年に1度のライフスタイル提案型マーケット“グリーンストアーズ”
今年は、こだわりの43社が出展。食品・雑貨・コスメや農作業グッズ・太陽光パネルまで、幅広いカテゴリーで子どもから大人まで楽しんでいただけました!
エコプロダクツ展のオフィシャルマーケット(テーマゾーン)、グリーンストアーズ(GREEN STORES)が今年もエコプロダクツ展に登場!暮らしを豊かにするこだわりのエコ雑貨や安心コスメ、ファッションアイテムやフェアトレードグッズ、有機食材など、幅広く魅力的なエコグッズが集まりました。 3日間の会期中には、ビジネスパーソン、学生、主婦、ご家族連れなど、様々な方々が来場し大盛況。 気になるエコの最新情報を、お買い物だけでなく、ワークショップで体験・セミナーでお勉強、と楽しみながら入手していただくエリアとなりました。 ご来場・ご協力いただきました皆様、ありがとうございました!
エコプロダクツ2014 GREEN STORES
エコプロダクツ2014 GREEN STORES |
日 時: |
2014年12月11日(木)~13日(土) 10:00~18:00 *最終日は17:00まで |
会 場: |
東京ビッグサイト 東展示場4ホール・入場無料 |
主 催 : |
日本経済新聞社 |
企 画 / 制 作: |
NPO法人ビーグッドカフェ |
協 力: |
エコ雑貨協同組合 |
■GREEN STORES ワークショップ・セミナー情報
※ワークショップ・セミナー紹介ページはこちら。
■GREEN STORES 出展者情報
今年は、43社が出展。詳細は、下記リーフレットデータをご覧ください。
5月3日(土)~5日(日)のゴールデンウィーク後半3日間、
渋谷ヒカリエで行われたブランドバーゲンにBeGood Caféプロデュースの3店が出店しました。
BeGood Caféは、バーゲン会場奥のカフェスペースを担当。
お洒落な薬膳ドリンク、旬の無農薬甘夏を使用したスイーツ、お土産にポプリをご用意しました。
カフェスペース準備風景
お洒落なバー風のカフェに仕上げていきました。
薬膳というと薬のイメージが強いですが、TradGrasさんの手に掛かるとこんなお洒落なドリンクに・・!
クコ&ローズカフェフラッペは、こんなにお洒落で美味しいのに、美肌効果も期待できる優秀ドリンク。
女性だけではなく、男性にも大人気でした
さらに、カフェではボヌールさんの作る甘夏スイーツも一緒にご注文いただけます。
また、お土産用に「サイアムラック」さんのポプリも販売。
MARKS&SPENCER や LAURA ASHLEY でも取り扱われているトップクラスのポプリ。
母の日の贈り物に大人気でした。
みなさま、たくさんのご来場ありがとうございました!
◎サイアムラック:(
http://oriental-precious.jp/siamrak/index.html)
ドライフラワーのようなポプリではなく、生花を思わせるような上質なポプリは、花の国タイ産。「MARKS&SPENCER」や「LAURA ASHLEY」など、世界のトップブランドの商品も手掛けています。日本では、ここでしか手に入らないサイアムラック社のポプリ、母の日の贈り物に大人気でした!
◎TradGras:(
http://tradgras.shop-pro.jp/)
「健康な身体は食事から」とはよく言われますが、なかなか普段の生活で意識した食事をすることは難しいもの。そんななか、薬膳・漢方を、お洒落に身近に取り入れてもらえるようにしているのがTradGrasです。薬膳ハーブビネガーや、ハーブ味噌、Good Sleep Coffee等、どれもお洒落なパッケージで、キッチンに置いておくだけでも自慢したくなるようなお洒落なアイテムばかり。今回はカフェドリンクを担当いただきましたが、薬膳やハーブが入っているとは思えない程の美味しさで大好評でした。
◎ボヌール:(
http://www.chiraku.com/jusan/page/setafuku.html)
一番人気は「甘夏チーズケーキ」。小田原で採れた無農薬甘夏と、クリームチーズを贅沢に使った一品です。ケーキの甘さの中に、甘夏の爽やかな香りと果肉がアクセントになっています。このお菓子は世田谷福祉作業所で作られています。ブランド名になっている「ボヌール」は仏語で「幸せ」という意味。食べる人、作る人みんなが「幸せ」になるようなお菓子がたくさんでした。
4万人が参加!楽しみながら防災を学べる、体験型防災イベントを開催
エコタウンを目指して奮闘中の越谷レイクタウンで、5月17日(土)・18日(日)の2日間にかけて災害時に役立つ知恵や防災アイテムなどを学ぶ体験型の大イベント「防災まつり」が開催されました。
両日ともに天候に恵まれ、5/17(土)には埼玉県防災航空隊のヘリコプターも登場!防衛省自衛隊による災害特殊車両の体験乗車や埼玉県警察による活動紹介、被災地支援のチャリティ屋台村、防災知識を学べるスタンプラリーなど盛りだくさんの内容で行なわれました。ご協力、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
■開催概要
名 称: |
レイクタウン みんなの防災まつり |
日 時: |
2014年5月17日(土)、18日(日) 10:00~16:00、荒天中止 |
会 場: |
Lake Town OUTLET Q駐車場
同時開催エリア:イオンレイクタウンkaze/mori、水辺のまちづくり館、大相模調節池周辺、見田方遺跡公園、越谷レイクタウン駅前広場
(最寄駅:JR武蔵野線 越谷レイクタウン駅) |
参 加 費: |
無料(一部有料チャリティ) |
参 加 者: |
4万人 |
主 催: |
レイクタウン防災まつり実行委員会 |
後 援: |
国土交通省関東地方整備局、埼玉県、埼玉新聞社 |
協 力: |
埼玉県警察、自衛隊埼玉地方協力本部、日本赤十字社埼玉支部、熊谷地方気象台 |
全体事務局制作:株式会社ピース・コミュニティ・プラン
実行委員会議長:NPO法人ビーグッドカフェ代表理事 シキタ純
■主なイベント内容(一部)
各イベントの開催レポートはこちら
・防災ステージ/オープニングセレモニー
・消防チャレンジフェア!
・埼玉県警察防災フェア〜求む雄気堂々の警察官〜
・防衛省自衛隊がやって来る!
・わくわく防災スタンプラリー
・ペットボトルでつくる防災エコライト工作教室(駅前広場)
■防災ステージ/オープニングセレモニー
日 時: 2014年5月17日(土)、18日(日) 10:00〜16:00
会 場: Lake Town OUTLET Q駐車場 防災ステージ
オープニングセレモニーから始まり、越谷地域の防災で活躍する各団体のゆるキャラ撮影会や活動紹介、消防音楽隊の演奏、防災紙芝居まで、様々な催しで会場を盛り上げました。
■消防チャレンジフェア!
日 時: |
2014年5月17日(土)、18日(日) 10:00〜16:00 |
会 場: |
Lake Town OUTLET Q駐車場 |
各種消防車・救急車の展示他、特殊車両やテントを使った地震や煙の体験や、消火器訓練など実際に体験できるコーナーが揃いました。埼玉県防災航空隊のヘリコプター放水実演やハシゴ車の試乗などもダイナミックで好評でした。
■埼玉県警察 防災フェア~求む!雄気堂々の警察官~
日 時: 2014年5月17日(土)、18日(日) 10:00〜16:00
会 場: Lake Town OUTLET Q駐車場
日頃見ることの少ない特殊車両の展示他、災害に対する警察の取り組みと被災地での警察活動写真を紹介。18日(日)に行なわれた県警音楽隊の演奏とカラーガード隊の演技も大迫力でした。
■防衛省自衛隊がやって来る!
日 時: 2014年5月17日(土)、18日(日) 10:00〜16:00
会 場: Lake Town OUTLET Q駐車場
内 容: 東日本大震災で実際に活動した特殊車両等の展示・体験乗車。ゆるキャラ「サイポン」の登場
■わくわく防災スタンプラリー
日 時: 2014年5月17日(土)、18日(日) 10:00〜16:00(プレゼント引換は16:30まで)
会 場: Lake Town OUTLET Q駐車場、kaze、mori、駅前広場、水辺のまちづくり館
防災まつりの各会場に設置された5カ所のラリーポイントを回って、非常時に備えたい防災アイテムのスタンプを集めるスタンプラリーを開催。3個以上のスタンプを集めた方にLEDライトや給水バッグなど防災グッズをプレゼントしました。
■ペットボトルでつくる防災エコライト工作教室
日 時: 2014年5月17日(土)、18日(日)10:00〜16:00
会 場: イオンレイクタウン駅前広場
ソーラパネルとLED、使用済みのペットボトルを組み合わせてエコライトを作る工作教室を開催。「防災」や「太陽光発電」などについても学べる実用的な工作は大盛況。ご家族みなさまで楽しんでいただきました。(協賛:株式会社積水ハウス)
2014年4月19日(土)、20日(日)
代々木公園イベント広場(東京都渋谷区)
2日間で12万人もの人々が来場する日本最大の市民による環境イベント「アースデイ東京2014」。ビーグッドカフェは実行委員会として企画参加し、ブースではビーグッドカフェの応援する日本各地の地域活性化プロジェクトをご紹介させていただきました。
また、アースデイ東京の理事もつとめる代表シキタ純は、メインステージの総合司会を行いました。
■BeGood Cafe 「ビーグッドカフェ マーケット」
3地域の素敵なものを紹介・販売し、地域を応援!
ビーグッドカフェ マーケットブースでは、地域活性化プロジェクトの一環として、応援している3地域の素敵なものを来場者の皆様にご紹介させていただきました。
●オレンジプロジェクト/神奈川県小田原市・江之浦地区
都会に住む人々が田舎に通う仕組みをつくり、神奈川県小田原市の耕作放棄地再生・維持に取り組む「オレンジプロジェクト 甘夏オーナーズ倶楽部」からは、とれたて甘夏とその加工品の販売を行ないました。
●水源の里イキイキプロジェクト/京都府綾部市・古屋集落・橋上集落
京都府綾部市と一緒に展開している「水源の里イキイキプロジェクト」からは、現地のおばあちゃんたちが80代にして初めて特産品づくりに挑戦し、完成した「栃の実」を使ったお菓子を販売するほか、地方を応援する「イキイキ応援団」のメンバー募集も行いました。
●新潟県十日町市池谷集落
新潟県十日町市池谷集落より、「お百姓さん」を目指して、大学卒業と同時に都会から豪雪地域の田舎へ移住した坂下可奈子さんの手づくり農産物の販売や、「カワイイNORAGI製品化プロジェクト」の紹介を行ないました。
ビーグッドカフェマルシェ |
オレンジプロジェクトのとれたて甘夏 |
2日目の午後には完売しました。 |
水源の里イキイキプロジェクト |
新潟県十日町市池谷集落 |
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◎各プロジェクトの詳細はこちら
・オレンジプロジェクト :http://begoodcafe.com/archive-bgc/orange
・水源の里イキイキプロジェクト:http://begoodcafe.com/archive-bgc/suigen
・新潟県十日町市池谷集落 : http://ameblo.jp/kibousyuraku/
■メインステージ
代表シキタ純が司会!シキタによるメインステージレポート
数年前からアースデイ東京の議長から理事会の理事となってオーガナイズをつとめています。で、今年もステージの総合司会をやりました。
4月19日(土)
まずは初日の11時から場開きのお祈り。今年はアメリカ先住民の有名人、The Worrior of the mother Earth、デニス・バンクスさんが火を起こし、セージを焚いて場を清めてくれました。で、みんなでサークルダンス。素敵な場開きでした。
その後、ステージにデニスさんをお招きして、アースデイ東京実行委員長のC.W.ニコルさんと私の3人で「地球トーク」。デニスさんとニコルさんは、どっぷりと意気投合。もっとみんなで頑張って自然破壊や気候変動を止めよう!ということを力説しました。
4月20日(日)
この日もたくさんの素敵なアーティストを迎え、華々しくステージが進みました。で、フィナーレは『白崎映美ととうほぐまずりオールスターズ with 梅津和時』。東北への想いをいっぱい込めた魂を揺さぶられるナンバーの数々。大興奮のフィナーレとなりました!
