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エコビレッジ国際会議TOKYO 2006

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エコビレッジ国際会議TOKYO 2006
世界で広がる持続可能なライフスタイルモデル

期日 2006年10月28日(土) 東京ウィメンズプラザホール
2006年10月29日(日) 代官山Ball Room
エコビレッジ国際会議TOKYO2006
日豪交流年2006公式認定イベント
主催: 特定非営利活動法人ビーグッドカフェ
共催 特定非営利活動法人パーマカルチャー・センター・ジャパン
制作 (株) ピース・コミュニティ・プラン
協力 株式会社ビオシティーGlobal Ecovillage Networkパーマカルチャーネットワーク九州 、国境なき通訳団
協賛 アミタ株式会社株式会社クレアン株式会社ピカエコプロダクツ2006株式会社イグザック、社団法人農山漁村文化協会
後援 環境省


2006年、日本で初めて本格的エコビレッジ国際会議が開かれます。

特定非営利活動法人ビーグッドカフェでは、来る 10 月 28 日(土)〜10 月 29日(日)に、特定非営利活動法人パーマカルチャー・センター・ジャパンの共催により東京ウィメンズプラザ及び代官山ボールルームにおいて「エコビレッジ国際会議 TOKYO2006」を開催いたします。

imageいまや、現代における、自然及び社会環境の悪化は目を覆うものがあります。 また、この 21世紀も前世紀と同様に悲惨な戦争や貧困の拡大が続いています。

いま真に必要なことは、私達が自然や人々との関わりを再考し、ライフスタイルを変え、持続可能な社会に 向けての歩みを早めることでしょう。
一方、世界には「環境負荷を低くおさえ」、「人と人の繋がりを保ち」、「地域の伝統や文化を守っている」
たくさんの地域があります。これらは、エコビレッジと呼ばれている地域です。
この度、世界のエコビレッジの普及の中心的組織となっているグローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)の協力を得て、国際会議を開催する運びとなりました。
この国際会議では、海外から4人のゲストを招聘し、海外の実例、現状、可能性についてご講演いただきます。
また日本での関係する実例も紹介し、パネルディスカッションを通し、単に世界各地のエコビレッジに関する 報告と情報共有におわるのではなく、今世紀におけるエコビレッジの意義を共有し、エコビレッジづくりを 成功させるための条件を考え、日本に於けるエコビレッジ建設と運営の道筋を探り出していきます。

私達は、この国際会議の開催によって、エコビレッジに関する新たな連帯が生まれ、持続可能な社会への転換が少しでも前進することを願ってやみません 。

海外の事例紹介

開催プログラム 

◆2006年10月28日(土) 10:45-20:30 会場:東京ウィメンズプラザホール
「 世界のエコビレッジ – 軌跡と未来」
開場 10:30
持続循環型社会構築のためのエコビレッジの意義と可能性/糸長浩司 10:45〜11:55
世界のエコビレッジの可能性と G.E.N./マルチ・ミューラー 12:10〜13:10
ヒーリング・ワークショップ(TATSU) 13:50〜14:15
豪州クリスタルウォーターズの実例/マックス・リンデガー 14:25〜15:40
米国ロサンゼルス・アーバンエコビレッジの実例/ルイス・アーキン 15:55〜17:10
BIO-City とエコビレッジ/杉田博樹 17:20〜17:50
米国イサカの実例/リズ・ウォーカー 18:00〜19:15
招聘ゲストによるディスカッション 19:30〜20:30
◆2006年10月29日(日) 12:30-19:00 会場:代官山ボールルーム
「エコビレッジ ー日本の扉」
開場 12:00
ドイツ・屋久島・深沢でのエコロジカルデザイン実例/岩村和夫 12:30〜13:15
日本の実例-1 里山のあるエコロジカル住宅地/相根昭典 13:15〜13:35
日本の実例-2 コレクティブハウスかんかん森/木村ひろ子 13:35〜13:55
シンギングトゥゲザー・ワークショップ/古橋道代 14:10〜14:35
インド・オーロビルの実例/マルチ・ミューラー 14:50〜15:50
日本の実例-3 田園のエコ村プロジェクト小舟木/地球の芽 16:05〜16:25
日本の実例-4 エコライフ体験リゾート PICA山中湖/山田貴宏 16:25〜16:45
招聘ゲストによるディスカッション 17:00〜19:00

開 催 概 要
【イベント名 】
エコビレッジ国際会議 TOKYO 2006
(英名) EcoVillage Conference Tokyo 2006

【開催日 / 会場】
10月28日 (土) 10:45〜20:30  講演 & パネルディスカッション (東京ウィメンズプラザホール)
10月29日 (日) 12:30〜19:00  講演 & パネルディスカッション (代官山ボールルーム)

【ゲスト】
マルチ・ミューラー(グローバル・エコビレッジ・ネットワーク〈GEN〉評議会員)
マックス・リンデガー(オーストラリア・クリスタルウォーターズ創設メンバー)
ルイス・アーキン(ロサンゼルスエコビレッジ創設者)
リズ・ウォーカー(イサカエコビレッジ創設者)
糸長浩司(日本大学生物資源科学部教授、パーマカルチャー・センター・ジャパン代表理事)
岩村和夫(建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授)
杉田博樹 (BIO-City 編集長)

【参加料】
定員:10月28日(土)200名/10月29日(日)180名


ゲストプロフィール

marti マルチ・ミューラー (グローバルエコビレッジネットワーク《GEN》評議委員)
作家。写真家。元ソルボンヌ大学教授。環境問題研究家。社会活動家。国連 ECO SOC 代表。
現在、インドにあるエコビレッジ「オーロビル」とパリを行き来しながら、精力的に活動を続けている。 2005 年愛知万博では、「地球を愛する 100人」の一人として講演する。 著書に「Indigo Spirit for a Child-Friendly Planet」「What is a Tree?」等、多数。
max マックス・リンデガー (グローバルエコビレッジネットワークオセアニア / アジア統括責任者)
世界最初のパーマカルチャーのエコビレッジとして「クリスタルウォーターズ」の創設にかかわるなど、 25年にわたり、パーマカルチャー、持続可能なシステムデザインを実現化してきた実績から、世界中で講演、 講義を行っている。 普段は妻とともにクリスタルウォーターズで暮らす。著書に「The Best of Permaculture」等。
lois ルイス・アーキン (ロサンゼルスエコビレッジ創設者)
カリフォルニア州立大学人類学専攻。ロサンゼルス保護観察所勤務を経て、1993 年にアーバンエコビレッジとして、ロサンゼルス・エコビレッジを設立。2006 年ジャッキー・ゴールドバーグ賞受賞。都市部における低所得者の為に持続可能な生活環境を提供するプロジェクトを展開中。
liz リズ・ウォーカー (イサカエコビレッジ創設者)
1990 年、環境問題、湾岸戦争反対、社会における女性の平等などを訴えるための全米横断プロジェクトリーダーをつとめる。その後、ニューヨーク近郊のイサカに、仲間とともにエコビレッジを建設する。
itonaga 糸長浩司 (日本大学生物資源科学部教授 パーマカルチャー・センター・ ジャパン代表)
工学博士、一級建築士。九州大学工学部建築学科卒業
東京工業大学大学院社会開発工学専攻博士課程修了。専攻は環境建築学、都市農村計画、パーマカルチャー。 日本の農村地域での住民参画型むらづくりの実践的研究、世界のエコ建築、自然エネルギー、エコビレッジ運動研究。主な著書に、「2100 年未来の街への旅」( 共著、学習研究社 ) 「シリーズ地球環境建築 専門編 I / 地球環境デザインと継承」(編著、彰国社)等。
iwamura 岩村和夫 (建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授)
1971 年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973 年同大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏。 中近東・ギリシャ、ドイツ等で建築・都市計画に携わる。1980 年岩村アトリエ設立。 1998年武蔵工業大学環境情報学部教授就任。主な著書に「環境建築論 ( 単著 )」等多数。 主な作品に「自邸—カッセル・エコロジー団地」「屋久島環境共生住宅」等多数。
sugita 杉田博樹 (BIO-City 編集長)
1949 年、東京生まれ。日本で唯一のエコロジカルデザインの総合誌『BIO-City』
( ビオシティ ) 編集長。同誌で世界のエコビレッジを紹介。サステナブルな社会をめざす編集方針は、毎号、日本でのエコビレッジのモデルを示している。桑沢デザイン研究所非常勤講師。


エコビレッジってなに?

エコビレッジとは、都会でも田舎でも、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人が作るコミュニティのことです。

お互いが助け合うという社会構造が徐々に崩壊し、地球の急激な環境悪化を食い止めようということへの参加意識が、エコビレッジへの原動力へとなっています。人々がもう一度地球につながり、無限の未来を信じられる健康で幸せなライフスタイルを確保できるコミュニティの中で生きることができるように、エコビレッジは今や意識的に世界中で創られています。

1998年に、エコビレッジは国連の選ぶ持続可能なライフスタイルのすばらしいモデルとして 「100 Listing of Best Practice」(最もよい実践例の100のリスト)のひとつに初めて正式に名前が挙げられました。

<エコビレッジの特徴>

  • 人間が生きるための基本的な要求を身近な範囲で満たす
  • 環境に負荷の少ない自給自足的な暮らしを協同で
  • 環境に優しい建築
  • 自然エネルギーの利用
  • 雨水や排水の循環再生で水を循環利用
  • 地域通貨やコーポラティブ組合組織で、支え合う地域経済を実践

いま世界中に「エコビレッジ」が広がっています。 健康で環境負荷のない協同的な生活が、世界中の15,000カ所でエコビレッジ運動として始まっているのです!



