植え付けを行ないました。

    org_20120513_borg_20120513_c

    10:20~ 農園の観察、草刈り、竹の切り出し、大豆の種まき
    新緑の季節、農園いっぱいに緑の草が広がっています。今回のワークショップは草刈りから始まりました。「草刈り」と言っても、農園では土を肥やすため、いくつかの草の種をまいて育てています。そこで、草刈りが必要なのは、そういった草以外と、栽培している柑橘や果物の木の周りのみ。「どんな草も刈らなくてはいけない!」と思っていた参加者の方からは驚きの声があがりました。

    org_20120513_dorg_20120513_eorg_20120513_f

    草刈りが一段落すると、次は午後のキッチンガーデンづくり(竹のシガラミづくり)に向けて農園の竹を切り出します。今回は5月に切り出しましたが、本来は竹の生育の止まっている11月~2月がおすすめだそうです。

    その後は大豆の種まきを行ないました。まずは、耕地の表層と深層を入れ替える「天地返し」を行ないます。スコップをザクッと土に入れるのがポイントなのですが、参加者のなかには「土がやわらかい!」と感動される方もいるほど、農園の土はふかふか。草と共生している成果でしょうか。

    12:00~ ランチ・ワークショップ
    おいしいアジアンカレーのランチを食べた後は、四井さんのパーマカルチャー講座。今回のテーマは「自然農薬」。甘夏の皮や、唐辛子、酢など身近な天然素材から、手作りの農薬を作る術を学びました。

    13:20~ キッチンガーデン作り(竹のシガラミづくり)、唐辛子とショウガの植え付け
    午後はキッチンガーデン作りからスタート。午前中に切り出した竹をきりだして、「くい」となる部分と「竹割り器」を使って4つに割り、柵となる部分を準備します。準備ができたら、まずは竹の「くい」を等間隔に打ち込みます。そしてその後、柵の部分を「くい」に編みこんで完成。達成感に浸ると共に、「昔の人はこうして身の回りにあるもので必要なものを作り出していたんだ」という声も挙がりました。シガラミで農園を整備した後は、唐辛子とショウガの植え付けを行い、盛りだくさんとなった今回のワークショップも終了となりました。ショウガは夏(7月/8月)に収穫してジンジャエールに、唐辛子は秋に収穫し、ゆくゆくは農園オリジナルの七味(?!)を作る予定です。収穫や加工の時のワークショップもぜひお楽しみに!

    org_20120513_a

    ■ミカン農園(第1農園):vol.02(2012.03.18)開催レポート

    柑橘の苗の定植、施肥、野菜の種まき

     春の陽気をほんの少しだけ感じられる季節となり、ついに2012年のオレンジプロジェクトが始まりました。第1回目の3月18日(日)のワークショップには、8名の方にご参加いただき、柑橘の苗の定植、施肥、野菜の種まき、道具の手入れを行いました。今年で8年目を迎えるオレンジプロジェクト。3月という季節柄か、今回のワークショップには、4月から異動で遠方へお引越されるという方も参加してくださいました。8年という長い年月のなかで、縁あって出会ったさまざまな人々が、行き方や人生の流れに影響を与えあい、前進していく。そのきっかけとなっているワークショップの意義を改めて感じました。今年も多くの方々の出会いの場、居心地のよい場となるような場作りに努めます!

    10:20~ 苗木の定植
    まずは、講師の四井さんを囲み苗木の定植方法を習います。今回定植したのは、「宮川早生」「レモン(リスボン)」 「デコポン」の三種類。どのぐらいの深さまで土を掘るのか、土の取り方、堆肥の順番などを習いました。なぜその順番での作業を進めるのか?四井さんの丁寧な解説に熱心に、参加者は真剣に耳を傾けます。その後、参加者の皆さんにはペアになって、定植を行っていただきました。「こうして丁寧にするとよく育つ気がするでしょ」という四井さんの言葉もありましたが、作業内容を習うだけでなく、「なぜ?」の部分を丁寧にお話してくださるので、自然と作業も丁寧に、また、苗木に愛着もわくように思います。苗木の定植の後には、施肥を行いました。