今年は、なんとか雨も降らず、たくさんの方にお越しいただきました。有り難いです。
半年以上頑張ってくれたスタッフや実行委員のみなさん、お疲れさまでした!
GREEN POWER プロジェクトとして、日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2013」に出展!
GREEN POWER プロジェクトとして、日本最大級の環境展示会であるエコプロダクツ2013に出展し、お子様からビジネスマンの方まで多くの方にGREEN POWERを知っていただくことができました。
参画企業の皆様と一緒に、楽しみながら再生可能エネルギーを学んでもらえる「グリーンパワー・クイズラリー」や「GREEN POWERお笑いスタディーツアー」などのイベントも実施。また、東京学芸大学附属世田谷小学校6年3組の児童たちとコラボして展示や演劇を実施しました。
企業や学校、みなさんの力を総動員、‘楽しくかっこいい’GREEN POWERプロジェクトの真価を発揮することができました!ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
■開催概要
名称 :エコプロダクツ2013
日時 :12月12日(木)~14日(土) 10:00~18:00(最終日は17:00まで)
会場 :東京ビッグサイト 東展示場2ホール・2-012ブース
出展者 :経済産業省 資源エネルギー庁 新エネルギー対策課
※GREEN POWER プロジェクト公式サイト
http://www.greenpowerproject.jp/
企画制作:NPO法人ビーグッドカフェ
1.ブースの様子
▲かわいいキャラクターたちがお出迎え
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▲自然を感じるパネルでGREEN POWERを素敵に演出 |
▲GREEN POWERプロジェクトの各アクティビティを紹介 公式本「グリーンパワーブック〜再生可能エネルギー入門」もエコプロダクツで初お披露目! |
▲たくさんの方にご来場いただきブースはいつも大賑わい |
2.「グリーンパワー・クイズラリー」の様子
3.「GREEN POWERお笑いスタディーツアー」の様子
4.「東京学芸大学附属世田谷小学校6年3組 サタデープレゼンテーション」の様子
▲資源エネルギー庁から公式本「グリーンパワーブック〜再生可能エネルギー入門」を児童たちに贈呈、同時に「子どもエネルギー大使」として任命され、一日プレゼンテーションをしました!
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▲熱のこもったプレゼンテーションに大人たちも感激 |
▲演劇「グリーンパワーズ~未来を救う希望の力~」は児童たちが自らシナリオ考えたグリーンパワーを伝える内容。最後はダンスで楽しくPR! |
▲児童たちのプレゼンテーションを聴きに来たお客様で会場は大賑わい |
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全国から117名もの方におこしいただき大盛況で終了しました!
■イベント概要
タイトル: |
限界集落イキイキ宣言!キックオフフォーラム |
日 時 : |
2013年11月14日 18: 30~20:30(20:45~イキイキ大交流会) |
会 場 : |
東京都中小企業振興公社 3階会議室 (東京都千代田区) |
主 催 : |
水源の里イキイキプロジェクト(NPO法人ビーグッドカフェ) |
内 容 : |
キックオフフォーラム(3階 第一会議室)
18:15〜 受付開始
18:30~18:40 限界集落イキイキ宣言!京都府綾部山崎市長
18:40~18:50 イキイキ指数について シキタ純(BeGood Cafe)
18:50~19:40 里山資本主義万歳! 藻谷浩介
19:40〜20:30 応援団結成トーク(藻谷浩介、山崎善也、塩見直紀)
イキイキ大交流会(2階 浜町亭)
20:45~22:00 イキイキ大交流! |
11月14日(木)東京都中小企業振興公社(於:大会議室)にて、「限界集落イキイキ宣言!キックオフフォーラム」を開催しました。
北海道~岡山まで、平日の開催にもかかわらず、全国から117名ものかたご参加いただき、大成功での開催となりました。ご協力くださいましたみなさま、ご来場くださいましたみなさまに厚く御礼申し上げます。
当日は、全国水源の里連絡協議会会長の山崎善也綾部市長の基調報告、里山資本主義でいま話題の藻谷浩介氏、そして台湾や中国でも半農半Xで熱い注目を浴びる塩見直紀氏らが登壇。
今後ほっておけば高齢化社会の深刻な問題が待ち受けているが、一人でも多くの人たちが田舎での生活にシフトすることで、それを解決するひとつの道になりうることや、行政もおおいにそれを支援することが大切であるなど、幅広いトークがなされました。
今後も「水源の里イキイキプロジェクト」では、田舎のポテンシャルを最大限活用した豊かなフロンティア創りのため、フォーラムやワークショップを開催していきます。ぜひご参加ください!
山崎善也綾部市長 |
藻谷浩介氏 |
塩見直記氏 |
イキイキ応援団結成トーク |
100名を越す参加者の方々 |
■限界集落イキイキ宣言!キックオフフォーラム要約
限界集落キックオフフォーラム要約
vol.09(2013.12.08)■ミカン農園(第1農園):開催レポート
ミカンの収穫祭♪お餅つき
2013年の締めくくりとなる今月のワークショップ。からっとした冬晴れの天気に恵まれ、14名の方にご参加いただきました。
10:20~11:00 農園の観察、ミカンの収穫、枯れ草の整理
まずはミカンの収穫♪今年は農園のいたるところにミカンが実り大豊作。参加者の皆さんで、手分けをしながらミカンを収穫していきます。
また、農園の中腹では、6年目にしてついに実ったキウイも収穫していきます。このままでは少し硬いのですが、りんごと一緒にビニール袋に1ヶ月ほど入れておくと、りんごの発するエチレン酸で追熟し、甘くておいしいキウイとなるそうです。
11:00~13:00 お餅つき
もち米がおいしく炊き上がり、次は毎年恒例のお餅つき♪毎年参加してくださる皆さんの手馴れた手つきのおかげもあって、あっという間に2升のお餅がつきあがりました!
つきあがったお餅は、大豆から手づくりしたきな粉や、あんことあえたり、大根おろしでからみ餅にして、おいしいランチとしていただきました。また、10月のワークショップで屋根を作った石釜を使って、野菜スープをつくりました。野菜はいつもお世話になっているSさんの手作り。おいしい野菜と、芯まで熱の通ったおいしいスープができました!
13:00~14:00 ミカンの収穫
おいしいランチを食べた後は、引き続きミカンの収穫をおこないました。木々によって微妙に異なるミカン味を楽しみながら収穫
14:00~15:00 今年の振り返りと来年へ向けて
最後に2013年のまとめとして、今年1年間のオレンジプロジェクトの振り返りと、来年への向けての意見交換をおこないました。生活の一部として、オレンジプロジェクトのワークショップを楽しんでいるという大変嬉しい意見を聞くことができました。今年も1年間、ありがとうございました。
ビーグッドカフェ主催のオレンジプロジェクトは、今回で最後となりました。長年、これまでオレンジプロジェクトにご参加いただいた全ての皆様に厚く御礼申し上げます。
オレンジプロジェクトは来年から、運営主体が農園主のOさんへと移行していきます。参加募集や、プログラム内容のアナウンスは引き続きビーグッドカフェで行ないます。これからもオレンジプロジェクトをよろしくお願いします。
vol.08(2013.10.20)■ミカン農園(第1農園):開催レポート
お茶づくり・コーヒーの焙煎体験♪
早朝からの降りしきる雨にも負けず、10月のオレンジプロジェクトを開催しました!悪天候にも関わらず、5名の方にご参加いただき、お茶づくり・コーヒーの焙煎体験や石釜の屋根づくりを行ないました。
10:00~ オリエンテーション、自己紹介
今回は参加者の皆様に、自己紹介と合わせて、それぞれ「最近のちょっとした発見」をご紹介いただきました。「農園のレモンが例年になくたくさん実っている」という発見からはじまり、講師の四井さんからは「昆虫の天ぷら」がおいしかったという驚きの発言。和やかな雰囲気で始まりました。
10:20~ ワークショップ1 「石釜の屋根づくり」
オリエンテーションの後は、「石釜の屋根づくり」。雨ざらしの石釜は、使用する直前に雨が降ってしまうと、そのレンガにしみこんだ水分を飛ばすために、時間を要してしまいます。いつでも快適に使用できるようにしたいというリピーターの皆さんのご意見や、屋根のアイデアを受けて、今回のワークショップに至りました。
準備した材料は、ビニールハウスに使用する鉄パイプ(3本)、トタン板(1枚)ととてもシンプル。参加者の皆さんで、それぞれの材料の使い方/作り方を話合いながら、屋根作りを進めていただきました。
トタン板の寸法や位置、それぞれの鉄パイプの寸法など、シンプルとはいえ、決めることは盛りだくさん。参加者の皆さんで意見を出し合い、作業していきます。そして、作業開始から2時間、雨が小雨から本降りに差し掛かるところで、石釜の屋根が完成しました!
