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エコアート-2 ブルースさんの巻


ブルース・オズボーンさんってご存知ですか?
日本に永くいる写真家ですが、もうかれこれ20年以上も日本の親子を撮っている。そして昨今は7月の第4週を「親子の日」にするアクションを起こしている。
http://www.oyako.org/

そのブルースさんに、イオン・レイクタウンのある越谷市にいる「エコ市民たち」を撮っていただいた。親子だったり友だちだったり。全88点。みなさんのエコ宣言も添えて、KAZEとMORIの館内に展示してある。

どの表情も素晴らしい。自慢ではないが(自慢だが)、このプロジェクトは良かった。みんながはつらつとしていて、輝いている。来年も継続して、毎年越谷市の笑顔をつなげていく計画だ。素敵でしょ?

http://www.aeon-laketown.jp/about/art/index.html

エコアート-1 岡嶌要さんの巻

BeGood Cafeは、10月2日にオープンしたイオン・レイクタウンの名物、「エコアート」をプロデュースしました。

レイクタウンは、KAZEとMORIという2つのショッピングモール、合わせて22万平米というとてつもない大きさ。でも、大きいからエラい時代はとっくに過ぎているので、いかにエコかを問われている。イオンさんはそこで、とにかくエコにしようと立ち上がりました。CO2の排出削減量は20%以上。ソーラーパネルの面積は日本の商業施設で最大、電気自動車の急速充電ステーションもある。

さて、で、BeGood Cafeは「エコアート」。国内外11組の注目アーティストに作品を依頼。KAZEとMORIのさまざまなところに展示されています。まあ、こういうのショッピングモールでは始めてでしょう。

写真は、岡嶌要さんの作品。再生紙で作られたクマ。レイクタウンの湖面の虹色に染まった愛の化身とでもいいましょうか。
まあ、いろいろ素敵なので是非見に来てください!

http://www.aeon-laketown.jp/about/art/index.html
http://www.aeon-laketown.jp/

単細胞は賢い


朝日新聞2008年10月3日付け

単細胞は脳みそがないので、アホなのかと思ったら、なんと「迷路の最短距離」を選ぶという頭脳明晰なことをするそうだ。アメーバのような小さな存在をみくびったらいかんらしい。

私は常々思うが、人間は人間の得意なオーダー(桁数)でしか大きな注意を払わない。つまり、人間のスケールでの侵略があったら、つまり、例えばテロリストの攻撃とか、重大な反応をする。ところが、スケールの小さ過ぎる世界での脅威
を脅威と感じない。例えばウィルス。これは電子顕微鏡でした見えない存在だが、普段は結晶として存在し、代謝をしない。だから「生物」ではないのかと思うと、細胞の中に入り込んで自らのDNAを注入し、複製を作ってもらって増殖をする。これって、もし人間くらいデカければエイリアンだ。プレデターかもしれない。彼らは彼らで社会を構成し、文化の向上を計っているのかも知れない。人類に分からん世界はまだまだ広そうだ。

日本の食料自給率70%!

PHP新書『本質を見抜く力』を読みました。
この養老孟司さんは、エコに関してはちょい勘違いの発言も目立つ方。立花隆さんと同じように東大ご出身にありがちな分析ズレの傾向があります。
また、竹村広太郎さんは、元国土交通省河川局長で日本水フォーラム事務局長。
ダムを造ってきた方。

さて、この『本質を見抜く力』はいくつも面白い所があるのですが、一番は「日本の食料自給率70%!」というくだり。これによると、1987年まで農水省は食料自給率を生産額ベースで公表していたらしい。当時でそれは約80%。そして1995年からは生産額ベースを非公開にしてカロリーベースでの公表に変えてしまった。カロリーベースだと自給率は約40%。

つまり、役所は危機感を訴えることで獲得予算を増やそうとしているにすぎないのだ。現在も日本の生産額ベースの自給率は、70%を超えているという。(驚き) おいおい、役人よ、省の利益より、情報の透明性を優先してくれ。