    20120318A120120318A220120318A3

    20120318A420120318A520120318A6

    12:00~ ランチ・ワークショップ
    ランチ時にはサラダにとれたてのレモンを皮ごと刻んで試食。レモンのほどよい甘酸っぱさとドレッシングの相性がとてもよく、おいしくいただけました。ランチ後のアーバンパーマカルチャー講座では、今回の作業内容のひとつ『堆肥(肥料を与えること)」の役割について学びました。肥料の三大要素「窒素、リン酸、カリウム」の役割について学びました。肥料が植物の生育に役立つというのはなんとなく知っていたという参加者も、今回の講座でその具体的な役割を学び、理解が深まったという声がありました。
    また、印象に残ったのは、「都会の人が(作り手に対して)思いやりのある消費をするような社会を」という四井さんの言葉です。オレンジプロジェクトに参加してくださる方の多くは、都会への人口集中や、放置されている土地に何らかの疑問を抱えていたり、農的暮らしに関心のある方々。今の社会のあり方や、これからの社会について参加者の方との意見交換も活発に行われたワークショップとなりました。

    20120318B120120318B2

    14:00~ 野菜の種まき・道具の手入れ
     ワークショップの後は野菜の種まきを行いました。今回植えたのは、サラダ用のレタスと葉もの野菜種。ここでも農園の日当たりを考慮して、種を植え付ける向きなどを学びながら、皆さんで協力しながら種を植えていきます。早ければ20日で収穫できるものも植えましたので、もしかしたら次回のワークショップでは早速ランチに登場するかもしれません。皆さん次回もぜひお楽しみに!

    20120318B220120318C2

    ■ミカン農園(第1農園):vol.01(2012.02.10)開催レポート

    キックオフミーティング 開催レポート

    2012年度のオレンジプロジェクト、いよいよ始まりました! 2月10日(金)に行われたキックオフミーティングには、平日にも関わらず17名もの方に参加していただき、2012年の農園の栽培計画について意見交換を行いました。

    オレンジプロジェクトでは、ミカン以外にもさまざまな作物を平行して育て、豊かな生態系をつくりあげています。まずは、ワークショップにて参加者の皆さんがつくりたいもの、育てたいものについてアイデアを出していただきました。「大豆を育てて味噌をつくりたい」、「米をつくってみたい」、「じゃがいもを育てて石窯で食べたい」といったアイデアや、スパイス、しょうが、りんご、にんじん、アロエなどさまざまな作物の名前が飛び交いました。

    一通りアイデアが出たところで、ソイルデザインの四井さんから、農園の日当たりやバランスを考えながら、「大豆はミカンの木の下に植えることで肥料がなくても育てられる」「七味唐辛子にはミカンの皮である『陳皮(ちんぴ)』も含まれているが、あまり知られていないので新鮮かもしれない」とアドバイスをいただき、参加者の皆さんとの意見交換をさらに深めました。

    今後は、キックオフミーティングでのアイデアを元に、年間スケジュールをさらに具体化していきます。みなさんぜひご参加下さい!

    意見交換の後には、昨年の造園グランプリの受賞者・江間君(東農大)に活動報告をしていただきました。オレンジプロジェクトでは農園でのコミュニケーションが弾むような「コミュニティガーデン」づくりも合わせて行っています。江間君から農園でのベンチやはしご作りの様子をレポートしていただいたことで、ますます農園に愛着を持っていただけるきっかけになれば嬉しいです。

フェローシップ制度

月例ワークショップには、毎月のように通ってくださるリピータの方がたくさんいらっしゃいます!そんな皆様のご参加・ご協力に感謝を込めて、これまでにご参加いただいた回数に応じて、MASTER、SENIORを認定する2012フェローシップ制度を2012年7月よりスタートしました。

「MASTER、SENIOIRに聞く!月例ワークショップの魅力とは?」

■MASTER

master-k master-k master-u master-t master-s
K さん K さん U さん T さん S さん
無心になれ、ホントの個人でいられる時間がある、似た価値観の人といる気楽さがある。 月1回の農作業ですが日頃のストレスを発散でき楽しいワ-クショップです。 参加者の発想で、環境を変え、育てていくのが、この活動の最大の魅力だと思います。 2007年の収穫祭から参加。3年前に定年退職、それから平塚で農夫っす。参加がくせになって…。

■SENIOR

senior-I senior-T senior-M senior-H  
I さん T さん M さん H さん
たとえば麦蒔きからピザ。この”から”が楽しいんだろうなあ” オレプロでは仲間と一緒に作物を作る大変さ、生命の偉大さなど多くの事を学べま す。 毎回、みんなで何かを作るのがとても楽しいです。眺めもよく、リフレッシュできます。
<フェローシップ制度・認定について>
■ MASTER
2009年からの参加回数 20回/皆勤賞2回以上
 → ワークショップ参加費の割引(1000円)、オリジナルTシャツ(オレンジ)、名札をプレゼント

