BeGood Cafe-Archive » レポート

アースデイ東京2012レポート

2012年4月21日(土)、22日(日)
代々木公園イベント広場(東京都渋谷区)

今年もビーグッドカフェが日本最大の市民による環境イベント「アースデイ東京2012」に企画参加。オレンジプロジェクトで収穫した小田原の甘夏を販売した他、森の恵みをテーマにした「C.W.ニコルのフォレストキッチン」や福島県のお子さまが参加した「キッズウィークエンド」保養ツアーの企画協力を行いました。

■BeGood Cafe「アースデイ・オレンジプロジェクト」
ブースレポート

今回はメインステージの目の前に出展。1週間前にオレンジプロジェクトのワークショップでみなさんと収穫してきた甘夏を販売しながら、活動をPRしてきました。

名 称 アースデイ東京2011
ビーグッドカフェ企画名「アースデイ・オレンジプロジェクト」
日 時 2012年4月21日(土)、22日(日)
会 場 代々木公園イベント広場
主 催 アースデイ東京2012実行委員会

小田原の自然の恵みがぎゅっとつまった旬の甘夏は、お子さまにも大人気!2日目は小雨が降った時もありましたが、両日ともに多くの方にブースを訪れていただき、用意した甘夏はあっという間に完売となりました!当日は、メインステージのアピールタイムでもオレンジプロジェクトをご紹介し、活動を広く伝えることができました。企画参加にご協力いただいた皆様、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

12earthday_a 12earthday_c 12earthday_b
12earthday_f 12earthday_e

■「C.W.ニコルのフォレストキッチン」ブースレポート

昨年、C.W.ニコルさんとどうやって森に関する関心を高めるか、荒廃する森林をどう健全化するか考えた際に、ニコルさんから出たアイデアは、料理好きのニコルさんらしく「森の恵みをいただこう!」というもの。
いま年間14万頭駆除されているという野生の鹿。この農林業被害は相当深刻なものです。でも、駆除された鹿は森に置き去りにされるまま。鹿肉は脂が少なく高タンパクで美味しい食材です。だから、もっともっとみんなで鹿を食べるべし!そうすると森にビジネスが生まれるのです。その結果、森に人の手が入り、健全化されるのです。これをコンセプトに、昨年に引き続き、アースデイで「C.W.ニコルのフォレストキッチン」を展開しました。

名 称 アースデイ・フォレスト「フォレストキッチン」
日 時 2012年4月21~22日
会 場 代々木公園
主 催 アースデイ東京2012実行委員会
協 力 BeGood Cafe

forest_menu01forest_menu02forest_menu03

メニューはニコルさんの発案で鹿肉ステーキ、鹿肉のキーマカレー、そして鹿肉ソーセージなどが中心。美味しそうでしょ? これらは、普段からニコルさんが黒姫のアファンの森で腕をふるっている自慢料理なのです。当日は、ニコルさんご自身もソーセージを焼いて、お客様は大喜び。 「へェ~、鹿肉って美味しんだ~」と、みなさん驚いていました。みなさんも、もっと森を遊んでみませんか?

  • アースデイ・フォレスト公式サイトはこちら

■キッズウィークエンド ~福島こども保養ツアー~」
ランチ大作戦 ブースレポート

「キッズウィークエンド」は、福島県内のお子さまに線量の低いところで保養をしていただくことを目的に、アースデイ東京2012が開催した保養プロジェクトです。
約半年前に、BeGood Cafe代表理事のシキタ純と自然育児友の会代表の内田敦子さんが言い出し、共同代表となって始めました。
今回は、約160名のお子さま達に参加していただきました。
普段、外での遊びを禁じられているお子さま達に、代々木公園会場内でのワークショップや近郊での自然体験プログラムなどを通じ、環境問題をゆっくり楽しく学んでいただけたと思います。
福島での放射能問題はまだまだ解決しないので、この福島こども保養ツアーは今後も続けていかないと考えます。ご支援くださいませ。
たくさんのスタッフのみなさま、お疲れさまでした。そして有り難うございました。

名 称 キッズウィークエンド
日 時 2012年4月21(土)~22日(日)
会 場 代々木公園
主 催 アースデイ東京2012実行委員会
ランチ提供 BeGood Cafe
食材の特別提供 ポラン広場東京、ポラン オーガニックフーズ デリバリ

12Fkids_a

12Fkids_b

お腹をすかせた子ども達にランチを提供

12Fkids_c

元気いっぱいの福島からの子ども達

12Fkids_d

初日のランチチーム

12Fkids_e

2日目のランチチーム

3月のエコサタデー 「ワイワイきずなづくり」

2012年3月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

3月は「ワイワイきずなづくり」と題して、 リサイクルに取り組みながら、 昨年起きた震災をテーマにメッセージ性のある工作内容で 「きずなづくり」を実施しました。 普段、なかなか言えない感謝の気持ちを メモクリップや、ポップアップカードで伝え、 糸電話では、親子やお友達通しが「もしもし」と会話を楽しんでる姿が印象的でした。
4月は「アースデー/地球」をテーマに、自分と地球とそこに住む生命などの意識につながればと、地球をイメージした楽しい工作をつくります。
ぜひ皆さまでご参加ください。

開催日 3月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)、31日(土)
開催時間 11:00~17:00
場 所 イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

ecosatmarch

<開催の様子>

ecosaturday2012mar01ecosaturday2012mar02ecosaturday2012mar03

ecosaturday2012mar04ecosaturday2012mar05ecosaturday2012mar06

ecosaturday2012mar07ecosaturday2012mar08ecosaturday2012mar09


3月のエコサタデー 「ワイワイきずなづくり」

開催日 :3月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)、31日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

