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アジアのエコビレッジ最新情報 -GENOA報告その4

旅の終わり、ペニー宅にてみんなでご飯。

晩餐のあと、メッセージカードをひいて遊んだ。
それぞれエンジェルからメッセージをもらったところで、今日は解散。

ちなみにわたしのカードは、Birthだった。何か新しいものを生み出すフェーズにさしかかっているということか、第2の人生が始まるということか、、基本的に解釈はその人の主観・直感にまかされるので、勝手にいいように解釈しておく。笑

最終日に泊まったホテル。何の変哲もないマニラのホテル。
今回の旅は収穫が多くて、感慨深いものがありました。


アジアのエコビレッジ最新情報 -GENOA報告その3

3日間の会議のあと、オプショナルツアーで近郊のエコビレッジを視察した。


マニラから車で3時間の場所にあるCabiokid.
7年前に創られたパーマカルチャーガーデン。
当初は森だったそうだが、今では立派な田んぼ、畑、住居あり。
全て有機農法で、このあたりでは珍しいため、年間4,000人もの人が見学に訪れる。学者、農家、政府関係者などなど。

オーガニック養蜂場 http://www.ilogmaria.com/
エコビレッジ、というわけではないが、マニラ近郊にあるオーガニック養蜂場も見てきた。
フィリピン、あなどるなかれ。一瞬軽井沢あたりにいるのかと思うほど洗練された庭やショップ。土から畑から全てつながっている、との考え方から、養蜂だけじゃなく土作りや畑作りも包括的に行う。

エコビレッジ予定地
Cabiokidの隣に、広大な田んぼが広がっている。
ここが、ペニーのエコビレッジ予定地。

Cabiokid

伝統的なバンブーハウス。
ボカシ肥料の撒かれた畑。ボカシは、英語でも「Bokashi」で通じる。

・・パーマカルチャーなどの横文字も、実は日本発祥の自然農法の考え方を基にしていたりする。ミミズコンポストや発酵菌を使った堆肥作り等々、農業技術の詳しいことはよくわからないけど、結局自然と調和し、地球とつながって生きようとすれば、西洋だろうが東洋だろうが同じような考え方(哲学や世界観、農業技術含め)に収束していくんだろうな、と思ったりする。
結局ぜんぶつながってる。ワンネス。


外部から流れ込む水を、蓮の群生が浄化してくれる。
農業談義に花が咲く。バングラ、カンボジア、フィリピンの面々。ちょっと気候の異なる日本は、話に入れん・・。


犬もいるし、猫もいるし、


くろ豚もいる。おひるね中。
鼻で地中の餌を探しまわり、畑を耕してくれる働きもの。


オーガニック養蜂場



エコビレッジ予定地

この広大な敷地を、これからペニー達がエコビにする。たった2人からのスタート。
化学肥料や農薬が堆積した土を、長い時間をかけて有機に戻し、地元でとれる建材で家を建て、自分たちで食料を作って暮らす。

こうやって、口だけでなく実践している人に会うと、しかも続けざまに何人にもそういう人に会うと、わたしもそろそろ足もとから始めないとな、実践しないとな、、と思ったりする。


THE YES MENの謎

前回、偽ニューヨーク・タイムス紙を120万部配った「THE YES MEN」って何なんだろうと不思議だったが、ちゃんとWEBにあった。
彼らは「ソーシャルハッキンググループ」だったのだ!!! 凄い、この人達。
ジョージ・W・ブッシュ大統領が出馬する時に偽サイトを作ったり、グローバル化の元凶とも言われるWTOの偽サイトを作っている。そして、なんとWTOに出席してプレゼンまでやっている…。

http://www.phonethica.net/takumi-endo/the-yes-men/
より転載


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Andy BichlbaumとMike Bonannoという二人の米国人によって設立されたこの「The Yes Men <http://www.theyesmen.org/ >」というソーシャルハッキンググループは1999 年,当時米国大統領候補であったGeorge. W. Bushのオフィシャルサイト,www.georgewbush.com、<http ://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20075434,00.htm?ref=rss>(当時)と瓜2つのフェイクサイト,<gwbush.com><rtmark.com/legacy/bush/>を立ち上げる.ー途中省略ー こうしたプランキッシュな活動がニューヨークタイムズをはじめとする大手マスメディアに取り上げられたことで手法の有効性を確信した彼らは2001年,今度はWTOのフェイクサイト,www.gatt.org < http://www.gatt.org/ >を立ち上げる(現在も存続中).一見本家WTO のサイト<http://www.wto.org/>とそっくりなこのサイトでThe Yes Menは,WTOが推進する先進国誘導型のグローバライゼーションの拡大に対し,www.gwbush.comの時と同じく”Identity Theft/Identity Correction”という手法でシニカルな批評を行うのだが,やがて,このサイトを本物のWTOのものと勘違いした世界中のオーガニゼーションから国際会議への出席依頼が舞い込むようになる.彼らはその申し出を喜んで引き受けることとし,WTOの代表として各国のカンファレンスに出席し,プレゼンテーションを行う.