■SENIOR
2009年からの参加回数 12回/皆勤賞1回以上
 → ワークショップ参加費の割引(500円)、オリジナルTシャツ(緑)、名札をプレゼント

甘夏フェスタ〜MERRY FARMING in Odawara〜

楽しい農園フェスティバル、大盛況!

amafes_01

耕作放棄地の維持再生を目指して、ビーグッドカフェが2005年にスタートした「オレンジプロジェクト」も今年で8年目。このプロジェクトのこれまでの成果や魅力をより多くの方に知っていただくため、甘夏農園にて5月12日(土)に農的ライフ体験フェスティバル「甘夏フェスタ」を開催。親子連れから会社や友人同士のグループまで60名もの方々にお越ししいただき、活気溢れる1日となりました。

amafes_02amafes_03amafes_04

小田原の海が一望できる農園には、アートディレクターの水谷孝次氏が代表を務めるMERRY PROJECTのご協力により、「笑顔の傘」のアートワークが展示され、会場いっぱいに笑顔が広がります。
甘夏がたわわに実った農園には、DJの奏でる心地よい音楽が響き渡り、甘夏の収穫体験や、ママレードづくり体験、ダッチオーブンを使ったアウトドア料理体験やコーヒー作り、甘夏の皮を使った工作教室(ピールアート)、ヒーリング体験など、様々な「農的ライフ」の体験を楽しんでいただきました。
来場者のみなさまから「甘夏がおいしくて、景色も楽しめた」「こういったイベントだと敷居も低くて参加しやすかった。農園の甘夏にも愛着がわいた」などの感想も寄せられています。ご参加・ご協力いただきました皆様、ありがとうございました!甘夏フェスタは今後も毎年開催予定です。どうぞお楽しみに!

MERRY PROJECTによる開催レポートはこちら>>>

MERRY PROJECTチームには、会場で「あなたのMERRY(楽しいこと、幸せなとき、将来の夢など)」の言葉と一緒に、みなさんの笑顔写真も撮影いただきました!

amafes_05
amafes_06

開催概要

名 称 : 甘夏フェスタ 〜MERRY FARMING in Odawara〜
開催日時: 2012年5月12日(土) 10:00〜16:00
会 場 : 神奈川県小田原市江の浦 第三農園(甘夏農園)
      ※JR根府川駅から現地まで送迎予定
対 象 : 一般の方、先着50名程度(事前申込み制)
主催 : NPO法人ビーグッドカフェ
特別協力 : MERRY PROJECT
特別協力 : MERRY PROJECT
協 力 : 小田原市、甘夏オーナーズ倶楽部世話人会、(株)ピース・コミュニティ・プラン

楽しいプログラム

甘夏フェスタスケジュールはこちら
→甘夏フェスタスケジュール

■甘夏収穫体験 :
 旬を迎えた甘夏の収穫体験を行います。そのまま食すのはもちろん、ジュースやお菓子など、
 皮まで安心して使える、 旬の美味しさがギュッとつまった大好評の甘夏です。(お1人様 1袋1000円)
■甘夏マーマレード作りコーナー :
 採れたての甘夏を使ったママレード作り体験
■ダッチオーブン実演試食コーナー :
 野外クッキングといえば、ダッチオーブン。ぜひご試食を。
■手作りカレーコーナー :
 代表理事のシキタ手作りのカレーをご賞味ください(お一人様1000円)
■焙煎から挑戦! コーヒーコーナー :
 有機コーヒー豆から煎って、コーヒーをいれましょう。アウトドアならではの楽しみです。
■甘夏オーナー倶楽部紹介コーナー :
 1本の木から約60kgの甘夏が収穫できます。オーナーになりませんか?

オレンジプロジェクト2011開催レポート

■ミカン農園(第1農園):vol.9(2011.12.11)開催レポート

「オレンジプロジェクト収穫祭!」

今年もいよいよミカンの収穫となりました。みんなでわくわくしながら下へ降りて行くと、ぎゅっと濃いオレンジ色のかわいいミカンの実が出迎えてくれました!残念ながら木の痛みが激しくて、今年で最後の収穫となった古木もありましたが、みんなで協力しあってコンテナケースいっぱいのミカンを穫りきることができました!