2月のエコサタデー 「春よ来い」

2012年2月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

2月は春を感じて、色とりどりのお花をモチーフにしたカレンダーや、首飾り、また画用紙を使って4色も色が変わる不思議な工作、香りを楽しんでいただく植木鉢、ゆび編みでつくるシュシュにも挑戦してみました。
お子さまとご父兄の方々が一緒に楽しんで取り組まれている姿が印象的でした。
3月は「ワイワイきずなづくり」をテーマに、昨年おきた震災のことを忘れないように、みんなで、なかよくきずなを深めるために、気持ちを伝えコミュニケーションを図るグッズが満載です! ぜひ皆さまでご参加ください。

開催日 2月4日(土)、11日(土)、18日(土)、25日(土)
開催時間 11:00~17:00
場 所 イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

ecosat2012feb

<開催の様子>

ecosat_feb01ecosat_feb02ecosat_feb03

ecosat_feb04ecosat_feb05ecosat_feb06


2月のエコサタデー 「 春よ来い 」

開催日 :2月4日(土)、11日(土)、18日(土)、25日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

1月のエコサタデー 「 昔あそびを学ぼう! 」

2012年1月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

1月は、新年らしく、懐かしい昔あそびで盛り上がりました。リサイクルに取り組み、紙トンボやダンボールを織り機として利用したうで輪づくり、けん玉や牛乳びんのフタでつくったコマ遊び、磁石の魚釣りや福笑いにも挑戦しました。また、今回はいつもと違ったコーナー、手づくりの竹馬教室や、松ぼっくりや種、実の知恵を学んで、それを利用してモビールをつくる「おとな教室」を開催し、どちらも親御さんが一緒に楽しんでいらっしゃいました。2月は「春よ来い」をテーマに開催します。

開催日 1月14日(土)、21日(土)、28日(土)
開催時間 11:00~17:00
場 所 イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

ecosat2012janp

<開催の様子>

ecosat2012jan01ecosat2012jan02ecosat2012jan03

ecosat2012jan04ecosat2012jan05ecosat2012jan06

ecosat2012jan07ecosat2012jan08ecosat2012jan09


1月のエコサタデー 「 昔あそびを学ぼう! 」

開催日 :1月14日(土)、21日(土)、28日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

オレンジプロジェクト2011開催レポート

■ミカン農園(第1農園):vol.9(2011.12.11)開催レポート

「オレンジプロジェクト収穫祭!」

今年もいよいよミカンの収穫となりました。みんなでわくわくしながら下へ降りて行くと、ぎゅっと濃いオレンジ色のかわいいミカンの実が出迎えてくれました!残念ながら木の痛みが激しくて、今年で最後の収穫となった古木もありましたが、みんなで協力しあってコンテナケースいっぱいのミカンを穫りきることができました!

収穫の後はお楽しみの餅つきです。今年も3チームに分かれて餅つきやきな粉作り、キッチンガーデンで取れた野菜のサラダや石窯デザートづくりなどを楽しみました。ランチでお腹がいっぱいになった後は、初参加の方も一緒に農園の1年間を振り返って、感想や来年のアイディアを出し合いました。

今年は大きな震災もあり、より私たちと自然のつながりや、オレンジプロジェクトの果たす役割について考えることが多かった1年でした。今後もさまざまな方と新たにつながって、楽しんで、学んで、体験していただける場をつくっていきたいと思います。来年度も多くの方のご参加をお待ちしています!

■ミカン農園(第1農園):vol.8(2011.10.23)開催レポート

「緑肥と麦の種まき」

前回種を蒔いたキッチンガーデンが大豊作で一同びっくり!早速、ランチのサラダ用にボールにいっぱい野菜を摘みました。農園を観察して行くときれいなピンクのソバの花も咲いていました。午前中は草刈りを行って、ランチは石窯でタンドリーチキンと穫れたて農園サラダをいただきます。午後は雑草を押さえ、畑を豊かにする緑肥について学んだ後、農園のデザインをイメージしながら緑肥を種蒔き。今回は苗木エリアの上に新しく麦畑をつくりました。


■ミカン農園(第1農園):vol.7(2011.9.11)開催レポート

「草刈り大作戦!+かぼちゃ料理」

前回天候が悪く、雑草を刈り切れていなかった農園。今回は雑草の種が落ちる前に農園全体を草刈りすることができました。参加者の皆さんも草刈りがしっかりできて一安心。その後は、毎年麦を蒔いていた場所にソバの種を蒔き、キッチンガーデンも整地して、野菜の種や苗を植えました。残念ながら春に植えたカボチャは収穫できませんでしたが、持参したカボチャをつかって石窯料理も楽しみました。最後はしっかり道具の手入れも行うことができ、充実した1日となりました。


■ミカン農園(第1農園):vol.6(2011.8.12)開催レポート

「バイオマスエネルギーで石窯ピザづくり」

今回は、雨混じりの天気の合間をぬって生い茂る草を刈りながら、生地からつくる石窯ピザに挑戦!講座で自然界の仕組みとバイオマスエネルギーについて学び、実際に農園でとれた薪を使って石窯を温めます。初めてのピザは小麦粉と酵母をつかった生地づくりからスタート。2人一組になってベースのソースやトッピングを選びます。それぞれの工夫が凝らされた美味しそうなピザがどんどん焼き上がりました!最後に残った白セメントで石窯の化粧仕上げも行いました。


■ミカン農園(第1農園):vol.5(2011.7.12)開催レポート

「麦の脱穀+石窯の仕上げ」

皆が見守る中、石窯の火入れを行って農園へ。畑では、とうもろこしの種が育っていて、かわいいヤングコーンが収穫できました!とうもろこし畑を囲うようにひまわりの種を、小麦を収穫した後に大豆の種を蒔いたら、今日は農園初の石窯クッキングです!2チームに分かれて、前回収穫した小麦を脱穀・製粉してクッキーをつくりました。石窯の追加工事と並行しての調理となりましたが、無事、おいしいクッキーを焼くことができました!