13:00~ アーバンパーマカルチャー講座「都会の暮らしとパーマカルチャー」
農ある暮らしへの関心の高まりと共に、「趣味」として農体験でストレスを発散するという段階から、「生態系を豊かにする」ために自発的な行動を起こすことが、都会に住む人たちにも求められはじめているのかもしれません。
13:30~ ワークショップ2 「お茶づくり/コーヒーの焙煎体験」
「お茶づくり/コーヒーの焙煎体験」ワークショップでは、農園のびわの木からとれた「びわの葉茶」、「黒豆茶」、「コーヒー」の3種類の飲み物づくりを行ないました。
びわの葉を煮出してできる「びわの葉茶」には、アミグダリンという薬効の高い成分が含まれており、アレルギーに効果的とのこと。参加者の方からは、「花粉症の季節にぜひ家庭でも取り入れてみたい」というお声をいただきました。
黒豆茶とコーヒーのつくり方は、両方とも、焙煎網を使って煎るというもの。コーヒーの焙煎体験はオレンジプロジェクトでは初めてのプログラムとなるため、「コーヒーの色は焙煎していたからだったのか!」といった声もありました。焙煎が進むにつれて、香ばしい黒豆やコーヒーの香りがテラスに広がります。こういった材料の見た目や香りの変化を楽しむことも日常に取り入れると、日々の楽しみが倍増しますね。
15:00~ ふりかえり/まとめ
1日中、降り続くなかでの開催となりましたが、ご参加いただいた方からは、「雨でもテラスからの風景は素晴らしく楽しかった」、「普段の暮らしでは、雨のなかにいることは少ないけれど、楽しく過ごすことが刺激なった」といったコメントをいただきました。
次回はいよいよ2013年の最終回!12月8日、開催です。ぜひお越しください!
vol.07(2013.08.11)■ミカン農園(第1農園):開催レポート
天然酵母で石釜パンづくり体験!
連日、猛暑日が続くなかの開催となった8月のオレンジプロジェクト。酷暑にも関わらず、15名の方々にご参加いただき、農園の草刈りと、天然酵母を使った石釜パンづくり体験を行ないました。
10:20~ 農園の観察、草刈り
まずは、農園を観察しながら、農園を覆い尽くすように生い茂った雑草の草刈りをおこないました。汗を滴らせながら、参加者の皆さんで一丸となって、草で覆われてしまった果実の木の周りや、農園の通路を中心に草刈り。途中、キウイのパーゴラの下で一休み。パーゴラの下はひんやりとした空気に包まれていました。講師の四井先生によると、植物には温度を下げる力があるそうで、その力のおかげで、さんさんと太陽が照りつける農園でも、植物の下には、涼しい空間が作られているとのことです。参加者のおかげで、農園の雑草はすっきり刈り取られ、草で覆われてしまった果実の木々にもしっかり太陽の光が当たるようになりました!
13:00~ ワークショップ「天然酵母で石釜パンづくり」
おいしいランチで、草刈りの労をねぎらった後は、お楽しみのワークショップ。今回は茅ヶ崎でパン屋さん「JiJi」を営む石木さんに講師としておこしいただき、パンづくりについてご指導いただきました。今回準備していただいたパン生地は「プレーン」「ライ麦」「ココア」の3種類。「レーズン」酵母で発酵させた生地と、「甘夏」「ブルーベリー」など小田原産の自家製ジャムを使って、参加者のみなさんには自由な発想でパンを作っていただき、個性溢れるパンが次々と焼き上がりました。石釜でふっくらと焼きあがったパンは、「生地がおいしい」と参加者の皆様から大好評でした。
14:00~ アーバンパーマカルチャー講座「発酵について」
今回のアーバンパーマカルチャー講座のテーマは、「発酵について」。発酵と腐敗は、微生物の作用としてはほぼ同じで、人間にとっていいものかどうか、それだけの違いという事実に驚きました。健康食品で「酵母」が取り上げられることが多いですが、自然界に存在する細菌やカビの作用を上手に使った食品だということを、日常的にさら意識したいと考えさせられる講座でした。
14:30~ 「ハーブ園づくり」
講座の後は、参加者Uさんが持参してくださったハーブ「バジル」「キキョウ」「セージ」の植え付けを行ないました。斜面に広がる農園の一段目には、Uさん企画のハーブ園が広がりつつあります。「セージ」は雑草に覆われて彼かけてしまったものを植え替えたもの。来月には元気に育っていてくれるのを願うばかりです。
来月のオレンジプロジェクトは9月16日(祝・月)。ジンジャエールづくり体験を行なう予定です。お楽しみに!
vol.06(2013.7.14)■特別編「夏のまるごと体験DAY」開催レポート
小田原・根府川の魅力をぎゅっと凝縮!特別編として「夏のまるごと体験DAY」を開催!
青い海と緑の森に囲まれた小田原・片浦地区。片浦の自然や人が大好きな3団体((1)片浦“食とエネルギーの地産地消”プロジェクト、(2)日本コロニヘーヴ協会(エノコロ)、(3)NPO法人ビーグッドカフェが「かたうら好き×好き連」を結成!それぞれの素敵な活動をぐるりと回りながら体験できる特別編として「夏のまるごと体験DAY」を開催しました。申込みを開始すると、早々と定員オーバーとなり、満員御礼での開催となりました。お申込みいただいた皆様、ありがとうございました。
夏の暑い日ざしがさんさんと照りつけるなか、27名もの方にお集まりいただき、まず、向かったのは「寺山神社」。駅から向かう道中に「片浦電力」の太陽光パネルを発見!実際に子ども達がお祭りの練習をするための灯りにも使用したことがあるそうです。寺山神社では、地域の方からお祭りのお話を伺いながら、無形民俗文化財にも指定されている「鹿島踊り」を見学させていただきたきました。悪疫退散、航海安全のため、古くから受け継がれる踊りです。
お祭りの見学をした後、次に向かったのは、旧片浦中学校。校庭に広がる「キッチンガーデン」の見学や、きゅうりやトマト、紫蘇などの収穫体験をしました。
次に向かったのは、海を見渡せる甘夏農園へ。根府川駅から甘夏農園への移動は「ヒルトン小田原」様にご協力いただき、車内でほっと一息。
甘夏農園では、甘夏酵母で焼き上げたおいしいパンや、甘夏の砂糖煮いりのどら焼きやぜんざいの販売のほか、
甘夏サイダーの試飲など盛りだくさんなプログラムを楽しんでいただきました。なかでも人気だったのが、「甘夏採り放題」。本日のお土産にたくさん収穫していただきました!また、アジアンカレーのランチを、海を一望しながら楽しんでいただきました。
その後、「ミカン農園」への場所を移し、今度は農園で採れたてのハーブ(ミント)を使ってハーブティーづくりを体験。今年で9年目となる農園づくりで、初めて実ったキウイのパーゴラの見学や、参加者の方の声を紹介しました。
次はいよいよ最後のプログラム。デンマーク式週末コミュニティガーデン「コロニヘーヴ」体験です。かわいい小屋と緑にかこまれたコロニヘーヴの優しい雰囲気に包まれながら、手作りの梅ジュースをいただき、駆け足で根府川をめぐった労をねぎらっていただきました。
来月は8月11日(日)!ワークショップでは天然酵母を使ったパン作りを予定しています。ご都合の合う方は奮ってご参加下さい。
vol.05(2013.6.16)■ミカン農園(第1農園):開催レポート
草刈り、ハーブウォーターづくり、ハーブ苗植え付け
早朝にザーザーと降り注いでいた雨は、午後にはあがり、なんとか天候に恵まれての開催となった16日のワークショップには9名の方におこしいただき、草刈りやハーブウォーターづくり・ハーブ園づくりワークショップを行ないました。
10:00~ ワークショップ「ハーブウォーターづくり」
まずは、初の試みとなるハーブウォーターづくりです。まずは農園ですくすくと生育しているハッカ(和製ミント)を大きなざるにいっぱいになるまで収穫し、手で小さくちぎり、お湯の入った密閉できる鍋にセットします。ハッカはこれで準備完了です。
鍋を蒸留器具(写真)に鍋をセットします。一見難しそうに見えますが、原理は「ハーブ入りの沸騰した水蒸気を冷やす(蒸留)」とのこと。やり方によっては、家にあるものでも簡単に再現できます。ハッカをセットして5分後、ポタッ、ポタッとハーブウォーターが落ちてきました。ハッカの爽やかな香りが漂います。
10:30~ アーバンパーマカルチャー講座「ハーブのある暮らしを楽しむ」/「ハーブ園づくり計画」
ハッカの爽やかな香りに包まれながら、四井先生によるパーマカルチャー講座をおこないました。今回のテーマは「ハーブについて」。ハーブというと西欧のイメージが強く、香りを楽しんだり、お茶にしたりするイメージが強いものの、なかには薬効の強いものもあり、生活の取り入れ方には様々な方法があるとのこと。例えば、ハッカから作られる「メントール」はのどの炎症を抑える薬やリップクリームに広く取り入れられていますが、そのほかに、消化不良や風邪の改善にも良いとのこと。
ハーブの効能を学んだ後は、参加者の皆さんで「ハーブ園づくり計画」について話し合いました。今回のワークショップでは、「ラベンダー」、「マロー」、「マルベリー」などの苗を植えていきます。このハーブ園作り計画は、これまでに20回以上オレンジプロジェクトに通ってくださっているUさんの発案によるもの。農園の全体的なデザインも考えて、それぞれを植える場所をご提案いただきました。ご協力ありがとうございました。
11:00~ 農園の観察、草刈り
ハーブウォーターの抽出には時間がかかるため、その時間を使って、農園の観察と草刈りを行ないました。1ヶ月ぶりに訪れた農園には、夏の暑さが本格化したこともあって、うっそうと草が生い茂っていました。斜面を下って農園の観察をしながら、草を刈っていきます。特に参加者の皆さんが注目したのは、パーゴラにたわわに実ったキウイたち。数年かけて初めて実ったキウイだけあって、秋~冬にかけて収穫するのが楽しみになりました。
また、合わせてUさんの指導のもと、ハーブの苗の植え付けも行ないました。
12:00~ ランチ/ワークショップ「石釜の屋根づくり」
ランチは毎月恒例のアジアンカレー。なんと今回は参加者のSさんから、畑でとれたおいしい野菜を差し入れていただき、早速、たまねぎをサラダに使わせていただきました!とっても甘くておいしかったです。ありがとうございました。
おいしいランチを食べた後は、今後のワークショップで計画している石釜の屋根作り計画を参加者の皆さんで話し合いました。
応急処置案、しっかりした屋根を作る案など、素材や骨組みの組み方など様々な意見が飛び交いましたが、木材を使ったしっかりした屋根を作るということでまとまりました!こちらも秋に実施するのが楽しみです。
14:00~ 草刈り
石釜づくりの話し合いのあとは、引き続き草刈りをおこないました。ハーブが見えないほど生い茂っていた草を丁寧に手刈りして、農園は見違えるようにきれいになり、今回のワークショップは終了となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
次回は7月14日(日)開催です。7月は特別編として、根府川地区で同じように活動している2団体と協働し、「夏のオープンデイ」と題して、地域の伝統や、デンマーク式週末農業スタイル「コロニヘーヴ」等も体験できるいつもとは違った体験が出来るスペシャルデイです。
◎詳細はこちら
ご都合の合う方はふるってご参加下さい。