収穫の後はお楽しみの餅つきです。今年も3チームに分かれて餅つきやきな粉作り、キッチンガーデンで取れた野菜のサラダや石窯デザートづくりなどを楽しみました。ランチでお腹がいっぱいになった後は、初参加の方も一緒に農園の1年間を振り返って、感想や来年のアイディアを出し合いました。

今年は大きな震災もあり、より私たちと自然のつながりや、オレンジプロジェクトの果たす役割について考えることが多かった1年でした。今後もさまざまな方と新たにつながって、楽しんで、学んで、体験していただける場をつくっていきたいと思います。来年度も多くの方のご参加をお待ちしています!

■ミカン農園(第1農園):vol.8(2011.10.23)開催レポート

「緑肥と麦の種まき」

前回種を蒔いたキッチンガーデンが大豊作で一同びっくり!早速、ランチのサラダ用にボールにいっぱい野菜を摘みました。農園を観察して行くときれいなピンクのソバの花も咲いていました。午前中は草刈りを行って、ランチは石窯でタンドリーチキンと穫れたて農園サラダをいただきます。午後は雑草を押さえ、畑を豊かにする緑肥について学んだ後、農園のデザインをイメージしながら緑肥を種蒔き。今回は苗木エリアの上に新しく麦畑をつくりました。


■ミカン農園(第1農園):vol.7(2011.9.11)開催レポート

「草刈り大作戦!+かぼちゃ料理」

前回天候が悪く、雑草を刈り切れていなかった農園。今回は雑草の種が落ちる前に農園全体を草刈りすることができました。参加者の皆さんも草刈りがしっかりできて一安心。その後は、毎年麦を蒔いていた場所にソバの種を蒔き、キッチンガーデンも整地して、野菜の種や苗を植えました。残念ながら春に植えたカボチャは収穫できませんでしたが、持参したカボチャをつかって石窯料理も楽しみました。最後はしっかり道具の手入れも行うことができ、充実した1日となりました。


■ミカン農園(第1農園):vol.6(2011.8.12)開催レポート

「バイオマスエネルギーで石窯ピザづくり」

今回は、雨混じりの天気の合間をぬって生い茂る草を刈りながら、生地からつくる石窯ピザに挑戦!講座で自然界の仕組みとバイオマスエネルギーについて学び、実際に農園でとれた薪を使って石窯を温めます。初めてのピザは小麦粉と酵母をつかった生地づくりからスタート。2人一組になってベースのソースやトッピングを選びます。それぞれの工夫が凝らされた美味しそうなピザがどんどん焼き上がりました!最後に残った白セメントで石窯の化粧仕上げも行いました。


■ミカン農園(第1農園):vol.5(2011.7.12)開催レポート

「麦の脱穀+石窯の仕上げ」

皆が見守る中、石窯の火入れを行って農園へ。畑では、とうもろこしの種が育っていて、かわいいヤングコーンが収穫できました!とうもろこし畑を囲うようにひまわりの種を、小麦を収穫した後に大豆の種を蒔いたら、今日は農園初の石窯クッキングです!2チームに分かれて、前回収穫した小麦を脱穀・製粉してクッキーをつくりました。石窯の追加工事と並行しての調理となりましたが、無事、おいしいクッキーを焼くことができました!


■ミカン農園(第1農園):vol.4(2011.6.19)開催レポート

「麦の収穫と石窯づくり!」

いよいよ待望の石窯づくりがスタートする今回、まずは草刈りと小麦を収穫し、石窯の仕組みを講座で学んだ後、事前につくっておいた基礎の上に、ブロックを積み重ねてセメントを詰めて行きます。土台ができたら耐火セメントを塗り込みながら土台やレンガを組み立てていきます。短い時間でしたが、みなさんの創意工夫と熱意で完成まで辿り着けました!



■ミカン農園(第1農園):vol.3(2011.5.15)開催レポート

「石窯づくりのプランニング+甘夏収穫!」

第3農園(甘夏農園)との合同開催となった5月は、約40人の方にご参加いただきました!
第1農園ではみかんの花が咲く中、苗木の合間にかぼちゃの苗木を定植し、草刈りなどを行いました。ランチの後は、今年の農園づくりの要となる石窯の設置位置についてアイディアを出し合って、みんなが集まるデッキの奥につくることを決定、次回からの石窯づくりが楽しみです。

その後は全員で甘夏の木が立ち並ぶ第3農園へ移動。段々畑を登り降りしながら、たくさんの甘夏を収穫しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!