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う〜ん、アメリカ人は凄い。で、こんな活動をさせてしまうほど寄付の集められるアメリカはやはり凄い。


『イラク戦争終結』!? 偽NYタイムズ紙

アメリカ人は、信じられないことをやるものだ!

以下、転載
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008111302000227.html
2008年11月13日 夕刊

「イラク戦争終結」「ブッシュ氏を国家反逆罪で起訴」などと見出しを打った本物そっくりの米ニューヨーク・タイムズ紙が11月12日、ニューヨーク市内の路上で大量に無料配布され通勤客の目を引いた。ー途中省略ー 米メディアなどによると偽新聞をつくったのは進歩派の団体「ザ・イエス・メン」。14ページのカラー刷り。社説や広告まですべてが「偽物」。日付は2009年7月4日(米独立記念日)。数千人の“ボランティア”が動員されロサンゼルスなどと合わせ、全米数カ所で合計120万部を配ったとみられる。
同団体の関係者はロイター通信の取材に対し、紙面化した内容は「ぼくらの夢」といい「オバマ次期政権に、政権を託された理由を念押ししたかった」と答えているという。
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「全米数カ所で合計120万部を配った」とあるが、まず印刷代だけで6,000万円を越す。そして、ニューヨークだけでなく、ロサンゼルスなど全米数カ所で配ったらしい。進歩派の団体「ザ・イエス・メン」というのは、一体どういう人達なのだろう。

日本でも、2007年夏至に地球温暖化防止を唱える「チームゴーゴー」が、2,000万部以上を全国のボランティアが配ったことがある。これは偽新聞ではないが、相当に賞賛に値するプロジェクトだった。
http://www.teamgogo.net/

エコビレッジ国際会議>>朝日新聞が紹介

11月20日付けの朝日新聞朝刊に、BeGood Cafeが開催する『第3回エコビレッジ国際会議』が紹介されました。
「エコ村で暮らそう」と題されたこの記事は、じわじわと広がってきたエコビレッジ的暮らし方を大きなトレンドとして紹介しています。
私達は「生きていく」ことに対して、本当はもっとたくさんの選択肢を持っています。世界中にはまったり、ゆったり、エコに暮らしている人達はたくさんいるし、日本でも少しずつ増えていますね。うまくいっている実践例に関する情報と知恵をたくさんの方達と共有することから、このエコビレッジ・ムーブメントが日本でももっと多方面に根付くはずです。
農業や林業の衰退、食料自給率の低減化、農村の疲弊、食文化の衰退、など・・・たくさんの問題は、大量消費社会やグローバリゼーションといった現代文明の負の遺産といえます。
エコビレッジは、どんどん「地球に優しい幸せな暮らし」を実践していくコミュニティのこと。われわれが抱える負の遺産を解決する大きな鍵といえるのです。
2009年4月24日から開幕する「第3回エコビレッジ国際会議」、チケットは1月から発売です。詳細近日発表。

エコビレッジ国際会議 2009 http://begoodcafe.com/archive-bgc/ecvc2009


アジアのエコビレッジ最新情報 -GENOA報告その2

GEN(Global Ecovillage Network)のアジア会議、GENOA。
3年前に初めてGENOA会議がタイで開かれ、今年は第3回目です。
会場はフィリピンにあるエコビレッジ、CELL。Center of Ecozoic Living & Learning.
もともとは、オーストラリアから来たミッショナリーの牧師さん達がはじめたコミュニティだそうです。
畑あり、循環型の仕組みあり、
今回はこの会場の様子をご報告します。


左: スパイラルハーブガーデン   
右: 人間や動物の排泄物を地下のタンクで微生物が分解、その過程で出るメタンガスを使い、ガスバーナーに。かなりの火力。


左:「全てのゴミはお持ち帰りください。」ここはゴミゼロ施設。シャンプーや洗剤も全て生分解性のものを使用、生活廃水は畑の水やりに使われる。
右: フローフォーム


数十種類のハーブ。
おたまじゃくしもいるし、


犬もいるし
とりもいる。


フィリピンの伝統的な建築様式で建てられたバンブーハウス。ここで会議。
ふきっさらしなので、スコールが来たら地下へ避難。
ニュージーランドで新たに建設中のエコビプランをみんなで聞く。
いろんなエコビの種が、世界中で育っている。


ワシントンDCニュース!


1)ダンシング・イール
  寿司屋に行きました。でも、なんだか不思議な寿司屋。トランス・ミックスな感じの寿司屋。つまり、日本の人じゃない方がやっているレストランね。で、相方がダンシング・ウナギをオーダーしました。「踊るウナギ」。写真にある通り、踊っています。



2)地下鉄のアカペラ・ライブ

  次の写真は、ワシントン市内の地下鉄で見かけた4人のシンガー達です。無伴奏で歌っているのですが、凄いうまい。黒人がいるとバリトンが強烈なので凄い。日本の場合、低音が軽いので「凄さ」が出ない。で、この方達、相当に歳なのですが、だからこそいい味が出ている。本当にカッコいい。



3)犯罪があったら!