Vol.04(2013.05.19)■ミカン農園(第1農園)開催レポート
草刈り、甘夏の石けんづくり、甘夏の収穫
雨の予報を吹き飛ばし、晴天に恵まれ開催となった今回のオレンジプロジェクト。甘夏の収穫、花の咲く季節が重なったこともあって、柑橘のほのかな甘い香りに包まれながら、15名の方にご参加いただき、草刈り、甘夏の石けんづくりの、旬の甘夏の収穫を行ないました。
10:20~ 農園の観察、草刈り
すくすくと育った草で農園が覆われる季節がやってきました。柑橘の木の周りや植物を育てている部分を中心に農園を全体的に草刈りしていきます。急な斜面に広がる段々畑の農園の草刈りを進めながら、5年前に植えたキウイ棚の紹介や、農園に生えている植物の紹介も行ないました。
11:30~ 甘夏の石けんづくり
草刈りのあとは、9年目にして初の取り組みとなる甘夏の石けんづくりです。甘夏の皮から、精油を「圧搾法」という方法で抽出するため、まずは、甘夏の皮を細かく刻んでいきます。その後、細かく刻んだ甘夏に圧力をかけ、少しづつエッセンスを抽出します。
12:00~ ランチ、アーバンパーマカルチャー講座 「自然の香りを暮らしに活かす」、石けんづくり(続き)
おいしいアジアンカレーを食べた後は、アーバンパーマカルチャー講座。今回のテーマは「自然の香りを暮らしに活かす」です。身近にある自然の香りを、生活に活かすための様々な知恵を学びました。ご参加された方のなかには、既に「ゲットウ」を防虫に使用している方もいました。
講座の終了後は、甘夏の石けんの仕上げ。今回は「石けん素地」を使ってのワークショップ。まずは石けん素地にお湯をいれ、耳たぶぐらいのかたさになるまでよく練ります。その後、午前中に抽出した甘夏のエッセンスを加えていきます。ほんのりオレンジ色に色づいたら、好みの形に整えていきます。型抜きをする方、表面に花びらを添える方など、ご参加いただいた方、それぞれ個性溢れる石けんが完成しました。
14:10~ 甘夏の収穫
ワークショップ終了後は「第3農園」に移動して、旬の甘夏の収穫を行ないました。全体で80本近くある木々に、たわわに実った甘夏を収穫。長年、剪定など行なわれていなかった農園の甘夏は、どれも背伸びしても届かないほど、高い所に実っているため、木登りする収穫チームと、収穫した甘夏をキャッチするチームに分かれ、収穫していきました。あっという間に100キロ近い甘夏を収穫し、今回のワークショップは終了となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
Vol.03(2013.04.29)■ミカン農園(第1農園)開催レポート
草刈り、生態系調査&野草の収穫、甘夏の収穫
すがすがしい春の気候にも恵まれた今回は、ご家族連れや初めてご参加の方にも多くおこしいただき、24名もの参加がありました。ワークショップでは草刈りのほか、今回が初の試みとなる生態系調査&野草の収穫、先日のアースデイでも販売した甘夏の収穫をおこないました。
10:20~ 農園の観察、生態系調査&野草の収穫、草刈り
今回初の試みとなる生態系調査&野草の収穫。特別講師の池竹先生(植物調査の専門家)を招いて、農園の生態系についてお教えいただきました。いつもミカンの木の生育を阻む「雑草」として草刈りしている野草でも、若芽の部分は食べられるとのこと。若芽を摘み取り収穫、その後その他の部分を草刈りしていきました。収穫したのは、カラムシ、ヤブガラシ、ドクダミなど例年草刈りしたことはあったけれど、食べられるとは想像もしたことのないものばかり。収穫した野草はランチでてんぷらにして、早速試食です。
野草リストはこちら→
12:00~ ランチ・アーバンパーマカルチャー講座
ランチは天ぷらうどん。先ほどの草刈りで収穫した野草たちの試食です。それぞれの野草には、粘りがあったり、少しだけ苦味があったりと、その特徴を味わいます。野草の天ぷらは、数年オレンジプロジェクトに通ってくださっている参加者の方にも大好評で「これまでは雑草だと思っていたけれど全然青臭くなくて安心した」「こんなにおいしいならもっと早く食べてみればよかった」「雑草だらけの農園を見るとため息がでていたけれど、おいしそうに見えるようになった」といった感想がよせられました。
ランチの後は、四井先生のパーマカルチャー講座。今回のテーマは「野菜」。野草は農園に自生しているけれど、私達が日ごろ食べている野菜は、実はほとんど海外から渡来しているものであること、野菜の育て方、ひいては大地との関わり方まで、今日の体験を参加された方、皆さんの都会の暮らしのなかで活かしていただきたいヒントがたくさん盛り込まれていました。
13:20~ 甘夏の収穫
講座の後は、80本以上の甘夏の木を保有している第3農園へ場所を移して、旬の甘夏の収穫を行ないました。アースデイでは「昔ながらの味がする」「甘酸っぱくておいしい」と大好評だった甘夏です。特別講師の池竹先生の「完熟して落ちてしまっている甘夏が一番おいしい」とのアドバイスをもとに、みんなで試食してみると確かにおいしい!たくさんの発見に満ちたワークショップとなりました。ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!
Vol.02(2013.03.10)■ミカン農園(第1農園)開催レポート
施肥、キウイ棚(パーゴラ)の修復、野草の苗の定植他
いよいよ2013年のワークショップがスタート。集合場所の根府川駅では、きれいな「おかめ桜」が出迎えてくれました。今回はみかん農園の近くの甘夏農園(第3農園)で開催している甘夏オーナーズ倶楽部のオリエンテーションも同時開催となり、お昼には全員合流してランチを楽しんだ他、今年の新たな試みである参加者中心の自主プログラム(アダプトプログラム)として、パーゴラの修復や苗の定植を行いました。
10:20~ 農園の観察、施肥
午前中はみかんの木にとって大切な施肥を実施。根の先の養分を吸収しやすい部分に肥料があたるように、枝のはり方を見ながら、苗木を中心にドーナツ上に肥料をまいていきます。今回はかき殻と菜種粕を適量まいた後、マルチ(地面を覆って雑草や乾燥を防ぐもの)になるように堆肥をかぶせました。午前中はオーナーのオリエンテーションと重なり、人数は少なかったものの、息のあったチームワークで予定していた木全てに施肥をすることができました。
12:00~ ランチ/アーバンパーマカルチャー講座
ランチはオレンジプロジェクトの定番アジアンカレー。今回は参加者の方がご自宅の畑で育てたネギの七輪焼きや、甘夏オーナーのパン屋さんによる甘夏酵母パンも登場!甘夏農園でのオリエンテーション参加者も合流し、豪華な昼食になりました。ランチの後は、四井先生のパーマカルチャー講座。今回のテーマは「暮らしをデザインする」。パーマカルチャーの考え方や土づくり、午後のアダプトプログラムに向けた話をしていただきました。
13:20~ キウイ棚(パーゴラ)の修復、野草の苗の定植、ロケットストーブ試運転など
午後は再び甘夏農園に戻って作業をするオーナーと、午後のアダプトプログラムに参加する方に分かれて作業を開始。
今回のアダプトプログラムのメインは、キウイ棚(パーゴラ)の修復。畑の中に休める日陰がほしいとのことで、2008年のワークショップ参加者でつくったパーゴラ。その時に植えたキウイの苗木も育ち、昨年は初めて実をつけることができたのですが、年々大きく育つキウイの重みや木材の劣化により、昨年冬に柱が倒れて、パーゴラも崩れてしまっていました。今回は講師四井さんのアドバイスの元、参加者中心に試行錯誤の末、新たに単管を打ち込んで補強する形で見事パーゴラが復活しました!これで今年もキウイが実をつけることができそうです。
その他、今回は参加者の自主プログラムとして、オダマキなどの野草の苗の定植や、持参いただいたロケットストーブの試運転などを行いました。ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!
Vol.01(2013.02.21)キックオフミーティング開催レポート
今年で9年目を迎えるオレンジプロジェクト。2013年もいよいよ始まります!オレンジプロジェクトでは毎年、月例ワークショップ開始に先立ち、参加者の皆様と一緒にワークショップ内容を考える「キックオフミーティング」を都内にて開催しています。先日21日に開催したキックオフミーティングには、平日にも関わらず13名の方にご参加いただき、和気あいあいとした雰囲気のなか、2013年の活動計画を立てました。
今年のオレンジプロジェクトの柱は「アダプト・プログラム」。活動9年目を向かえたオレンジプロジェクト。毎月のように農園通ってくださる方からは、「月に一度、小田原の農園にいくのが生活の一部になっている」とい方もおり、皆さん根府川の農園にはとても愛着を持ってい下さっています。そんな参加者の皆様の「農園であんな取り組みをしたい」「こんなものを作ってみたい」とこれまで思い描いていた企画を、ぜひやっていただこうという参加者主体のプログラムをスタートすることといたしました
代表のシキタよりアダプト・プログラムの趣旨をご説明させていただいた後、ワークショップで実際にどんなプログラムを実施したいか2つのグループに分かれて話し合いました。
ワークショップでは、「発電をしたい」「石釜の屋根を作りたい」「パーゴラを作りたい」「ロケットストーブで料理がしたい」「竹かごを作りたい」「雨水タンクを農園に複数設置したい」「農園の生態系調査をして野草を食べたい」「みかんの皮からアロマオイルを作りたい」など、農園を良く知る参加者の皆様ならではの意見が飛び交いました。
それぞれのプログラム毎にリーダーを任命。リーダーを中心にワークショップの企画をしていただくこなりました。次の3月10日のワークショップでは、昨年の台風で壊れてしまったパーゴラ(キウイ棚)の修復、4月にはロケットストーブで調理体験をする予定です!
昨年の「食」にフォーカスした内容とはまた一味違ったオレンジプロジェクトになりそうで、とても楽しみです。ご興味のある方は、ぜひご参加下さい!お待ちしております。
今年も元気に大成功!
2007年より毎年開催している小学生向けサマーキャンプ型環境授業、クボタeプロジェクト『地球小屋(TERRA-KOYA)』。第7回目となる本年も、2011年から続けている東日本大震災を受けた被災地支援の一環として、被災地の小学生を対象とした特別編を開催しました。山形県庄内町の自然の恵みに触れながら、子ども達とともに大いに遊んで学び、たくさんの笑顔が生まれた3泊4日となりました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
名称 |
クボタeプロジェクト『地球小屋 2012』(特別編) |
日時 |
2012年7月28日(日)~7月31日(水)/3泊4日 |
会場 |
月の沢温泉 北月山荘 [〒999-6609 山形県東田川郡庄内町立谷沢西山1-67] |
主催 |
NPO法人BeGood Cafe |
特別協賛 |
株式会社クボタ |
開催レポートは下にスクロールいただくか、下記日程をクリックしてご覧ください。
◎「地球小屋 2013」参加者コメント動画は「こちら」をご覧ください!