Crystal Waters
Crystal Waters Permaculture Village
65 Kikcoy Lane Conondale,Qld, 4552
Australia
Phone: +61 7 5494 4652
Fax: +61 7 5494 4653
Crystal Waters

位置: オーストラリア東海岸、北東部クイーンズランド州
設立: 1988年
面積: 260ヘクタール
人口: 約200名(住戸数 83戸)

yurt house kangaroo straw bale house

クリスタル・ウォーターズは世界で最初のパーマカルチャーの手法に基づいてできたエコビレッジである。
敷地は居住者の所有地だが、来訪者向けの宿泊施設、キャンプエリアに滞在することができ、パーマカルチャーを学びたい人のためのコースも開設されている。
1996年には国連より、「最も持続可能で環境負荷の少ないライフスタイルを実践している者」に贈られるWorld Habitat Award (ワールド・ハビタット・アワード)を受賞。

施設例
*建築のデザインの工夫で自然エネルギーを利用するパッシブソーラーハウスや圧縮した藁を利用したストロー・ベイル・ハウス等様々なエコハウスの実験がされている。
*ソーラー発電
*パーマカルチャー農園
*各家庭に雨水タンクが設置され再利用している世界で最初のパーマカルチャーエコビレッジ

Auroville
Aurelec,Auroville 605101
Tamil Nadu India
Aurovile

位置: インド南部 マドラスの南150km
設立: 1968年
面積: 2000ヘクタール
人口: 約1700名

auroville dome house

<環境実験都市>
オーロビルは、人類一致団結の実現を目指し設立された国際的コミュニティーである。
インドの偉大なる思想家ヨギ、そして革命指導指導者オーロビンドの考えに共鳴した”マザー”と呼ばる一人のフランス人により提唱され建設が始まった。開拓者達により不毛の地は緑の大地へと姿を変え、現在300万本以上の木が植えられ、オーロビルは世界で最も大きな国際多文化コミュティーとなった。1968年に始まって以来、このコミュニティーの指針として次の事柄が述べられている。

(オーロビル憲章より一部抜粋)

  1. オーロビルは誰の物でもない、人類全体の物である。
  2. オーロビルは生活の進歩的実験場であり、終わりなき教育の場である。

施設例
*ソーラーパネル発電(11000枚もの反射板を使ったソーラーボール)
*風力エネルギー、バイオマス
*パーマカルチャー農園

L.A. Eco-Village
117 Bimini Place #221
Los Angeles, CA 90004 USA
Phone: 1-213-738-1254
Fax: 1-213-386-8873
L.A. Ecovillage

位置: アメリカ ロサンジェルス
設立: 1993年
面積: 11エーカー
人口: 500名

weavers child garden

<都市部における低所得者援助コミュニティー>
ロサンゼルスエコビレッジ(以下LAEV)は都市部における低所得者層の生活保護を目的として CRSP(Cooperative Resourcces and Services Project)の資金援助により設立される。
LAEVでは、環境負荷を少なくし、生活のクオリティーをあげ、社会的、経済的、エコ的なコミュニティー形成に努めている。13棟のアパートメントに164世帯が暮らし、20ほどの異なる民族が共生するその空間には、教会から自動車整備工場まで数々の施設が用意されている。 パーマカルチャーの考え方を取り入れた都市生活を目指し、コミュニティーワークへの参加、コミュニティーディナーでの食事など、住民は日々、学び、働き、知識を蓄え、エコビレッジの考え方を広めるべく生活している。

Ithaca
100 Rachel Carson way, Ithaca, NY 14850
Phone: 1-607-256-0000
Ithaca

位置: アメリカ ニューヨーク イサカ市西部
設立: 1997年
面積: 176エーカー
人口: 160名

ithaca1 ithaca houses ithaca
写真提供: 設楽清和(PCCJ)

<コーハウジングから成るエコビレッジ>
運営は非営利団体であるEcovillage INc.が行っている。現在建物の整備が終了している居住区は2つあり それぞれ30戸がcohousing(コーハウンジング)方式で、建設運営されている。基本的にはパーマカルチャーを基本にデザイン されており、10エーカーの農地や70エーカーに及び森林保護区などもある。
1990年からエコビレッジ建設が検討され、その後多くの会議や検討が行われ、デザインのプロセスを経た後 1995年に市の建設認可が下りて1996年より建築にはいる。1997年に最初の居住区(FROG)が完成し 2003年には2つ目の居住区(SONG)、2005年にはSONGのコミュニティハウスが完成。今後も居住区は拡大する予定。現在はパーマカルチャーのコースの開催やエコビレッジの建設の仕方などを教える教育事業に力を入れている。居住者の年齢層は0〜80歳。様々な州からの移住者が暮らす。

施設例
*住居は、基本的には2〜数家庭が入るタウンハウス形式の集合住宅が各クラスターに数戸建設される
*パッシブソーラー形式の住居。住宅の南面は採光のためにペアグラスを用いた大きな窓が設置されている
*自然素材や地域産材の利用

資料提供: 設楽清和(PCCJ)

PCCJ2006年エコビレッジ・ウィーク
NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン
PCCJの活動10年を記念し、グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)の関係者と、世界でのエコビレッジ建設と日本でのエコビレッジの展望や作り方について考える連続的な公開講演会、デザインミーティング、WSを、日本各地で開催致します。

★ 神戸エコビレッジシンポジウム
11月2日(木)18時30分〜21時

共催:NPO法人自然主義
協力:PCCJ、CS神戸
会場:兵庫県民会館10F
定員:150人
参加費:前売券1,800円、当日券2,000円、逐次通訳
ゲスト:マックス、リズ、設楽清和(PCCJ事務局長)
申し込み先:天然主義/FAX 078-976-3393, E-mail evs@tennensyugi.org

★ 京都エコビレッジシンポジウム
11月3日(金) 13時半〜16時半

共催:アミタ株式会社持続可能経済研究所
後援:地球の芽
会場:京都市勧業館(みやこめっせ)
定員:130名
参加費:参加費2,000円、逐次通訳
ゲスト:マックス、リズ、設楽清和、アミタ(株)持続可能経済研究所、糸長浩司(PCCJ代表理事)
申し込み先:PCCJ/FAX 0426-89-2224, E-mail info@pccj.net

★ 森のがっこうとエコビレッジシンポジウム
11月4日(土) 14時〜16時半

共催:シンポジウム実行委員会(PCCJ,帆柱ケーブル(株))
後援:響みどりの会、PCQN
会場:北九州市環境ミュージアム
定員:100名
参加費:500円、逐次通訳
ゲスト:マックス・リンデガー、リズ・ウォーカー、糸長浩司
申し込み先:FAXで申し込み。帆柱ケーブル株式会社/TEL 093-671-4761, FAX 093-681-0483http://www.hobashira-cable.co.jp/

★ エコビレッジ・デザイン・ミーティング藤野
11月5日(日) 13時〜18時半

協賛:アミタ株式会社、愛植物設計(株)
会場:神奈川県藤野町篠原の里( http://www.ops.dti.ne.jp/~shinoba/
定員:50名
参加費:PCCJ会員3,000円 その他5,000円(エコビレッジの作り方WSを含む、逐次通訳)
ゲスト:マックス・リンデガー、リズ・ウォーカー、設楽清和、糸長浩司、山田貴弘(建築家)
申し込み先:NPO法人パーマカルチャー・センター・ジャパン/TEL 0426-89-2088, FAX 0426-89-2224, E-mail info@pccj.net

BeGood Cafe 熊本

BeGood Cafe Kumamoto 20070609

テーマ: 愛で飯を喰う 〜これからのシゴトの在り方〜
日 時: 6月9日(土) 1部 14:00〜
2部 18:20〜21:30
熊本市国際交流会館1階野外スペース
同会館 6階大ホール
ゲスト: 辻信一さん(ナマケモノ倶楽部世話人、明治学院大学国際学部教授)
幸山政史さん(熊本市長)
黒川裕一さん(映画監督)
キワダマミさん(シンガーソングライター)

昼間、幸山政史熊本市長と辻信一さんのお話、夜は、黒川裕一さんと辻信一さんのお話。
おまけにフラダンスまでついて大変素敵な回でした。
黒川さんは、力強い方でファイトをもらいました。
BeGood Cafe Kumamoto 20070609BeGood Cafe Kumamoto 20070609BeGood Cafe Kumamoto 20070609BeGood Cafe Kumamoto 20070609BeGood Cafe Kumamoto 20070609

エコビレッジ国際会議TOKYO 2006 レポート

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エコビレッジ国際会議TOKYO2006

エコビレッジ国際会議TOKYO2006
エコビレッジ国際会議TOKYO2006

エコビレッジ国際会議TOKYO 2006

世界で広がる持続可能なライフスタイルモデル

2006年10月28(土)・29(日)、ついに日本で第1回エコビレッジ国際会議が開催されました。前売りチケットは完売。会場では休憩時間も参加者同士の話が弾み、主催側にも皆さんの関心の高さがひしひしと伝わってきました。

今回は日本で初めての国際会議。講演者として海外から4人のスペシャルゲストが駆けつけてくれました。

それぞれ特徴的な取り組みを続けるマルチ・ミューラーさん、マックス・リンデガーさん、ルイス・アーキンさん、リズ・ウォーカーさんの4人。そして日本で活動を続ける7組を加えた講演。
各団体の取り組みに、会場は大いに盛り上がりました。

以下に2日間の講演の概要を紹介!

→ ゲストプロフィール詳細


Ecovillage Conference Tokyo 2006 English Report
(PDF file)


エコビレッジ国際会議2006 レポート

エコビレッジ国際会議TOKYO2006 1日目の会場は東京ウィメンズプラザホール。テーマは「世界のエコビレッジ 奇跡と未来」。講演のトップバッターは日本大学生物資源科学部教授でパーマカルチャーセンタージャパン代表の、糸長浩司さん。糸長さんからは「持続循環型社会構築のためのエコビレッジの意義と可能性」と題して、エコビレッッジの概要が紹介された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 エコビレッジ国際会議TOKYO2006 オーストラリアでパーマカルチャーエコビレッジ「クリスタルウォーターズ」を創設し、25年間に渡りその活動に従事してきたマックス・リンデガーさん。「クリスタルウォーターズ敷地のデザインでは道路幅なども、パーマカルチャーの理念に基づき、自然への付加を極力小さくするようにデザインされている。敷地内でカンガルーも生活しているほど自然は豊かで、人間と共生しているそうだ。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 ルイス・アーキンさんはロスアンゼルスに住みながら、車を持たずに生活している。住んでいる地域に喘息の子供たちが多いことを知ったことから、車を使わない町づくりに取り組み始め、ロスアンゼルスエコビレッジを創設したそうだ。

都市での生活を見直しつつ、自然との共生を目指したその取り組みは、州政府からも認められ、2006年カリフォルニア州ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

エコビレッジ国際会議TOKYO2006 同じくアメリカ、N.Y.近郊のイサカにエコビレッジを創設したリズ・ウォーカーさんは1990年から環境問題や湾岸戦争反対の運動に関わってきた。
仲間とともに立ち上げたイサカエコビレッジは、都市近郊にありながら、パーマカルチャーに基づいたデザインで、敷地には10エーカーの農地や約70エーカーの森林保護地区も含まれている。現在は2つの居住区があり、住民の自主的な活動でコミュニティ運営されており、パーマカルチャーの講座を開催するなど活発な活動が続けられている。現在も拡大の予定を持ち、今後の活動が注目を集めている。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 またエコロジーをテーマに情報を発信しているwebサイト、「greenz」でも紹介されている『Bio-City』編集長の杉田博樹さんからは、『Bio-City』の創刊時の様子や、今まで取りあげてきた事例などが紹介された。創刊時はパーマカルチャーを知る人も少なく、海外のエコビレッジに滞在した人から「日本にこんな雑誌があったのか」と驚かれることもあったとか。現在のパーマカルチャーの広まりを誇らしく感じているそうだ。