■ミカン農園(第1農園):vol.2(2011.4.17)開催レポート

「パーマカルチャー基礎講座!」

震災後、初めての第一農園のワークショップ。今回はパーマカルチャーの講座と農園の施肥を行い、畑で野菜やハーブの種を撒きました。(レポート:学生インターン せっきー)

10:20~

今回は初めて参加される方お一人含め11名が参加しました。最初の自己紹介の中でも震災時の話題が多く、みなさん震災をきっかけにそれぞれの生活の中で何ができるかを考え、生活を見直す機会が増えたようでした。
自己紹介&オリエンテーションの後はキウイ棚の剪定と、農園の草むしりと施肥を行いました。施肥では、前回苗木の周辺に敷いた藁の上に堆肥を撒き、雑草でマルチをしてその上に、カキの貝殻の石灰をまきました。今回の堆肥は“バーク堆肥”という木の皮を発酵させたものを使用しました。なぜ肥料ではなく堆肥かというと、栄養分は少ないが有機物を混ぜると、分解してくれる微生物が生きる環境ができるから。そのため、廃棄物や有機物を与えても分解されやすい土ができていくのです!
また、牡蠣殻も分解されやすく、海でつくられた栄養のためミネラルを多く含んでいます。ただ栄養分を補うだけでなく、海の栄養を陸に届け、陸の栄養がまた海へ戻っていくような循環をつくりだしていくことが大切です。
みなさんチームワークよく作業しており、予定通り午前中に施肥の作業がおわりました!

12:00~ランチ・パーマカルチャー講座

おいしいグリーンカレーとサラダをいただいた後は四井さんのパーマカルチャー講座です。今回は少し肌寒かったので、日の当たるところで、四井さんを囲んでお話を伺いました。
パーマカルチャーの基本は暮らしを“デザイン”することですが、今回は生物多様性のお話を伺いました。生物多様性という言葉はとても抽象的な言葉で、種が絶滅しても直接的には私たちの生活に害が及ばないように思います。
参加者の1人から生物多様性というものは、とても多くの弾があるロシアンルーレットのようなものだと発言がありました。確率はとても低いかもしれませんがある日突然、環境に多大な影響が出るかもしれません。
体には様々な臓器があり、それぞれの機能を果たしているように、種の一つひとつにも役割があります。臓器が一つでもなくなると体が機能しなくなるのと同じように、地球の生態系も崩れ、うまく働かなくなってしまいます。
生物多様性は、人を含め「一つの生命体」であり、それぞれが良い意味で依存しあっているのです。その集合体の関係性・社会をどうデザインしていくかということが問題になっており、本来はすべてのものごとが“パーマカルチャー”のような考えにもとづいているのです。
里山・里海文化のように人間がいることでより豊かな環境をつくることもできる。急な変化には生物はついていけなく、安定した環境をつくっていくことが大切だそうです!そのため、一人ひとりがどのような生き方をしたいか、どのような文化を取り戻したいかを改めて考え直し、これからどのような安定した文化をつくっていくことが重要になってくるそうです。

13:30~種まき・苗づくり

ビーグッドカフェ事務局の坂本さんの買ってきていただいた種を何処に撒くか皆さんで相談して、畑の天地返しを行い、堆肥を混ぜて土作りをしたあと、畑や野菜の種を撒きました。バジルとトマトなど、相性がよいコンパニオンプラントを考えて撒いていきました。
雑草で覆われていた畑が立派な畑になり、今後芽が出て野菜ができるのが楽しみです!
種を撒いたあとは、堆肥とかき殻を混ぜて土をつくりポットに詰めて、カボチャ(普通
の品種と白い品種のもの)マリーゴールド、ラベンダーの3種類のポットをそれぞれ作りました。ラベンダーとマリーゴールドの種はとても小さく撒くのが大変そうでした。自宅でのポットの栽培方法は、1cmほど水につけておけばいいそうです。

14:30~シェアリング・記念撮影

みなさん久ぶりのワークショップで、楽しんで作業できていたようで良かったです。
純粋に楽しかった、みんなとあえてホッとしたという方や、このワークショップが刺激になり、よい良いライフスタイルに変化させていきたいなどという方がいらっしゃいました。パーマカルチャーについて感想を述べていた方もいらっしゃいました。ご参加ありがとうございました!