◎以下でもキャンプの様子をご報告しています。ぜひご覧ください。
クボタ地球小屋レポート(株式会社クボタ制作)
●1日目 7月28日(日) 曇り時々雨
テーマ:友達になろう
さあ、いよいよ『地球小屋2013』が始まります。予定通り福島駅に全員集合した後、見送りにきてくれた家族に元気いっぱいに「行ってきます!」を伝えて、スタッフと一緒に新幹線に乗り込みます。電車の中ではすっかり緊張もほぐれ、キャンプネームを名札に書いたり、クイズを出し合ったり。スタッフともすぐに仲良しになりました。
途中の乗り継ぎも含めて約3時間、清川駅に到着。たくさんのスタッフが出迎えてくれました。ふたつの大きな車に分かれて乗って、いざ、宿である「北月山荘」に向かいます。
3泊4日過ごす「北月山荘」に到着したら、部屋に荷物を置いて昼食。みんな朝早く出て来たので腹ペコです。初めての郷土料理に戸惑う子もいれば、早速おかわりしている子もいました。昼食を食べたらいよいよオープニングセレモニーです。最初は校長先生のドンガバチョからのご挨拶。その後もインタープリターのイマジンやコタ、みんなと一緒に過ごす生活チームのリーダーや庄内町の皆さん、特別協賛の株式会社クボタの皆さんの紹介がありました。
セレモニーの後はお楽しみのゲームが続きます。北月山荘に到着してからは、雨が降ったりやんだりしていましたが、大広間で楽しくゲームやゆび編みにチャレンジ!新しい友達の名前を覚えたり、手首につけるミサンガを1本づつつくりました。
ゲームや指編みに夢中になっていたら雨が上がっていました!やっと外に出て、まずは記念撮影です。
記念撮影の後は、「北月山荘」から少し山を上がったところにある「鶴巻池」をまわりながら、葉っぱ探しをしました。傘になりそうな大きな葉っぱから小さくて細長い葉っぱまで、数え切れない種類の中から自分の好きな葉っぱを3枚選びます。個性豊かな葉っぱが集まったところで始まったのは「葉っぱジャンケン!」。「より穴が空いている葉っぱ」や「よりギザギザな葉っぱ」など、イマジンからのお題にそってジャンケンをします。見方によってどの葉っぱでも勝ったり、負けたり。不思議で楽しいゲームでした。
葉っぱジャンケンが終わったら、北月山荘の大きなお風呂に入って夕食です。今夜は囲炉裏で焼いた大きな魚「ヤマメ」が登場!庄内町のお母さんに頭までおいしく食べられるよと言われて、ほとんどの参加者が恐る恐るチャレンジしていました。かぼちゃのサラダもおいしかったね。
そして、夕食の後はナイトプログラム。ちょうど雨も止んだので近くの森へ散策に行きました。
普段はなかなか味わえない暗い夜の森の中を歩きながら、水の音やカエルの声、いろんな音から景色を想像します。夜道になれて宿に戻る頃には川沿いにキラキラ輝くホタルがたくさん!流れ星を見た子もいました。
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そして、初日最後のプログラムは「ふりかえり」です。今日1日で心に残ったこと、楽しかったこと、チャレンジしたこと・・・自分自身の中でゆっくりふりかえりながら、シートに感想を書いたり、付箋に今日感じたそれぞれの「スゴい!」を書いて貼ったりしました。
●2日目 7月29日(月) 晴れ時々曇りと小雨
テーマ:お米と田んぼ体験
2日目の朝は気持ちのいい晴れ!朝一番は「キキソソ」の練習からスタートです。「キキソソ」はチベットのお坊さんが仲間を迎える時に歌う唄から始まっているそうです。ともだちようこそ〜♪3回やったら、唄も手振りもすぐに覚えることができました。
「キキソソ」の後は長縄。最初はチーム対抗でスタート!チームではブルーチームが最高32回を跳んで優勝。その後は皆で連続8の字飛びにチャレンジ。なんと1回も途切れずに50回を超えることができました!運動の後の朝ごはん、おいしかったですね。
2日目は「お米の教室」と「田んぼの教室」です。
日本の自然や文化に深く根付いている「お米づくり」。最初は株式会社クボタのホンちゃんによる「お米の教室」です。写真や実際の稲穂を使いながら、お米づくりや田んぼのことはもちろん、昔に比べるとお米を食べることが減って、農家さんがつくるお米の量も減っていること、そのために、手入れがされずに荒れてしまった田んぼが増えていることも教えてもらいました。
次は、校長のドンガバチョから日本に古くから伝わる、お米の収穫を神様に感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」の話を聞きました。毎日食べているお米も毎年、天気と自然の恵みを受けて、農家さんが大切に育てて収穫されたもの。これからも感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
続いて、ドンガバチョが教えてくれたのは「精米」。
山形県の南東北クボタのみなさんが用意してくれた精米機を使って、稲穂からお米の殻をとった茶色い玄米を、いつも食べている白いお米にする精米を実際にやってみました。機械のダイヤルを回してどれくらい削るかを選んで、上から玄米を入れてスイッチをいれると、いつも食べている白いお米と米ぬかが出てきました。米ぬかも漬け物に使ったり、石けんがわりに使ったりすることができます。
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一息ついた後は、今日のテーマに沿って、昼食づくり。みんなで玄米を炊いておむすびをつくります。まずは、あらかじめ洗って水に浸してくれていたお米を4つのチームに分かれて「飯ごう」に入れて、分量のお水を入れます。お水が入ったら次は火起こしにチャレンジ、がんばるぞー!
ここでスタッフが用意したのは、ずらっと並んだいろんなサイズの薪や枝に板、新聞紙にライターなど。何をどうやって使うかは子ども達だけで考えます。チームごとに工夫しては失敗を繰り返し、全チームが上手な焚き火を完成!薪を足しながら火加減を見守り、飯ごうの中からブクブク泡が出なくなったらお米の炊きあがりです。
どのチームもおいしそうな玄米ご飯が炊けました。さあ、次はおにぎりづくりです。みんな自分のお昼ご飯作りに一生懸命。きれいな三角おにぎりができました。最後は笹に巻いて、手ぬぐいで包みます。
玄米おにぎりができたら、近くの田んぼに移動。行ってみると田んぼのとなりの広場に大きな農業機械が3台と南東北クボタの皆さん、田んぼのオーナーのずっちゃんが待ってくれていました。新しい仲間が増えましたのでみんなで「キキソソ」を歌います。キキソソが終わったらテントの中で昼食。自分で握った玄米おにぎりはどんな味がするでしょうか。
昼食が終わったら、待ちに待った農業機械の体験です。まずは、機械の仕組みや働きを順番に説明してもらいます。
最初は、田んぼの土を耕すトラクター。実際に広場の芝生を耕してもらうと、あっという間にとてもふかふかの土になりました。
次は、田植え機です。まるで手で植えているかのような機械の動きにみんな目が釘付け。前に進みながら、苗をしっかり田んぼの中に固定させていくことが設計の難しいポイントだそうです。
最後に稲を刈り取る大きなコンバインを見せてもらい、試乗会となりました。それぞれ気になった機械の前に並びます。ほぼ全員が農業機械にふれるのは初めて。大興奮の試乗会になりました。
次はずっちゃんの田んぼのお手伝いです。その前に、雑草と稲の見分け方を教えてもらいました。
雑草がわかったところで、みんなで田んぼへGO!手入れが行き届いている田んぼは雑草も少なかったけど、やわらかい土の感触や田んぼを支える虫などたくさんの発見がありました。雑草取りの後は、スイカのおやつです。普通のスイカと地元名産の尾花沢スイカを食べくらべしました。
最後は、お世話になったずっちゃんや南東北クボタの皆さんにお礼を言ってトラクターと記念撮影です。
北月山荘に戻ったらお風呂に入って夕食の用意。この日はレッドチームとブルーチームが配膳のお手伝いをしました。そして2日目のナイトプログラム。民話の先生(かっぱさん)が来てくれて、みんなにかっぱの秘密や庄内弁を教えてくださいました。そして最後は今日一日のふりかえり。みんなにとって今日の「スゴイ!」は何だったでしょう??
●3日目 7月30日(火) 曇り時々雨
テーマ:食と水と自然の楽しさ
3日目は朝から雨模様でしたが、みんなで雨合羽を着て元気に森にお出かけしました。
1日目のナイトプログラムで夜歩いた森を通って山道を抜けて歩きます。上り道もあって少し大変でしたが、夜とは違うにおい・音・景色が新鮮でした。山道を抜けたあとは自然に隠れた人工物を探す「カモフラージュゲーム」。意外なものが隠れていて、答え合わせに盛り上がりました。朝から遊んだらおいしい朝食です。
朝食の後は、みんな水着に着替えてライフジャケットをつけて、さぁ、待ちにまった川遊びに出発!川に詳しい庄内町の冨樫さんも一緒に徒歩で川まで降りていきます。
川に到着したら、まずはイマジンと大事な笛の合図を確認、みんなで川に入っていきます。
この川は近くの雪山・月山の雪解け水が湧き水になって交わるところなので夏でもとっても冷たい!みんな最初はびっくりしていましたが、どんどん深いところに進んでいきます。この麗しき乙女たちは、この後「探検隊」となって、支流をさかのぼって滝にアタックしちゃいました。
他にも100個以上のすてきな石を集めた石コレクターの女の子や、砂金ハンターの男の子。庄内町のみなさんが用意してくれたボートでゆらゆら浮かんで遊ぶ子や川の中でプロレスを始める子も。みんなで川の自然を満喫しました。
午前中思いっきり遊んだら、一旦川からあがって、昼食に。今日は外でつくって食べるアウトドアクッキングです。メニューは焚き火パン、ふかしジャガイモ、とうもろこしのお味噌汁。とうもろこしはゴロン!とお椀に入るように大きめに切ります。
焚き火パンは、あらかじめ発酵させてくれたパン種を竹の棒にグルグル巻きつけて、みんなで焚き火を囲んで焼いていきます。ポイントは、近づけすぎて焦がさないように、遠火で焼くこと。とても上手にパンが焼けました!