2日目はbegood cafeのホームとも言える代官山ボールルームで開催。この日は日本での事例を中心に紹介された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 まず、武蔵工業大学環境情報学部教授で建築家の岩村和夫さんから、ドイツと日本の事例が紹介された。日本では東京都世田谷区と屋久島に環境共生住宅を設計してきた岩村さん。古くなった集合住宅建て直したという世田谷の事例では、住人が一度住まいを離れてから建て直し後にまた元の地域に戻るという前提で、住宅の建つ地域の環境全体をデザインした。ゼロから作るのではなく、もともとあった資源を利用したいというプランから、以前からあった木々などを活かした建物の配置が設計された。そして居住者同士の交流が持てるよう、共有スペースも設けるよう配慮されている。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 「鶴川エコビレッジ」を運営する相根昭典さんからは、自然エネルギーの利用や屋上ガーデンなどを備えた、コーポラティブハウス(住宅を建築する際、住み手が集まって協同組合方式で建てる集合住宅)が紹介された。建設時の相談から運営まで、住民同士が話し合いながら進めていく建築形式はまだまだ少ないが、問題を話し合い、解決していく過程で、住民同士のつながりもでき、建築にも積極的に関わるようになったという。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 また、都内でコレクティブハウス(私生活の領域とは別に共用空間を設け、食事・育児などを住人同士で共有することを可能にした集合住宅)、「かんかん森」を運営する木村ひろ子さんからは、住人が週に3回夕食を共にし、掃除などもコミュニティの仕事として住民が参加してやっているという、「かんかん森」のライフスタイルが紹介された。仕事以外の時間を大切にし、有意義に過ごすことこそ「生活すること」。その時間を大切にしてほしいとメッセージを残された。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 その他、株式会社地球の芽より、滋賀県で取り組んでいる「小舟木エコ村」の計画が、begood cafeが企画に携わっているエコビレッジ「PICA山中湖」の報告が設計を担当している山田貴宏さんから報告され、日本で現在進行しているエコビレッジの姿も紹介され、海外からのゲストも日本での取り組みに関心を持った様子だった。休憩時間には出演者、観客の枠を超えた交流が会場のあちこちで見られ、情報、意見の交換をしながら親好を深める姿が会場のあちこちで見られた。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 この日は海外事例の紹介は一件。マルチ・ミューラーさんから、2000人の住人が暮らすインドのエコビレッジ「オーロビル」の紹介だ。この村を超えた巨大な共同体はインドの思想家でヨガ行者、そして革命的指導者でもあったオーロビントと”マザー”と呼ばれた一人のフランス人によってつくられた。現在は様々な国籍の人たちが住人として暮らし、1日に訪れるゲストの数は住人を上回るという。開拓者たちによって緑が復活した広大な敷地には、300万本の木が生い茂り、各国の文化を感じさせる建物や、想像力をかきたてるデザインの、アーティスティックな建物も多く含まれている。エネルギーには、11000枚もの反射板を使ったソーラーパネルによる発電や、風力エネルギー、バイオマスエネルギーなどが利用され、パーマカルチャーの農園もある。各地域の祭りや文化行事も行われ、人種や民族を超えた文化や教育が共有されているようだ。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 両日とも会議の最後には、糸長浩司さんの司会のもと、海外ゲスト4人と日本人講演者に、この会議の進行役、シキタ純を加えたディスカッションが行われた。パネリストは会場からの参加者からの質問に応えながら、様々な意見を交わしていったが、中でも「エコビレッジ」という言葉の定義、そして各自異なった取り組みの中で何を目的としているのかという話題には様々な意見が飛び出した。
エコビレッジ国際会議TOKYO2006 パーマカルチャーの理念に基づき広大な敷地をデザインしていったマックス・リンデガーさん、都市の中で集合住宅の形態をとりながら、住民のつながり、自然との共生を大切にコミュニティ作りを進めていったライフスタイルを改善していったルイス・アーキンさんとリズ・ウォーカーさん。創作活動を続けながら、多民族、多文化が集まるコミュニティーに暮らすマルチ・ミューラーさん。そして日本のエコビレッジや新しいライフスタイルを目指す人々。

目的の違いもあるだろうが、共通しているのは、住人同士のつながりや自然との調和を大切にし、理想の社会を実現しようと努力を続けてきたこと。そしてそれが形になったのが「エコビレッジ」と呼ばれているように感じられる。そして子供たちのためにすばらしい環境を作り、伝えていきたい、教育の場を持ちたいという言葉も多く聞かれた。そういった理想を持つ人たちが、手をつないでいくことで、社会は動いていくのではないか。そんな気持ちにさせてくれた2日間だった。



ゲストプロフィール

■マルチ・ミューラーさん
グローバルエコビレッジネットワーク《GEN》評議委員

マルチ・ミューラー作家。写真家。元ソルボンヌ大学教授。環境問題研究家。社会活動家。国連 ECO SOC 代表。
現在、インドにあるエコビレッジ「オーロビル」とパリを行き来しながら、精力的に活動を続けている。

■マックス・リンデガーさん
グローバルエコビレッジネットワークオセアニア / アジア統括責任者

マックス・リンデガー世界最初のパーマカルチャーのエコビレッジとして「クリスタルウォーターズ」の創設にかかわるなど、25年にわたり、パーマカルチャー、持続可能なシステムデザインを実現化してきた実績から、世界中で講演、講義を行っている。

■ルイス・アーキンさん
ロサンゼルスエコビレッジ創設者

ルイス・アーキンカリフォルニア州立大学人類学専攻。ロサンゼルス保護観察所勤務を経て、1993 年にアーバンエコビレッジとして、ロサンゼルス・エコビレッジを設立。
2006 年ジャッキー・ゴールドバーグ賞受賞。都市部における低所得者の為に持続可能な生活環境を提供するプロジェクトを展開中。

■リズ・ウォーカーさん
イサカエコビレッジ創設者

リズ・ウォーカー1990 年、環境問題、湾岸戦争反対、社会における女性の平等などを訴えるための全米横断プロジェクトリーダーをつとめる。
その後、ニューヨーク近郊のイサカに、仲間とともにエコビレッジを建設する。

■糸長浩司さん
日本大学生物資源科学部教授 パーマカルチャー・センター・ ジャパン代表

糸長浩司工学博士、一級建築士。九州大学工学部建築学科卒業
東京工業大学大学院社会開発工学専攻博士課程修了。専攻は環境建築学、都市農村計画、パーマカルチャー。
日本の農村地域での住民参画型むらづくりの実践的研究、世界のエコ建築、自然エネルギー、エコビレッジ運動研究。

■岩村和夫さん
建築家、武蔵工業大学環境情報学部教授

岩村和夫1971 年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1973 年同大学院修了後、仏政府給費留学生として渡仏。中近東・ギリシャ、ドイツ等で建築・都市計画に携わる。
1980 年岩村アトリエ設立。1998年武蔵工業大学環境情報学部教授就任。

■杉田博樹さん
BIO-City 編集長

杉田博樹1949年、東京生まれ。日本で唯一のエコロジカルデザインの総合誌『BIO-City』( ビオシティ )編集長。
同誌で世界のエコビレッジを紹介。サステナブルな社会をめざす編集方針は、毎号、日本でのエコビレッジのモデルを示している。桑沢デザイン研究所非常勤講師。

BeGood Cafe Fukuoka

朝カフェ

2006年10月2日(月)〜6日(金)

朝カフェ朝カフェ

福岡市中心部の4エリアで全13店舗が出店。ブースでは、オーガニック弁当とベジドッグを販売。

ビーグッドカフェの活動紹介を行いました。

BeGood Cafe Osaka Vol.18

Earth Day Special
AUTUMN EARTHDAY京都天空まつり
http://www.npo-net.or.jp/earthdaykyoto

2006年9月16日(土)〜18日(祝)


日時:2006年9月16日(土)・ 17日(日)・ 18日(祝) <雨天決行>
@山村都市交流の森 (京都・花脊)

〜森と遊ぶ唄う踊る〜
京の奥座敷・花脊の森。茅葺きの民家が点在し清流が流れ、日本の原風景を今に残すこの地で、天空に日輪の虹を頂いた昨年に引き続き、2年目のまつりをひらきます。地球環境に大きく影響を与える森。森と親しむことが自然環境を考え行動することの第一歩です。森の中で音楽やワークショップを通じ、人と人、人と自然が響きあい、繋がりあう。その先に生まれる調和を目指します。

■Live Music <powered by Solar & Biomass >
岡野弘幹with天空オーケストラ   http://www.tenkoo.com
サヨコオトナラ  http://www.alte.com/sayoko/
桑名晴子  http://www.funny.co.jp/halko/
チナキャッツ  http://chikyuya.web.infoseek.co.jp/
長屋和哉  http://www.ame-ambient.com/Nagaya/
SHAG  http://www.sugizo.com/
Chiho K.  http://soundlight.exblog.jp/
ちみん  http://www.chimin.jp/
chori  http://chori.cc/
THE OPENING CLOUD  http://d.hatena.ne.jp/TheOpeningCloud/
■Live Painting
アキノイサム  http://amanakuni.net/isamu/
■BeGood Talk
正木高志  http://www.wacca.com/88/08/masaki/masaki.html
ナナオサカキ(特別ゲスト)
■Alternative Film Theater
HOPIの予言・セイクレッドラン・WPPD 2004・イラクウォー 他
■Workshop
・ビジョンヨガ・ウーマンズ・シェアリング・KIDSステーション
・ケンゴマンのひょうこまワークショップ・木を植えましょう」の正木高志さんと森で遊ぶ
・ヤノン絵本ライブ・みんなの手の千手観音・ティーンエイジャーの「しゃべりば」『世界の今、私の今、そして未来』・アースダンス・ワークショップ・自然素材の楽器作り・エコクラフト
■BeGood Food Village
■Natural & Organic Booth

<Ticket>  
大人 【通し券】前売:5000円 当日:5500円
   【1日券】前売:3000円 当日:3500円
子供(小・中学生)前売:2000円 当日:2500円(通し券のみ) 幼児無料
キャンプ:テント持込・一張:1000円  駐車場代・1台:1500円

★チケット・テント・駐車場のお申し込み★
●御名前 ●ご住所 ●電話番号 ●E-MAILアドレス ●チケット枚数 ●テント数 ●駐車台数
をご明記の上、事前に事務局までファクスかE-MAILでお申し込み頂き、郵便振替でご入金下さい。恐れ入りますが振替手数料はご負担下さい。
郵便振替口座 00990-1-278522 京都天空まつり実行委員会
振替入金の控えを必ずご持参ください。当日受付でチケットと交換します。

アクセス:山村都市交流の森
〒601-1103 京都市左京区花脊八桝町250 財団法人花脊森林文化財団
TEL:(075)746-0439 FAX:(075)746-0134
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/hanase-k

*プログラムは変更になる場合がございますのでご了承下さい。

主催:京都天空まつり実行委員会
後援:環境省(環のくらし応援団) 京都市 京都市教育委員会 京都ユースサービス協会 京エコロジーセンター
   KBS京都 エフエム京都 京都新聞 京都三条ラジオカフェ (財)花脊森林文化財団
協力:BeGoodCafe BeGoodCafe KYOTO BeGoodCafe OSAKA Rainbow Echo 京都精華大学 レボインターナショナル
協賛:京福電気鉄道 EK Co.,Ltd

*会場内で地域通貨[EARTH]発行!
*Dish Re-use System実施!
*連動開催 9/15〜26「山水人 YAMAUTO」@わくせいサンガ朽木ファーム
 http://www.planet-samgha.com/yamauto
 『山水人と京都天空まつりはspiritを同じくしています。』
*毎日がアースデイ!!