■ミカン農園(第1農園):vol.4(2011.6.19)開催レポート

「麦の収穫と石窯づくり!」

いよいよ待望の石窯づくりがスタートする今回、まずは草刈りと小麦を収穫し、石窯の仕組みを講座で学んだ後、事前につくっておいた基礎の上に、ブロックを積み重ねてセメントを詰めて行きます。土台ができたら耐火セメントを塗り込みながら土台やレンガを組み立てていきます。短い時間でしたが、みなさんの創意工夫と熱意で完成まで辿り着けました!



■ミカン農園(第1農園):vol.3(2011.5.15)開催レポート

「石窯づくりのプランニング+甘夏収穫!」

第3農園(甘夏農園)との合同開催となった5月は、約40人の方にご参加いただきました!
第1農園ではみかんの花が咲く中、苗木の合間にかぼちゃの苗木を定植し、草刈りなどを行いました。ランチの後は、今年の農園づくりの要となる石窯の設置位置についてアイディアを出し合って、みんなが集まるデッキの奥につくることを決定、次回からの石窯づくりが楽しみです。

その後は全員で甘夏の木が立ち並ぶ第3農園へ移動。段々畑を登り降りしながら、たくさんの甘夏を収穫しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございます!

■ミカン農園(第1農園):vol.2(2011.4.17)開催レポート

「パーマカルチャー基礎講座!」

震災後、初めての第一農園のワークショップ。今回はパーマカルチャーの講座と農園の施肥を行い、畑で野菜やハーブの種を撒きました。(レポート:学生インターン せっきー)

10:20~

今回は初めて参加される方お一人含め11名が参加しました。最初の自己紹介の中でも震災時の話題が多く、みなさん震災をきっかけにそれぞれの生活の中で何ができるかを考え、生活を見直す機会が増えたようでした。
自己紹介&オリエンテーションの後はキウイ棚の剪定と、農園の草むしりと施肥を行いました。施肥では、前回苗木の周辺に敷いた藁の上に堆肥を撒き、雑草でマルチをしてその上に、カキの貝殻の石灰をまきました。今回の堆肥は“バーク堆肥”という木の皮を発酵させたものを使用しました。なぜ肥料ではなく堆肥かというと、栄養分は少ないが有機物を混ぜると、分解してくれる微生物が生きる環境ができるから。そのため、廃棄物や有機物を与えても分解されやすい土ができていくのです!
また、牡蠣殻も分解されやすく、海でつくられた栄養のためミネラルを多く含んでいます。ただ栄養分を補うだけでなく、海の栄養を陸に届け、陸の栄養がまた海へ戻っていくような循環をつくりだしていくことが大切です。
みなさんチームワークよく作業しており、予定通り午前中に施肥の作業がおわりました!

12:00~ランチ・パーマカルチャー講座

おいしいグリーンカレーとサラダをいただいた後は四井さんのパーマカルチャー講座です。今回は少し肌寒かったので、日の当たるところで、四井さんを囲んでお話を伺いました。
パーマカルチャーの基本は暮らしを“デザイン”することですが、今回は生物多様性のお話を伺いました。生物多様性という言葉はとても抽象的な言葉で、種が絶滅しても直接的には私たちの生活に害が及ばないように思います。
参加者の1人から生物多様性というものは、とても多くの弾があるロシアンルーレットのようなものだと発言がありました。確率はとても低いかもしれませんがある日突然、環境に多大な影響が出るかもしれません。
体には様々な臓器があり、それぞれの機能を果たしているように、種の一つひとつにも役割があります。臓器が一つでもなくなると体が機能しなくなるのと同じように、地球の生態系も崩れ、うまく働かなくなってしまいます。
生物多様性は、人を含め「一つの生命体」であり、それぞれが良い意味で依存しあっているのです。その集合体の関係性・社会をどうデザインしていくかということが問題になっており、本来はすべてのものごとが“パーマカルチャー”のような考えにもとづいているのです。
里山・里海文化のように人間がいることでより豊かな環境をつくることもできる。急な変化には生物はついていけなく、安定した環境をつくっていくことが大切だそうです!そのため、一人ひとりがどのような生き方をしたいか、どのような文化を取り戻したいかを改めて考え直し、これからどのような安定した文化をつくっていくことが重要になってくるそうです。

13:30~種まき・苗づくり

ビーグッドカフェ事務局の坂本さんの買ってきていただいた種を何処に撒くか皆さんで相談して、畑の天地返しを行い、堆肥を混ぜて土作りをしたあと、畑や野菜の種を撒きました。バジルとトマトなど、相性がよいコンパニオンプラントを考えて撒いていきました。
雑草で覆われていた畑が立派な畑になり、今後芽が出て野菜ができるのが楽しみです!
種を撒いたあとは、堆肥とかき殻を混ぜて土をつくりポットに詰めて、カボチャ(普通
の品種と白い品種のもの)マリーゴールド、ラベンダーの3種類のポットをそれぞれ作りました。ラベンダーとマリーゴールドの種はとても小さく撒くのが大変そうでした。自宅でのポットの栽培方法は、1cmほど水につけておけばいいそうです。

14:30~シェアリング・記念撮影

みなさん久ぶりのワークショップで、楽しんで作業できていたようで良かったです。
純粋に楽しかった、みんなとあえてホッとしたという方や、このワークショップが刺激になり、よい良いライフスタイルに変化させていきたいなどという方がいらっしゃいました。パーマカルチャーについて感想を述べていた方もいらっしゃいました。ご参加ありがとうございました!