■甘夏農園(第3農園):vol.2(2011.4.16)開催レポート
「甘夏収穫祭!」

今回はじめてオレンジプロジェクトに参加し、知識のない私のようなものがいて、参加者のみなさまにもし不愉快な思いをさせてしまわないかととてもドキドキでした。
朝は天気があまりよくなさそうでしたが、参加者の皆さんが到着することには晴れてきて天気もよくなり、空や海の風景がとても素敵に見えてきたので良かったです。(レポート:学生インターン せっきー)

10:20~農園監察・麦踏み・アシタバ収穫・甘夏の収穫

今回は震災の影響で第1回のオレンジプロジェクトが中止となり、参加者が集まるか心配でしたが、4名の初参加の皆さんが集まって下さいました。1年ほど前から興味を持っていらっしゃった方、パーマカルチャーを学んでらっしゃる方、これから定年後の生活をどうするか考えている方など、様々な理由で参加していらしたかたがいらっしゃいました!

オリエンテーションを終え、まずは農園の説明を聞きながら農園を観察!この農園には小さな畑が2つあり、そこでは麦を育てています。その畑の雑草取りと麦踏みをしました。しかし普通、麦踏みを行う時期は過ぎてしまったので、実験的に畑の半分だけ麦踏みを行い、もう半分はそのままにしておきました。なぜ甘夏の農園に麦を育てているかというと、麦の根っこには土づくりしてくれる菌がついていて、よりよい土にしてくれるのだそうです。
麦踏みの後は甘夏の木の周辺に植えてあるアシタバを収穫しました。アシタバは香草のようなもので、甘夏と相性がよいのです!

この農園のことを知った後は、いよいよ甘夏の収穫です!今日の目標は24ケース。木いっぱいに実った甘夏が実り、木が重たそうでした。みなさん、バケツをもって、もくもくと甘夏を収穫していていきました。甘夏を採っていると、甘夏の甘酸っぱいさわやかな香りが農園に広がっていきました。天気もよく農園からは海が広がっていてとても気持ち良く収穫できました。

12:00~ランチ・甘夏収穫!・剪定

気持ちよい天候のなか、素晴らしい景色をみながらおいしいグリーンカレーとサラダ、と採れたての甘夏を縛ったジュースをいただきました。
ランチの後は午前に引き続き、甘夏の収穫を行いました。お昼に農園の大塚がいらっしゃり、甘夏を運ぶモノレールが動きました!
午後は一つの木を集中してみなさんで収穫しました。低い枝についている甘夏をほとんど収穫してしまうと、甘夏が高い所になってしまい、コンテナに乗ったり、木に登ったり、高枝ハサミを使ったりしながら収穫しました。剪定を兼ねて枝を切ったりもしました。
みんなで一つの木を収穫すると、一体感が出て楽しかったです。
収穫した甘夏はコンテナに運び、モノレールでおおつかさんがコンテナを運んでいきました。

14:30~ シェアリング・記念撮影

今回は20コンテナの甘夏を収穫することが出来ました。みなさんの感想をきいていると、「収穫していると無心になりもくもくと作業ができた。楽しかった」という感想を聞くことができたのでホッとしました。今回実際に甘夏の収穫を体験することで、農家さんの苦労が分かりました。高齢化や農園の維持の問題などの問題を今後どうするか、現実を知ることが大切。リアリティを感じとってもらうことができて良かったと思いました。

オレンジプロジェクト 学生造園グランプリ – 造園作業レポート

2010年の学生造園グランプリを受賞したグループによる作業サポートをご紹介します。ぜひ、ご覧ください!
※造園作業は事前にご連絡いただければどなたでもご見学、ご参加いただけます。詳細や作業日程は事務局までお問合せください。お問合せ orange※begoodcafe.com(坂本)
※若者による社会変革を応援するソーシャルメディア「オルタナS」でも作業レポートを連載中です。こちらもぜひご覧ください。

第4回レポート

2011年9月15日 江間優太朗

作業内容

  • 竹の切り出し、防腐剤塗り
  • 土留め
  • パーゴラ

作業の流れ

1. 男女で2つに分かれ、竹の切り出しと防腐剤塗りを行いました。

g1
男子グループは、第1農園で、対象地の土留めに使う竹を切り出しました。9月中旬にも関わらず、全員汗だくになりながら竹を切り、駐車場まで竹を担いであがりました。
一方、女子グループは、前回、防腐剤を塗って乾かしていた木材に、もう1度防腐剤を塗りました。