ちなみに、対談でご登場されている神門善久氏は凄くいい。日本の耕作放棄は、「高齢などで立ちゆかなくて放置」という悲惨な現場ではなく、「やらなくても十分喰っていけるから」というゆとりの証左であるという。
ご一読をお薦めする。

『本質を見抜く力 環境・食料・エネルギー』PHP新書546


四井さん有り難う

いよいよ10月2日、イオンレイクタウンがオープンしました。
http://www.aeon-laketown.jp/

ここのMORI館2階のオープンスペースを「サンセットテラス」という名で、エコな憩える場としてプロデュースしました。エコアートとして「生意気」さん達にガーデンアートを制作していただいたり、埼玉県の間伐材を利用してベンチ/ステージ/エスパリエなどを作ったり。今回も我らが四井さんが大活躍でした。

四井さんは、BeGood Cafeのパーマカルチャー・ワークショップを2003年頃から講師として支えてくれています。また、愛知万博のカフェ&ガーデンや、山中湖のPICA山中湖をBeGood Cafeが設計プロデュースした際も有機農園をデザインしてくれました。そうそう、オレンジプロジェクトに参加された方はもうご存知ですね。あの、「優しく」「なんでも知っている」講師さんです。

サンセットテラスの設計段階では、イオンレイクタウンの雨水がまったく再利用されていないので、なんとか再利用の仕組みを考え、利用者に見せたいと思いました。彼の写真に写っているのが「緑の雨水タンク」です。これは、雨樋に流れる水の一部を溜めて、ガーデンの土が乾燥した時だけ、黒いチューブに水を流す「自動灌水」装置の優れモノです。

ご自慢の雨水タンクの前で、微笑む四井さん。
これからもBeGood Cafeの持続可能農園プロジェクトをよろしくお願いします>>四井さん!


スケボーで時速100km ! ! !

スケボーで時速100km ! ! !

2008年9月23日付け朝日新聞より

「ドイツ南部ゲッピンゲンの警察は19日、アウトバーン(高速道路)を時速約100キロの高速でスケートボードで走行した男から事情聴取し、自宅を家宅捜索したことを明らかにした。…….」

この人、超スゴくないですか?
常々思うことですが、東洋人(主に日本人)は、お互いをおもんぱかって「ホドホドにしておく」という考えがあると思う。しかし、白人には「ホドホドにしておく」という考えがないに違いない。「とことんやる」がチャンピオンの美徳となっている感がある。
いいのか悪いのか、わからん事件だ。(記事を読んでください)


遺伝子組み換え家畜が食用に!!?

遺伝子組み換え家畜が食用に!!?

朝日新聞9月19日付けの記事より。

「米食品医薬品局(FDA)は、遺伝子組み換え(GE)家畜を食用にする検討を始め、18日、規制の指針案を公表した。」とある。
こんなことはあってはならないと思いませんか?
どういう家畜が食用にされるかというと、「病気になりにくいニワトリ、医薬品成分を含む乳を出す牛など」。自然界のリズムに沿って育てる家畜が結局一番病気にも強いのだろうが、早く育ち、たくさん乳を出す牛をDNA操作で作り出してしまおうというものだ。怖いと思うのは、私だけでしょうか? 記事をお読みください。


自然界の最速の飛行!!!

自然界の最速の飛行!!!

カビの胞子が飛ぶスピードは、「地上の重力加速度(G)の2万〜18万倍に達することがわかった。」と朝日新聞9月19日付け夕刊が伝えている。何が凄いか???

1)「胞子は最高で時速約90キロまで加速。」とある。飛ぶのはたかだか5cmから約3メートルだ。胞子が飛び始めて数センチの間に、つまり数千分の1秒の間に、時速90キロに達するって凄い、凄過ぎる。いいですか、みなさん、あのフェラーリだって時速100キロに達するのに数秒かかっているんですよ! それを胞子さん達は、数千分の1秒でやるんですよ〜〜!