■甘夏農園(第3農園):vol.2(2011.4.16)開催レポート
「甘夏収穫祭!」

今回はじめてオレンジプロジェクトに参加し、知識のない私のようなものがいて、参加者のみなさまにもし不愉快な思いをさせてしまわないかととてもドキドキでした。
朝は天気があまりよくなさそうでしたが、参加者の皆さんが到着することには晴れてきて天気もよくなり、空や海の風景がとても素敵に見えてきたので良かったです。(レポート:学生インターン せっきー)

10:20~農園監察・麦踏み・アシタバ収穫・甘夏の収穫

今回は震災の影響で第1回のオレンジプロジェクトが中止となり、参加者が集まるか心配でしたが、4名の初参加の皆さんが集まって下さいました。1年ほど前から興味を持っていらっしゃった方、パーマカルチャーを学んでらっしゃる方、これから定年後の生活をどうするか考えている方など、様々な理由で参加していらしたかたがいらっしゃいました!

オリエンテーションを終え、まずは農園の説明を聞きながら農園を観察!この農園には小さな畑が2つあり、そこでは麦を育てています。その畑の雑草取りと麦踏みをしました。しかし普通、麦踏みを行う時期は過ぎてしまったので、実験的に畑の半分だけ麦踏みを行い、もう半分はそのままにしておきました。なぜ甘夏の農園に麦を育てているかというと、麦の根っこには土づくりしてくれる菌がついていて、よりよい土にしてくれるのだそうです。
麦踏みの後は甘夏の木の周辺に植えてあるアシタバを収穫しました。アシタバは香草のようなもので、甘夏と相性がよいのです!

この農園のことを知った後は、いよいよ甘夏の収穫です!今日の目標は24ケース。木いっぱいに実った甘夏が実り、木が重たそうでした。みなさん、バケツをもって、もくもくと甘夏を収穫していていきました。甘夏を採っていると、甘夏の甘酸っぱいさわやかな香りが農園に広がっていきました。天気もよく農園からは海が広がっていてとても気持ち良く収穫できました。

12:00~ランチ・甘夏収穫!・剪定

気持ちよい天候のなか、素晴らしい景色をみながらおいしいグリーンカレーとサラダ、と採れたての甘夏を縛ったジュースをいただきました。
ランチの後は午前に引き続き、甘夏の収穫を行いました。お昼に農園の大塚がいらっしゃり、甘夏を運ぶモノレールが動きました!
午後は一つの木を集中してみなさんで収穫しました。低い枝についている甘夏をほとんど収穫してしまうと、甘夏が高い所になってしまい、コンテナに乗ったり、木に登ったり、高枝ハサミを使ったりしながら収穫しました。剪定を兼ねて枝を切ったりもしました。
みんなで一つの木を収穫すると、一体感が出て楽しかったです。
収穫した甘夏はコンテナに運び、モノレールでおおつかさんがコンテナを運んでいきました。

14:30~ シェアリング・記念撮影

今回は20コンテナの甘夏を収穫することが出来ました。みなさんの感想をきいていると、「収穫していると無心になりもくもくと作業ができた。楽しかった」という感想を聞くことができたのでホッとしました。今回実際に甘夏の収穫を体験することで、農家さんの苦労が分かりました。高齢化や農園の維持の問題などの問題を今後どうするか、現実を知ることが大切。リアリティを感じとってもらうことができて良かったと思いました。

12月のエコサタデー 「リサイクルで楽しむクリスマス!」

2011年12月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

12月は、クリスマスを彩る工作が盛りだくさん。レジ袋や松ぼっくりを利用したクリスマスツリーや、段ボールを使ったオーナメント。クリスマスカード、キャンディのキラキラした袋をつなぎ合わせたリース、パーティー帽子など、リサイクルに取り組みながら、イベントを盛り上げる工作を楽しんでいただきました。
1月は「昔あぞびを学ぼう!」をテーマに開催します。竹馬やおとな教室など、いつもと違うコーナーもありますので、ぜひご参加ください

開催日 12月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)
開催時間 11:00~17:00
場 所 イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

ecosaturday12

<開催の様子>

ecosaturday12_1ecosaturday12_2ecosaturday12_3

ecosaturday12_4ecosaturday12_5ecosaturday12_6


12月のエコサタデー「リサイクルで楽しむクリスマス!」

開催日:12月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

11月のエコサタデー 「エコアートに挑戦!」

2011年11月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

11月は、小さなてんてんで絵を描いたり、落ち葉や小枝でコラージュ作品をつくるなど、「エコアート」をテーマにアート作品づくりに挑戦しました。フェルトのバッジやダンボールと布のルームサイン、LANケーブルの線のカラフルブレスレットなど、お家に帰っても使える小物もたくさん。
一緒に教室に参加されるご父兄も多く、道具の使い方などを親子で工夫しながら取り組まれている姿が印象的でした。
12月は「クリスマス」をテーマに、身近なものでつくるクリスマスグッズが満載です! ぜひ皆さまでご参加ください。