2. 男女合流して、土留めを行いました。

g2
対象地まで竹を運んで、まず、段差の土留めを行いました。長めの竹を横にして、その竹が崩れないように縦に竹を打ち込んで行きました。そして、段差の上の段を平らにして、みんなで踏み固めました。前回の失敗を踏まえて、簡単なものですが、最終的には座れるようになりました。

お昼休憩

g3
ここで、午前中の作業を終えたので、お昼休憩をはさみました。今回は、吉幸さんの用意してくれたサバの水煮缶入りそうめん(?)です。みんなで同じものを食べるのは、今回が初めてで、とても新鮮でした。デザートには、スイカとパイナップルを食べ、午後の作業の話し合いをしました。

3. 午後は、パーゴラ造りをしました。

g4
パーゴラの柱を建てるために、穴をほります。段差の上と下では、穴の深さが変わってくるので、調節するのが大変でした。その後、パーゴラを固定する釘もうまく打つことができず、竹を使ったり、倒して釘を打ってみたりと、みんなで試行錯誤しながら、なんとか土台だけは完成しました。
今回も、作業の前後では、全然違う空間になり、完成に近づいてきて、楽しみです。次回は、パーゴラの完成とコンポスト造りを予定しています。

参加者の感想

「海が近くて、きれいな景色に感動しました。作業では、草を刈ったところがきれいになったり、パーゴラが建った時など、来た時と変わっていくのを見るのが嬉しかったです。何もわからずに参加したけど、楽しい雰囲気で作業ができて、良い経験になりました。」(東京農業大学造園科学科3年 井関千秋)


第3回レポート

2011年8月30日 江間優太朗

作業内容

  • 竹の切り出し
    ・第1農園から対象地で使う竹を切り出す。
    ・切り出した竹の枝を切り、長さを揃え、乾燥させる。
  • 防腐剤塗り
    ・パーゴラ用の木材に防腐剤を塗り、乾燥させる。

作業の流れ

1. 竹の切り出し

g5
木材買い出し班と竹伐り出し班に分かれて、作業を始めました。竹伐り出し班は、第1農園の竹やぶまで、元気な雑草をかき分けながら進みました。竹やぶまでたどり着くと、あまり暑さを感じませんでしたが、作業をするとなると、別の話。汗を流しながら、必要な竹を選び、切り出しました。切り出した竹を駐車場まで運び、木材買い出し班の帰りを待ち、車に入るように長さを揃えて車に積み込んで、第3農園へと向かいました。
g6
第3農園も第1農園と同様に、対象地に行くまでの道のりに元気な雑草がいました。まずは、その雑草の除去をして、道を作り、木材を運びました。幸いなことに、対象地には、雑草が少なく助かりました。そして、パーゴラをどの位置に建てるか検討しました。高さや幅が、農園の傾斜や甘夏の木によって制限されましたが、大体の位置を決めました。
g7
みんなで話し合った結果、防腐剤を塗ってから造ることになり、まずは防腐剤を塗りました。そして、切り出してきた竹をかませて、乾燥させます。9月頭に来る台風の影響が気になりつつも、台風通過前に乾燥することを祈って、乾燥させます。
そのあと、段差の土留めをしようと竹を4~6つに割いて、土留めをしようとしたところ、うまく土留めできなかったので、また、みんなで話し合い、別の方法をとることに決まり、今回の作業はここまでに。
g8
今回は、造園科以外の参加もあり、さらに造園グランプリの輪が広がりました。次回には、パーゴラが完成する予定なので、完成像にかなり近づくので、とても楽しみです。
g9

参加者の感想

「鎌やのこぎりなどの用具の使い方が、全然わからない状態で参加しましたが、みんな優しく教えてくれてとても楽しかった。」(東京農業大学栄養科学科3年 中澤知子さん)
「竹を切って、倒す瞬間はわくわくしました。なかなかできることではないので、本当に貴重な体験ができてよかったです。しかし台風で、木材や盛土がごちゃごちゃにならないか心配です。」(東京農業大学造園科学科3年 大戸萌さん)