できあがったとうもろこしのお味噌汁はこんなにダイナミック。
次は庄内町のこうちゃん達がふかしてくれたじゃがいもをドンガバチョからいただきます。「大きいのお願いします!」おかわりもたっぷりあって、みんなお腹いっぱい。午後も元気に遊べそうです。
昼食を食べた後は、もう一度川へ。途中から雨も降り始めましたが、みんなビショビショになって予定時間まで目一杯楽しみました。宿に帰ったら、すぐ温かいお風呂へ。少し休憩したら大広間でお土産作りです。各チームの生活リーダーに教えてもらいながら、庄内の稲わらで馬を作りました。
夕食の後は最後の夜のお楽しみキャンプファイヤー。残念ながら雨が止まず、室内でのキャンプファイヤーとなりましたが、歌ったり踊ったりちょっと怖いお話を聞いたり、ひとつの火をみんなで囲んですてきな時間をすごしました。そして今日の振り返りです。今日はどんな一日だったでしょうか。
●4日目 7月31日(水) 曇り時々雨
テーマ:自然・家族・みんなに感謝
「地球小屋 2013」最終日の朝を迎えました。朝は初日に行った鶴巻池へ。4日間をふりかえりながら、それぞれ思い思いの時間を過ごします。その後はロッジに行って、家族へキャンプのことを伝える絵はがきを描きました。朝食の後は、荷造りと部屋の片付け。車に荷物を積み込んだら、昨日思い切り遊んだ川原に行って川にもお別れ。それぞれお気に入りの石を選んでペイントをしました。
川原から戻ったらいよいよ終了式です。
4日間をふりかえるスライドショーの後は、校長先生ドンガバチョからのご挨拶。続いて終了証授与式へ。実は、このキャンプでは最後に全員が「チャンピオン」に認定されます。発表されるチャンピオンにみんな驚いたり、笑ったり。今年もたくさんのチャンピオンが誕生しました。
一人ひとり4日間一緒にすごした生活チームのリーダーから、写真やふりかえりシートなどが詰まった「思い出ファイル」をもらいます。
株式会社クボタのみっちゃーからは、記念品としてチョロQを。川で一緒にいっぱい遊んでもらった庄内町のコバちゃんからは、「今度はお家の人連れておいでよ」と町を紹介するパンフレットをいただきました。
最後はスタッフからもみんなにありがとうのご挨拶です。毎日ヘトヘトになるまで遊んでくれたイマジンとコタや毎日おいしい食事をつくってくれたり、みんなが思いっきり遊べるようにいろいろ準備してくださった庄内町のみなさんからも挨拶がありました。終了式が終わったら、最後の昼食。メニューはみんなの好きなカレーでした。一緒に声を合わせて「天と地とつくった人に感謝して、いただきます!」
昼食の後は、最後の記念撮影。右側の木は記念植樹する予定だった栗の木。残念ながら雨で植樹ができなかったので、一緒に写真を撮りました。木は北月山荘のネコさんがちゃんと植えてくれていますよ。ぜひ、大きくなった栗の木に会いにきてくださいね。
そして、みんなで最後のキキソソと握手の輪がぐるりとまわって「地球小屋 2013」が終了しました。
体全体でいろんなことを感じ、いろんなことにチャレンジした4日間。明日からは、見るもの、感じるものが今までとは違っているかもしれません。このキャンプで感じ、考え、体験したことを忘れずに、毎日の生活を大切に過ごしてほしいと思います。みんな、また、会いましょう!
地球規模の環境問題を学ぶ、「触れる地球」のデモンストレーター養成講座(第3回)大成功!
開催日時: |
2013年2月16日(土) |
開催場所: |
イオンレイクタウン mori 3階 Act Green room(埼玉県越谷市) |
昨年の9月から始まりました、「触れる地球塾2012」いよいよ2013年 2月 16日(土)最終回となりました。受講者のみなさまには、作成いただいたテーマをデモンストレーションしていただきました。当日は10~15分のデモンストレーションでしたが、一部を抜粋してご紹介させていただきます。
3回の受講回数と少なかったにも関わらず、みなさま、自主練習など、真摯に取り組んでいただき、素晴らしい結果が得られました。テーマについても知見の深い内容を各々が調べておられ、大変な努力が伺えました。この努力を無駄にしないように今後拡散し、一人ひとりが、環境について取り組めることを考え、行動できたらと思います。
①由紀さん 「あなた達はこの地球を救う宇宙人でしょう!」
宇宙人のキャラクターになって、お子さまたちに「これからの地球はどうなるのだろうか」について一緒に考えます。まず、太陽の日差しがあたっているところが昼である「日影線」と「雲1時間毎」が表示され、人工衛星が調べた雲の情報を映しました。「触れる地球」が実物の1000万分の1です。
大きさの比率を、「虫眼鏡ポインター」で映像を写しながら世界一高いエベレストの高さは、たったの0.8㎜、世界一深いマリアナ海溝の深さは約1㎜くらいです。気象衛星が捉えた、海の様子が映し出され「ザトウクジラ」の回遊が流れを見て、なぜ、クジラさんは、ベーリング海峡を目掛けて移動しているのでしょうか?「プランクトン」の発生の様子が表示され、クジラさんの好きな小魚を食べるプランクトンがたくさんあるからです。
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②侑香さん 「サケの贈り物」
アイヌのミーちゃんというキャラクターを起用し、触れる地球を使って、「サケ」の問題について、学びます。ミーちゃんが履いている靴はサケの皮で出来ています。昔は食べた後も、皮として有効利用しておりました。みんなに知って欲しいことは「地球は生きている」ということです。サケはスタミナがある元気な魚で、日本の川で産まれたサケは、アメリカやロシア近くの広い海まで泳いで3~4年を費やして大きくなり、卵を産むために自分の生まれた河に戻ってくるという母川回帰します。
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③まり子さん 「触れる地球 光合成と森林、温暖化のお話」
「日影線」と「雲1時間毎」を表示し、世界初のデジタル地球儀「触れる地球」です。まるで宇宙から地球を見るように、リアルタイムで地球の様子を見ることが出来ます。地球は美しい青と緑に輝いており、40億年前に地球は生まれ、生命はだいたい36億年前に生まれたと言われている。原始の地球の大気には、二酸化炭素と窒素と水蒸気だけで、酸素は殆どなかったが、水中の藻類などが光合成をはじめ、今も太陽の光は地球の植物に光合成が起こり、海にも森林にも太陽エネルギーが蓄えられており、植物プランクトン、海の中の藻が光合成し、二酸化炭素を吸い込んで、酸素を吐き出している。それでは、ここから私たち人間が地球環境をどのように変えつつあるか見てみましょう。
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④允行さん 「水の惑星」
「雲1時間毎」を映し、気象衛星からの情報による4時間前からの地球の状態が紹介された。「触れる地球」はNASAを始め、多くの権威ある研究所からのデータが内臓されており、実物の1000万分の1の大きさで地球の現象が分かりやすく理解できる。(地球を回転させながら)本日は、我々が生きる為に絶対必要な水について勉強します。今年は国際水協力年です。水の供給から利用まで水の管理意識を高める事を目的とし、2010年10月に決定しました。地球は別名“水の惑星”と言います、ご覧のように海は広く、所々に氷河や湖・川が見え“水の惑星”にピッタリの姿をしています。表面積では海と陸の割合は、72:28です。
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⑤和亮さん 「トラの生息状況と地球環境」
まずは簡単に、触れる地球がどんな物なのかご紹介したいと思います。
触れる地球は直径が1.28m実際の地球の1000万分の1のサイズです。
(雲のシミュレーションなどを表示し地球を回転しながら、インターネットに接続されているので雲の状態をリアルタイムに表示することができるなど、触れる地球でどんな事ができるかの説明)
それでは、これから触れる地球を使ってアル動物と地球環境の関係について話しをさせて頂きます。
こちらの画像をご覧ください。
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⑥哲也さん 「エネルギー消費問題について」
「緯線・経線」・「国境線」を表示し、私たちになじみ深い「地球儀」とこの「触れる地球」の違いを見ていきましょう。この「触れる地球」は1,000万分の1の大きさで、地球を宇宙からの目線で見ることになります。夜に輝く月はここから38m先に浮かぶバスケットボール大の大きさになり、太陽は15㎞先にある直径140mの巨大な球体となります。15㎞先からこの地球に光が届いていることになります。
次に「降水量」・「日影線」を表示して、雲の流れが映し出され、埼玉県の天候が紹介されました。このように現在の地球をインターネットで1時間おきにダウンロードして表すことができます。「日影線」を表示して、次に電気について、考えていきたいと思います。
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<修了証書の贈呈>
6名の受講者に竹村先生より、修了証書が贈呈された。
<竹村先生よりご挨拶>
第1回目の初めての試みとなったが、6名の方、それぞれが大変、素晴らしかった。今後は、お互いの良いところを吸収して、うまく盗み合い、さらなる向上を目指して邁進していただきたい。今後、小学校などで展示されるので、そちらのオペレーターにもぜひ、なって欲しい。今後の、益々のご活躍を期待しております。
今後の予定は、2月末までに2・3名の優秀者を選定し、来期にイベントを開催していきます。
最後にみなさんで集合写真を撮りました。
■ミカン農園(第1農園):vol.09(2012.12.09)開催レポート
2012年の最後のワークショップ。からっとした冬の晴天、凍りつくような寒さのなか24名もの皆様におこしいただき、開催しました。
10:30~ お餅つき、きなこづくり
まずは、毎年恒例のお餅つき。手際よくほかほかに炊き上がったもち米を、うすと杵でついていきます。参加者の皆さんが、交代しながら、和気あいあいとお餅をついていると、あっという間に3升ものお餅が出来上がりました!
また、平行してテラスではできたてのお餅にまぶすきな粉づくり。引き網に入れた大豆を香ばしい匂いがするまで、七輪でじりじりと煎ります。深煎り、浅煎り様々の大豆を粉挽き機で挽いたら完成です。「お砂糖控えめでも甘い」「手作りもできるんだ!」と初めてご参加いただいた方からは歓声があがりました。また、大根おろしとおしょうゆでからみ餅も準備。うどんの準備も整い、ランチタイムとなりました。
13:00~ みかんの収穫、農園の観察
つきたてのお餅を、うどんに入れて力うどんにしてつかの間の暖をとったり、できたてのきな粉とあえたりと参加者の皆さん思い思いにランチタイムを楽しんだあとは、いよいよみかんの収穫!鳥獣害の影響で収穫できる量は多くないものの、参加者の皆さんで協力しながら余すことなく収穫を行ないました。また、農園の観察と手入れも実施。春先に植えた柑橘の木に、早速実がついていたりと嬉しい発見もありました!