【INFORMATION・お申し込み先】
京都天空まつり実行委員会
<事務局> 田口幸範 
TEL/FAX : 0797-38-7024 E-MAIL: taguchi@mist.ocn.ne.jp
<京都事務局> 太田航平 
FAX:075-231-4356 E-MAIL:ota@ecotone.jp

*ボランティア・スタッフ募集中!1 事務局までお問い合わせください。

【出演者プロフィール】

HIROKI OKANO
with TENKOO ORCHESTRA
独自のトライバル・ロックを確立した先駆的存在。世界中の民族楽器を駆使し紡ぎだされる虹色のサウンドは、フジロックや英国・グラストンベリーフェスティバルなど海外公演等でも高評価を得ている。
http://www.tenkoo.com

Sayoko Oto Nara
元ZELDA・ヴォーカルのサヨコ、元JAGATARA、ビブラストーンのOtoがギター、ジェンベ・マスターの奈良大介が合体して生まれた、ナチュラルでサイケデリックなネイティブ・スロ−・ミュージック。
http://www.alte.com/sayoko/

HALKO KUWANA
76年メジャーデビュー後、言霊の霊力に気付き86年メジャー活動を辞め、ギター1本で日本中を唄って旅を続ける。本年デヴュー30周年に「one」発表を記念し、日本縦断平和祈念こころの唄旅を継続中。
http://www.funny.co.jp/halko/

China Cats
活動歴26年目。日本の G.Dead とも評されるサイケデリック・ロックン・ロール・バンド。ライヴハウス「地球屋」を拠点に、野外イベントを中心に「楽しむこと」を基本に感謝の心を表現しつづけている。
http://chikyuya.web.infoseek.co.jp/

KAZUYA NAGAYA
ゴングやシンギングボウルなど様々な金属製打楽器を櫓に組み、繊細にまた時に激しく打ち鳴らす独特の演奏で神秘的な音世界を奏でる。映画や番組音楽も数多く、小説家としても文芸春秋文学界新人賞受賞。
http://www.ame-ambient.com/Nagaya/

SHAG
SUGIZOにより結成。サイケ、プログレ、New Wave、FUNKY、JAZZY、DUB、TRANCY、トライバル、すべてを包含する有機的DANCE MUSICが大地と空と一体化するディープ・グルーヴを展開する。
http://www.sugizo.com/

Chiho K.
ピュア・クォーツによる楽器『クリスタル・アルモニカ』で、インスピレーションによる即興的な演奏を行う。澄んだ音色や高い波動は人々を魅了し、微細なエネルギーが動物や耳の不自由な人にも働きかける。
http://soundlight.exblog.jp/

chimin
大阪出身の在日コリアン3世で2004年にmini Album“ゆるゆるり”でデビュー。優しくも伸びのある歌声を持ち、2006年2月1日にリリースされた1st Album“ぽむぽむ”でも、その歌声を発揮している。
http://www.chimin.jp/

chori
詩人/Spoken Words Artist。「詩学」第1回最優秀新人。詩人やラッパーのトーナメント「KYOTO SPOKEN WORDS SLAM」主宰、狂言師とのユニット「chori/童司」などで活動中。詩集「chori」刊行。
http://chori.cc/

THE OPENING CLOUD
京都のスリーピースUKロックバンド。京都で生まれ育ったニート世代にしか出来ない新しい音楽は、仕事、学校、幸せとは何なのか、考え悩み、独自のUKロックとなる。「ライブキッズ」グランプリ受賞。
http://d.hatena.ne.jp/TheOpeningCloud/

ISAMU AKINO
62〜67の6年に及んだインドの旅で、世界観も、人間観も大きく変わり、アニミズム=シャーマニズムの世界に入り、絵を画き始める。絵を通しての発見と認識を深めアニミズム的宇宙に身を投じて久しい。
http://amanakuni.net/isamu/

TAKASHI MASAKI
60年代インドを遍歴し哲学を学び80年に帰農。モンタナ州立大学にて環境倫理学を講義。執筆・講演、ヴェーダーンタ哲学の翻訳で活躍。森林ボランティア<森の声>主宰。著書に「木を植えましょう」
http://www.wacca.com/88/08/masaki/masaki.html

【Special Guest】
NANAO SAKAKI
23年鹿児島県生まれ。80才。60年代のカウンターカルチャーを代表する詩人の一人であり、ビートニクスの詩人故アレン・ギンズバーグやゲーリー・スナイダーの親しい友でもある旅の人。自然保護、環境問題には早くから関わり、詩に表現し、独自の方法で多くの人に問いかけをし、警鐘を鳴らし続ける。

PICA山中湖ヴィレッジ

PICA山中湖ヴィレッジ

日本初の宿泊型パーマカルチャーリゾートをプロデュース

富士五湖エリアで新しいカタチのキャンプ場を経営するPICAとBeGood Cafeが共同でプロデュースした「オルタナティブリゾート」が2007年7月にグランドオープンいたしました。

敷地全体のデザインにはパーマカルチャーの考えを取り入れ、環境負荷が低く、人にも心地の良い、持続可能なライフスタイルの知恵が活かされています。2005年の愛・地球博でたくさんの方に見ていただいた「食といのちの循環」を、今回は暮らし全体に広げました。

BeGood Cafeは(株)ピース・コミュニティ・プランとともに、パーマカルチャー的手法に基づいたエコ建築設計とガーデンデザインのコーディネートや、初期運営支援(スタッフ研修、ワークショップ「VIVA!BeGood School」の企画運営など)を行ないました。

http://yamanakako.pica-village.jp/

PICA山中湖ビレッジ

pica

ハーブが迎える施設入口

pica

キッチンガーデンとレストラン・カンファレンスルーム

pica

ビオトープとバイオジオフィルター

pica

温室

pica

揚水風車とスパイラルガーデン

pica

キーホールガーデン

pica

オーガニックガーデン

pica

コンポスト

pica

シンハナコンサラダ

pica

ホタテのサラダ

pica

レストランディナー

pica

夜のレストラン

開  業 2007年7月19日16:00
施設概要 総敷地面積:16,826平米、ゲストハウス延べ床面積:440平米
・宿泊コテージ(15棟、1棟最大8名宿泊可能)
・自然食レストラン(客席約60席、営業時間 夏7:00〜20:00)
・カンファレンス・ルーム(各種勉強会、ワークショップ、パーティなど開催)
・温室(育苗、ワークショップなど)
・オーガニックガーデン、オーガニックファーム(約1000平米。ハーブ、果樹、野菜、麦などを栽培)
全体運営 (株)ピカ、富士急行
http://yamanakako.pica-village.jp/

2007年5月24日時点での様子

PICA山中湖ビレッジ
ゲストハウス。この中に自然食レストランとカンファレンスルームがある。
  PICA山中湖ビレッジ
オーガニックファームにそびえる揚水風車
  PICA山中湖ビレッジ
パーマカルチャー理論の手法として有名なキイホールガーデン

098 オーガニック料理

お知らせ

第1回 『オーガニック料理 仕掛人サミット』
DATE : 2007年6月17日(日)
BeGood Tokyo098
今回は、評判のレストランの仕掛人が集合し、優しく美味しい食を「語る・調理する」前代未聞の企画です。 

服部幸應さんから食育について、境眞佐夫さん、南清貴さん、河名秀朗さん、清野玲子さんから美味しいオーガニック提供の秘訣を公開していただきます。

また和田一彦さんから持続可能な水産資源利用のMSC制度についてお話しいただきます。
秘訣公開の料理教室あり!


※講師の方の調理の様子を壁面に映し出します。実際の調理行為は参加者皆様にはおこなっていただきませんが、参加者からアシスタントとして1.2名調理参加していただきます。

BeGood Tokyo098
BeGood Tokyo098

 

[ ゲスト ]
服部幸應 服部幸應さん
学校法人服部学園 服部栄養専門学校 理事長・校長/医学博士
境眞佐夫 境眞佐夫さん(泥武士)
株式会社風.. 代表取締役
南清貴 南清貴さん(キヨズキッチン)
(株)グリーンハウスキヨズキッチン事業室チーフプロデューサー
清野玲子 清野玲子さん(カフェエイト)
(有)ダブルオーエイト、 (有)カフェエイト主宰
河名秀朗 河名秀朗さん(アンゴロ)
(有)ナチュラルハーモニー代表
和田一彦 和田一彦さん
(株)亀和商店 代表取締役社長

ゲスト プロフィール詳細

★BeGood Cafe vol.98をご一緒に!

NPOインフォメーションコーナー
→ 参加希望の方は6月1日までにheita@begoodcafe.comまで。

フライヤー織り込み希望団体
→ ご希望の方は6月10日までにinfo@begoodcafe.comまで。

ボランティアスタッフ募集
→ ご一緒にBeGood Cafeイベントを作ってみませんか? 参加希望の方はheita@begoodcafe.comまで。

物販ブース 出店団体決定


「食の未来」日本語版委員会(日本有機農業研究会)
http://syoku-no-mirai.net/
活動概要紹介:米国のドキュメンタリー「食の未来」日本語版を通して、遺伝子組み換えの問題は、作物や食だけに止まらず、多くの世界的な問題の縮図でもあることを伝える。そして、考え、何らか行動につながるきっかけを作ると共に、有機農業の良さを伝える活動。


自然のわ研究会 北川園
こんにちは!オーガニックのお茶創りに男一生をかけている北川です!
有機に転換して14年目。今年も、おいしくて、しあわせな新茶ができました!!
自然の恵みと、仲間の笑顔と、私たちの愛情をたっぷりそそがれて育った、日本一しあわせな日本茶を、ここ静岡からお届けにあがります。
みなさんのよろこぶ顔みたさに、車とばして参ります!