第2回レポート

2011年8月11日 江間優太朗

作業内容

  • 整地
    ・対象地の雑草取りを行った。
    ・対象地の段差に考慮して、段差をつけた。

作業の流れ

1. まず雑草をとった後、対象地に段差を造りました。

g10
前回行った整地が、どの程度残っているか不安でしたが、実際に行ってみると、雑草も少なくきれいな状態で、とても作業はやりやすかったです。対象地以外の場所は、雑草がこれでもかというくらいに生い茂っていて、驚きました。今回は、セミの鳴き声も聞こえ、夏らしい暑さと闘いながらの作業となると思ったら、この対象地だけは、風も通り、木陰もあるので、とても涼しかったです。

2. 次に、段差を造ります。

g11
1人1つシャベルを持って、段差をつけていきます。これがまた、重労働でした。根が多く、掘ると必ずと言っていいほど根がありました。根を切りながら、段差を造りました。たいへんな作業の時に、自然と口ずさんでしまう歌も生まれました。こうして音楽は生まれたんだね!!と言いつつ、作業を進めました。ここで一つ問題が発生しました。高いほうの段に乗せた土が、今にも崩れそう!!そこで考え出したのが、みんなで行進。みんなで、さっき生まれたばっかりの歌を口ずさみながら行進です。馬鹿みたいに見えるかもしれませんが、この効果は大きかったです。ふちに座っても壊れないようになりました。完成した空間で何をやるかを話しながら、とても楽しくできました。
g12

3. 完成です。

g13
完成は、こんな感じです。すっかり座れるようになり、くつろぐことができるようになりました。今回は、蚊取り線香の活躍もあり、快適に作業が進みました。
次回の作業の話し合いもでき、ゆるく楽しくワイワイと作業ができました。
次回の作業も楽しみです。
g14

参加者の感想

「やはりこのオレンジプロジェクトの魅力というのは、あの立派な土地で自分たちが計画設計から施工、そして完成した空間の利用ができるということだと思います。すべてを自分たちの力や考えで作り上げるということは、その先のまた先までが楽しみに感じます。今回はまだ空間作りの始めの作業ですが、ここから何が出来るのだろうと思うと、暑い中でしたが自然と作業の手が進みました。友人同士、のんきな話をしながら、のんきな時間が過ごせました。都会のジリっとした暑さとは違う、さわやかな夏の思い出です。」(東京農業大学造園科学科4年 石原秀一)


第1回レポート

2011年7月16日 江間優太朗

作業内容

  • 甘夏の剪定
  • 対象地の整地

作業の流れ

g15
3月30日の現地調査以来、約3ヵ月半ぶりの甘夏農園でした。
前回見たときよりも、甘夏の木や雑草が伸びているとは思っていたのですが、想像を超える成長ぶりに、前回の参加者もびっくりしていました。
でも、夏にはありがたい木陰だらけの対象地でした。

そこに、木漏れ日を入れるためと、対象地から見る相模湾の眺望を確保するために、剪定を行いました。
みんなで試行錯誤しながら、必要な枝や残したい枝を考えながら、枝をおろしていきました。まだまだ、甘夏もたくさん残っていたため、それらも取りました。
g17
途中まで作業が進んだところで、対象地でお昼休憩です。途中でしたが、丁度いい木陰や涼しい風、相模湾の景色にみんな感動していました。みんな、いつものお昼より、数倍おいしく感じたことでしょう。
休憩も終わったところで、午後の作業です。
g18
午前の作業の剪定枝の片付けや、雑草取りを中心に行いました。剪定枝は出来るだけ小さく、1か所にまとめて、今後造るコンポストに入れる予定です。
作業は、終盤に行くにつれて、徐々に成果が見え始め、最後に地面をきれいにならして終了です。
g19
1番最初の写真と比べると、一目瞭然。想像以上の出来栄えに、驚きました。
今回の作業を終えて、対象地の勾配が、想像以上に急であることに気が付きました。みんなで話し合った結果、全体を平らにするのではなく、段差をつけて平らにすることにしました。

参加者感想

「第1回の作業ということもあって、進行や指示がうまくいかなかったりもしましたが、コンセプトである、みんなで楽しく造ることができて、本当に良かったと思います。いくつか意見も出て、みんなで造るんだという気持ちが、参加者から伝わってきました。」(東京農業大学造園科学科4年 江間優太朗)

TBSテレビ

「王様のブランチ」(9:30〜14:00放映)
「とれんど@チャンネル」のコーナー:春のエコ特集
レポーターの方に実際農園を体験いただいた他、スタジオでも甘夏を賞味いただきました。

1 / 512345