2)見逃せないのは、『この加速度は「自然界で最高の飛行」』とある。つまり、加速しているのだ。いいですか、みなさん、この胞子は「凄いスピードで放出される」のではないのです。自分で加速するんです。これは、あり得ないです、ハッキリ言って。いいですか、どうやって加速するんでしょう。人類の最高の知恵でも、現在は「ジェット噴射」で加速を得ます。この胞子はどうやって「加速」するんでしょうか? 絶対、凄い。未知のエネルギー噴射がないと加速なんてする訳がない!!!

この記事には、『「超高加速度発射」機構を進化させたと考えられる』と結んでいるが、そんないい加減なまとめ方ありでしょうか! いいですか、「地上の重力加速度(G)の2万〜18万倍」なら、あと数秒飛べば、光速を超えるんですよ!!!!!!(当惑と怒り)
科学好きの方、コメントお待ちします。


しがらみの話

しがらみの話しがらみの話

先週9月14日は、オレンジプロジェクトでした。
今年に入って私はキッチン担当をしています。講師は四井さん、そしてファシリテータは坂本さんにお任せしている。
で、私ったら厨房のかまどでご飯を炊いたりしています。みなさん、かまどで、お釜でご飯炊けます〜? まず、かまどで火をおこす。これ簡単ではない。それから、お釜でご飯。これがまだコツがつかめずに苦労しています。
「はじめちょろちょろ、なかパッパ〜♪」ですよ。でも、湯気の様子が変わったら炊けた証拠とかなんとか言うけど、なかなか分からん…。この日は、やっぱり少々固いアルデンテ飯になってしまった。みなさん、ごめんなさい。

さて、「しがらみ」の話。オレンジ園の花壇の端を作るのに、日本古来の「竹で作る柵=しがらみ」を応用することになった。
この「柵」という字を「しがらむ/しがらみ」と読むそうだ。オレンジ園の下に生えている竹を切り出し、8分割に割いて、それをみんなで編んで出来上がり。
結構早く出来て、見た目に素敵なので、みんなで満足でした。
どうです、素敵じゃありませんか?
残りの花壇にもしがらみを作るので、みなさん、次回参加しませんか?


映画『誰が電気自動車を殺したか?』

映画『誰が電気自動車を殺したか?』映画『誰が電気自動車を殺したか?』

凄い映画でした。
すでに20世紀初頭の米国では、電気自動車は普及し始めていたそうです。それが、電気自動車の第1時代。
その後、ロサンジェルスであまりの公害の深刻化が発端となり、カリフォルニア州で1996年から電気自動車の導入政策が始まりました。当時超話題になったのが、GMの電気自動車「EV-1」。スピードも走行性能も申し分なし。月350〜550ドルでリース利用出来たそうです。自宅のガレージで充電出来る手軽さや経済性でファンは大勢いて、まさに電気自動車の第2時代の幕開けとなりつつありました。ところが、ある時期から電気自動車が街、市場から消えてしまった。GM社がこっそり回収を始めたのです。それを追い、EV-1を取り戻そうとする市民。
当時米国では、EV-1以外にもTOYOTAもRAV4電気自動車バージョンも販売していました。
なぜ、電気自動車はこつ然と消えたのか?

ぜひ、みなさんもこの映画をDVDレンタルで借りて見てください。誰の陰謀なのか、すぐに分かります。
ちなみに20世紀初頭、米国自動車メーカーは西海岸の鉄道網を買い上げ、廃止し、自動車の売上を伸ばしました。
また、ピーナツ油でも動くディーゼルエンジンを開発したルドルフ・ディーゼル博士も、船から転落死という謎の死を遂げています。


『誰が電気自動車を殺したか?』

監督:クリス・ペイン。ナレーター:マーティン・シーン。
2006年/米国アメリカ
ソニー・ピクチャーズ、92分。3,990円
参考 http://ch01617.kitaguni.tv/e594314.html

* ツタヤでレンタル中。