特定非営利活動法人 アルコイリス
http://www.arcoiris.jp/
http://www.amazon-herb.com/b_agn.html
活動概要紹介:アマゾンの自然環境と調和した経済活動による地域発展を目指し、アマゾン熱帯雨林の持続的経済開発モデルとして注目されているアグロフォレストリーによるハーブ・ナッツ・フルーツの栽培事業に取り組み、コミュニティートレード商品の開発・販売を行っています。


株式会社ヴォークス・トレーディング 油脂香辛料2部 VOXSPICE事業担当
http://www.voxspice.jp
活動概要:voxspiceではオーガニック栽培されたスパイス・ハーブを世界中から調達し提供しています。 農薬や肥料を使わなくても、土地の気象・土壌条件に適した環境で栽培されたとき、とても品質の高いものが得られます。
voxspiceでは経常利益の50%を産地に還元しています。 2006年はベトナム北部山岳地帯の少数民族の4つの集落に井戸を掘り、提供しました。彼らの生活水として、またスパイスを洗浄する水として活用されています。


株式会社 ゴールドウィン
http://www.goldwin.co.jp/simple/greentoe/about.html
活動概要:人は、たまにいけないことをします。ほとんどの場合、それがいけないのは明らかです。
燃えさかるストーブに手を置いたり。熱っ! 人は失敗から学ぶもの。
一方、関係なさそうに見えるのに、いけないことをしてることもあります。
例えば、全く知らないうちに、この星を傷つけてる、とか。
グリーン・トゥは、地球を汚したくないという私たちの気持ちの現れです。
私たちは、地球にやさしい自然素材だけを使って、靴を作りました。
化学物質はない、革もない、プラスチックもない、毒もない。なんにもない。
『Shoes with less junk in ‘em』、いらないものはないシューズです。


株式会社 ヤッホー・ブルーイング
http://www.yohobrewing.com
活動概要:「オーガニックビール信州燦燦」は、麦芽のコクと香ばしさ、ホップの爽やかな苦味が感じられるすっきりとした味わいです。私たちは、お客様の安心・安全へのこだわりに応えるだけでなく、有機栽培麦芽、有機栽培ホップを100%使用することにより、地球環境にやさしい持続可能な企業活動を行っています。
浅間山麓の醸造所は2002年5月にアファス認証センターにより有機農産物加工酒類製造業者としての認定を受けました。

GREEN ROCK

YaeYae(半農半歌手)

東京生まれ。01年に歌手デビュー。昨年デビュー6年目の集大成となる、初めてのライブアルバム「Yae Live」を発売。現在は、一児の母となり家族と共に自然豊かな里山にある古民家で、農も取り入れたスローライフを送りながら、NHKテレビ番組のレギュラー出演も務めながら、ライブ中心に全国で活躍中。
http://www.yaenet.com


■スケジュール
2007年6月17日(日)13:00〜19:00

13:00〜 Door Open サロンタイム
13:10〜13:25 NPOインフォメーション
13:25〜14:10 BeGoodトーク−1 服部幸應さん
14:10〜14:25 BeGoodトーク−2 和田一彦さん
14:25〜14:40 休憩ー1 15分
14:40〜14:50 WORDS & LYRICS
14:50〜15:55 BeGoodトーク−3 境眞佐夫さん、泥武士流料理教室
15:55〜16:10 休憩ー2 15分
16:10〜16:40 BeGoodトーク−4 河名秀朗さん
16:40〜17:35 BeGoodトーク−5 清野玲子さん、カフェエイト流料理教室
17:35〜17:50 休憩ー3 15分
17:50〜18:50 GREEN ROCK Yae ライブ
18:20〜18:50 BeGoodトーク−6 南清貴さん
18:50〜19:20 BeGoodトーク−7 境さん、清野さん、南さん、河名さん、和田さん、Yaeさん
19:20〜19:30 ご挨拶 終了

■会場
代官山Ball Room
代官山BalRoom map
東急東横線代官山駅より徒歩1分
JR/日比谷線 恵比寿駅より徒歩8分
渋谷区恵比寿西1-34-17 ZaHOUSEビル
代官山Ball Roomへのアクセス
※お車でのご来場はご遠慮ください

※予約・事前申し込みは不要です。当日直接会場にお越しくださいませ。

■料金(出入り再入場可)
一般2,500円(または2,000円+500地域通貨*)
ビーグッドカフェ会員2,000円/小学生以下無料
[ 地域通貨*=Rainbow Ring、アースデーマネー使用可 ]

■お問い合わせ
・BeGood Cafe/03-5773-0225
info@begoodcafe.com

司会:シキタ純、渡辺亜由美 制作:新納平太 VJ:TOOWA2 DJ:ippei iwamura
主催:BeGood Cafe
共催:CAMUNet 協力:(有)うさとジャパン
協力:ASADA(AirLab)、BeNatural

Thank you for not smoking  ★会場内は禁煙です。

ゲストプロフィール

■服部幸應さん
学校法人服部学園 服部栄養専門学校 理事長・校長/医学博士

東京都出身。立教大学卒。昭和大学医学部博士課程修了。内閣府「食育推進会議」委員「早寝・早起き・朝ごはん全国協議会」副会長。食育を通じた生活習慣病や地球環境保護に取り組んでいる。藍綬褒賞及び仏政府より国家功労勲章並びに農事功労勲章を受章。各種メディアでも活躍。著書に「食育のすすめ」「大人の食育」「食育の本」など多数。
http://www.hattori.ac.jp/

■境眞佐夫さん
株式会社風.. 代表取締役

熊本市出身。大学卒業後5年間の米国料理修業を経て、82年熊本市にデーブスレストランを開店。93年の泥武士開店以降、農薬や添加物についての啓蒙とともに、オリジナル商品の開発・提供を開始。99年より東京進出、泥武士銀座店を出店。
http://www.dorobushi.com/ginza/

■南清貴さん
(株)グリーンハウスキヨズキッチン事業室チーフプロデューサー

95年代々木上原にキヨズキッチン開業。最新の栄養学“オプティマル・ヒューマン・ダイエット”に基づく独自の料理を提供。06年[株]グリーンハウスのキヨズキッチン事業室チーフプロデューサーに就任。「ナチュラルエイジング」をキイワードに、コントラクトフードやヘルスケア・ホテル部門でのフードメニュー開発を開始。
http://www.kiyos.jp/

■清野玲子さん
(有)ダブルオーエイト、 (有)カフェエイト主宰

アートディレクター、カフェプロデューサー。97年に友人の川村明子と2人でデザイン事務所(有)ダブルオーエイトを立ち上げ、00年にカフェエイトを、03年にピュアカフェをオープンさせる。ADとカフェ経営の2足ワラジ状態ではや7年。カフェエイトのレシピ本『VEGE BOOK』も好評発売中。
http://www.cafe8.jp/

■河名秀朗さん
(有)ナチュラルハーモニー代表

自然との調和を感じるためには「土」に直接触れることが大切と確信し、1年間の自然栽培実施農家に住込みによる研修を経て、「土」の偉大なる力を反映した農産物の販売を始める。
「衣・食・住・遊・学」のすべての面にわたってナチュラルなライフスタイルを提案している。
http://www.naturalharmony.co.jp/

■和田一彦さん
(株)亀和商店 代表取締役社長

成蹊大学経済学部卒業後、90年(株)亀和商店入社。00年代表取締役社長に就任。06年4月(株)亀和商店は、日本国内で初の海洋環境保全、持続的な海洋資源の利用を推進するMSC認証の流通・加工でのCoC認証を取得。
http://www.kamewa.co.jp/

097 私を癒すイメージの力

お知らせ

代替医療入門3 『私を癒すイメージの力』
サイモントン療法入門

DATE : 2007年3月18日(日)
[ 共催:CAMUNet ]

今回で3回目となる「代替医療入門」。毎回、関心が高く期待度の大きいテーマです。今回も200名以上のお客様をお迎えし、おかげさまで満員御礼。持続可能な社会、より良い社会のために、これまでの現代医療だけではない選択肢を選ぶ必要があることを、みんなが感じているのですね。

本来、人間に備わっている「自然治癒力」。一体どうしたら、そのスイッチを入れることができるのでしょうか? 今回は『私を癒すイメージの力』というテーマを掲げ、世界的に有名なイメージ療法の「サイモントン療法」を取り上げました。また、命のエネルギーに優しい服「うさと」のファッションショウも開催。内なる癒しの力についてじっくり学べた1日でした。

BeGood Cafe TokyoビーグッドTALK−1
ゲスト:さとう うさぶろうさん
(「うさと」服飾デザイナー)

欧米でデザイナーとして活躍していた16年前、ある日突然スピリチュアルな体験をしたといううさぶろうさん。自分に何が起こったのか知りたいという思いから、それまで全く関心のなかった精神世界や宗教について2年間勉強をしたのだそうです。その後、服を通じて癒しを伝えていきたいと考え、それにふさわしい布を求めて世界中を旅します。そして行き着いたのがタイでした。
タイ・イサン地方で生産をしている「うさと」の布ですが、その発注の仕方はとてもユニーク。講習会を開いて日本の古美術や絵画、夜空や畑など自然の景色を一緒に鑑賞し、そのイメージで布を作ってもらうのだそうです。しかも納期もノルマの指定もなし。自然のイメージから生み出され、自然と共に生きる人たちによって紡がれた「うさと」の服を、うさぶろうさんは「ともかく体感してほしい」と言います。
「このまま世界はどこへ行ってしまうか? それに気づくには自分自身に気づくことが一番手っ取り早いのです。都会で人口添加物の中に生きていると自分を見失います。自然の息吹をまとうと自分に気づけるのです」。優しく温かく、自分らしさに帰っていくことをお手伝いしてくれる「うさと」の服。まるで作る人、着る人、そして見る人までも幸せにしてしまうかのようでした。

BeGood Cafe TokyoビーグッドTALK−2
ゲスト:上野圭一さん
(翻訳家、CAMUNet 副代表)

持続可能な社会を実現しようという世界的な動きの中で、「代替医療」への関心はますます高まっています。もちろん現代医療で助かる命も多いのですが、持続可能な方法とは言えないのが事実。病院はもはや大量の有害な医療廃棄物を生み出さなければ成り立たなくなっており、その廃棄物は処分しきれずフィリピンなどへ輸送されて問題となっています。また、現代医療は構造も治療法も刹那的なものです。
「病気」と言う言葉を「病んだ気」ととらえて「気」の部分をよく考えるべきなのに、現代医療の医師は「気」についての勉強をしません。上野さんは、ここに現代医療と代替医療の断絶があると言います。
「私たちは寝ても覚めてもイメージの洪水の中にいます。どうせイメージするのなら、社会にとってより良い、地球にとってより良いイメージを自分の中に湧かせたほうがよいのです」。「私」という存在を構成する成分は「言葉」と「イメージ」である、と上野さんは言います。ならば良いイメージをすることで、自分の成分をよいものに入れ替えることができるのです。
死期が迫った患者さんの中には、自宅に帰して住みなれた家で過ごすだけで状況が良化する場合もあるのだそうです。より良い医療とは? 本当の癒しとは? ということについて改めて考えさせられました。