開催日 11月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)
開催時間 11:00~17:00
場 所 イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

ecoSaturday11-1

<開催の様子>

ecosatsurday11-1ecosatsurday11-2ecosatsurday11-3

ecosatsurday11-4ecosatsurday11-5


11月のエコサタデー「森・里山 大発見!」

開催日:11月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

オレンジプロジェクト 学生造園グランプリ – 造園作業レポート

2010年の学生造園グランプリを受賞したグループによる作業サポートをご紹介します。ぜひ、ご覧ください!
※造園作業は事前にご連絡いただければどなたでもご見学、ご参加いただけます。詳細や作業日程は事務局までお問合せください。お問合せ orange※begoodcafe.com(坂本)
※若者による社会変革を応援するソーシャルメディア「オルタナS」でも作業レポートを連載中です。こちらもぜひご覧ください。

第4回レポート

2011年9月15日 江間優太朗

作業内容

  • 竹の切り出し、防腐剤塗り
  • 土留め
  • パーゴラ

作業の流れ

1. 男女で2つに分かれ、竹の切り出しと防腐剤塗りを行いました。

g1
男子グループは、第1農園で、対象地の土留めに使う竹を切り出しました。9月中旬にも関わらず、全員汗だくになりながら竹を切り、駐車場まで竹を担いであがりました。
一方、女子グループは、前回、防腐剤を塗って乾かしていた木材に、もう1度防腐剤を塗りました。

2. 男女合流して、土留めを行いました。

g2
対象地まで竹を運んで、まず、段差の土留めを行いました。長めの竹を横にして、その竹が崩れないように縦に竹を打ち込んで行きました。そして、段差の上の段を平らにして、みんなで踏み固めました。前回の失敗を踏まえて、簡単なものですが、最終的には座れるようになりました。

お昼休憩

g3
ここで、午前中の作業を終えたので、お昼休憩をはさみました。今回は、吉幸さんの用意してくれたサバの水煮缶入りそうめん(?)です。みんなで同じものを食べるのは、今回が初めてで、とても新鮮でした。デザートには、スイカとパイナップルを食べ、午後の作業の話し合いをしました。

3. 午後は、パーゴラ造りをしました。

g4
パーゴラの柱を建てるために、穴をほります。段差の上と下では、穴の深さが変わってくるので、調節するのが大変でした。その後、パーゴラを固定する釘もうまく打つことができず、竹を使ったり、倒して釘を打ってみたりと、みんなで試行錯誤しながら、なんとか土台だけは完成しました。
今回も、作業の前後では、全然違う空間になり、完成に近づいてきて、楽しみです。次回は、パーゴラの完成とコンポスト造りを予定しています。

参加者の感想

「海が近くて、きれいな景色に感動しました。作業では、草を刈ったところがきれいになったり、パーゴラが建った時など、来た時と変わっていくのを見るのが嬉しかったです。何もわからずに参加したけど、楽しい雰囲気で作業ができて、良い経験になりました。」(東京農業大学造園科学科3年 井関千秋)


第3回レポート

2011年8月30日 江間優太朗

作業内容

  • 竹の切り出し
    ・第1農園から対象地で使う竹を切り出す。
    ・切り出した竹の枝を切り、長さを揃え、乾燥させる。
  • 防腐剤塗り
    ・パーゴラ用の木材に防腐剤を塗り、乾燥させる。

作業の流れ

1. 竹の切り出し

g5
木材買い出し班と竹伐り出し班に分かれて、作業を始めました。竹伐り出し班は、第1農園の竹やぶまで、元気な雑草をかき分けながら進みました。竹やぶまでたどり着くと、あまり暑さを感じませんでしたが、作業をするとなると、別の話。汗を流しながら、必要な竹を選び、切り出しました。切り出した竹を駐車場まで運び、木材買い出し班の帰りを待ち、車に入るように長さを揃えて車に積み込んで、第3農園へと向かいました。
g6
第3農園も第1農園と同様に、対象地に行くまでの道のりに元気な雑草がいました。まずは、その雑草の除去をして、道を作り、木材を運びました。幸いなことに、対象地には、雑草が少なく助かりました。そして、パーゴラをどの位置に建てるか検討しました。高さや幅が、農園の傾斜や甘夏の木によって制限されましたが、大体の位置を決めました。
g7
みんなで話し合った結果、防腐剤を塗ってから造ることになり、まずは防腐剤を塗りました。そして、切り出してきた竹をかませて、乾燥させます。9月頭に来る台風の影響が気になりつつも、台風通過前に乾燥することを祈って、乾燥させます。
そのあと、段差の土留めをしようと竹を4~6つに割いて、土留めをしようとしたところ、うまく土留めできなかったので、また、みんなで話し合い、別の方法をとることに決まり、今回の作業はここまでに。
g8
今回は、造園科以外の参加もあり、さらに造園グランプリの輪が広がりました。次回には、パーゴラが完成する予定なので、完成像にかなり近づくので、とても楽しみです。
g9

参加者の感想

「鎌やのこぎりなどの用具の使い方が、全然わからない状態で参加しましたが、みんな優しく教えてくれてとても楽しかった。」(東京農業大学栄養科学科3年 中澤知子さん)
「竹を切って、倒す瞬間はわくわくしました。なかなかできることではないので、本当に貴重な体験ができてよかったです。しかし台風で、木材や盛土がごちゃごちゃにならないか心配です。」(東京農業大学造園科学科3年 大戸萌さん)