14:00~ 2012年のワークショップの振り返り
収穫したみかんをほおばりながら、2012年のワークショップの振り返りをおこないました。2年3年と、長期間通い続け下さっているかたや、今年から通い始めてくださった方など、農園に通い続ける思いや、これからの意気込みは様々。「1ヶ月に一度の楽しみになっているので、来年もぜひ!」「自然とつながる経験が楽しくなってきた」など、たくさんの感想を聞かせていただきました。
来年のオレンジプロジェクトは、もっと参加者の皆さんに楽しんでいただけるよう企画検討中です。来年も引き続きよろしくお願いします。
■ミカン農園(第1農園):vol.08(2012.10.21)開催レポート
前回と打って変わって晴天となった10月のワークショップ。季節は秋に移り変わる頃ですが、暖かく心地よい天候のなかで作業を行うことができました。
10:30~ 草刈り、緑肥の種まき
前回、雨天で草刈りがままならなかった農園。背丈の高い草も生えてきていました。草刈り機の応援も受けながら、ポイントを定めて草刈りと、スコップで土を掘り返す天地返しを行って緑肥の種をまいていきます。
緑肥とはもともと作物を育てる間などに植えて、畑に肥料として鋤き込むものですが、みかん農園では主に雑草を抑える目的で植えています。クローバー、ヘアリーベッチ、イタリアンライグラスなどの種を、畑のデザインをイメージしながら蒔きました。
気がつくと、3年前に植えた苗木もすっかり大きくなり、実をつけだしたレモンなどもあります。12月に収穫するみかんの成木も果実が色づいてきました。
13:10~ サツマイモの収穫、ゴマの収穫、麦の種まき
午後は今年初めて苗を植えたサツマイモの収穫です。葉がたくさん茂っていたので期待をしながら掘り起こしてみましたが、、、現れるお芋は小さいものばかり。それでも洗ってみるときれいな色合いになって美味しそうです。
続いて、七味の材料にもなるゴマ畑で残ったゴマを収穫して、畑を整地し、麦の種をまきました。
13:30~ アーバンパーマカルチャー講座「七味唐辛子づくり」
収穫したサツマイモを石釜に入れた後は、講師の四井先生によるアーバンパーマカルチャー講座。今回のテーマは「七味唐辛子づくり」です。蕎麦の薬味として始まったと言われる唐辛子。その言葉にもある通り、唐辛子を始めとするスパイスには体調を整えたり、食品の鮮度を保ったりと、様々な効用があります。七味の原料を中心に各スパイスの効用について学んでから、今年畑で育てた唐辛子やゴマ、甘夏の皮でつくった「ちんぴ(陳皮)」をつかって各自のオリジナル七味を調合しました。
14:00~ シェアリング、振り返り
最後は収穫したての焼き芋を頬張りながら、各自の調合のポイントを発表していただきながら、振り返りを行いました。唐辛子づくりは初めてだったので、マスターやシニアのみなさんにとっても印象的だったようです。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!
来月は、いよいよみかんを収穫!今年1年の締めくくりとしてお餅つきなども予定しています。次回のワークショップもお楽しみに。
■ミカン農園(第1農園):vol.07(2012.09.23)開催レポート
ザァーザァーと雨の降りしきるなか行なわれた9月のワークショップ。雨にも負けず17名もの方々にご参加いただき、野菜の収穫、ジンジャエールづくりなどを行ないました。この夏の暑さも嘘のように一気に気温が下がり、いつもは聞かない雨音に耳を傾けながら、秋への変わり目の時間を過ごしました。
10:30~ ショウガの収穫
5月に植えたショウガを収穫。5月から土のなかでどのぐらいショウガが育ったのか…おそるおそるクキを引っ張ると、見事に育ったショウガがたくさん!「すごい!」と歓声をあげながら収穫しました。一部は割って種しょうがとして、また土のなかへ。来年もたくさん実りますように。
11:00~ ジンジャエールづくり
ショウガの収穫がひと段落したら、いよいよ初の試みとなるジンジャエール(原液)づくりの始まりです。材料は、ショウガ、砂糖、レモンのほか、唐辛子、シナモンスティック、クローブなどのスパイス。作り方はとてもシンプルで、ショウガを皮ごとすりおろしたら砂糖と水を加えてぐつぐつ煮詰め、煮詰まってきたらスパイスをいれ、さらに煮詰まったら仕上げにレモン汁を絞って完成です。ご参加いただいた方からは、「本物のジンジャエールを知ってしまったので、もう夏の暑い日に飲んでも今日ほど感動できないかも」、「こういった普段買うものを作ってみると、買うときにも創造力が膨らんで日々が豊かになる気がする」といった感想を聞かせていただきました。
13:00~ アーバンパーマカルチャー講座「暮らしをデザインする」
午後は講師の四井先生によるアーバンパーマカルチャー講座。今回のテーマは「暮らしをデザインする」。過疎化していくと、人が住んでいた頃よりも環境負荷が減るので、自然環境は改善するかと考えられがちですが、実はそうではなく、人が「ほどよく」住むことで環境を良くすることができるそうです。「ほどよく」環境へのインパクトを少ない暮らしをデザインするポイントを学びました。
13:30~ 唐辛子の収穫、ゴマの観察
来月の七味唐辛子づくりへむけて、唐辛子の収穫を行ないました。予定では、9月のワークショップでゴマの収穫も行なうこととなっていましたが、収穫時期ではなかったため、観察のみ行ないました。とはいえ、さやのなかに詰まったゴマの実を見るのも、都会ではめったにないので、新鮮な体験となりました。
14:00~ シェアリング、振り返り
雨のため、今回のワークショップは、いつもより少し早めに終了となりました。降り止まない雨のなかの終日のワークショップとなりましたが、ご参加いただた皆様からは、「雨のなか、また寒いなかでもみんなで集まって、ショウガ一つで楽しく過ごせた」など、とてもポジティブなご意見をいただきました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!来月は、さつまいもの収穫と七味唐辛子づくり!次回のワークショップもお楽しみに。
■ミカン農園(第1農園):vol.06(2012.08.19)開催レポート
いつもよりも一層すみわたる夏の青空に、湘南の海の映える景色を眺めながら行なわれた今回のワークショップ。11名の方にご参加いただき、草刈りと麦茶やハーブティーなどいろいろなお茶づくりを行いました。残暑が厳しいなか、ご参加いただきましてありがとうございました!
10:30~ 農園の観察、草刈り、ハーブや野菜の収穫
まずは、6月に植えたサツマイモやゴマ、5月に受けた唐辛子の生長を観察します。先月の麦に引き続き、サツマイモは猿に荒らされてほぼ全滅してしまいました・・・。獣害は深刻ですが、後継者不足に悩む耕作放棄再生のかかる問題の深刻さを「自分のこと」として日ごろ都会で暮らしている方に認識し、考えていただくのも月に一度、小田原に足を運んでいただく意味なのかも知れませんね。今のところ、ゴマや唐辛子は、獣害もなくすくすく育っているので、無事に育ちますように。
観察と一緒に、農園を覆っている草刈りを行ないました。月に1回の草刈りとはいえ、先月の草刈りの面影もなく、草に覆われてしまった農園の草刈りを行ないました。
13:00~ アーバンパーマカルチャー講座 「自然の恵みをお茶にして楽しむ」
アジアンカレーの昼食を済ませた後は、四井先生によるアーバンパーマカルチャー講座。午後のお茶づくりワークショップと絡めて、講座でも「自然の恵みをお茶にして楽しむ」知恵や手法について学びました。お茶やハーブティーには、実は漢方よりも薬効のあるものもあるとのこと。また、お茶づくりで、お茶の葉を干したり、豆を煎ったりする意味を学びました。
13:20~ 麦の脱穀、お茶づくり
さまざまなお茶の薬効、お茶づくりの過程を学んだら、いよいよお茶づくりワークショップ開始です。今回作るお茶は、麦茶、黒豆茶、ハーブティー(ミント、青じそ、フェンネル)、びわ茶の4種類。農園からハーブやびわの葉を収穫し、それぞれ下記の要領でそれぞれのお茶づくりを進めました。
- 麦茶:麦を脱穀し煎り網で煎る
- びわ茶:びわの葉を小さく刻み、煎り網で煎る
- 黒豆茶:黒豆を煎る
- ハーブティー:ミント、青じそ、フェンネルを入れる
都会暮らしの日常では、「お茶」というと完成品が売られていて、一から作るといった経験をすることは少ないですが、実際にお茶づくりを経験してみると、麦茶ひとつをとってみても、麦畑を思い描いたり、麦を煎っているときの香ばしい匂いを思い出したりと、他の人よりも何倍も豊かな日常を送れるような気がします。それぞれにお湯を注ぎ、しばらくおいてお茶がでてきたら完成です。
15:00~ シェアリング、記念撮影
先ほどのワークショップで作ったお茶をのみながら、いつもよりも少し優雅な雰囲気で行なわれた今回の振り返りでは、「ミントティーを初めて飲んだ。自然のものであんな刺激のある風味が出るなんて驚いた」「何回も通ううちに、ワークショップ以外のときでも、食べ物がどのようにできているのか、興味を持つようになった」といった感想を聞かせていただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。来月はジンジャエール作りを行ないますので、どうぞお楽しみに!