BeGood Cafe TokyoビーグッドTALK−3
ゲスト:川畑 伸子さん
(サイモントン療法認定トレーナー・カウンセラー、NPO法人サイモントンジャパン副 理事長)

「サイモントン療法」は、1971年にDr.カール・サイモントンが始めた心理療法。ガン患者だけではなく、ストレスに起因する病気全般への治療として行われています。 Dr.サイモントンは、性別、年齢、症状など条件がほとんど同じガン患者に同じ治療を施しても改善する人と悪化する人がいることを疑問に思い、やがて「人生や治療に希望を持っている人は改善する、絶望感を持っている人は悪化する」ということに気づきました。
では「希望」とは何でしょうか? Dr.サイモントンは辞書で調べたそうです。希望=hopeとは「信念である。状況や可能性にかかわらず自分が得たいと思う結果を得られると信じること」。どのような状況であっても自分が治ると信じることが希望なのです。現代医療では患者に対して闇雲に希望を与えてしまうことはタブー。ですがDr.サイモントンは1971年、末期のガン患者に「希望」をキイワードに初めてサイモントン療法で治療を行い、4週間でガンが消えてしまったという結果を出したのです。
サイモントン療法では病気は自分へのメッセンジャーだととらえます。人間は自分の本性から離れてしまったとき、否定的な方法でもバランスを取ろうとします。生きる喜びから離れて生きてしまっている人に、病気は気づきのメッセージを与えてくれるものなのですね。

BeGood Cafe TokyoビーグッドTALK−4
ゲスト:上野圭一さん&川畑伸子さん&さとううさぶろうさん

ゲストのみなさんが一堂に会し、「イメージと癒し」について語っていただきました。異なる立場のみなさんでしたが共通していた意見は、自然に帰る、そして本来の自分に気づく、ということが大切だという点。上野さんからは、カトリックの聖地であるルルドの泉を訪れて病気が治癒した人についての研究によると、治癒した人たちに共通しているのは「生かされているということに喜びを感じる人」なのだというお話もありました。大いなる力を感じ、ありのままの自分でいることが大切なのですね。

最後の質疑応答ではお客様から活発に質問が飛び出し、大盛況のうちに97回目のBeGoodCafeは終了しました。「私の癒すイメージの力」、みなさん感じることができたでしょうか?

うさとファッションショウ&天鼓+宮川昭夫ライブ

BeGood Cafe TokyoBeGood Cafe TokyoBeGood Cafe TokyoBeGood Cafe TokyoBeGood Cafe Tokyo
「命の輪」「平和の輪」「祈りの輪」という3部構成で行われたファッションショウ。天鼓のお二人とキーボーディスト宮川さんの奏でる大地の温かさが伝わってくるようなサウンドが、優しい「うさと」のファッションにぴったりでした。ご協力いただいたモデルのみなさん、ありがとうございました!

BeGood Cafe Tokyo Smileワークショップ/ナチュロパシック・ヨーガ(国際ナチュロパシー協会)
今回3回目の登場となった林香織さんのヨーガのワークショップ。先生のインストラクションで、深い呼吸と共に自分の内面へ意識を転じ、内なるエネルギーが自分の体から湧き上がるエネルギーを感じます。ペアワークでは、お腹から湧き出る流れをイメージしながらお互い引っ張り合いをすることで予想以上の力が出るという体験に参加者のみなさんが驚く一コマも。
BeGood Cafe Tokyo 代替医療を知る・感じる・体験するコーナー

さまざまなヒーリング商品の販売や施術を行なうブースが出展しました。出展団体のみなさま、ありがとうございました。
バッチホリスティック研究会/日本メディカルハーブ協会/ムソー株式会社/株式会社ニールズヤードレメディーズ/株式会社ノラ・コーポレーション/代替医療利用者ネットワーク CAMUNet

BeGood Cafe Tokyo イメージワークショップ

川畑先生によるイメージ療法のワークショップ。リラックスして宇宙とともに呼吸をし、古い自分を褒め称え、新しい自分を快く迎える。安心と喜びをイメージし、細胞の1つ1つに丁寧に働きかけていきます。「無理しないで」という病気からのメッセージに耳を傾けることによって、普段は意識することのない自分の中に眠る癒しの力に気づくことができました。

ゲストプロフィール

■上野圭一さん
翻訳家、CAMUNet副代表

上野圭一翻訳家、針灸師。1941年生まれ。早稲田大学英文科卒。テレビ局勤務を経て、カウンターカルチャー真っ盛りのアメリカに渡り、おおいにその影響を受ける。1999年CAMUNet(代替医療利用者ネットワーク)の設立に参画、副代表としてその論理的・情報的基盤を支える。
日本ホリスティック医学協会副会長、日本代替・相補・伝統医療連合会理事、日本統合医療学会理事。アンドルー・ワイル氏の友人として「人はなぜ治るのか」以降、著書の翻訳を一手に手掛けるほか、自著としても「ナチュラルハイ」「ヒーリング・ボディ」「代替医療〜オルタナティブメディスンの可能性」「補完代替医療入門」「わたしが治る12の力—自然治癒力を主治医にする」など多数。

■川畑伸子さん
サイモントン療法認定トレーナー・カウンセラー、NPO法人サイモントンジャパン副理事長

川畑伸子米国マサチューセッツ州Endicott大学Liberal Arts Humanity首席卒業後、経営コンサルティング会社、貿易会社を経て通訳・コーディネーターとして独立(米カリフォルニア州ロサンゼルス)、通訳の仕事を通してサイモントン療法に出会う。以降Dr.カール・サイモントンの専属通訳として仕事を重ねると同時に、同療法認定セラピストとしてのトレーニングを受け、2001年8月、米国で認定授与、日本人第1号の認定セラピストとなる。

■さとううさぶろうさん
うさと 服飾デザイナー

さとううさぶろう北海道南富良野出身。日本で企業デザイナーを経験した後、欧米でオートクチュール、ウェディングドレスなどの創作活動を行う。1994年から命のエネルギーを感じる本物の素材を求めて世界を旅し、1996年タイ・チェンマイに行き着く。タイの少数民族の伝統的な手織り、草木染めの布等、素材を活かしたデザインの服を創作し続けている。2004年から『Celebration of Oneness』と題した平和の祈りのイベントを うさとの縁で結ばれた人たちと一緒に全国各地で開催している。現在タイ・チェンマイ在住
http://www.usaato.com/

オレンジプロジェクト 2007レポート

オレンジプロジェクト2007 開催レポート

Vol.8 (2007.12.09) 特別編 (2007.11.18) Vol.7 (2007.10.14)
Vol.6 (2007.9.09) Vol.5 (2007.7.29) Vol.4 (2007.6.24)
Vol.3 (2007.5.13) Vol.2 (2007.4.28) Vol.1 (2007.3.25)

Vol.8 (2007.12.09) “みかんの収穫&ダッチオーブンパーテイー!!” 開催レポート

12月の小田原は至るところでミカンがたわわに実っていて、冬の青空とミカンのオレンジのコントラストがとってもきれいです。

オレンジプロジェクト2007オレンジプロジェクト2007

オレンジプロジェクト2007オレンジプロジェクト2007

待ちに待った収穫のこの日、総勢27人が畑に集合しました。
オリエンテーションの後,早速収穫作業スタートです。
一人一人剪定ばさみを手に無農薬で育ったみかんを丁寧に根元からチョキンと切る作業を1時間程続け、あっという間にミカン箱13箱分を午前中で収穫し終えてしまいました。つくづくマンパワーの凄さに驚かされます。

その後は、この日2番目のお楽しみ”ダッチオーブンパーティー”です!
半日つけ込んだタンドリーチキンとジャガイモを炭火にかけ待つこと20分。ダッチオーブンって本当にあっという間においしい料理ができる魔法の鍋です。とってもジューシーに出来上がってなかなかおいしかったですよー!!

タンドリーチキンレシピ:

材料: ( 2〜3人分 )
鶏モモ肉 2枚(400〜500グラム)
プレーンヨーグルト カップ1
塩 小さじ1/2
こしょう 小さじ1/2
しょうが 1かけら
にんにく 1片
カレー粉 大さじ1
ガラムマサラ 小さじ1
チリペッパー 小さじ1
コリアンダー 小さじ1/2
クミン 小さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/4

ヨーグルトに全ての材料をよく混ぜ、鶏肉を半日以上つけ込みます。後はオーブンかフライパンで焼くだけです。

おいしい食事を楽しみながら、参加者それぞれのこのプロジェクトへ参加した思いや、今年1年のコミュニティーガーデンづくりの歩みを振り返りながら、来年に向けての展望を話し合いました。

以下に、参加者の皆さんの声ご紹介します。
・花やたくさんの種類の野菜等を植えて一年中楽しめるようにしたい。
・ときどきフラリと農作業にこれるようにしたい。
・土に触れる時間を大切にしたい。
・このコミュニティーガーデンを通して様々な人に出会えることがとても楽しい。
・アイデアを出し合いそれが形となって残ることはとても嬉しい。
・循環型の未来社会をリアルに感じられる瞬間がある。
・エコな生活に興味はあるけど実際どんな風にしていいのか分からなかったが、このように楽しみながら情報を得れる機会があることが分かって良かった。もっと他のイベントにも参加してみたい。
・仕事柄、WEBの中の世界で完結してしまう日常に違和感を感じこういったプロジェクトに参加してみたくなった。

午後は、キッチンの塗装の仕上げや、ハーブ畑の整備をし、最後は自分たちの収穫したミカンを袋いっぱいに詰めて来年の再会を約束し解散となりました。

オレンジプロジェクト2007
オレンジプロジェクト2007

3月にみかんの苗木を植えて、これからこの場所をコミュニティーガーデンとして機能させて行こう!と目標を掲げて9ヶ月。
人や自然との繋がりを求める人々がこの畑に大勢やってきて、テラス、雨水タンク、野菜畑、麦畑、キッチンと、次々にアイデアを実現してきました。
人が集まり、想いが集まり、助け合いながら、、そして何より楽しみながらこのガーデンは来年も進化していきそうです。

現代社会はあまりにたくさんの問題を抱えていて、何をどうしたらいいのか途方に暮れそうなときもあるけれど、畑に行って皆さんと作業をしていると、自然が溢れる世の中を再創造し、ワクワクしたビジョンを持って人と人が繋がれば、きっと未来はまた楽しくなるんだ、、と実感します。

まだまだつづく小田原放置ミカン農園再生プロジェクト。来年の予定は年明けにWEB等でお知らせします。

皆様の参加をお待ちしてまーす!