第2回レポート

2011年8月11日 江間優太朗

作業内容

  • 整地
    ・対象地の雑草取りを行った。
    ・対象地の段差に考慮して、段差をつけた。

作業の流れ

1. まず雑草をとった後、対象地に段差を造りました。

g10
前回行った整地が、どの程度残っているか不安でしたが、実際に行ってみると、雑草も少なくきれいな状態で、とても作業はやりやすかったです。対象地以外の場所は、雑草がこれでもかというくらいに生い茂っていて、驚きました。今回は、セミの鳴き声も聞こえ、夏らしい暑さと闘いながらの作業となると思ったら、この対象地だけは、風も通り、木陰もあるので、とても涼しかったです。

2. 次に、段差を造ります。

g11
1人1つシャベルを持って、段差をつけていきます。これがまた、重労働でした。根が多く、掘ると必ずと言っていいほど根がありました。根を切りながら、段差を造りました。たいへんな作業の時に、自然と口ずさんでしまう歌も生まれました。こうして音楽は生まれたんだね!!と言いつつ、作業を進めました。ここで一つ問題が発生しました。高いほうの段に乗せた土が、今にも崩れそう!!そこで考え出したのが、みんなで行進。みんなで、さっき生まれたばっかりの歌を口ずさみながら行進です。馬鹿みたいに見えるかもしれませんが、この効果は大きかったです。ふちに座っても壊れないようになりました。完成した空間で何をやるかを話しながら、とても楽しくできました。
g12

3. 完成です。

g13
完成は、こんな感じです。すっかり座れるようになり、くつろぐことができるようになりました。今回は、蚊取り線香の活躍もあり、快適に作業が進みました。
次回の作業の話し合いもでき、ゆるく楽しくワイワイと作業ができました。
次回の作業も楽しみです。
g14

参加者の感想

「やはりこのオレンジプロジェクトの魅力というのは、あの立派な土地で自分たちが計画設計から施工、そして完成した空間の利用ができるということだと思います。すべてを自分たちの力や考えで作り上げるということは、その先のまた先までが楽しみに感じます。今回はまだ空間作りの始めの作業ですが、ここから何が出来るのだろうと思うと、暑い中でしたが自然と作業の手が進みました。友人同士、のんきな話をしながら、のんきな時間が過ごせました。都会のジリっとした暑さとは違う、さわやかな夏の思い出です。」(東京農業大学造園科学科4年 石原秀一)


第1回レポート

2011年7月16日 江間優太朗

作業内容

  • 甘夏の剪定
  • 対象地の整地

作業の流れ

g15
3月30日の現地調査以来、約3ヵ月半ぶりの甘夏農園でした。
前回見たときよりも、甘夏の木や雑草が伸びているとは思っていたのですが、想像を超える成長ぶりに、前回の参加者もびっくりしていました。
でも、夏にはありがたい木陰だらけの対象地でした。

そこに、木漏れ日を入れるためと、対象地から見る相模湾の眺望を確保するために、剪定を行いました。
みんなで試行錯誤しながら、必要な枝や残したい枝を考えながら、枝をおろしていきました。まだまだ、甘夏もたくさん残っていたため、それらも取りました。
g17
途中まで作業が進んだところで、対象地でお昼休憩です。途中でしたが、丁度いい木陰や涼しい風、相模湾の景色にみんな感動していました。みんな、いつものお昼より、数倍おいしく感じたことでしょう。
休憩も終わったところで、午後の作業です。
g18
午前の作業の剪定枝の片付けや、雑草取りを中心に行いました。剪定枝は出来るだけ小さく、1か所にまとめて、今後造るコンポストに入れる予定です。
作業は、終盤に行くにつれて、徐々に成果が見え始め、最後に地面をきれいにならして終了です。
g19
1番最初の写真と比べると、一目瞭然。想像以上の出来栄えに、驚きました。
今回の作業を終えて、対象地の勾配が、想像以上に急であることに気が付きました。みんなで話し合った結果、全体を平らにするのではなく、段差をつけて平らにすることにしました。

参加者感想

「第1回の作業ということもあって、進行や指示がうまくいかなかったりもしましたが、コンセプトである、みんなで楽しく造ることができて、本当に良かったと思います。いくつか意見も出て、みんなで造るんだという気持ちが、参加者から伝わってきました。」(東京農業大学造園科学科4年 江間優太朗)

9月のエコサタデー 「おうちにあるものでリサイクル工作!」

2011年9月
イオンレイクタウン@埼玉県越谷市

9月は「リサイクル工作」をテーマに、ビニール袋でロケット飛行機や凧をつくって実際に遊んだり、チラシを利用した切り絵のしおりをつくったりと、身近にあるものを材料に工作を行いました。
株式会社ライトオンからご提供いただいたジーンズなどの切れ端で、ワッペンやペンケースをつくる特別企画も実施。普段見慣れているものも、工夫をすれば別のものに生まれ変わる発見を、参加されたお子様方は楽しまれていたようです。
10月は「森・里山」にちなんだ工作教室を開催します。ぜひ遊びにいらしてください!