■ミカン農園(第1農園):vol.05(2012.07.15)開催レポート
小麦の脱穀、製粉、ピザづくり、草刈り、バレンシア収穫
ちょうど地元のお祭りとタイミングの重なった今回のワークショップ。お祭りのおはやし、おみこしを担ぐ子ども達の歓声に包まれにぎやかな雰囲気のなか11名の方々にご参加いただき、草刈り、小麦の脱穀・製粉、石釜を使ってピザ作りを行ないました。
10:20~ 小麦の脱穀・製粉
あいにく先月収穫した小麦は猿に全てあらされてしまったため、急遽、講師の四井さんの育てた小麦で脱穀・製粉体験。まずは小麦の穂の部分を手作業で脱穀していきます。脱穀が完了したら、うちわでざるに風を送りこみ、実の入っている穂とそうでないものをより分けます。実の入っていない穂は軽いので風を送ることで飛んでいき、ざるのなかには実の入っている実だけが残ります。
より分ける作業が終わったら、いよいよ製粉です。粉ひき機に穂を入れてゆっくりゆっくりまわすと粉が少しずつ出てきます。普段何気なくスーパーで購入して使っている小麦粉も、手作りするとこんなに手間ひまがかかると実感すると、食べ物を大切にしよういう思いが自然とわいてきました。製粉を済ませて、酵母を生地に混ぜたところで午前中は終了しました。
12:00~ランチ・ワークショップ
夏の暑さを吹き飛ばすような少し辛めのカレーを食べた後は、四井さんのパーマカルチャー講座。今回のテーマは「バイオマス燃料」。かつて、みかんの栽培が盛んだった頃、小田原ではみかんの木を薪として利用していたそう。食べ物としても、生活の燃料としても活躍していたみかんの木も、石油燃料の普及ですっかり姿をひそめてしまったそう。エネルギーを身近なもので作り出して暮らしていた昔の方々の知恵には、今だからこそ、学ぶべきことが多いのかもしれません。
13:00~農園の観察・草刈り
午後は農園の観察と草刈り。農園にはこれまでに植えたゴマやサツマイモが、すくすくと育っていました。そして、それ以上に雑草たちも・・・。農園の観察を楽しんだ後は、柑橘の木がどこに植わっているのか分からなくなるほど生い茂り、ヤブと化してしまった農園の草刈りを行ないました。最初は自分を取り囲む草しか見えない状態での作業でしたが、参加者の皆さんの手際のよい作業のおかげで、作業後はすっきりとした農園に元どおり。ご参加いただいたみなさま、暑いなか、おつかれさまでした。
14:00~ピザづくり
いよいよ石釜でピザを焼いていきます。等分した生地を薄く延ばし、参加されたかたそれぞれが思い思いの具をトッピングしていきます。農園でとれたてのハーブや大葉ものせて、いざ石釜へ。個性溢れるピザは、どれもおいしく出来上がりました。
来月は農園で取れる大麦やハーブを使ったお茶作りと草刈りを実施します。次回のワークショップもお楽しみに。
■ミカン農園(第1農園):vol.04(2012.06.17)開催レポート
草刈り、野菜の収穫、ゴマの種まき、さつま芋の植え付け、甘夏の陳皮づくり
6月17日(日)の第4回ワークショップでは、朝方降っていた小雨が徐々にやみ、晴れ間が見える中、12名の方にご参加いただき、野菜の収穫のほか、草刈り、ゴマ、さつま芋の植え付けを行いました。
10:20~ 農園の観察、野菜とハーブの収穫、草刈り
先月、みんなで竹のしがらみをつくったキッチンガーデンには、すでに新鮮な野菜やハーブが盛りだくさん。みんなで今日のお昼用にサラダ菜を収穫して、ミントもハーブティ用に摘むことにしました。あっと言う間に大きなボール2個からはみ出す程の量を収穫できました。唐辛子の苗が心配でしたが、ちゃんと白くて小さい花を咲かせていました。
収穫が終わったあとは、農園いっぱいの雑草を刈って行きます。4年前に植えたキウイのパーゴラでは、初めて小さい実がつきました。秋から冬にかけて収穫が楽しみです。
12:00~ ランチ・ワークショップ
おいしいアジアンカレーのランチを食べた後は、四井さんのパーマカルチャー講座。今回のテーマは「甘夏の陳皮づくり」。今年は年間通して七味づくりに初挑戦中のオレンジプロジェクト。現在、花が咲いている唐辛子に加えて、今回みなさんにつくっていただく陳皮もその1つの要素になる予定です。今回は講座の中で、柑橘の皮が持っている特性や「乾燥の知恵」について学びました。今日は朝まで雨が降っていたことから、陳皮づくりはそれぞれの自宅で実践することになります。
13:20~ さつま芋の植え付け、麦の収穫、ゴマの種まき
午後は、いろいろな植え付けと収穫を行いました。まずは、前回に引き続き、耕地の表層と深層を入れ替える「天地返し」を行います。日に向かって伸びる性質のさつま芋の苗は、みなさんのアイディアにより、素直に伸びてくれそうな南向きと、南に向かってカーブすることで、より収量のアップを目指した北向きの2種類を植えることにしました。
続いて、昨年の秋にみかんの苗木の周辺に植えた小麦と大麦を刈取った後に、やはり天地返しをして、黒ゴマと金ゴマの種を蒔きます。麦もゴマも身近な食材ですが、大麦と小麦の違いやそれぞれの種の様子など、改めて観察するといろいろな発見がありました。今回も盛りだくさんの内容でしたが、みなさんの協力で終了となりました。今後順調に育って行けば、今回植えたゴマは9月、さつま芋は10月に収穫できる予定です。次回はいよいよ麦を脱穀・製粉して小麦粉料理をつくります。次回のワークショップもお楽しみに!
■ミカン農園(第1農園):vol.03(2012.05.13)開催レポート
草刈り、大豆の種まき、唐辛子とショウガの植え付け、キッチンガーデンづくり(竹のシガラミづくり)
天候にも恵まれ、初夏のすがすがしい風が農園を吹き抜けるなか、5月13日(日)に第3回ワークショップを開催しました。今回は16名の方にご参加いただき野菜の収穫のほか、草刈り、赤唐辛子、大豆の植え付けを行ないました。
10:20~ 農園の観察、草刈り、竹の切り出し、大豆の種まき
新緑の季節、農園いっぱいに緑の草が広がっています。今回のワークショップは草刈りから始まりました。「草刈り」と言っても、農園では土を肥やすため、いくつかの草の種をまいて育てています。そこで、草刈りが必要なのは、そういった草以外と、栽培している柑橘や果物の木の周りのみ。「どんな草も刈らなくてはいけない!」と思っていた参加者の方からは驚きの声があがりました。
草刈りが一段落すると、次は午後のキッチンガーデンづくり(竹のシガラミづくり)に向けて農園の竹を切り出します。今回は5月に切り出しましたが、本来は竹の生育の止まっている11月~2月がおすすめだそうです。
その後は大豆の種まきを行ないました。まずは、耕地の表層と深層を入れ替える「天地返し」を行ないます。スコップをザクッと土に入れるのがポイントなのですが、参加者のなかには「土がやわらかい!」と感動される方もいるほど、農園の土はふかふか。草と共生している成果でしょうか。
12:00~ ランチ・ワークショップ
おいしいアジアンカレーのランチを食べた後は、四井さんのパーマカルチャー講座。今回のテーマは「自然農薬」。甘夏の皮や、唐辛子、酢など身近な天然素材から、手作りの農薬を作る術を学びました。
13:20~ キッチンガーデン作り(竹のシガラミづくり)、唐辛子とショウガの植え付け
午後はキッチンガーデン作りからスタート。午前中に切り出した竹をきりだして、「くい」となる部分と「竹割り器」を使って4つに割り、柵となる部分を準備します。準備ができたら、まずは竹の「くい」を等間隔に打ち込みます。そしてその後、柵の部分を「くい」に編みこんで完成。達成感に浸ると共に、「昔の人はこうして身の回りにあるもので必要なものを作り出していたんだ」という声も挙がりました。シガラミで農園を整備した後は、唐辛子とショウガの植え付けを行い、盛りだくさんとなった今回のワークショップも終了となりました。ショウガは夏(7月/8月)に収穫してジンジャエールに、唐辛子は秋に収穫し、ゆくゆくは農園オリジナルの七味(?!)を作る予定です。収穫や加工の時のワークショップもぜひお楽しみに!
■ミカン農園(第1農園):vol.02(2012.03.18)開催レポート
柑橘の苗の定植、施肥、野菜の種まき
春の陽気をほんの少しだけ感じられる季節となり、ついに2012年のオレンジプロジェクトが始まりました。第1回目の3月18日(日)のワークショップには、8名の方にご参加いただき、柑橘の苗の定植、施肥、野菜の種まき、道具の手入れを行いました。今年で8年目を迎えるオレンジプロジェクト。3月という季節柄か、今回のワークショップには、4月から異動で遠方へお引越されるという方も参加してくださいました。8年という長い年月のなかで、縁あって出会ったさまざまな人々が、行き方や人生の流れに影響を与えあい、前進していく。そのきっかけとなっているワークショップの意義を改めて感じました。今年も多くの方々の出会いの場、居心地のよい場となるような場作りに努めます!
10:20~ 苗木の定植
まずは、講師の四井さんを囲み苗木の定植方法を習います。今回定植したのは、「宮川早生」「レモン(リスボン)」 「デコポン」の三種類。どのぐらいの深さまで土を掘るのか、土の取り方、堆肥の順番などを習いました。なぜその順番での作業を進めるのか?四井さんの丁寧な解説に熱心に、参加者は真剣に耳を傾けます。その後、参加者の皆さんにはペアになって、定植を行っていただきました。「こうして丁寧にするとよく育つ気がするでしょ」という四井さんの言葉もありましたが、作業内容を習うだけでなく、「なぜ?」の部分を丁寧にお話してくださるので、自然と作業も丁寧に、また、苗木に愛着もわくように思います。苗木の定植の後には、施肥を行いました。
12:00~ ランチ・ワークショップ
ランチ時にはサラダにとれたてのレモンを皮ごと刻んで試食。レモンのほどよい甘酸っぱさとドレッシングの相性がとてもよく、おいしくいただけました。ランチ後のアーバンパーマカルチャー講座では、今回の作業内容のひとつ『堆肥(肥料を与えること)」の役割について学びました。肥料の三大要素「窒素、リン酸、カリウム」の役割について学びました。肥料が植物の生育に役立つというのはなんとなく知っていたという参加者も、今回の講座でその具体的な役割を学び、理解が深まったという声がありました。
また、印象に残ったのは、「都会の人が(作り手に対して)思いやりのある消費をするような社会を」という四井さんの言葉です。オレンジプロジェクトに参加してくださる方の多くは、都会への人口集中や、放置されている土地に何らかの疑問を抱えていたり、農的暮らしに関心のある方々。今の社会のあり方や、これからの社会について参加者の方との意見交換も活発に行われたワークショップとなりました。
14:00~ 野菜の種まき・道具の手入れ
ワークショップの後は野菜の種まきを行いました。今回植えたのは、サラダ用のレタスと葉もの野菜種。ここでも農園の日当たりを考慮して、種を植え付ける向きなどを学びながら、皆さんで協力しながら種を植えていきます。早ければ20日で収穫できるものも植えましたので、もしかしたら次回のワークショップでは早速ランチに登場するかもしれません。皆さん次回もぜひお楽しみに!
■ミカン農園(第1農園):vol.01(2012.02.10)開催レポート
キックオフミーティング 開催レポート
2012年度のオレンジプロジェクト、いよいよ始まりました! 2月10日(金)に行われたキックオフミーティングには、平日にも関わらず17名もの方に参加していただき、2012年の農園の栽培計画について意見交換を行いました。
オレンジプロジェクトでは、ミカン以外にもさまざまな作物を平行して育て、豊かな生態系をつくりあげています。まずは、ワークショップにて参加者の皆さんがつくりたいもの、育てたいものについてアイデアを出していただきました。「大豆を育てて味噌をつくりたい」、「米をつくってみたい」、「じゃがいもを育てて石窯で食べたい」といったアイデアや、スパイス、しょうが、りんご、にんじん、アロエなどさまざまな作物の名前が飛び交いました。
一通りアイデアが出たところで、ソイルデザインの四井さんから、農園の日当たりやバランスを考えながら、「大豆はミカンの木の下に植えることで肥料がなくても育てられる」「七味唐辛子にはミカンの皮である『陳皮(ちんぴ)』も含まれているが、あまり知られていないので新鮮かもしれない」とアドバイスをいただき、参加者の皆さんとの意見交換をさらに深めました。
今後は、キックオフミーティングでのアイデアを元に、年間スケジュールをさらに具体化していきます。みなさんぜひご参加下さい!
意見交換の後には、昨年の造園グランプリの受賞者・江間君(東農大)に活動報告をしていただきました。オレンジプロジェクトでは農園でのコミュニケーションが弾むような「コミュニティガーデン」づくりも合わせて行っています。江間君から農園でのベンチやはしご作りの様子をレポートしていただいたことで、ますます農園に愛着を持っていただけるきっかけになれば嬉しいです。