(2007.11.18) “特別編” レポート

071118orange.jpg 開催 :2007年11月18日(日) 09:30〜16:00
場所 :小田原市根府川付近 大塚農園

男ばかり計8名で強風の中、ヘビーな土木作業をやり遂げました。

1)キッチンが出来ました! 写真参照。
  上がビフォー。下がアフター。
  まるでスナックのように、カウンターが出来ています。
  これで、次回からはテラスがずっと広く使えます。

2)景観を遮っていた雑木を切り倒しました。
  テラスから下の景色が随分と良く見えるようになりました。

ご参加のみなさま、ありがとうございました。
次回は、いよいよ収穫です。
12月9日、ぜひご参加くださいませ。


Vol.7 (2007.10.14) “草刈り、麦を蒔く、緑肥” 開催レポート

☆緑肥とは☆
牧草などを生やしすき込むことで肥料として、また地表を覆うことでマルチとして利用すること。
土壌を改良する効果もあり、リビングマルチとして利用することで除草効果やコンパニオンプランツとしての効果が期待できる。イタリアンライグラスの他に、ハコベ、クローバー、レンゲソウ等が用いられる。

健康な土づくりに緑肥はとても有効です。そして見た目にも美しいですから、自宅のお庭やテラスでミニ菜園をしている方にも役に立つ情報ですね。

オレンジプロジェクト2007オレンジプロジェクト2007
オレンジプロジェクト2007
オレンジプロジェクト2007

そして午後は、来年に向けて麦を蒔きました。このエリアは作業途中の休憩スポットになる予定です。
ベンチを置いて、麦畑の向こうに海が見えるような景観をつくります。

まずは麦畑づくり。根こそぎ草を抜きましたが、なかなか草が手強く大変な作業でした。
作物を育てるのは本当に人手と手間がかかるんですね。

3月からはじまった2007オレンジプロジェクト。

今年は放置みかん園の再生とともに、アグロフォレストリーとコミュニティーガーデンというコンセプトに基づいて皆が集える居心地のよい場づくりを進めてきましたが、ハーブ畑、野菜畑、麦畑ができてどんどん充実してきました。

今後は収穫したものを料理するキッチンバーをつくったり、1年中楽しめるようにたくさんの花を育てる予定です。

美しく変化していくこの小田原のコミュニティーガーデンと参加者の皆様のチャレンジ、そしてこの楽しさをもっともっと世の中に伝えて、同じような場所が増えていったらいいですね。

オレンジプロジェクト2007
 

いよいよ次回12月9日は収穫です!

今年はたくさん穫れそうですよ〜。

人気のある会なので、お早めにお申し込み下さい。

Vol.6 (2007.9.09) “草刈り、ハーブの苗木定植、ガーデンエリア整備” 開催レポート

海が本当に穏やかで美しい1日でした。
まだまだ暑さは厳しかったけど、それでも実りの秋が近づきつつあるのを感じながら元気にオレンジプロジェクト開催です!
今回は小学生5年生の男の子もお父さんと一緒に参加してくれましたよ!!

オレンジプロジェクト2007オレンジプロジェクト2007オレンジプロジェクト2007
春からデザインしてきたコミュニティーガーデン。
これまでぼんやりしていたビジョンを明確にするために、21のエリアにわけました。エリア分けされた地図を片手にまずは畑ツアーに出発です。午後のガーデンプランニングのために、エリアの広さやすでに植えられた植物の位置等を確認しました。

肝心のみかんは、、、、
こんなに順調に育っています。うれしいですね!!

その後は、皆さん大好き?!な草刈りです。「腕がうずくぅ〜」といいながら張り切って刈りました!

オレンジプロジェクト2007

オレンジプロジェクト2007

午後は、お楽しみのガーデンプランニング。エリア分けが効果的だったようで、いつもにも増して活発にアイデアがだされました。
『テラスにキッチンバーをつくろう』
『段々畑の中間地点にキウイでパーゴラをつくり休憩スペースをつくろう』
『小麦&大麦畑をつくろう』
『季節毎に楽しめ、実用性もある花を植えよう(ひまわり、桜、コスモス,エモヒラ、除虫菊等)』

そして、このコミュニティーガーデンの活動をもっとみんなに知ってもらうために「ガーデンに名前をつけたい」「看板をつくろう」という意見もでました。

講師の四井さんからはこんな言葉も、、、
「現代社会はなんでもインスタントに出来てしまうけど、”場”はインスタントではできない。こうやって皆で少しずつ積み上げていくことにこそ意味がありそのプロセスは豊かです」
このチャレンジがどんどん社会に認知され同じような動きがたくさん起こっていくといいですね!

最後は、ミントやセージなどのハーブを定植しました。
小さな小さな芽はとっても愛おしくて、皆で成長を祈りながら丁寧に植えました。

オレンジプロジェクト2007 都会で生活していると、小さな生き物との距離が本当に遠くて人間のことばかり考えてしまいますが、この畑にくると人間は自然によって生かされてることを思い出します。
そして奇跡の営みを私達はこれ以上壊してはいけないな。。と心から感じます。
日々の生活の中でもいつもそのことが意識の中心にくるように、都会の生活も智恵を出し合って変えていきたいですね!

次回は10月14日(日)開催です。麦を蒔きますよぉ〜。ご参加お待ちしております。

Vol.5 (2007.7.29) “草刈り・摘果・ガーデンデザイン” 開催レポート

いよいよ夏本番!海に行きたい誘惑にも負けず、今回もたくさんの方がみかん畑に集合してくれました。
今回のテーマは『雨水タンクの設置&草刈り&種蒔き』です。

オレンジプロジェクト2007 午前中は、梅雨とその後の暑さでまたもや勢い良く伸びてしまった雑草をひたすら刈りました。数分動いただけでも汗だくになってしまうほどの暑さでしたが、作業の合間に実っていたバレンシアオレンジを皆で頬張り水分補給しながら何とか完了。

『1人じゃ絶対嫌になるけど、皆一緒だとがんばれるもんだね。。』と皆さん口々におっしゃっていました。それにしてもお疲れ様でした!

オレンジプロジェクト2007 昼食の後は、コミュ二ティーガーデンプランニングのため、畑の観察をしアイデアを出し合いました。

『急斜面の段々畑毎に名前をつけよう』
『大麦を育てて、来年はその麦で麦茶をつくりたい』
『昼食のサラダに使える作物を育てたい。ナスタチウム、ルッコラ、水菜、大根、カブならこれからでも間に合う』
『傾斜がきついのでの、大根などの重い野菜はテラスの近くにデザインしよう』
『害虫よけにミントを育てたい』

等々、それぞれの智恵や情報を出し合い、かなり具体的なプランが出来てきました。

オレンジプロジェクト2007
オレンジプロジェクト2007
オレンジプロジェクト2007
その後は、そのプランに沿って『雨水タンク』『葡萄棚』『畑の囲い』を3班に分かれ設置しました。
黙々と作業すること1時間。見事完成です!これまで雑草の陰に埋もれがちだった”ブラックベリー”や”ラズベリー”等も、大切に囲われてなんだか嬉しそう。私達自身も、ガーデンを管理し手入れしているという実感が沸きとても達成感がありました。以下、皆さんの声です。

『今年のライフワークとなりました!年末の収穫までがんばって来ます。』
『自分でもやっている畑の参考になりました。家でも実践します。』
『人が集まって1つの目的に向かって作業するのは楽しいです。』
『土地を耕すと哲学している気がします。』
『ガーデン完成に近づき、イメージが膨らみました』
『自分で作るという事は楽しい』
『心身ともにリフレッシュしました』

いい感じですね〜。

今回の作業でかなり”ガーデン”と呼ぶに相応しい空間に近づいた気がします。

参加者のアイデアで素敵な廃材ベンチができたり、それぞれが得意な分野を活かし助け合いながら作業を進める様子はとってもいいものです。土に触れながら自然に皆さんがつながり、互いに関連を持ち機能し、そしてそれが続いていく。。。
まさにパーマカルチャーだな..と思います。本当に自然の力って偉大です!

次回は9月9日。まだ参加なさってない皆様もぜひぜひお越し下さいね。お待ちしております。


Vol.4 (2007.6.24) “草刈り・摘果・テラス仕上げ” 開催レポート
10:00AM、今にも降り出しそうな曇り空の中、オレンジプロジェクトvol.4開催です!

午前中は、旺盛に伸びた雑草を黙々と刈った後、春先に植えたみかんの苗木の摘果をしました。
ちゃんと育てて冬に収穫したいところですが、来年以降にむけて木をしっかりと成長させるためには仕方がないんですね。。。

オレンジプロジェクト2007 畑作業の後は豆カレーとタブレ(クスクスのサラダ)のオーガニックランチでエネルギー補給。

きれいになったテラスでの昼食は格別です。

とってもゆったりくつろげました。

オレンジプロジェクト2007 午後のレクチャーでは、コンパニオンプランツについて学びながらガーデンプランニングをしました。
どこに何を育てどんなガーデンにしたいのか、意見を出し合いました。

『花も葉も実も食べられ、アブラムシを遠ざけるナスタチウムがお勧め。』
『家で食べた果物の種を持ってきて育ててみたい。』etc.

皆さんのアイデアが結集してとっても素敵なガーデンになりそう!

オレンジプロジェクト2007 その後は、再び畑に降りて5月に撒いた種の成長をチェックし名札を立てました。
紫蘇、ズッキーニ、ルッコラ等々、ひと月で立派に育っていてびっくり。
ルッコラの葉を一口ちぎって食べてみたら、市販のものとは比べ物にならないぐらいゴマの様な強い香りが口中に広がりとってもおいしかったです!!
ここに、午前中に刈った草をしっかり『草マルチ(*)』しました。これで雑草対策もばっちり。栄養たっぷりの野菜が収穫できそう。来月が待ち遠しいです。

*刈った草で作物の周りをドーナツ状に覆います。
そうするとその下は光が当たらないので雑草が伸びません。
自然に除草剤の役割を果たすそうです。すごい!