開催日 9月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)
開催時間 11:00~17:00
場 所 イオンレイクタウン mori3階 わんぱくフォレスト前

<イベント内容>

ecoSaturday_9

<開催の様子>

ecosaturday09_1 ecosaturday09_2 ecosaturday09_3
ecosaturday09_4 ecosaturday09_5 ecosaturday09_6

9月のエコサタデー 「おうちにあるものでリサイクル工作!」

開催日:9月3日(土)、10日(土)、17日(土)、24日(土)
開催場所:イオンレイクタウンmori3階 わんぱくフォレスト前
主催:イオンレイクタウン
企画:NPO法人ビーグッドカフェ
制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン

クボタeプロジェクト『地球小屋 2011』開催レポート

今年も元気に大成功!

2007年より毎年開催している小学生向けサマーキャンプ型環境授業、クボタeプロジェクト『地球小屋(TERRA-KOYA)』。第5回目となる本年は、東日本大震災を受けた被災地支援の一環として、被災地の小学生を対象とした特別編を開催しました。安曇野の自然の恵みに触れながら、子ども達とともに大いに遊んで学び、たくさんの笑顔が生まれた3泊4日となりました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

名称 クボタeプロジェクト『地球小屋 2011』(特別編)
日時 2011年7月24日(日)〜27日(水)
会場 舎爐夢(シャロム)ヒュッテ 長野県安曇野市
主催 NPO法人BeGood Cafe
特別協賛 株式会社クボタ

レポートは下にスクロールいただくか、下記日程をクリックしてご覧ください

1日目2日目3日目4日目

下記サイトでもキャンプの様子をご報告しています。ぜひご覧ください。
クボタ地球小屋レポート(株式会社クボタ制作)
クボタeプロジェクト『地球小屋2011』レポート(宿泊施設:シャロムヒュッテ制作)

7月24日(日) 1日目

■8:50福島駅集合〜13:36 穂高駅到着

image001.jpgimage003.jpg
    
福島駅にて集合!いよいよ出発です。お見送りに来てくれた保護者の方とわかれて、これから5時間の電車の旅の始まりです。車中はまだまだ緊張がいっぱい。
image005image007
    
仙台と福島から新幹線と特急、在来線を乗り継いで、やっと穂高駅に到着。車中でネームカードを書いたり、クイズをしたりして、少し気持ちもほぐれてきました。宿に到着して荷物を部屋に置いたら、オリエンテーションが始まります。

■オリエンテーション/なかよしタイム

image009image011
ドン・ガバチョ校長のお話を聞いた後、森の神様に楽しくキャンプが過ごせますようにとお祈りしたら、突然空から水の洗礼を受けてびっくり!森の中でいろんなゲームをしていく内に、さっきまでの緊張と移動の疲れはどこかに吹っ飛んでしまいました。

■ミサンガづくり

image013image015
次はテラスに移動して、ミサンガ作りです。両手を伸ばした長さを「ひとひろ」と言います。ミサンガを作るには、ちょうど「ひとひろ」の長さが必要です。生活リーダーの説明を良く聞いて、足の指も使いながらミサンガを作ります。

出来上がったら、チームカラーを塗ってお互いに腕につけ合いました。キャンプが終わるまでこのミサンガは大事な仲間のしるしです。

■自由時間/夕食

image021 
夕食までの自由時間、すぐに森に戻ってさっそく木登り。そして、楽しみにしていたレストランでの初めての夕食。お肉や魚、卵も使っていないのにみんなの大好物のハンバーグも、デザートだってあります。

夕食の前にはシェフがお料理のこと、預けばちのことの説明をしてくれました。シャロムヒュッテでは、「天と地と作ってくれた人に感謝して、いただきます」といってから食べます。少し長いですが、みんなすぐに覚えました。この後は日記を書いて、みんなで振り返りをして就寝。今日は移動も長くみんな疲れていたので早く寝ました。

7月25日(月) 2日目

■モーニングウォーク/森に挨拶


朝起きて、森にでたら、自分の好きな木を見つけて、目をつむってゆっくり挨拶をします。みんなに1本ずつ大切な「友だちの木」ができました。次は「鏡ウォーク」です。鏡を使って頭上の枝を見ながら歩くと、自分が枝の上を歩いているような気分。ペアになった友だちに支えてもらいながら、森の中で空中散歩を楽しみました。

■虫除けスプレーづくり/朝食

image033image035 
森への朝の挨拶が終わった後は、シャロムヒュッテのやよいっちから教わって、体にも地球にも優しい虫除けスプレーをつくりました。材料は水とドクダミを焼酎につけ込んでつくったドクダミエキス。身近に生えている草に、そんなパワーが隠されていることにびっくりしました。朝食はビュッフェスタイルで、シャロムヒュッテの好きな場所で自由に食べることができます。部屋の中にもトースターなどがセットされていましたが、みんな外に出て、ここちよい景色の中で、ぜいたくな朝食を楽しみました。

■自然の循環教室(1)畑の循環のお話/ねんど団子づくり/野菜の収穫

image037image039 
朝食の後は、シャロムヒュッテの畑の先生、グッサンから畑の循環について教えてもらいます。シャロムヒュッテの畑には野菜が見えないほど雑草もいっぱいあります。雑草にも小さな虫にも畑ではそれぞれ役割があるからです。そして、ねんど団子作り。安曇野のソバ、福島の麦(アオバ)、大根、かぼちゃ、トマト、ナス、レタス、とうもろこしなど20種類以上の種を粘土に混ぜて小さなお団子をつくっていきます。ねんど団子は鳥から種を守るひとつの方法で、蒔いた土地の環境に合った種の芽が出てきます。何が芽を出すかはお楽しみ、みんなこれを最終日にお土産にしました。ねんど団子をつくった後は、2手に分かれてたくさんの野菜を収穫しました。