  ペンタゴンのそばに宿泊しています。で、そのバスターミナルにこんな看板がありました。「犯罪があったら連絡乞う。現金差し上げます。名前を明かさすとも結構!」。う〜ん、さすがアメリカ。で、なんで絵がシャーロック・ホームズなんだろう。


アートはいいものだ。

ワシントンDCにあるアースデイネットワーク本部に来ている。
アースデイが始まったのは、1970年、米国西海岸からデニス・ヘイズ氏ら学生が「今日を地球の日にしよう!」と言って始まった。これが世界中に広がったわけだが、その元締めをしているのが、アースデイネットワーク。この事務所に来て驚いたのは、事務所の入口に飾られている2つのアート作品。

■1つは、鷹の写真のあるコラージュ。これはなんとラウシェンバーグの作品だ。
ラウシェンバーグとは? http://www.b-sou.com/palm-Rauschenberge.htm より
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金も知名度もなく、苦肉の策で、NYの街中に溢れる廃材を集め、そこから自らの新しい “形式”を生み出したラウシェンバーグ。
ネオ・ダダといえば、このラウシェンバーグとジャスパー・ジョーンズですが、ジョーンズは本道?のダダであるのに対し、ラウシェンバークは異質です。ハプニングやコンセプチュアルアートとも関連するからでしょうか…
ラウシェンバーグが目指したものは、本人の弁によると「狂気と正気の結合」。
この言葉をもとに初期作品を見るとわかりやすいのでは。後期の作品は、コラージュ的ともいえる、イメージの羅列にその対立や相互の意味吸収による別のイメージが発生します。そこにポップ・アートの先駆けも見ることができます。
とにかく、ミニマルの閉塞感を打開(破壊)し、絵画をさらに自由にしたといえるのでしょう。
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そう、カッコいいのです、彼は。
で、ラウシェンバーグがアースデイのために作品を提供していたのだ! すごい。


■2つ目は、地球のイラスト。これ、ピーター・マックスです!!!!!!!!!!
ピーター・マックスとは?  http://www.presskit.co.jp/presskit/artist/America/MAX/ より
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ピーター・マックスはヨーロッパで生まれ上海、チベット、南アフリカ、イスラエル、そしてフランスで成長期を過ごしました。こうした幅広い文化背景のおかげで彼の作品は芸術的にとても多様性に富んでいます。マックスは色彩と質感が、のびのびと用いられた時にどんなに素晴らしい魔法を引き起こすかを、ごく自然に学んだのです。
ピーター・マックスは、自由、世界規模の自由、そして平和というような、現代あるいはどの時代にも重要な問題に対して語り合ってゆける、そういうアートの永続的な能力に対して、世界の人々を注目させました。現在、彼は現代アメリカ文化の一部として全米国民に認められています。
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そう、これもアースデイ・ネットワーク本部事務所の壁に飾られているのです。
凄いでしょ!
1960年代後半、世界中がマルクス主義的/毛沢東主義的革命運動とヒッピーカルチャー、そしてロンドン・グラムロックに揺り動いている頃、ピーター・マックスは、時代の寵児として超カッコいい存在でした。男が履くハイヒールのロンドンブーツとベルボトムファッションには、ピーター・マックスのイラストスカーフが欠かせなかったのです。

凄い、この二人はジミー・ヘンドリックスくらい凄いのです。(って言っても、伝わらないよなァ〜、きっと)


チキンヌードル@オーガニックカフェ

ワシントンDC市内で昼食をとった。一応オーガニックレストランをWEBで調べ、一番人気の「JAVA GREEN」という所にした。とてもオシャレなカフェで、大人気、混雑していた。
で、私はチキンヌードルとハーブティを頼んだ。チキンヌードルは9ドルもする。でも、出て来たのがなんとチキンラーメンだ! つまり、インスタントラーメン。お湯をかけて3分待った感じ。ブロッコリー、人参、鶏肉が入っていたが、でも味もインスタントの感じ。きっと「オーガニック・インスタント・ラーメン」を使っていると信じたい。きっとそうだ。オーガニックレストランなんだもん…。


ワシントンDCは、有事を想定している。

ワシントンDCの地下鉄駅の構内がカッコいい。まず、デカい! で、パリと違ってアートがなく、照明が暗い。だから、余計にサイエンス・フィクションっぽくなる。
一方、ワシントンDCでは空港のタクシーは、空港が直営しているそうだ。一般のタクシーは市内から空港へお客を乗せては来れるが、空港ではお客を乗せられない。これって、VIPなどを訳のわからんタクシーに乗せるとリスクがあるので、
その対策のように思える。
また、市内には高いビルがない。高さ制限があるのだろう。これは、防衛上の対策か。で、話は地下鉄に戻るが、有事の際には、市民らが地下鉄構内へ非難できるように、頑丈に、そして広く作ってあるのではないかと考えてしまう。きっと
そうだと思うが根拠はない。まったく。


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