オレンジプロジェクト2007
オレンジプロジェクト2007
最後はテラスの床塗りです。大勢で作業したのであっという間に塗り終わりました。
見て下さい!堂々完成です!
雑然とした砂の物置場が、こんなに素敵になりました。

4月からずっとテラスづくりに参加してくれた皆さん本当にお疲れ様でした!!!
ここが持続可能な社会をみつめる人達の活動の拠点となるんだという手応えを感じ、スタッフも参加者もわくわくした気持ちで喜びを分ちありました。

以下、皆さんの声です。

『参加者同士の交流がもっと図れそう』
『キッチンスペースが欲しい』
『共有スペースを持てたようでとてもワクワク』
『素敵な秘密基地のよう』
『音楽や踊りの時間をもつことも楽しそう』
『長期的にここに関わっていくことができそうでうれしい』
『ここを情報発信基地として、このような動きがどんどん広がっていって欲しい』

どんなコミュニティーガーデンができていくのか本当に楽しみです。

オレンジプロジェクト2007

次回は7月29日。

『草刈り・摘果・雨水タンクの設置』を予定しています。
海が一望の素敵なテラスにぜひ皆さんお出かけ下さい!
スタッフ一同お待ちしております。


Vol.3 (2007.5.13) 開催レポート
午前中は、だいぶ伸びてきた雑草刈りから始まり、次にハーブや野菜の種を蒔きました。

オレンジプロジェクト2007 本日蒔いた種は
・カモミール
・枝豆
・オクラ
・つるなし菜豆
・レモンバーム
・ズッキーニ
・サラダ水菜
・ルッコラ
・青ちりめんしそ
オレンジプロジェクト2007 自分で蒔いた種が実をつけるのってとっても感動するんですよね!育つのが楽しみです。
辛いカレーといちじくのサラダの昼食の後は、四井真治さんのパーマカルチャー、アグロフォレストリー/コミュニティガーデンの講義。
とくにコンパニオンプランツのお話はとても興味深いものでした。一部ご紹介します。
■コンパニオンプランツとは
森や草原などの自然の中の植物たちの集まりは、植物それぞれの性質を活かして共存共栄することで成り立っています。植物は移動することができないので害虫や病気などから自分の身を守るために様々な工夫を行なっているわけですが、これら植物同士の関係や性質を応用して昔から経験的にとりいれられてきた植え付 けの組み合わせ例のことをコンパニオンプランツといいます。

例)組み合わせ:ナス科の植物とネギ・にんにくなどのユリ科の植物
  効果:根の病気を防いでくれるのでアオガレ病がおこらない

他にもたくさんの組み合わせがあり、自宅のベランダでも挑戦してみたくなりました!

オレンジプロジェクト2007オレンジプロジェクト2007 午後にはまたまた「物置を海の見えるカフェテラス」に変身させる大作戦。前回残した床張りとペンキ塗り。
なかなか思うように進まず完成までこぎ着ける事ができませんでしたが、着実に 素敵な空間へと変化を遂げつつあります。
次回完成が楽しみです。
オレンジプロジェクト2007 ご参加くださった14人のみなさま、お疲れさまでした!
次回は、6月24日(日)です。前摘果、草刈り、夏の肥料撒きとテラスづくりの仕 上げを予定しています。
はじめての方もどうぞお気軽にご参加下さい!

Vol.2 (2007.4.28) 開催レポート

4月28日(土)、今年第2回目のオレンジプロジェクトが開催されました。
強風ながら、天気は最高。19人の参加者が和気あいあいと作業を進め楽しいひとときでした。

オレンジプロジェクト2007 今回は、雑然とした倉庫スペースをカフェテラスに変身させる作業の第2弾。
柱のペンキ塗り、そして床板張りの下地作りをしました。
ペンキ作業も床張りも思ったより大変で、すべて完成とまではいきませんでした。
次回には完成させ、オシャレなカフェテラスに変身させます。
オレンジプロジェクト2007
オレンジプロジェクト2007
お昼はオーガニックカレーとインゲン豆のカッテージチーズサラダ。
お天気がとても良く、真っ青な海を眺めながらのランチは最高でした!!
その後は四井さんによる「パーマカルチャー・アグロフォレストリー・コミュニティーガーデン」についてのレクチャーです。
大地と繋がって生きている《パーマカルチャリスト》四井真治さんのお話は、持続可能な社会の豊かさと楽しさを感じることができとってもワクワクしてきます。 憧れのライフスタイルです!!
オレンジプロジェクト2007 午後は、農園の観察です。前回植えたミカンの苗木はどうなってるかしらとドキドキしましたが、うれしいことにしっかり根付いていました。がしかし、何本かは虫の害にあっています。
難しいですね。しっかり剪定し、虫のついたところを取り除きました。何とか元気に回復しますように。。。
オレンジプロジェクト2007 参加者のみなさま、お疲れさまでした。
次回は、5月13日(日)です。
これからますます気持ちの良い季節。
美しい海を見ながら心地よい風に吹かれて作業するのはとっても気分爽快!
皆様のご参加お待ちしております!!!

Vol.1 (2007.3.25) 開催レポート

台風のような風雨もかかわらず、10名の方々が参加されました。

オレンジプロジェクト オリエンテーションの後、まずは、物置スペースをオシャレなカフェテラスに生まれ変わらせるために、錆だらけの鉄骨の塗装をはがしました。次回はきれいにペンキを塗って、床板を張りどんどん素敵な空間へと変身していきます!
オレンジプロジェクト 作業の後は、今年この農園をどのようにデザインしていくかを考える為に、歩いて敷地を観察。
この頃には、雨もあがり、海がきらきら輝き始めました。
オレンジプロジェクト 本日のランチは、オーガニックカレーとひよこ豆のサラダ。
ゆったりとワインを飲みながら歓談の後、今年のテーマである「アグロフォレストリー」と「コミュニティーガーデン」について、講師の四井さんからお話しいただきました。
これからこの場所が、多くの出会いをうみ、持続可能な未来に向けて語り合う豊かな空間になっていくことが想像でき、とてもわくわくしました。
オレンジプロジェクト 午後は、いよいよ施肥と苗の植え付け作業開始。
「苗木の気持ちになって、心地良さそうなところに植えてあげましょう」という四井さんの言葉に、女性軍が場所を決め、男性群は穴を堀り、合計35本の苗をたったの3時間で植えました。
農園所有者の大塚さんがおっしゃるには、普通は農家の方がやっても2日分の作業量だそうです。マンパワーと皆さんの情熱に驚かれていました。本日植えた苗は下記の5種類。

宮川みかん(10月収穫) 2年生 10本
大津みかん(12月収穫) 2年生 10本
プルーン              5本
ラズベリー             5本
ブラックベリー           5本

オレンジプロジェクト 土に触れ、季節を感じ、実りを願う豊かな時間は本当に心地よく、充実した一日となりました。
参加者の皆さんお疲れ様でした!
次回は、4月28日(土)開催予定です。

092 パーマカルチャー

BeGood Cafe Tokyo Vol.95

『パーマカルチャーを始めよう!』
DATE : 2006年08月27日(日)


持続可能で豊かに暮らしていくための「暮らしのデザイン体系」=パーマカルチャー。
それは、地球や人類の直面している危機的状況の解決に向かって、環境負荷が低く幸福に暮らせるライフスタイルを創り出そうというものです。

今回は、日本でもパーマカルチャーを早くから実践し、生産農家を営んでいる酒匂徹さん に「循環型農業」と「豊かな生き方」についてうかがいます。

また、いま千葉にエコハウスを建設し、パーマカルチャーライフを始めようとしている高樹沙耶さんにもご登場いただき、沙耶流パーマカルチャーライフについてうかがいます。

 

[ ゲスト ]
酒匂徹 酒匂徹さん
パーマカルチャリスト
高樹沙耶 高樹沙耶さん
女優

ゲスト プロフィール詳細

SMILEワークショップ

真の健康と病気についての新たな考察と体験
私達人間の意識と身体と地球の自然への認識を通してリアルに健康を味わうワークショップ

心の持ち方でからだが変わる。認識の違いが周囲の人の心に影響を与える。こころ・からだ・世界は気でつながっている。このようなことを、 簡単なワークを一緒に楽しみながら、体験してみませんか? キイワードは気のからだです。

木盛龍彦プロフィール:木盛 龍彦(ヒーラー/光の柱のワーカー)
TOTAL HUMAN TUNING 主宰
イベント :93年〜ワークショップ ”からだからだから”
99年APGのピラミッドにて進化への3日間 ”GALACTIC SUN”
’06 ”LIVING in HEAVEN” を主催

みみずコンポスト
<4階スペース>

  1. BeGood Cafeのパーマカルチャーの取り組みをパネルでご紹介します。
    愛地球博でのオーガニックガーデンや山中湖での計画をご紹介。
  2. BeGood Cafeオリジナル・オーガニックグッズ発表・展示販売!
    ミミズコンポストやベランダポッドなど。
GREEN ROCK 

ヤススキイ
ヤススキイ(Yasuski)
10代半ばからアナログ音響機器の製作を始め、その後、楽器との連携を考えたオリジナル機材の設計・製作を行う。10年ほど放送業界に籍をおいた後、97年頃から創作活動を開始。リアルタイム・サンプリング・システムの開発と、それを使った演奏活動を行う一方で、05年からは「ムビラスキイ」というオリジナル楽器(エレクトリック・カリンバ)の制作を始めている。

■スケジュール 2006年8月27日(日) 14:00〜20:00

14:30〜15:10 SMILEワークショップ
15:25〜15:35 SPEAK OUT !
15:35〜15:55 NPOインフォメーション
15:55〜16:15 ワールドレポート
16:30〜17:30 BeGoodトーク−1
17:45〜18:15 LIVE
18:30〜19:45 BeGoodトーク−2

■会場 代官山Ball Room
代官山BalRoom map
東急東横線代官山駅より徒歩1分
JR/日比谷線 恵比寿駅より徒歩8分
渋谷区恵比寿西1-34-17 ZaHOUSEビル
代官山Ball Roomへのアクセス
※お車でのご来場はご遠慮ください

■料金(出入り再入場可)
一般1,500円(または1,000円+500地域通貨*)
ビーグッドカフェ会員1,000円
小学生以下無料
地域通貨*=Rainbow Ring、アースデイマネーが使えます。

■お問い合わせ
・BeGood Cafe/03-5773-0225

司会:シキタ純、市川美沙 制作:堀田麻衣子、カナシロリエ VJ:TOOWA2 DJ:TeL
主催:BeGood Cafe
協力:ASADA(AirLab)

★Thank you for not smoking 会場内は禁煙です。

ゲストプロフィール

■酒匂徹(さかわとおる)さん
パーマカルチャリスト、岩手県在住

1968年岩手県生まれ。1994年にNZにてパーマカルチャーデザインコース終了。
その後岩手県東和町にて自然農園ウレシパモシリを運営しながら日本でのパーマカルチャー実践、普及に努める。妻と子ども3人の5人家族。

■高樹沙耶さん
女優

1963年静岡県生まれ。1983年映画『沙耶のいる透視図』で女優デビュー。2000年、ダイビング・インストラクターの資格を取得。2002年、フリーダイビング日本大会で水深45Mの日本記録樹立。同年ハワイで行われたワールドカップでは、水深53Mの日本記録。結果、個人4位、 日本女子チームは銀メダルを獲得。