■エコランチクッキング

image041image043
トマト、きゅうり、ズッキーニ、レタス、ヤングコーン、じゃがいもなど、収穫した野菜を使って、ほうとうやサラダを作ります。包丁を使うときは猫の手をマネして野菜をおさえると手を切ることはありません。竹に生地を巻き付けて焼く、焚き火パンも作りました。こんがり、ふっくらとても美味しく焼けました。

■自然の循環教室(2)水車づくり/川遊び

image045image047
ランチの後は、急な雨のために予定を変更。電気やエネルギーについて話をきいたあと、チーム対抗で水のエネルギーを利用した水車づくりをしました。配られたのは、コップ2個に竹串、ストロー2本とセロハンテープだけ。図面も教科書もない中、みんなでアイディアを出し合って、見事全チームがユニークなオリジナルの水車をつくることができました!そして、みんなの祈りが通じたのか、水車づくりの間に雨がやみました。いよいよ、みんなが楽しみにしていた烏川渓谷での川遊びに出発です。冷たい水に驚きながら、滝のぼりにチャレンジしたり、大きな水中メガネを使って川の生き物探しもしたりしました。

■夕食/就寝

image049image051
2回目の夕食も野菜だけで作ったメニューです。ぬれた靴を干して、日記を書いて、振り返りをして、就寝。今日も全身で思う存分遊んでみんなヘトヘトです。

7月26日(火) 3日目

■朝食/お米の教室(1)おいしくご飯を炊くマホウ

image053image055
シャロムヒュッテのお味噌汁は何故かとてもおいしくて、お代わりする人がたくさんいました。
朝ごはんの後は、やよいっちから「お米の研ぎ方」によってご飯のおいしさが変わることを教えてもらいました。その後、チームごとに一升のお米をていねいに研ぎました。おいしく炊けますように。

■お米の教室(2)ほんちゃんのお米の話

image057image059 
お米を水に浸している間に、地球小屋のサポーター、株式会社クボタのほんちゃんからお米の話をお聞きします。日本人の食べるお米の量が、昔と比べると半分になっていること、お米は食べる以外にもいろんな使い方があることがわかりました。

■お米の教室(3)ぬかくどでご飯を炊く/おにぎりづくり

image061image063
ぬかくどの先生ケンジーから、お米の籾殻(もみがら)を使ってご飯を炊く方法を教えてもらいました。電気やガスがなくても、身近なものでご飯を炊けることがわかりました。ご飯が炊けるまでの間に、みんなで森に行って「ほう」の木から葉っぱを取ってきました。これからつくるおにぎりをこの大きな葉っぱで包みます。
image065image067 
ご飯がふっくら炊けたら、みんなで三角おにぎりを作ります。シソの実やおかかの入った大きなおにぎりを3つ乗せてもほうの葉は十分の大きさ。ほうの葉で包んだ後は、手ぬぐいで上手に巻いて、おにぎり弁当のできあがりです。

■お米の教室(4)アイガモ農法の田んぼでお手伝い

image069image071 
自分で作ったおにぎり弁当を持って、藤澤農園へ。田んぼで食べるおにぎりは格別のおいしさです!
ご飯の後は藤澤さんから田んぼの役割や田んぼにいる虫のお話、アイガモ農法のお話などをお聞きしました。
image073image075
おなかがいっぱいになったら、田んぼで雑草取りのお手伝い。田んぼの中は温かくぬるっとしてとても気持ち良いです。藤澤さんのお話のとおり、田んぼの中にはアマガエルやアメンボ、珍しい虫など、生き物がたくさんいました。
    
田んぼから上がったら、おやつ休憩。地元名産の大きな下原(しもっぱら)スイカを食べました。真っ赤に熟したスイカは今まで食べたスイカの中で一番おいしい!と大人気。藤澤さんからも採れたてのおいしいキュウリをいただきました。
image077image079
おやつの後はアイガモの雛を小屋に入れて、「ここがお家ですよ」と教えてあげます。アイガモは一度小屋に入ると自分の家だと覚えるそうです。みんなが食べたスイカの皮も、アイガモの餌になるので、小屋の近くに置いてきました。スイカの皮がアイガモのお腹を通って糞になり、お米の栄養になって美味しいお米ができるのです。

■ピザ作り/夕食

image085image087
夕食は自分でピザを作ります。レストランのお姉さんに生地を伸ばしてもらい、自分で選んたトッピングをのせて、大きなピザ窯で焼いてもらいます。自分で作ったピザはもちろん、カレーもとても美味しかったです。

■キャンプファイア

image089image091
最後の夜は楽しみにしていたキャンプファイアです。みんなでゲームを楽しんだ後は「土のうえ♪ダンス」。3泊4日の間、何度も聞いた音楽が流れると体が自然に踊っていました。そして、安曇野の近くに伝わる昔話「竜の子小太郎」の影絵を見ました。迫力あるシーンの連続にみんな釘付けになりました。みんなの地元に昔から伝わるお話はどんなお話があるでしょうか。

7月27日(水) 4日目

■森とお別れ

image093image095
レストランでの終了式の後は、森とお別れです。土のうえに合わせて思い切り踊った後は、森に入って、森の木に4日間楽しかったお礼をします。「思いっきり楽しむことができました、ありがとう。これからの僕たちを見守ってください」

この後、車で松本駅まで移動し、故郷へ長い電車の旅です。安曇野は遠かったけど、あふれるほどのたくさんの思い出ができました。この思い出とできた仲間のつながりをこれからの力にして、明日からまた元気に前に進んでいきましょう。

4 / 9123456789